西安旅行記
2016年10月

成田 → 上海


まぐろ茶漬けランチ

 成田空港で両替をするために早めに行って、まず空港内のレストランで、まぐろ茶漬けランチ929円を食べました。

 ゆっくりと昼食した後は、空港内の銀行で両替。

 14時15分、旅行会社のカウンターへ行って、旅行会社の空港内係員さんから(今回の旅行は添乗員さんは同行しない)、案内を受ける。上海空港付近が荒天のため搭乗機がまだ上海空港を飛び立っていないようで出だしから暗澹たる気分になりました。

 14時20分、航空会社のチェックインカウンターに並びました。
 私たちの搭乗便の前の便のチェックインも同時に行われていて、2つの便の搭乗者が混在して並んでいて大混乱。成田空港のスタッフの方が前の便のチェックインのために並んでいる人を探していて、私たちにも前の便の搭乗か“英語”で話しかけてきたので、しっかり“日本語”で「違います」と答えました。話しかけてきた空港スタッフさんは日本人ですから~。

 15時35分、チェックイン。上海悪天候のため遅延。16時まで出国せずに出発フロアで待つように指示されました。



ミールクーポン

 16時06分になってようやく、「出発時刻未定、次のアナウンスは18時予定、それまで出国せずに出発フロアで待つように」アナウンスが流れました。

 16時12分から17時53分まで、カードラウンジで飲み物を飲みながら待機。持っててよかったゴールドカード。このままフライトキャンセルにならないかなぁ、フライトキャンセルになって家に帰ったほうが楽なのではと、グルグル考えていました。

 18時、20時25分搭乗開始、20時55分出発決定、出発ゲートへ向かうようアナウンスが流れました。
 これまで出発遅延したときの経験から、ミールクーポンが配られているのではないかとチェックインした航空機のカウンターへ行くと、思ったとおりエコノミークラスで1人900円のミールクーポンが配られていたので、搭乗券を提示して受領しました。
 こういう変な経験値は上がらなくてもいいのですが…。

 その後、旅行会社のカウンターへ立ち寄り、出発が4時間も遅延したので、その後の流れを尋ねるも男性係員さんは能天気に「飛行機が飛びさえすれば大丈夫」と言い放つのでした。結論から言えば、全然、大丈夫ではなかったですが…。

天亭 すみれセット



 18時25分から19時、天ぷら屋さんの天亭で夕食。すみれセット1,058円。揚げたての天ぷらはおいしい♪まさか昼食だけではなく夕食まで成田空港で食べることになるとは思ってもいませんでした。

 19時06分~19時23分、手荷物検査&出国。出国は10人くらい並んでいました。

 19時27分、搭乗ゲート前に到着。気分はもう「家に帰りたい」。泣きが入っていました。
 20時50分、搭乗開始。

 21時07分、ゲートを離れる。

 21時25分、離陸。

 日本便なので、日本人CAさんが1人はいらっしゃるのではないかと期待していましたが、搭乗した便には日本人CAさんは(私が見た限りでは)いないらしく日本語の案内は全くありませんでした。ほとんど中国語のアナウンスで、英語のアナウンスでさえ極まれでした。

搭乗機



 機内エンターテインメントはおろかパーソナル画面さえシートに設えておらず、大好きなフライトマップも見られませんでした。

 22時20分、機内食は、ヌードルorフィッシュの2択でヌードルを選択。
 メインは角煮だけ食べ、春雨は少々手を付け、パンは食べきりました。フルーツはおいしかたです。冷たい飲み物はアップルジュース、温かい飲み物は中国茶をいただきました。

 23時58分(西安時間、以下同じ/日本時間-1時間)、着陸。熟睡中に着陸したので、最初は上海に到着したのだと思いましたが、着陸してもスポットにも入らずに駐機したままでしたので、思い切ってCAさん(現地男性)に、ここはどこなのかお聞きすると「着陸したのは済南(JINAN)空港(シートに備え付けの機内誌を持って行っていたので、場所も教えていただきました)で、上海空港がスポットがフルのため済南にダイバート。上海まで1時間」とのことでした。(この間のやりとりは全て英語)
 済南は上海よりもかなり北西の場所で、上海と西安への距離は同じくらいか、もしかしたら西安のほうが近いかもしれないくらいの位置でした。

 この駐機中に、白湯が配られました。このときにいただいた白湯が命の水になりました。

 25時50分、駐機場所から動き出す。

 26時02分、離陸。

機内食

 27時20分、上海空港着陸。

 27時25分、スポットに入る。

 降機したらターンテーブルから荷物をピックアップするように機内アナウンスがありました。今思うと、これを理解していたので、このアナウンスは中国語ではなく英語だったのかもしれません。そのときは、眠くて眠くて頭が全然働いておらず、よくわかっていませんでした。旅行会社からは「西安まで同じ機体か別の機に乗り換えかは上海に着いてから向こうの指示で」と言われていましたが、スーツケースはピックアップしないはずなのにおかしいと訝しんでいました。とりあえず降機したら、現地の航空機会社の係員を見つけて乗り換えをと思いました。

済南 駐機中に配られた白湯

 27時30分、降機。

 降機したところに係員はいず、空港内のもう少し先にいるのかと進みましたが、空港内は閑散としていて人気はなし。時間が時間なので上海を経由して西安まで行く客を案内する係員も撤収していたようです。

 ターンテーブルに出るはずのスーツケースを放置できないので、ターンテーブルに行き、スーツケースをピックアップ。そのときに、「これからどうしたらいいのか?」な日本人客が複数いて、お互いに○○(旅行会社名)の西安ツアーでは?と確認しあい、団体行動になりました。合流した人数が、ツアーの人数から1名足りないと言う方がいました(ツアー人数を聞いていたようです)。
 このときに合流できた方々の中に、中国語の堪能な女性Aさん(仮名)が、いらっしゃっいました。船頭多くして船山に登っては困りますので、以後、中国語が堪能なAさんが先頭に立って行動(暗黙の了解)。

 人気のない閑散とした上海空港の到着フロア。それでもたまに通る人にAさんが質問して、とあるカウンターへの順路を聞き、そのカウンターへ。そのカウンターにいた人に搭乗券を見せて、この場所でいいのか確認すると、その人はこのカウンターでOKで5時にカウンターOPENするから、そのときに手続きしろ、みたいなことを言ったようです。このとき28時(4時)ころ。5時まで1時間、そのカウンターの前でスーツケースから離れることもできず、イスもなく、ただ立ち尽くしていました。

 上海空港で、路頭に迷い、野宿(屋根があるので野宿ではない?)。

 西安にたどり着けるのか?このまま上海から帰国できないのではないか?そんな不安いっぱいで過ごす時間でした。

 本日の総歩数は、11,925歩。