From: michael
To: cornel
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Date: Wed, 15 Dec 1999 01:19

12/9(8日付けの「日記」に励まされて)久々に特急に乗った.
車中でサンドイッチを買った.限りなくハッピーだった.篠田正浩の
講演を聞いた.抜群におもしろかった.到底敵わないと思った.
(篠田が「極道の妻たち」を作っているころ,私は極道の妻だった女と
暮らし始めていた)

シンポジュームの司会は見城美恵子だった.まあまあにおもしろかった.
見城の隣に篠田が座った.映画の制作工程を説明しながら篠田が
「スキャンというのはじっと見つめるということなんですよ.」と
見城の方にカオを寄せるようにした.私が彼女を相当強く注視していた
のを気付かれたかなと一瞬思った.(私は単純に観察していただけだし,
それもずい分遠かったのだが...)

帰りは混んだ鈍行で帰った.一旦帰宅してから飲みに出た.フィリピン
パブで「清しこの夜」をデュエットし,キスを一杯もらった.
生まれて始めて,首ったけのキスをされた.一度にまとめて3個くらい
かわいいキスが降ってきた.

帰り路,自転車のチェーンが切れ,転がして帰った.自転車は何日か
そのままになっていた.日曜日の0時を過ぎてメールボックスを
開けるとヤンからのメールが入っていた.翌日は学校まで歩いた.
かなり年のいった自転車屋の親父は,あちこち破損した自転車を,
部品を拾い集めて完璧に直してくれた.

不在のヤンに宛てたメールは 10/4 に始まり,11/2 で止まっていた.
最後のメールには,「クバタルの予測の反例」を発見したとあったが,
実際には誤りだった.その後,訂正のメールは書かれていなかった.

「ヤンの川」と呼んでいる場所に毎日自転車で行くのが私の日課だった.
(この路はひどい悪路だったから,自転車もガタガタになってしまった.)
メールが止まったあたりから,この習慣も止まったままになっている.
まだ,再開していない.ヤンのメールには,この後のスケジュールについて
何の説明も入っていない.何時職場に復帰するのか?前のバイト先に
戻らなければ,彼女はメールにアクセスすることができない...

私は明日(出勤して)から冬休みに入る.多分サイクリングを再開する
ことはできるだろう.

(何時の間にか,メールを1本書いてしまっていた...)