室温〜夜の音楽

2001年07月06日(金) 青山円形劇場 19:00〜

07月06日(金)

 ここ10年近く、毎年7月には必ず行っている青山劇場。しか〜し!青山円形劇場は青山劇場と同じ敷地内にあるのは知っていても行ったことはおろか、入り口すら知らず。でも、行けば判るであろうと楽観視して出かけた。
 そして予定の行動通り、青山円形劇場の入り口を、しっかり敷地内の案内図を見てから入り、ちょうど開いていたエレベータに飛び乗ろうとすると、ふと目に入ったエレベータの先客に1人のものすごく派手な男性。どこかで見たような……現在発売中の「THEATER GUIDE」誌にアツヒロくんのインタビューが掲載されているのを予習で読んでいて、それに作・演出のKERAさんと一緒の写真が掲載されているのを見ていて、そう!このエレベータで一緒に乗り合わせた派手な男性こそ作・演出のKERAさん!
 「犬夜叉」のときに開演前に高橋留美子さんに遭遇したのに続き、今年は開演前に原作者(作者)に遭遇する運勢なのかな。(笑)

 青山円形劇場の名前が記す通り、すり鉢の底にステージがあり、客席が見下ろす形で、ステージの高さって30cmくらいのもの。(目測)
 それほど大きくない劇場なので、最後列でも5列目!!!見に行く前から、敦啓くんの舞台観劇としては、最も舞台に近い席で見られるので、細かな表情の変化などをしっかり見るのを楽しみにしていた。(*^^*)
 そしたら、席が3つある花道のうちの1つの真横で、そこを役者さんが通ること通ること。敦啓くんだけでも5回くらいは真横を通り過ぎて行ったし、その内1回などは、どのくらいの時間だろう、あまりの喜びに舞い上がってしまったので、正確な時間は定かではないけど、最低20秒は、敦啓くんが距離30cmのところに立ち止まって演技していたの!!!顔を見上げていいのでしょうか〜?!きゃ〜?!視線を肩より上に上げられなかった私。純情?(爆) その代わりに腕の産毛(?)をしっかりじっくり拝見させていただいてしまった。うふっ。

 お芝居の筋書きは、とある小説家の家で次女の13回忌に起った出来事。高名な小説家さん、中嶋朋子さん演じる小説家さんの長女きおりさん、地元のお巡りさん、客を乗せて来た帰りに道に迷った挙げ句気分が悪くなって休ませてもらっているタクシーの運転手さん、小説家さんの自称ファンな女性・赤井さん、そして13回忌にお参りに来た敦啓くん演じる間宮くん。
 まぁ〜、この面子が一癖も二癖もあるキャラクターで、もしかしたら、最も素直なキャラクターなのは間宮くんなのかも?(笑)
 次女のさおりさんは12年前、少年A・C、少女B・Dの4人組に拉致監禁され、売春を強要された上に、リンチを受け、売春の役に立たなくなると、廃校寸前の小学校で最後には火を放たれて焼死させられていたのだ。
 で、間宮くんはこのうちの少年Cで、懲役10年の刑期を終え、さおりさんの13回忌にお参りに来たのだ。それでもって小説家さんの自称ファンな赤井さんは少年A(無期懲役で服役中)のお姉さんだったりした。

 これ以上は、さすがにネタバレの感想でも、これから観に行かれる方はご存知ない方が楽しめるし、受け止め方み変わってくると思うので自主規制させていただく。

 この芝居で最初に登場した敦啓くんを見た瞬間の感想は、「色、白〜い!!!」だった。設定からして健康的に日焼けしてたら、ちょっと不自然かも?(実際、服役している人がどうなのか知らないので)なので、色が白い方がいいのね。髪の毛も不自然にならないくらいに長くなく、どちらかというと短めで、私的にはgoodな長さで似合ってると思う。
 それに、スリム。衣装が青(紺?)のシャツとぴったりめのパンツ(Gパンではないと思うが、記憶がイマニくらい定かではない)なので、割と身体の線が出てたの。

 「ララバイ」、「犬夜叉」、「デジャヴュ」などの役柄からすると、今回の間宮くんは最も敦啓くん個人のキャラクターから遠いところにいるようで、ある部分は共鳴する近い部分を持っているキャラクターかもしれない。
 なんだか、間宮くんと近いところを見つけてそこから役作りしてったのかな?って思える感じかな。いや、あくまで私が勝手にそう思っただけなんだけど。(^^;)
 これまでの敦啓くんの演じたキャラクターとは少〜し違った役に巡り合って、それを上手く料理して、いい味を出してるっていうのかな、そんな感じがする。

 お芝居は、敦啓くん出演の芝居の中で、最もストレートに私的に内容を把握できた感じられた作品。あ、ストレートさなら「仕上がりのよい手紙」がありましたっけ。では、「仕上りのよい手紙」以外では、ということで。
 1幕目が終ったときで、2幕目の見当を自分なりにつけたりして、返って自分で考えたストーリーの方が捻くり過ぎてて、実際の芝居の結末の方がストレートだったりした。
 ホラー・コメディと銘打ってたけど、こういうのがホラーなのだとしたら、私はOKだわ。

 円形劇場の特性を生かして八方全てからステージが見渡せて、たま〜に背を向けられてしまって役者さんの表情が見られないのが残念なときもあったけど(そのシーンの中でどんな表情で芝居してるか、セリフだけじゃなく、表情も見たいときってあった)、それは、円形劇場。私が表情が見られている役者さんは、反対側に座ってる方は表情が見られない理由だから、ステージの構造上、致し方なしでしょう。

 直立不動で正面向いてるときにあごが前に突き出る、懐かしのポーズに気づいたりして、嬉しかったりしたけど、全般的には細かいところまでセリフがなくても舞台の中心(会話)が他の役者さんに移っているときでも、常に間宮くんとしてそこに存在してた。
 着実に役の幅を、役者としての幅を広げているのね。