第3話『逆転サーカス』探偵パート1日目(その4)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
マックス…赤
ミリカ…黄
トミー…紺
ベン…灰
リロ…橙
アクロ…紫
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 某時刻
テント内 食堂

真: うわ。きたないなあ。
成: きのうの夕食のあとだね、こりゃ。
ゆうべの事件で、かたづける
ヒマもなかったんじゃないかな。
真: そういえば、トミーさん、
なんか言ってたよね。
成: きのうの朝、ここでマックスが
ベンさんのアタマを殴った、とか。
真: それに、”おもしろいモノが
アル・カポネ”って。
ね。なるほどくん。
ナニ? ”ある・かぽね”って。
成: ‥‥知らなくても、
なんのモンダイもないよ。
真: ふうん。

(「床のビン」を調べる)
成: (‥‥ん? これは、
ジュースのビン、かな?)
真: あーあ。あぶないなあ。
成: でも、ふつうに落としたぐらいじゃ
割れないぞ、ビンなんて。
真: じゃあ、なんで割れてるの?
成: ‥‥”おもしろいモノが
アル・カポネ”‥‥か。
真:
成: どうやらもう一度、
会う必要がありそうだな‥‥彼と。
真: かれ‥‥?

証拠品<<割れたビン>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「サーカス・テント内」に移動する)

(「サーカス・正門前」に移動する)

(「留置所」に移動する)


同日 某時刻
留置所・面会室

マ: おお、ボクのハニイたち!
ようこそ留置所へ!
成: (‥‥やれやれ。
ついにハニイにされちまった)
マ: それで?
どうなんだいハニイ、ボクは?
成: 手がかりは、
かなり集まりました。
マ: んゴオオォォージャスゴージャス!
‥‥そして、ゴージャス。
成: それで‥‥。もう一度、あなたに
会う必要が出てきたんです。
マ: な、な、なんだ、なんだなんだ。
コワいカオはやめようよ。
成: じゃあ、ゴージャスに行きますよ
マックスさん!

(「マックスのこと」を聞く)
真: マックスさんのこと、サーカスで
いろいろ聞いてきたんです。
マ: ああ。あの時代おくれの
芸人たちかい。
真: マックスさん、
評判ワルいですよ?
マ: ハッハッハッ。ハニイ。
それは、ジェラシイというんだ。
ボクの才能に対する、
シットなのさ。
でも、わかるヒトは、
ちゃんとわかってくれるんだよ。
成: わかるヒト‥‥?
マ: たとえば、ボクの
スウィート・ハニイさ。
成: (もしかして‥‥
ミリカちゃんのコトか?)
マ: 彼女とね。ケッコンする
つもりなんだよ、ボクは。
真: うわあ! そうなんですか!
マ: ああ。決まってるんだ、もう。
真: へえええええ。
成: (ヘンだな‥‥。ミリカちゃん
”いっぱい悩んでる”って‥‥)

(「事件について」を聞く)
成: 事件のあった夜、
団長に会ったんですよね?
マ: そのとおり! 10時ごろにね、
練習が終わったんだ。
それで、すぐ団長の部屋に
行ったワケさ。
真: 団長さんの死体、宿舎の前の広場で
見つかったんですよね‥‥。
マ: ああ。それなんだけどね。
彼、ボクとの話を中断して、
部屋を出て行っちまったんだよ。
真: ‥‥え?
団: 『すまん、マックス。
ちょっと、急用があるんだ。
ここで待っていてくれんか』
マ: 『ソトはサムいですよ?』
団: 『すぐもどる。
10分もかからんと思うよ』
成: ‥‥それで?
マ: 待っていたさ、ボクは。
そして彼は‥‥帰ってこなかった。
成: ‥‥死体が発見された
広場に行ったんでしょうか。
マ: たぶんね。雪はやんでいたけど
サムかったよ。
何しに行ったんだか‥‥。

(「団長と会ったこと」を聞く)
マ: ゴージャスな魔術を
生み出すにはね。
カネがかかるんだよ。
ビックリするぐらいね。

(サイコ・ロック 錠3つ)
真: それで出演料を上げてほしい、って
おねがいしたんですね。
マ: ゴージャス! それでゆうべ、
彼の部屋に行った、ってワケ。
成: (‥‥人間てみんな、こんな平気な
カオしてウソをつくのかな?)

(「真宵の勾玉」をつきつける)

(団長に会ったこと)
成: きのうの夜‥‥
団長に会ったんですよね。
ギャラの交渉をした、とか。
マ: そうさ! 半年前に契約したときの
ギャラじゃ、ナットクが‥‥
成: 本当にそうだったんですか?
マ: な‥‥なんだって!
成: 本当にギャラの交渉をしに
行ったのか、聞いてるんです。
マ: ぼ、ボクはウソが大キライなんだ!
‥‥それともナニかい?
ボクがゆうべ、ギャラの交渉を
しなかった証拠でもあるのかい?

(「団長の書類」をつきつける)
マ: ‥‥そ、それは‥‥!
成: 団長室のテーブルにありました。
たしかに、ギャラが
グンと上がってますね‥‥。
マ: な、ナニかモンダイでも
あるのかい?
成: 書類の日付です。
‥‥1週間前になっています。
マ: ‥‥‥‥。
成: マックスさん!
ギャラの交渉は1週間前、
とっくに終わっていたんです!
マ: ‥‥ゴ‥‥ゴージャスゥゥゥ!

(錠1つ 解除)
マ: ‥‥‥‥‥‥
オーケイ。話すよ。
あの夜! 呼び出されたんだ、
団長室に。
成: 呼び出された‥‥?
どうしてですか?
マ: それはちょっと‥‥
個人的な話だよハニイ。
成: (団長に呼び出された‥‥
何か問題を起こしたのか?)
もしかして、マックスさん。
マ: うう‥‥できれば
そのハナシはしたくないなあ‥‥。
成: 団長に呼び出されたのは、
この件じゃないですか?

(「ベン」をつきつける)
マ: ベ、ベン‥‥か‥‥。
成: 彼と、何かあったんじゃ
ないですか?
マ: ベ、ベツにそんな。
してないさ、ケンカなんて!
成: ははあ‥‥やっぱりケンカを
していたわけですね?

(錠1つ 解除)
マ: なな、なんだよ、その目は!
ダレもそんなこと言ってないぞ!
ボクたちがスゴいケンカをした
という証拠でもあるのかい?

(「割れたビン」をつきつける)
成: ‥‥これが証拠ですよ。
マ: ど‥‥どこでそれを?
成: 食堂に決まってるじゃないですか。
‥‥マックスさん。
これで殴ったんですね?
ベンさんのアタマを。
マ: ‥‥‥‥!
成: だから、ビンは割れた。そして
あなたは、団長に呼び出された!
マ: んゴオオォォージャスゴージャス!
‥‥さらに、ゴージャス!

(解除成功)

(「団長と会ったこと」を聞く)
マ: じつは‥‥昨日の朝メシのとき、
アイツとトラブルがあってさ。
成: 腹話術師のベンさんですか?
マ: うーん‥‥まあ、そうだな。
真: どうしてケンカなんか?
ベンさん、おとなしそうなのに。
マ: スウィート・ハニイのコト
だったからね。
真: ‥‥ミリカちゃん‥‥?
マ: あんなガラの悪いヤロウが、
ボクのハニイにアイを語るなんて!
ユルされてたまるかッ!
真: ”ガラの悪い”‥‥!
‥‥あの、ベンさんが?
成: ”アイを語る”‥‥!
‥‥あの、ベンさんが?
マ: ま。カッとなっちまってね。
ちょっとコツンとやったわけだ。
それで、団長に呼ばれたんだけど、
ねがってもないチャンスだったね!
成: チャンス?
マ: 彼の部屋に行ってさあ。
言ってやったよ!
”ハニイをください”って。
真: ええっ!
マ: 団長は言ったよ。
”ああ、いいとも”ってね。
だから! スウィート・ハニイは
ボクのモンなんだ!
ダレがわたすかッ!
成: は、はあ‥‥。
マ: メンドウだから、アイツを
ダマらせてやったよ!
成: (‥‥ダマらせた‥‥?)

(「”ダマらせた”」を聞く)
真: あの‥‥
”ダマらせた”‥‥というのは?
マ: ハニイたちは知らないんだっけ。
リロはね。ベンがいないと
しゃべれないんだ。
真: ‥‥リロ?
マ: 人形だよ。腹話術の。
成: そりゃあ‥‥
人形はしゃべらないでしょう。
マ: だからさ。ちょいと、
かくしてやったんだよ。
ケーサツの連中に
連れてこられる前に、ね。
‥‥つまらんコトを
しゃべられたら困るからさ。
真: かくした‥‥
腹話術の人形を、ですか?
マ: ああ。いいキミだね。
真: あの‥‥。
どこにかくしたんですか?
マ: おや? ハニイ。
まさか、アイツの味方を
するつもりなのかい?
真: だって‥‥ベンさん、
ちょっとサビしそうにしてたから。
マ: ゴージャス! これでヤツも
思い知ったろう。
‥‥オーケイ。リロは団長室に
かくしておいた。
あいつに返してやっといて
くれないか、ハニイたち。
真: はい!
ありがとう、マックスさん!
マ: フッ。困ってるヒトを見ると、
ほっとけないタチでね‥‥。
成: (じゃあ、はじめっから
かくすなよ、人形‥‥)

(「サーカス・正門前」に移動する)


同日 某時刻
タチミ・サーカス 正門前

真: あれ。‥‥いなくなっちゃったね、
ベンさん。
成: うーん。聞きたいこと、
あったのに‥‥。
真: サムいからね。テントの中に
入っちゃったのかも。

(「サーカス・テント内」に移動する)


同日 某時刻
タチミ・サーカス テント内

真: どうなのかな、なるほどくん。
あたしたち、ちょっとは
前に進んでるのかな。
成: オソロシイこと言うなよ。
進んでるだろ? そりゃ。
真: でもさ。団長さん、みんなから
好かれていたみたいだし、
現場の写真には
ハンニンの足跡がないし‥‥
‥‥ナゾだらけだよ。
成: たしかになあ。
真: それに、ミリカちゃんも
いなくなっちゃったし。
成: それはカンケーないだろ。

(「テント内・団長室」に移動する)


同日 某時刻
テント内 団長室

真: ‥‥あいかわらず、
ゴチャゴチャしてるねー。
これだったら、もう1枚ぐらい
ポスターがなくなっても‥‥。
成: いやいやいや。やめておきなよ。
真: 冗談だよ。マックスのポスターは
もう、もらっちゃったし。
成: やれやれ‥‥。
真: そういえばマックスさん、
言ってたよね。
この部屋にリロをかくした、って。
成: (リロ‥‥
ああ、腹話術の人形ね‥‥)

(「タナの下段」を調べる)
真: わあ。かわいいトロフィーが
いっぱいあるよ。
成: すごいね。いろんな賞を
とってるんだ、このサーカス。
真: なになに。
”町内クイズ王”
”団長杯ゴルフコンペ”
”大食い選手権優勝”
”ペット自慢グランプリ”
‥‥こぢんまりした
ヒトだったんだね。
成: お‥‥。タナの下に
何か押しこまれてるぞ!
‥‥これは‥‥
真: それ、リロじゃない?
ベンさんの人形!
成: そうみたいだ。
あとで、返しておこうか。

<<リロ>>を真宵ちゃんに持たせた。
真: なんであたしが持つの!

(「サーカス・テント内」に移動する)

(「テント内・食堂」に移動する)


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