ハイキング 1
アイガーグレッチャー 〜 クライネ・シャイデック


2006年7月


 ユングフラウヨッホから下りてくる最初の停車駅であるアイガーグレッチャー(Eigergletscher)駅(ユングフラウヨッホへ向う場合はトンネルに入る手前の駅=クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)の隣の駅)で下車してスイスで最初のハイキングはスタート。

 標高2320mのアイガーグレッチャーから標高2061mのクライネ・シャイデックへの高低差259mのほぼ下り約2.4kmのコース。

 天気がいいから気持ちがいい。絶好のハイキング日より。(*^^*)


アイガーグレッチャー(Eigergletscher)駅

 アイガーグレッチャー駅でハイキングガイドさん(女性)と合流。駅を出たところで軽くストレッチ。準備運動は大切です。
 駅にあった大きなハイキングコースの絵を参照してコースの簡単な説明の後、出発する。

 ここで、ユングフラウヨッホの展望台からこの駅まで着ていた上着は脱ぐ。脱いでも寒くないし、これからハイキングしたら逆に暑くなるだろうから、早々にリュックの中に上着は仕舞われることとなった。これにて本日の上着のお仕事終了。
 駅では、同じ列車で下りたツアーが、それぞれ順番に出発。ある程度、間隔を開けたり、先にやり過したりはガイドさんの判断。

 私達の前後にハイキングに出発したツアーは日本人ツアーだった。スイス旅行のパンフレットでよくお目にかかるコースだから。(笑)

 駅を出て少し歩くか歩かないかで、登ってくるユングフラウヨッホ鉄道がハイキングコースの間近を通過していく。この時間はまだまだ乗客がてんこ盛り。東洋人が多かったかなぁ。


クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)駅から
登ってくるユングフラウヨッホ(JB)鉄道
 お花畑とベルナー・オーバーラント(Berner Oberland)の山々は、言葉にならないほど雄大で、ただただ見とれるばかり。

 足元のお花も可愛いし、山々の雄大な風景も圧巻だしで、どちらを見たらいいか、迷ってしまう。写真ではその千分の1も伝わらないかも…。
 少し歩くと「あ!山の角度が変わった☆」ぱしゃ。また少し歩いて「これ!さっきのお花と違う♪」ぱしゃ。「山と草原の組み合わせが素敵(^^)v」ぱしゃ。「このお花可愛い(*^^*)」ぱしゃ。「このお花、さっきのとこよりこっちの方が花の数が多い〜☆」ぱしゃ。
 ……。延々とそんなことの繰り返し。(笑)こんなに楽しいハイキングは初めて。!(^^)!
 草原のお花は黄色いお花が1番多かったかな。その他にも鮮やかな白・ピンク・青の花々が到る所に咲き乱れている。

 一口に色を言っても、その花の種類は様々で、ハイキングガイドさんが、花の名前をいろいろと教えてくれたけど、「バターボール」しか覚えられませんでした。すみません。>ハイキングガイドさん
 間近に切れ込む氷河と、可憐に咲く草原の花のコントラスト。

 このコースは最初がガレ場であとは草原の中を歩くコースなので、山と花を満喫できる。

 今回は、天候に恵まれたので平気だったけど、雨の後だと、足元に注意が必要かも。(← ハイキングコースの地面参照)
 ちょっと腰掛けられる岩場があるところでお昼のお弁当タイム。景色が何よりのご馳走。(*^^*)

 お昼ご飯はインターラーケンから背負ってきた「おにぎり弁当」おにぎりが3つとち〜っこい鮭の切り身、鶏の唐揚げ1つと甘くて大きな豆1つとおしんこで350mlのペットボトルの麦茶付き。
 おにぎりをぱくついてたら、つるちゃんが添乗員さんとハイキングガイドさんが食べてるところに、てくてくっと近寄って行って、ご自分のおにぎりを1つお裾分けしていた。ハイキングガイドさんのお弁当がなくて、添乗員さんとハイキングガイドさんが1つのお弁当を分けて食べていたのだ。気がつかなかった。(^^;) おにぎりが3つあって、女性が1人で食べるには多いけど、2人で分けると物足りない量。気がついてお裾分けしたつるちゃん!エライ!m(_ _)m

 おにぎりがしっかり握ってあって大きくて、食べ切れずに1つ残してしまった。(夕食になった。流石にもうお裾分けもいらんでしょう)お水かジュースだと思っていたドリンクが予想外の麦茶でしかも美味しくてありがたかったぁ☆

 本当にハイキングで食べるお弁当って美味しいのよね。!(^^)! 景色もいいし、お弁当も美味しいし、もう最高!!!
 お弁当を食べてる間、通り過ぎて行ったツアーも、私たちが発った後、同じ場所でお昼ご飯を食べ始めたツアーも日本人のツアー。いったい全体どのくらいのツアーがユングフラウヨッホに来ているんだ!そんなにツアーってあったの?!?!?! 
 ちょ〜っと遅めのお弁当食べてパワー復活!ハイキング再開♪

 ハイキングコースから見たクライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)駅。
 ハイキングコースが四方八方に延びているのが見てとれる。

 登山列車の赤が目立って可愛い。この壮大な景色の中では、目立つこともまた重要?

 

クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)駅
 空と雲と山と雪と氷河と草原と花々を見わたしながら、広々とした草原の中をハイキング。↑歓喜の声とともに喜び勇んで歩く。楽しい。(*^^*)
 ← ここがハイキングガイドさん一押しの写真撮影場所。山と咲き乱れる一面の花を背景に記念撮影。

 黄色の花の他にもいろいろな色の花が咲いているけれど、黄色が一番目立つし、数が多いため、一面の黄色の花の草原に見える。

 ここはもう、クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)駅まで、あと僅かな距離。
 そして数分歩くとそこもうはクライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)駅。

 山と花を見ながらの心浮き立つ夢のようなハイキングも1時間25分で終了。(昼食時間含む)

 晴天に恵まれて至福の時間を過ごせた。

 このハイキングコースは山だけでなく花も大好き人間にはぴったりなコース。(*^^*)(*^^*)(*^^*)

クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)駅

 上着はこのハイキングでは最初から最後まで不要だった。Tシャツと長袖シャツを着ていたのだけれど、長袖シャツは着ていなくても気温的、日当たり的にはいいくらい。ただ、かつて車山高原のハイキングで日焼けでひどいめにあった経験から、長袖シャツをず〜っと着ていただけで、ツアーの皆さんの中にはTシャツだけで歩いてらっしゃる方も何人もいらした。ハイキングガイドさんは上着、襟のある長袖シャツ、Tシャツ、薄い白の手袋で最後まで通してらしたので、紫外線対策としては、長袖シャツ着用ということ……かな?