第十三話


ついに始まった3回目の戦争。

 

ゲイル「今回は河川を挟んでの戦いか…」

マクラウド「ゲイル、騎馬隊の方は任せた。俺は歩兵を何とかする」

ゲイル「わかった!」

こうして始まった戦争は、河川を挟んだのが幸運だったのか、早めに決着がついた。

その時、相手の一人が立ち上がった。子供のようである。

少年「河川を挟んでの戦いは俺には合わない」

男「何をする気だ?引き返せ、コーキルネィファ!」

コーキルネィファ「誰か、俺と水遊びをしたい奴はいないか?」

マクラウド「ゲイル、奴は恐らく『迅雷のコーキルネィファ』だ。気をつけろ」

ゲイル「ああ」

 

ゲイル「我は双剣の翼の異名を持つゲイル=ラバーバ=ウィナー。手合わせ願う!」

そう言って名乗り出る俺。

コーキルネィファ「お、噂の双剣の翼か。俺は迅雷のコーキルネィファ!お前の力、見せてみろ!」

ゲイル「迅雷ならば雷の攻撃が得意だな。先手必勝だ!」

俺は、双剣を同時に横から切り込んだ。しかし、

ゲイル「消えた!?」

直後、俺は空からまともに雷をくらう。

コーキルネィファ「痺れるだろう?」

ゲイル「なるほど、空に飛び上がっての攻撃か。こうなったら、あの手をやるしかない!」

コーキルネィファ「止めだ!」

ゲイル「今だ!双剣の力、『双剣影撃剣』!!」

俺の双剣の片方がコーキルネィファの足を捕らえ、

ゲイル「はあっ!」

もう片方の剣がコーキルネィファを仕留めた。だが、

ゲイル「がはっ!」

コーキルネィファ「おめぇ…結構強いじゃねえか……」

勝負は相打ちだった。

俺の双剣が止めを刺したと同時に、奴の短剣が俺の腹を刺していた。

ゲイル「なんとか……勝ったようだな………」

そう言うと、俺は気を失って倒れてしまった。

 

ゲイル「うっ!」

何とか意識だけは取り戻した俺。目の前には看護婦がいる。

看護婦「気がつきましたか?血液が不足していますので、輸血を行ないます」

ゲイル「輸血?」

その時、俺は思い出した。自分が「特殊な血を持つ者」だと言う事を。

そして俺は輸血の相手が誰なのか横を向いて確認した。

ゲイル「ソ、ソフィア………?」

輸血の相手はソフィアだった。俺は、驚きを痛みで隠していた。

そして輸血が終わって、

ソフィア「大丈夫ですか?」

ゲイル「ああ。それより、どうしてソフィアが?」

ソフィア「私の血液型がゲイルさんと同じだったから……」

ゲイル「ははっ、はははは……」

何故か突然笑い出した俺。

ソフィア「どうかしましたか?」

ゲイル「いや、俺のような特殊な血液を持っている人間が近くにいたのに驚いて…」

ソフィア「え?」

ゲイル「俺の血液型は、滅多にない特殊なものでさ、輸血できる相手が少ないんだ…」

ソフィア「そうなんですか?」

ゲイル「ああ。でも、ソフィアが俺と同じ血液型だったなんて…」

そして、しばらく俺はソフィアと二人で楽しく話をした。

 

一週間後、俺は退院し、国から勲章を貰っている事に気づいた。

ピコ「凄いね。あの時の戦いは、王様も認めてくれたんだよ!」

ゲイル「そうかもな。でも、俺はまだまだ弱い。明日からは剣術を再開するか!」

そして、再び剣術を特訓する俺だった。

  

続く……


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