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漢・ブギーポップ

「竹田君!」
 いつになく強い調子でブギーポップが啓司の肩を掴む。
「兄貴と呼ばせてくれ! ていうか勝手に呼ぶ! 兄貴ィ!!」
「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」

 どっかのビルの屋上。やっぱり書いてる歪曲王。
「今日の実験……大失敗。ま、そんなことだろうと思ったが」
 その歪曲王のすぐ後ろ。息がかかるほどの近くから囁き声が聞こえた。
「神様にお祈りは済ませたかい?部屋のスミでガタガタふるえて命乞いをする心の準備はOK?」
 しゃっきーんっ


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