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『装うことは、あいつに対しての宣戦布告』
「・・・・よう、遅かったな」 空いた間は、あたしに対する最高の賛辞。 「女の子の支度には時間がかかるのよ♪」
ふわり。 「そうしていると、リナもちゃんと女の子に見えるんだな」 「失敬ねぇ。あたしはいつでも女の子よ」 「あの態度のどこが一体いつも女の子・・・・いや、なんでもないです」
冗談めかした軽いセリフ。
ふわふわ。 「ほら、さっさと座れ」 「へぇ、今日は待遇いいんじゃない?」
どこぞの気の効いたウェイターのように、細心の注意を払ってひかれた椅子。 「ま、たまにわな」
あら、気取った仕草。 「さて、今日の夕飯のおすすめはっと」 「リナ、なんかめぼしいものあるのか?」 「ん〜、これなんかいいんじゃない?」 手にもったメニュー表をガウリイの目の前に。
前にのりだすあたしの体。 「そおか?んじゃぁそいつを三人前な♪あとはっと」
不自然さなどまるでなく、当たり前のようにカウンターに戻される蒼い瞳。
いつもと違う反応。 「おっちゃーん、こっちAからDまで四人前ずつ!」 「なにっ、ならオレはAが二人前、Dが六人前!」 「・・・・・・あんた、さっきといってること違うわよ」 「・・・・忘れてた。リナのお勧めなんだっけか?」 「こんのクラゲ!!」 すかさず空飛ぶ不思議なスリッパ。 「お前さん、相変わらずどこからだしてくるんだ、それ」 「乙女は秘密が多いものなのよ」 いつもと同じ会話。 止まった会話。 とどまる蒼と赤。
注文を終えたあたしたちを、穏やかな静寂が包み込む。 全身で、あたしになにかをずっともとめた来た。
売られた喧嘩は十倍返し。
売られた喧嘩はもれなくお買い上げ。
食事が終れば夜の闇。 あんたが男に帰るとき。
だから、これは宣戦布告。
ほら、ゆっくり瞳が色を変える。 「なぁ、リナ」 |
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管理者から一言:
誘うリナちゃんなのですね〜〜!ジブンも誘って誘って〜〜〜!!(殴)
こんな風に誘われたら、ガウリイもうドッキドキもんですねー。
周りを牽制しつつリナの姿を堪能できるのは、いつもの超人的スピードがなせるワザなのか?
さあ目覚めよ!ブラックガウリイ!(笑)
ぽこさんこれおいしいです〜!ありがとうございました♪
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