一太郎13
Intelligent Document Processor
一太郎13
for Windows
 
 
 
 
 

 一太郎13
 2003年2月「一太郎13」が発売された。一年ぶりのバージョンアップである。一太郎11から、1年おきにバージョンアップを重ね、前バージョン12から肩書きが「日本語ワードプロセッサ」から「インテリジェントドキュメントプロセッサ」となっている。
 実は筆者は一太郎13を購入していない。このHTML文書は一太郎13と一太郎Arkを使用して作成したが自宅の環境からではない。購入しなかった理由はインターネットディスクが付属しなかったからである。一太郎11・12とインターネットディスクが付属し、バージョンアップすると容量もアップされたのだが今回からそのようなサービスはなくなってしまった(有料化された)。少々残念である。
 しかしワープロの本文はそのようなところにはない。本来のワープロとしての機能は着実に進化している。一太郎8から拡張子が統一され、一太郎10からはワークシートが採用された。これ以降は大きな変化はないだろうと思っていたが一太郎は年々進化を遂げてきた。これは人々がどん欲にこのソフトに対する進化を要求した結果なのだろうか?
 
一太郎13の主な新機能
<<一太郎メイク>>
 Ver.4以前の一太郎は黒いバックに白い文字を入力していた。素っ気ない画面だが実はその方が目には優しい。学校の黒板が緑色っぽいバックに白いチョークで書くのと同じ理由だ。長時間一太郎を使うとき試していただきたいのが「一太郎メイク」の“一太郎Ver.3”タイプである。一太郎Ver.3風に変更可能だ。
そのほかにも“縦書き”“プロフェッショナル”なども初期登録されていて、さらにツールボックスなどここにカスタマイズすることにより、オリジナルの一太郎作業環境を作ることも可能だ。
標準タイプ
標準タイプ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Ver.3タイプ
一太郎Ver.3タイプ
(上図の標準タイプ同じ文書を開いた状態)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<<他文書参照>>
ナレッジウィンドウ 会社などで文書に使用する様式があらかじめ決まっている場合、新たな文書を作成するとき既存の文書を参考に作りたい場合がある。そのようなときに活用して欲しい機能が「他文書参照」である。ナレッジウィンドウに参考文書を登録するとリードオンリーで文書が開かれる。参考文書からコピーを行うと直ちに親文書に切り替わり貼り付け可能だ。
 
参考文書一覧(ナレッジウィンドウ上部)
 引用した文書の履歴を表示する
 
 
 
 
 
 
 
文書切替(ナレッジウィンドウ下部)
 参考文書として登録したファイルはここに表示される。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<<書きかけ終了>>
書きかけ終了 昔のワープロ専用などによく搭載された機能と記憶している。その名の通り文書編集中「書きかけ終了」で一太郎を終了し、再度一太郎を起動すると前回終了時の編集内容をそのままに起動する。ありそうでなかった大変便利な機能である。
 
 
 
 
<<ATOK16の新機能>>
 筆者が実際に使って便利と感じた機能を紹介したが、このほかにも様々な新機能が取り入れられている。ATOK16も進化を遂げ、入力アシストも強化された。大宮市→さいたま市などの名称変更に伴う入力ミスも「名称変更アシスト」により訂正を促される。また、方言対応も前バージョンの関西弁に加え北海道東北、九州弁がついかされた。チャットの時などに重宝する機能ではなかろうか。ここでは割愛するがATOK16の新機能ももちろんこれだけではない。
 

 
発売年 2003年2月
動作環境
 
OS
Windows(R) XP
Windows(R) Millennium Edition
Windows(R) 98
Windows(R) 2000 Professional(Service Pack 2以上)
Windows NT(R) Workstation 4.0(Service Pack 6a以上)
*画面High Color以上。
*各日本語版に対応。
*ATOK16で音声入力する場合は、Windows NTは動作保証外。
CPU/メモリ
お使いのOSが推奨する環境以上
*音声入力する場合、CPUはPentium(R)II 333MHz以上、メモリはWindows XPでは256MB以上、Windows Me/98では128MB以上、Windows 2000では192MB以上必要。
ハードディスク必要容量
・最小 140MB以上
・標準 250MB以上
・すべて 310MB以上
*ATOK16をセットアップすると、別途85MB以上必要です。
*サンプルファイルをハードディスクにコピーして利用する場合は、別途40MB以上必要です。
*お使いのハードディスクのフォーマット形式や確保容量などにより、必要容量は異なります。
 
ファイル互換性
 
右記ファイルの読込・保存には、データの内容等により一部制限があります。
■読み込み可能なファイル
・一太郎Ver.2形式以降の文書(一太郎Lite、一太郎スマイル、一太郎Home含む)
・Word2002,2000,98,97,Ver6,Ver5
・Excel97,95,Ver.5,Ver.4
・Lotus1-2-3 98,Lotus1-2-3 97,WK4,WK3,WJ3,WJ2
・HTMLファイル
・RTF(リッチテキスト形式)
・テキストファイル
・OASYS文書、OASYS/Win、LANWORD
一太郎Ver.1以前の文書は読み込めません。
IBM DOS文書プログラムIII*OASYS文書、LANWORD文書は、Windows98環境でのみ読み込めます。 
■保存可能なファイル
・一太郎でそのまま保存したファイルは一太郎一太郎8~12、一太郎Lite、一太郎Lite2、一太郎スマイル、一太郎Home2、一太郎Homeで読み込み可能。
・一太郎7形式/7定型、Ver6形式/Ver6定型、Ver5形式/Ver5定型、Ver4形式
・Word2002,2000,98,97,Ver6
・HTMLファイル
・RTF(リッチテキスト形式)
・テキストファイル
日本語入力
プログラム
ATOK16標準搭載
 
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