SS02 略式ストーリー

 今日も今日とて、無料キャンペーンがんばってます。「シェリフスター・カンパニー」。
 だからこんな依頼も来ちゃいます。『湖にいると言われる、謎の怪物を探して欲しい。』そもそも そんなのいるわけあるかあぁぁ!!!こんな依頼したヤツ出て来い!!!!と、怒ってみたところで始まら ない。ともかくちまちま怪物捜しを始める二人に、怪物はその姿を見せてくれるのか?――「ジ・ アンノゥン」
 やっと来ましたマトモな依頼。護衛任務を頼まれた二人。犯罪組織のアジトを潰せ、なんて依頼に 比べたら楽勝楽勝!……けれど、その護衛する当の相手が、とんでもねえナンパ男だったとしたら、 それでも依頼は簡単にいくだろうか?――「エスコートV・I・P?」



ここから先はネタバレ感想です。 文字を反転させてお読みください。
 ギャグ中心だというイメージのあった(きっと神坂先生の代表作、スレイヤーズでは、すぺしゃるが ギャグだけだったため)SSですが、今回はシリアス半分ギャグ半分、といったとこでした。とはいえ 「ど」のつくシリアス、とまではいかず、半シリアスといったとこかな?……まあ、それじゃ残りは ギャグなのか、と聞かれると困るとこなんですけど。
 今回の話は、レティシアが中心となってました。SS01は、レティシアがメニィが、というよりは どちらにも焦点を当てて、あまり心理描写も多くなかったんですが、今回はとにかくレティシア主人公 ばりばり、といった感じ。彼女が、ただ感情の起伏が乏しいために無表情なんじゃない、ということが よく知られるように作られてありました。なんかレティシアって、「妹」気質の子じゃないよーな気が するんですけど。気のせい?末っ子って、もっとあっけらかんとしてるよーな……。もっとも、兄の ティモシーは立場上、人見知りするように育てられることはまずなかったでしょうけど、レティシアは そんなこと気にせず育てられ、結果こういう感情表現のヘタな子になってしまった、という可能性は ありますけどね。意地とかこだわりとか責任感とか、頭でっかちに考えるタイプのような。やはし メニィのおかげで、姉のよーな気分を味わっているのだろうか……。(本人もSS03で言ってるよう に、心配の仕方が保護者・姉妹的だもんなあ)
 一方メニィの方も、だんだんと輪郭がはっきりしてきましたね。シリアスでないと、新しい面が見え てこない、っていうのは、一つの課題かもしんないけど。性格が連想させるような、脳みそタリラン ではない。じゃあなんであんなに性格幼いのか、っていうのは、まだ答えの出ないことなんでしょう が。メニィも、これから成長の予感を感じさせるキャラクターですね。
 個人としては、圧倒的に後半の話の方が好きです(笑)サイモンのあのキャラがね(笑)普段、彼女 らの周囲にいない分、置いとくととーっても面白い展開を見せるし。虐げ、せせら笑うのに、好きです あーいうキャラ(ひでえ)。おかげで一番、ギャグが冴えてたんじゃないかと思いました。他のは ちょっと遠慮ぎみに感じたけど、これが一番ギャグのはじけた話じゃないかな、と。……ある意味、 己の中ですぺしゃるを見ていたよな気もしますがね(苦笑)




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