美術史美術館

2015年6月


美術史美術館

 昼食後のウィーン半日フリータイム時に、美術史美術館を見学。
 
 入館料は、14EUR(約1,680円)。

 14時45分から16時15分までの約1時間30分見学。今回は、絵画コレクションのみ、某ガイドブックの“これだけはおさえておきたい美術史美術館の名画”を参考にしました。

 美術史美術館は、写真撮影可。ただしフラッシュ撮影禁止。

美術史美術館
絵画コレクション(2階)への階段


美術史美術館


 美術史美術館の絵画コレクションは2階。2階へ向かう階段、階段ホールの天井画からして、既にアートしています。

美術史美術館
クリムト作の壁画
古代ギリシア美術の女神(左)と古代エジプト美術の女神(右)


美術史美術館
クリムト作の壁画


 正面階段を上ったところにクリムト作の壁画があります↑。何とも贅沢な演出。

 展示室に入る前に階段ホールからして堪能してしまいます♪

 まずは、→の写真正面の入口を入って、イタリア・スペイン・フランス絵画の展示室から見学。

美術史美術館 階段ホール


ラファエロ作 「草原の聖母」


美術史美術館 展示室

 来日したら人だかり決定の名画たちも↑な感じで、とっても快適に&ときどきソファに座ってじっくり見学できます。

ティツィアーノ作 「ヴィオランテ」

 要チェックは、前述のガイドブック記事参照を参照しつつ、全ての部屋を巡ります。各部屋を回る中、ガイドブックに載っている絵画があればご挨拶し、その他、気になる絵があったら、その絵の前で足を止める…スタンスで見学。

 2008年の「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」を見学したときに見た「バラ色の衣装のマルガリータ王女」→にここで再会。今回は王女さまのお写真を撮らせていただけました(笑)。もう少し成長した「白い衣装のマルガリータ王女」←にもご挨拶。「青いドレスのマルガリータ王女」には会えなかった気がします。

アルチンボルド作 「夏」


ベラスケス作
「白い衣装のマルガリータ王女」



ベラスケス作
「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」


デューラー作 
「ヴェネチアの若い婦人」


 デューラーは、この前年(2014年)12月にニュルンベルクのデューラーの家を訪れていて、愛着があるというか懐かしくもあるので、←2作ご紹介→。
デューラー作 
「皇帝マクシミリアン1世」



クラナッハ作 「アダムとイヴ」

 ←クラナッハの「アダムとイヴ」は、何となく目を魅かれたので。

 それにしても美術史美術館、どれだけ所蔵作品があるのか、驚異の3段重ね展示↓。壁面最上段の絵を鑑賞するためには、反対側の壁近くに寄らなくてはなりません。

美術史美術館 展示室


美術史美術館 展示室

 どこかで見たことがあるような気がするレンブラントの「自画像」。
レンブラント作 「自画像」

 そのレンブラントの自画像が3点まとめて展示されているのは圧巻。こういう展示好きです。ありがとうございます>美術史美術館さま
レンブラント作 「自画像」


レンブラント作

 レンブラントの自画像の近くにあったレンブラント作の肖像画。大きさも額縁も同じようですし、年配からもご夫婦の肖像画なのかなぁと思っています。解説表示板、“レンブラント”は分かるのですが…。
 2008年の「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」に出品が予定されていながら、出品中止になった「絵画芸術」。日本に来てくださらないのなら、こちらからウィーンへお目にかかりに参りました。
 7年越しの想いが実ってご対面。
 ご自宅(ウィーンの美術史美術館)では、お目にかかるのに長蛇の列もなく、目の前に立って、少し離れて、と、思うがままに鑑賞できて幸せ♪

 美術史美術館の絵画見学では、この絵の前にいた時間が最も長かったと思います。

フェルメール作 「絵画芸術」


ブリューゲル作 「バベルの塔」

 美術史美術館には、ブリューゲルの作品が多数ありました。そのうち、目にしたことがあるような気がする2点、「バベルの塔」と「農民の婚礼」をご紹介。
ブリューゲル作 「農民の婚礼」


テニエルス作
「ブリュッセルにおける
レオポルド・ウィルヘルム大公のギャラリー」

 ←美術史美術館よりもすごい何段重ねか!なギャラリーの模様を描いた作品。
 この作品を見つけるのが、私的には最も大変でした。一通り、全ての展示室見たつもりだったのに、この絵を見当たらず、いくつか展示室を見直してようやく見つけました。確か、割と小さめな展示室に展示されていたと思います。

 これで、私の美術史美術館における絵画鑑賞終了。

 この後、30分、美術館内のカフェでまったりコーヒータイムをしました。