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カース  89-12/23

 どうにもこのソフトは不当な扱いを受けているとしか思えん。確かにカクカク動くし、ぞんざいな部分も多かろう。
 けどさ、XDRみたいにゲーム画面が崩壊してるわけでもねえしさ、クリアできないほど難しいわけでもないし。むしろ最終面以外はバランスはいいんじゃねえかな。ノーミスでラス面いけるし、そのラス面も復活パターン作れるし。まあ、マイクロネットマニアの戯言と笑ってもらってもかまわんけど。
 あと1面の曲がすげえ好き。シューティングの曲らしくなくて独特。駄目?駄目なの?駄目か・・・とほほ。頑張れマイクロネット!頑張れAZIさん!・・・AZIさんってまだマイクロネットに居るよね・・居てほしいなぁ。(注・その後問い合わせたところ、ご本人からEメールを頂いた、親切な人だね、大ファンです)。
カオティクス 95-4/21
 積算の固まりみたいなゲーム。これも不当に評価低い。ゲームは、ゴム紐で繋がった二人でやるアクションといえば一番しっくりくる。
 片方を止まらせて引っ張って反動でダッシュしたり、上下に伸ばして高々度にジャンプしたりと、様々な動きが出来、使いこなせれば美麗な動きでゲームを楽しめる。ゲームを能動的に遊ばないといけないので、普段ゲームに遊んでもらってる人にはまったく面白くなかろ。
 ゲームには直接関係ないが、これのプログラマはどんな魔法を使って、あのとんでもねえ量の計算をあの速度で処理させてんだろ?実に興味がある。
カメレオンキッド   92-5/29

 横アクション。スーマリの出来損ないと呼んじゃうとちょっと酷、壁上りとか戦車とかちょこっといじってるし。でも踏んずけて敵を倒すという大基本が同じなので、オリジナリティに溢れているとはとても言えない。
 面数が激多く、俺はクリアしてない。プレイしていて面倒になっちゃうんだよね。もう少し、ステージを減らしても良かったんじゃないかと思うんだが。
ガイアレス  90-12/26
 横シュー。特徴は、敵から武装を学習して攻撃に使うWOSというオプションの存在と、クソ長えビジュアル。基本コンセプトはスクウェアのアインハンダーに受け継がれた。
 特徴以外に何の魅力も無く、単調な展開と相俟って、プレイする気力が湧かない類のソフト。
これを発売日にわくわくしながら定価で買って、ショックから立ち直ってプレイし、最終面のボスステージに入ったと同時に「SEGA」とロゴが出て、リセットがかかった白戸さん、お元気ですか?。
餓狼伝説   93-4/23

 格ゲー、ネオジオからの移植。移植の具合はなかなかに悪い。ホアジャイと後一人誰かが削られている、誰だっけ。ビリーだっけ?
 必殺技のコマンド入力受付終了時間が無限なため、歩きパワーウエィブや歩きハリケーンアッパー等々愉快な事が出来る。ギースの当て身投げの性能が馬鹿受けで、1秒ニュートラルという出し方も凄いが、投げに行った手を当て身する光景は目頭が熱くなること請け合い(皆覚えてるか?元祖餓狼はパンチキック投げの3ボタンだ!)。
 リチャードの2人対戦で、二人一緒に上にタケコプターの様に上空高く舞い上がるのが凄え笑えるので一度お試しあれ。
餓狼伝説2  94-6/26 

1より移植の具合はいい。特筆すべきは隠しオプションで、ここで設定できる空中での食らい判定ありが面白い。浮かせ技から死ぬまで空中コンボ入れ放題。タイガーキックもお勧め。
 お笑い対戦がいけるので、是非押さえよう。
ガンスターヒーローズ   93-9/10

 トレジャーのデビュー作にて横アクションの秀作。俺が今更あれこれ書かなくても、大多数の人が面白いと言うと思う、俺も好きだよ、理屈じゃなくて感覚で楽しい。やっぱ投げが非常にいい作用を及ぼしてると思う。俺はブルー愛用。ウエポンはショット・ショットかショット、ファイアかな。
 あと個人的に漢炎剣氏のキャラが好きなのよ。あの人の個人誌は読むと元気が出る。
ガントレット  93-9/17

 もろガントレットそのまま。テンゲンだから安心できる。クエストモードのバッドエンドがアーケードのマジックソードを彷彿させる。なお、パスワードが各キャラ共通なので、実は共用可能。
 まあ、元のゲームからして、友人4人でガスガスプレイして、死にそうになったらぽわーんぽわーんぽわーんとコイン入れてガヤガヤ遊ぶ代物だったから、ああいう思い出は出来ないけどしょうがない。
 にしても、こんだけオブジェクト出せるのは凄いね。
騎士伝説  93-7/30

 名前からするとファンタジー系と間違う御仁も居るかも知れんが、騎士は騎士でも鋼鉄の騎士、ドイツ戦車軍団の中隊長になって生き延びるゲーム。リアルタイムで指示を出すシミュレーションで、PAKの怖さと索敵の大切さを身をもって学べる。
 ポーランド 撃たれてわかる 敵の位置 見えざる壁也 パックフロント
 シビアこの上なく、見えないパラメーターがてんこもり、死人はガンガン出るし、新入りもすぐ死ぬし。T34−76シリーズの怖さがリアル。俺の場合、味方が3号4号でT34初登場のあのマップは、装甲の厚い4号で敵を引き付け、3号が後方に回り込んで零距離射撃かまして無理矢理撃破。味方の被害はそりゃもう甚大でした。
 で、大勝利で突き進んでも「ベルリン脱出」シナリオになるんだって。AD大戦略と違って絶対に勝てないのもいいかんじ。
 俺の場合、最初にベルリンの一番長い日を味わったときにティーガー2が2両とケーニヒスティーガー1両で、スターリンやズヴェルボイ共を迎え撃つ事と相成った。こういうのが好きなら絶対買おう。いや、そういう人は持ってるわな普通。
キャプテンラング  94-4/22

 デコマニアの人以外にはお勧めできない横アクションゲーム。取りたてて面白い点も無いソニックもどきのゲーム。捻りがなさすぎ。しかも難易度が高い。困ったね。
キリングゲームショー  93-8/20

 アクションシューティング。命懸けで、出口まで敵をぶっ倒して逃げるゲーム。
 殺人娯楽という点ではスーパースマッシュTV2同様お子様に与える影響は、ダッシュチェーンから浮かせて空中チェーン締めは真空波動とかで相手を嬲って喜程度に悪い。しかし向こうは殺人娯楽をテレビで流すっていう設定が好きだね。
 ゲームはマップを覚えてプレイしないと下からどんどんせりあがってくるのできつい。前回死んだところまでのどこからでもプレイできるのが結構面白い。
ギャラクシーフォース2  91-9/13

 移植物。移植具合はまあこんなもんかな、って感じ。異次元空間のグラフィックが手抜き臭いんで、無念至極。あそこが一番きれいなのに。サターン用で一度見てみて欲しいな、マジびびるから。
クールスポット  94-2/18

 7UPのスポット君の横アクション。そつ無く売りも無い。キャラの動きは細かいんだけど。懲りずに色々出てたけど、どれもイマイチつまんない。だからヴァージンなんてレコード会社だけやってりゃ良かったのよ。
クイズスクランブルスペシャル  92-5/20
 何がスペシャルなんだか良く分からないクイズ。MCDの動画再生の実力の片鱗がちょっとだけ伺える。クイズのジャンルがマニア向けじゃ無いので、実は結構難しい。
 博士と助手が二人とも精神疾患なので、常人には理解できない一種異様な世界が眼前に繰り広げられる。馬鹿ゲー好きなら押さえよう。2Pが結構いける。パイ投げが熱い。
空牙  91-8/4

 最初の「Vapor trail」の声がもう最高。
 デコ開発のテレネット発売で、移植はロケットの砲台が無かったり、スプライトの問題かボスが1体違ったりする。
 BGMがめちゃくちゃ気合入れてあり、音声もかなり再現してるので満足満足「I can’t hold it」。アーケード版が好きなら絶対押さえよう。
クライング  92-10/30

 横シュー。ハードで陰鬱でバイオな世界観で、モデリング風のキャラがかっこいい。自機も生物的で、難易度が結構高いけど、シューティングとしてきちんと作ってある。俺は古地を愛用してます。
 パッケージと音楽が類を見ない素晴らしさなので、絶対買っておこう。
クルーボール  92-12/26

 頭の狂ってるピンボールで狂うボールじゃなく、モトリー・クルーなのでクルーボール。
 ピンボールとしてみると、仕掛けが少なく良く跳ねて、同じ事を何度もやらされるので面白くはない。
 けどさ、オープニングの騒音公害のデモと、エンディングの頭をぶっ飛ばされるおじさんが爆笑なので、何としてもクリアしてほしい。
グラナダ  90-11/16

 ガウエンターテイメント独立前のテレネット発売の作品。X68からの移植だがベタ移植でもなく、ボーナス面が無かったり色々違う。
 小型の戦車で群がる敵を、文字どおりばったばったとぶちのめす。あの2ボタン同時押しが多い操作性を3ボタンに上手に割り振って、操作性も良好、そつない上に悪い点も無いので持っているべき品。
グランドスラム  92-6/12

 テニス。テニスゲーム詳しくないから他との比較が出来ないすまん。CPU強いので下手な俺だと太刀打ちできない。力不足ですがっくし。
グレイランサー  92-7/17

 NCSにしては冴えない横シュー。オプションの仕様が色々変えられるけど、どれも使い勝手が悪い、特にサーチが一番駄目。でも面倒だからサーチ使っちゃうんだよな俺。
 相沢さんのビジュアルがてんこ盛りに入っているが、ストーリーが目茶苦茶な上にテンポを崩すので普通切っちゃう。出来の悪いX−マルチプライ・・・ちょっと違うか。
 この後すぐサンダーフォース4が出てるから、発売日に買った人は極少ないだろね。
慶応遊撃隊  93-8/6  横シュー。キャラゲーだが、キャラに頼ってばかりでもなく、ゲームとして遊ぶ分にも十分な出来。
 序盤はホーミング、終盤はグレネード、敵弾は早めの「飛んでけ〜」で切り抜ける。このオプションが無限なのだが、作るには何もしないでいないといけない、これが面白い試み。なんつうかスタッフがノリ良く作った気配が感じられる、音楽が素晴らしく良い出来なので必聴。しかしサターンの続編はイマイチ。プレステの双六はやってないから不明。
 しかし、ドラゴンに乗ったバニーガールの少女が江戸の空で空戦を繰り広げるってのは、冷静にこう文章にしてみると、一種異様な画面だね。
ゲームの缶詰  94-3/18

 もう時効だろうから書いちゃえ。これって、吸出しが存在したのよ。
 テラドラにゲーム図書館カートリッジ後差しで、ファイルを起動すると、ゲーム図書館と全く同じオリジナルの方のあのゲーム達が遊べるわけ。クイズも全部遊べる。きね子も遊べるので、今でもライトニングネイが見られるわけ。結構でかいのでテラドラモデル3が必須。
 テラドラには他にも、曲や効果音がソニック1の元祖ドラクエ1遊べるプログラムとか、シャイニングフォースのデータ書き換えとかヤバイ代物がどっさりあった。すげえハードだったね。テラネットから色々ファイル救いだしといて本当に良かった。
ゲイングランド  91-1/8

 戦術シューティング。1画面内の敵を全滅させ先に進み、ゲイン・グランドシステムを破壊するのが目的。アーケードでは、敵を全滅させてもクリア扱いにならないステージがあり、そこから先に誰を連れて行くかで、より戦略性が増していたという愉快なソフト。
 20人のキャラは誰も皆個性豊かで性能も様々なので、各面ごとにどうやって人質を助けて、敵を全滅させるかという戦術をプレイヤー毎に色々考えたものだった。移植は充分な出来で、画面が小さくなったせいで、新たな戦術を編み出すのが結構面白かった。でもコンシューマーで追加された現代ステージはバランスが悪くて駄目駄目、要らない。
 ところで、ラスボスを一撃?で倒せるという事実から考えるに、20人中最強のキャラはザエモンという事になった。?・・何か間違ってるな。
 蛇足だけど、「ゲイング・ランド」じゃなくて「ゲイン・グランド」だよ。「戦意を得るグラウンド」で、ゲイン・グランドなの。
鋼鉄帝国  92-3/13 

 横シュー。スチームパンクをコンシューマーで味わえる唯一の作品。徹底して統一された世界観は、テーブルトークの「ギア・アンティーク」なんぞより余程しっかりしていて実に気持ち良い。
 各面の演出もゲームに溶け込んでいて、超気合の入ったマニュアル共々商品ではなく作品を目指したスタッフの心意気を感じ取れる気がするがどうか。
 グラフィックとサウンドも超一級。あのBGMでガンズンを駆け上るシーン9は、直前の母艦ラインハルトの爆沈とその敵討ちの心が相俟って、何度プレイしても泣く。
 どんなことしても持ってて欲しい作品。
 原作者が「版権取り戻してリメイクしたい」そうな。是非ともお願いしますですはい。
コミックスゾーン 95-9/1 

 国産洋ゲー。自分が描いた漫画の中へほうり込まれた作者が、悪人をぶったおす。全3面。
 操作性良、難易度良、グラフィック良、出しやすく多彩なアクションで敵をなぎ倒す爽快感も良。合間合間にふきだしと台詞が入り、コマとコマの間を移動する際に枠線乗り越えたりと演出も良。あっさりと終わっちゃう点を除けば悪いところが見当たらない良作。
 ゼットで2万とかいうくそ馬鹿な値段がついているが、欲しけりゃ買えばいい。その価値があると思って買うんだろうから。おれは発売日に定価で買った。貧乏だったけど何とか金用意したよ、飯もさんざん我慢してさ。
 「安くなったら買おう」「中古で買えば安い」とかいう考え方は俺嫌いなの。そりゃ「消費者」には、そういう権利はあるよ。でもそういうことばっかりしてると、業界のスタミナが切れちゃうよ、小売店が無くなっちゃう、ハウスが潰れちゃう、ゲーム無くなっちゃう、文化になるどころじゃない。そういう消費者根性がメガドライブを衰退させた一因でもあるんじゃないかね。
 いや、この意見が正しいとは思わないけどさ、完全に間違ってるとも俺には思えないんだ。
 今でも。
魂斗羅・ザ・ハードコア  94-9/15 

 横アクションシューティング。スプライト限界を潔く無視した派手な爆発と、このシリーズ特有の爽快感が気持ち良いゲーム。
 自機が4タイプから選べ、武器もバラエティに富み、ライフ制の導入と相俟って、まことあの泥臭いコントラ臭が薄い。とはいえ頭空っぽにして遊ぶ分には面白い。
 ストーリー分岐も面白く、1面で出てくるデッドアイ・ジョーが、方や最後の最後までライバル、方や2面で変なカッコ悪いロボットに乗って現れ爆死と、扱いが全然違うのには爆笑。
 ガンスターの後に出たので散々な言われようをしているが、俺はトレジャーに対してのコナミ最後の意地と底力だと考える事にしてる。事実これ以後のコナミはチンカスだし。
ゴールデンアックス2 91-12/27

 シリーズ第2弾。前作との違いはあまり無い。場所を減らしてあるものの、相変わらず倒すより落とすゲーム。ある意味斬新だったよね当時。
 ティリスの飛び蹴りの軌道が変わり、なんかすげえ変な飛び方。違和感という点では初代龍虎の拳のビルトアッパーに匹敵する変さ。魔法が派手になったりと細かい変更があるけど、持ってなくても困らないソフト。
ゴールデンアックス3 93-6/25

 その続編、というにはあまりに違う代物になっているので一寸どうしよう。
 流行の格ゲーの要素を取り入れ、キャラをいじったため全然ゴールデンアックスじゃない。ガードとか有るし爺もいないし追加キャラが巨人と豹人、なんだこりゃ。
 別のゲームとして遊んでもそんなに面白いわけでもないので、これも持ってなくても困らないソフト。
豪血寺一族 94-11/18 アトラス最初で最後のMD作品。キャンセルし放題の格ゲー。動きが悪くパターンが少ないのは、本物と同じなので文句は言わん、グラフィックも許そう。
 駄目なのは音声、サンプリングレートが低いのか何なのか、耳障りこの上ない。あかんなこりゃ。カラオケモード以外の意味はない、やれやれだ。

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