トーク&握手会
1998.07.01(水) 銀座山野楽器 18:30〜19:30
進行:BANDAIのディレクターの湯田さん。
髪型は新宿高島屋のときよりも少し短めで色を抜いた感じ。薄い白っぽいメッシュが少し入っている。
服装は渋いモスグりーンの長袖のオーバーシャツ。下は白の(多分)Tシャツ。黒のGパン。黒の革靴。
【1ヵ月ぶり】
湯田さん「一月ぶりにあったら元気になったね。」
(スツールに座る。)
そうですか?でもレコーディング終ってすぐの頃は時間帯が逆になってたんで……。
湯田さん「ぼ〜っとしてたよね。」
(笑)最近はでも朝早く8時かそれくらいに起きて。最近は早寝早起きで。
湯田さん「元々早寝早起きなんだっけ?」
(あっさりと)ううん。夜2時とか3時くらいに寝てお昼くらいまでは。10時間以上寝ないとダメな人なんですけど。こういう話をすると働いている人なんかは「ふざけんじゃない」(よくおわかりね(笑)byみや)だから最近は8時半くらいに起きて。
湯田さん「8時半に起きて何やってるの?」
朝のワイドショー見て。
湯田さん「最近気になったネタとかあるの?」
ちょうど『降水確率30%』が朝のテレビ東京のニュース番組……6時15分から始まってるやつ、これを見なきゃいけない!と思って何度か6時15分に起きてたんですけど月曜日だけっていうのを知らなかったんですよ。変な日に毎回起きてて「やらないじゃないか!」全然違う曲かかってどうなってるの?で尋いたら「月曜日だけだよ。」それで見たんですけど。
湯田さん「見た人いますか?」(手を上げたのがほんの数人で)
ちょっと待て。このやろう。(笑)
【アルバムのレコーディング】
湯田さん「レコーディング中、例えば「今日2時集合ね」とか集合するわけですよ。前の日朝までやっちゃったから普通は12時くらいからやりたいけど今日2時集合と。で、僕らスタンバッて待ってる訳ですよねスタジオで。これがね、来ないよ。なかなか来ないよ。一応ね、夕べ遅かったしちょっと寝過ごしてるのもあるだろうと思って1時間は待つ。来ないよ。」
そうですかぁ。
湯田さん「まさかと思って一応うちに電話入れてみる。出る。(笑)あれ、どうしたのかな。(笑)」
あれは……寝坊なんですけど。あれはでもね、疲れてて。いろいろやっぱり眠れないんですよ。レコーディングが終ってうちに帰って、で、考える事いっぱいあるじゃないですか。イヌのこととか。それでつい朝方ぐらいまで起きてて大変なことになっちゃうんですよね。……はい……でも、そうです。僕は昔から遅刻はよくしてたんですみません。
湯田さん「毎日遅刻してたわけじゃないんだよ。1番早く来てたときも1回くらいあったかな。」
唯一1回ですね。あとクルマが混んでる。いろいろいいわけを並べて……。
湯田さん「(あっさり)それはいいわけだね。」
【アルバム楽曲解説1曲目】
湯田さん「まず1曲目。(突然BGMが消える。)何だよ!1曲目聴かせてくれようとしてるんだよ」(曲が流れる)
一応、オープニングっぽくやりたいなぁとおもいまして・最初にSEっぽいのがあるんですけど、これ、何だかわかりますか?(会場のファンに尋ねる)聴いてて何の音か。一応僕がダットを持って録りに行ったんですよ、音を。(もう1回曲をアタマから流してもらう)わかった人?わかった人?(笑)これはね、駐車場。立体駐車場。
湯田さん「じゃCDのアタマの音聴いて「あ〜寛くんちの駐車場の音なんだぁ」(笑)」
サウンド的に細かいことまで気を配って作ってみたんでその辺も聴いてみてもらいたいと思います。
湯田さん「歌うとき、歌う部屋とスタッフのいる部屋のカーテン仕切っちゃう。中で何やってるかわからないんだよ。」
え〜。(笑)それは教えられないなぁ。(笑)
湯田さん「俺、知ってるよ。何か気持ちい〜感じで聞こえてくるんで見たら、中で脱いでるんだよ、コイツ。(笑)脱いでたじゃん。(笑)
見られました?見たんですか。(笑)
湯田さん「この曲(2曲目)なんか脱いでたんじゃない?」
この曲ですか?この曲はうゆったり歌いたいと思って歌詞とかある程度アタマに入れてあんまり見ないで。やっぱり間違えるところがたくさんありましたね。歌っていて。
湯田さん「これはアルバムの2曲目に入っている『君と風と太陽と』という曲だけど気持ちいい曲だよね。」
これは会社行くときとか電車乗りながら聴いてもらうと、移動中に聴いてもらうと意外と何となく元気が出てくるかなぁ。
【アルバム楽曲解説9曲目】
湯田さん「『Keias』ってどういうこと?」
これは……どういうことだったけなぁ。(笑)辞書で調べたんですよ。詞を自分で、曲もそうですけど、”これだからこれじゃなきゃいけない”とあkそういうことじゃなく普段の疑問とか、何でそうなの、どうなのよ、とか。そういう疑問とかそういったものをただこう淡々と歌っている歌なんですけど。(湯田さん「同じ質問が頭の中を渦巻いちゃって」)どうにもならないんじゃないかな、とか、そういうところで。
【『ROCKETMAN』解説】
これは初めての詞の内容なんですけど。ラブソングなんですけど何かちょっとこう何か肉体的な、ちょっとHな気持ちというか。(見詰め合う2人)
湯田さん「もう1回言って。」
何か今日、おかしいなぁ。(2人の視線が妖しく絡みあって妙に照れる寛之)久しぶりにトークするからかな。
湯田さん「Hな曲?」
今まで僕の書いた詞ていうのは、どっちかっていうとストレートに好きだとか、詞が多かったんですが、もうちょっとオトコの気持ちで女性に対してもうちょっと裏の気持ちがあったりとか、肉体的に……。
途中でラップじゃないんですけど、ボソボソ言ってるとこがあるんですけど、それも聴きずらいと思うんですよ、何言ってるかわかんないって。でも、そこに何かこう『ROCKETMAN』のテーマが隠されている。だから家に行って聴いて下さい。よ〜く聴けば、多分何を歌っているか判ると思うんで。
【『降水確率30%』解説】
シングルの曲より大分長くなっていると思うんですけど、こっちの方がオリジナルの曲なんですよ。シングルは長すぎるんで、イントロや間奏をちょっとカットしたんですけど、トータル的にはアルバムバージョンの方が僕は聴きやすいかなと思ってるんですけど。
レコーディングのtきも結構大変だったんですよ。TDを前の日の(午後)3時くらいから(翌日の)お昼までやってできあがったんで、それだけ時間かけてやったんでシングルのも良いんですけど、それよりもっといい感じかな、と。それの流れで『REPRISE』が入ってるんですけど。
湯田さん「あれ繋がりがいいよね。『Rain』て曲で『降水確率30%』で少し晴れっぽくなって、もう1回雨降っちゃうんだろ。」(会場爆笑)
天気にこだわってるのが多いなぁって思って。別にそれは狙っているわけじゃないんですよ、毎回。何かそっちから抜け出せない自分がそこにいたんですよね。今回も『降水確率30%』でしょ『Rain』でしょ。やっぱ天気なんだわと思って。
天気予報の解説とかの「東京地方は晴れ」とかの仕事があったらやりたい。
湯田さん「やりたい?(笑)ホントにやりたいね。え〜、じゃ、事務所の皆さんひとつよろしく。(笑)」
『降水確率30%』プロモビデオ上映
湯田さん「テレビ金沢の『超みーはー宣言』ていう音楽番組があって7月のテーマ曲に使いたいという話いただいてるんですよ。7月のテーマということでこのクリップを使っていただける。」
人数多かったじゃないですか、後ろでモデルさんとか。今回のアルバムはバンドっぽい。写真とか僕1人とかそういった写真とか今まで多かったんで、結構バンド色の強い曲だったんで、バンド組んでるわけじゃないからどうしようかと考えたときに、じゃあモデルの男の子とか女の子とかおばちゃんとか使ってるtもうちょっとグループ間が出るかなと思って今回やって。
ロンドンへ行って、ロンドンにいる日本人留学生の人を呼んでちょっと1件家っぽいところで。今回のプロモーションビデオ、すごいお金かかりましたねぇ。ビデオもすごいかかりましたからねぇ。……横浜だったんですけど。でも今回はそういった狙いでアットホームで。
湯田さん「ジャケットをどうするかのミーティングで第一声彼が”今回は俺1人じゃないと思う”そっから始まったんだよね。」
(生歌の伴奏のためJIZOさんが登場)
僕はギターができないのでタンバリンを(レコーディングのときやった)。MAC LIFEって雑誌に今回のレコーディングの模様が掲載されているんですけど、あの中で1つだけ僕イヤなことがあって、見た方はわかると思うんですけど、”スタジオでタンバリンを演奏する佐藤氏”って真剣な顔してるの。(会場爆笑)今回はタンバリンやったんですけどあれは難しい。ただ叩くんじゃないんで。ただ”演奏する”って書いてほしくなかったなと思ったんですが。
『降水確率30%』
あ〜緊張した。こういう場所の方が緊張しますね。
湯田さん「大きいステージの方が緊張しない?」
(大きいステージの方が)まだごまかしがきくんで。こういう場所だと全然ごまかせないんで。近いですからね。
今回のアルバムは本当に僕自身いろいろなことに気を使いながらちょっとずつ作って行ったんで細かいとこまで聴いてもらいたいなぁと思います。
湯田さん「仕事一緒にするの初めてなんだけど印象違ったんだよね。もうちょっザツな奴かなと思ってたんだけど。レコーディングに対するこだわりっていうか、音に対してものすごくガンコでね。」
よく言われるんですよ。ガンコだって。この間もラジオに出たとき”AB型のさそり座ですよね。ガンコでしょう。ぜ〜ったい自分の意見を曲げないでしょう。”って言われて。
本当にそうなんですよね。納得してるようで全く納得してない。
みんな髪型よくないだなんだと言うけど自分の中ではもう全て「そんなの関係ないよ。」いつも懲りてないんですよね。また金髪っぽくしちゃってねぇ。また痛んでて。
湯田さん「今の髪型いいと思う人拍手!」(会場拍手)
でもね、前の髪型もいいって言われた。
湯田さん「前っていついついつ?」
ちょうどこのジャケットのとき。(会場「え〜〜〜!!!」)『GARDEN』のときの金髪も良いって言う。(会場「え〜〜〜!!!」)どんな髪型してもダメ。本人がダメなんだからね。
最近ね、僕も27歳でファンの子も昔と比べたらね、やっぱり共にこう……共にいってるじゃないですか。もちろんソロになってからファンになってくれた子もたくさんいると思うんですけど。やっぱりこう一緒に成長してきて、文句が多くなりましたね。(会場・笑)昔は文句1つ言わなかった。言わせなかったのに。
最近僕も「お願いします。」(可愛子ぶりっ子ふうに)とかね。
メンバーそれぞれとたまに電話で話すんですけど、みんな丸くなってるんですよね。みんな丸いんですよ。
昔、結構ザツだった部分もあったんですよ。何かされたら「ふざけんなよ〜」(振り払う仕草)とか。僕たちも若かったんで。(会場・笑)最近みんな、そんなことされても(うなずいて)「いいよ〜」(会場・笑)「大丈夫だから」
でも昔からそうやって一緒にやってきて、そういった部分でありがたみが最近になって、やっとこの年齢(とし)になって判ってきた。だからって言ってね、あんまり文句言われるとね。(会場・笑)言うときは言わないとね。これからキャンペーンがここからスタートするんで、今回いろんな場所へ遺訓でその都度いろいろ文句言われたら、たまったもんじゃないから。これをスタートに今回のテーマとして強気に。
湯田さん「昔に戻る?”さわんなよ”とか?」
そんなことはありません。(笑)
握手会
新宿のときよりも大分スピードアップして1言話すのが精一杯だった握手会。それでも目を見て声をかけてくれる寛之ありがとう。
「言うときは言う」含蓄のある言葉だ。