アカコンゴウインコ
学名:Ara macao
英名:Scarlet Macaw
分類:オウム目 インコ科
分布:中央アメリカからブラジル
すみか
たべもの
くらし
卵や子の数
活動
2〜4


はじめてアカコンゴウインコが繁殖した時、母親が卵を抱いているのに、誰も気がつかなかった。ある日、天井もない壊れかかった巣箱の中から雛の声が聞こえてきた。のぞいて見ると丸裸の雛がいた。
両親とも、こちらが巣箱をのぞくことを、特に気にしていない様子だったので、巣立ちまでの細かな観察ができた。
数日おきに、巣箱を上からのぞき、雛の成長記録を写真におさめた。この雛は成長して4才で父親になった。
めすが卵を産む頃になると、両親は餌を取りかえる担当者に向かってくる。卵が孵ったか確かめる時など手箒片手に、おっかなびっくり、禽舎のなかにはいる始末だ。
初めての繁殖でも、巣箱をのぞかせた両親とは大違いである。もっとも、よその動物園の人に聞くと、これが普通だそうだ。