第5話『甦る逆転』第3回法廷(その5)

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成歩堂 龍一…黒
御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
宝月 茜…桃
宝月 巴…藤
巌徒 海慈…紫
罪門 恭介…紺
市ノ谷 響華…水
原灰 ススム…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 午後2時21分
地方裁判所 第9法廷

裁: それでは‥‥
被告人・宝月 巴さん。
‥‥証人席へおねがいします。
御: 宝月 巴さん。
‥‥あなたは、主席検事だ。
この場で、何を求められているか
‥‥よくご存じだろう。
巴: ‥‥御剣検事。
その私が、この2年間。
いったい、何をしてきたか‥‥
すべて、ご存じなのでしょう?
御: ‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: これから、あなたに証言を
していただきます。
‥‥真実を述べるように。
巴: ええ。真実を、ね‥‥
茜: お姉ちゃん! あたし。
味方だからね! 何があっても‥‥
巴: ‥‥‥‥‥‥
裁: ‥‥それでは、
証言していただきましょう。
最初に‥‥巌徒局長との
”関係”について。
成: (すべては‥‥
あなたのコトバにかかっている。
巌徒を追いつめられるのは、
あなたしかいない!)

(巌徒局長と<<ねつ造>>)
巴: 『巌徒局長とは長い間、いっしょに
仕事をさせていただきましたが‥‥』(証言1)
『脅迫のジジツなど、
まったくありませんでした。』(証言2)
『2年前の<<ねつ造>>も‥‥
私ひとりが、やったことです。』(証言3)
『罪門検事さんの死体を見つけて‥‥
証拠をデッチ上げてしまった。』(証言4)
『青影を、有罪にしたかっただけ。
‥‥妹は、関係ありません。』(証言5)
裁: ‥‥ふむう‥‥
本当に、まちがいありませんな?
巴: <<重罪>>を自供しているのです。
まちがうハズ、ありませんわね。
茜: お、お姉ちゃん‥‥!
裁: ‥‥これが真実ならば、やはり。
巌徒局長は無関係というコトです。
巴: 最初から、そう申し上げている
ハズですけれど‥‥?
茜: な‥‥成歩堂さん、おねがい!
あたしのせいで、お姉ちゃんが‥‥
成: (でも! もし彼女が、ホントの
コトを言っていたら‥‥?)
茜: ‥‥あたし、わかったんです。
お姉ちゃんが、ていねいな
コトバで話しているとき。
いつも‥‥ホントのコトを
押しかくしているんです。
ホントは、悲鳴を
上げたいぐらいツラいのに!
成: ‥‥!
(たしかに‥‥
ぼくが迷って、どうするんだ!)
裁: ‥‥それでは、弁護人。
尋問をおねがいします!

(「証言4」をゆさぶる)
成: あなたが、ヒトリで
やったと言うのですか?
巴: ‥‥ええ。
御: 2年前、現場で何を見たのか?
‥‥お聞かせねがおうか。
巴: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
どうやら、私は‥‥最初に
現場を発見したようです。
死体には‥‥<<検事局賞>>の、
折れた剣が刺さっていました。
成: 待ってください! 罪門検事の
イノチをうばったのは‥‥
‥‥不幸な”事故”
だったハズです!
巴: ‥‥それは、成歩堂弁護士。
あなたの、勝手なスイソクです。
成:‥‥!
巴: 罪門検事のイノチを
うばったのは、妹ではない。
この主張を変えるつもりは
ありません。‥‥ゼッタイに!
御: つまり‥‥罪門検事は、
青影の返りうちにあった、と?
巴: きっと‥‥そういうコト、
なのでしょうね。
御: ‥‥そうなると。もう1つの凶器は
どうなったのだろうか?
青影 丈は、飛び出しナイフを
持っていたはずだが。
巴: ああ‥‥そのナイフは、少し離れた
ところに落ちていました。
格闘の際に
飛ばされたのでしょうね。
成: (‥‥ちがう! 彼女はまだ
ウソを重ねようとしている‥‥)
茜: ‥‥あたしを”殺人者”に
しないため、なんですね‥‥
裁: それで、あなたは‥‥
現場で、何をされたのかな?
重要なのは、その1点です。
証言をおねがいしましょう!
巴: ‥‥はい。
『青影のナイフの刃先を折って
埋めこみ、死体を移動させました。』(証言6)
成: ”青影 丈のナイフの刃先を
死体に埋めこんだ”‥‥!
裁: ”罪門 直斗の死体を
移動させた”‥‥!
御: いったい、なぜ!
そのようなことを‥‥
巴: ‥‥御剣くんなら
わかるのではないですか?
アタマがよろしいのですからね。
御:‥‥!
成: (ぼくもアタマはいいけど‥‥
念のため、聞いてみるか?)

(「死体を動かした理由は?」を選択)
成: あなたが現場を発見したとき、
被害者の死体は、どこに‥‥?
巴: あなたが立証したとおり。
巌徒局長のデスク付近です。
御: しかし‥‥我々が死体を見たのは、
あなたのデスクの近くだった。
なぜ、その死体は移動されたのか?
巴: カンタンなコトです。
その理由は‥‥
裁: それでは、証言に
加えていただきましょう!
<<死体を移動させた>>‥‥
その理由を!
巴: 『犯行の瞬間に割れたツボのカケラが
ジャマだったものですから‥‥』(証言7)

(「証言7」に「不安定なツボ」をつきつける)
成: ‥‥ともえさん。
あなたのキモチはわかります。
2年前‥‥妹さんを守るため、
あなたは”罪”を犯した。
裁: 罪門 直斗殺害現場の
<<ねつ造>>‥‥ですか。
成: 今。その真相が暴かれたら‥‥
この2年間が、ムダになる。
‥‥それでも、ぼくたちは
追求しなければならない!
あなたの証言にひそむ、
大きなムジュンを!
巴: わ。私の証言に
”ムジュン”が‥‥?
成: ‥‥あなたは、こう証言しました。
<<割れたツボのカケラが
ジャマだった>>‥‥と。
巴: え‥‥ええ。
裁: ‥‥何か、モンダイが?
成: タンジュンな見落としです。
このツボには‥‥被害者の血で、
メッセージが残されていました。
巴: 罪門検事が、最後のチカラを
ふりしぼって、書いたのでは?
成: ‥‥そう。その時点ですでに
ムジュンしてるのです。
巴:
成: 被害者が、ツボにメッセージを
書くことができたのであれば‥‥
犯行後、ツボはまだ
”割れていなかった”コトになる!
巴: あ‥‥ッ!
成: そう! 割れたツボに、名前を
書くのは、不可能なのですッ!

(ざわめきが起こる)
裁: ‥‥静粛に! 静粛にッ!
御: 裁判長! どうやら‥‥
さらなる情報が必要のようだ。
‥‥そのツボと、血の文字。
我々は、とんでもない
見落としをしていた可能性がある!
成: (とんでもない‥‥
”見落とし”?)
御: ‥‥主席検事。
どうやら、あなた自身にも
まだ、見えていないようだ。
これから、我々がたどりつく
‥‥<<真相>>に。
巴:え‥‥‥
御: ‥‥あなたは、見たことを
そのまま、証言すればよい。
あとは‥‥我々が、
正しい道をたどるだろう。
裁: それでは、証人!
つづけて、証言をおねがいします!
巴: ‥‥‥‥‥‥

(ツボと血の文字)
巴: 『ツボのカケラに、血のアトが
あるのは、すぐに気がつきました。』(証言1)
『でも、部屋は暗くて‥‥
調べている時間は、なかった。』(証言2)
『だから、私。すべてのカケラの
血のアトをふき取ったのです。』(証言3)
『カケラは大きかったから、
見落としはありませんでした。』(証言4)
『『見つかる前に、消してしまおう』
‥‥それだけを考えていました。』(証言5)
裁: あなたが‥‥ふき取った!
この、血の文字を‥‥
巴: あのときの私は、
主席検事ではなかったのです。
茜: お姉ちゃん‥‥真犯人が
青影だとは、思わなかったんだ。
だから‥‥ツボの文字を
消しちゃったんですね‥‥
裁: それでは、弁護人。
尋問をおねがいしましょう。

(「証言3」に「不安定なツボ」をつきつける)
成: きっと‥‥あなたも
知らなかった事実があります。
巴:‥‥‥?
成: この、最後のカケラ‥‥
巌徒局長の金庫から発見しました。
巴: 局長の‥‥‥?
どうして、そんなところに‥‥
成: (やはり‥‥‥ともえさんは
知らなかった!)
ここに、ひとつ。
フシギなことがあるのです。
そのカケラにだけ‥‥ハッキリ。
”血のアト”が残っていたのです!
裁: し、しかし! さきほど、
証人は断言しましたぞ!
”カケラは、1つ残らず集めて
血をふき取った”‥‥と!
成: だからこそ‥‥‥
1つの”コタエ”が見えてくる。
つまり‥‥あの晩!
最初に現場を発見したのは、
宝月 巴さんではなかった!
そう、巌徒局長だったのです!

(ざわめきが起こる)
裁: ですが! 被告人が、カケラを
見落とした、という可能性もある

(成歩堂「異議あり!」)
成: このカケラは、ひとつひとつが
かなり大きい。
見落とすなど、考えられません!
裁: ですが! 私などは、その。
クチに入れた入れ歯を探して、
1日をムダにしたコトがあったりす

(御剣検事「異議あり!」)
御: お忘れだろうか、裁判長。
この証人が、現場に行ったとき。
ツボは、すでに割れていた。
裁:あ‥‥‥
御: 割れたツボに、名前を
書き残せるワケがない‥‥つまり!
証人よりも先に、現場を
”発見”した人物がいるのだッ!
裁: ですが! 巌徒局長は、あの日、
逃走した青影を追っていました!
先に現場を発見しても、
不自然だとは言い切れないと考えら

(成歩堂「異議あり!」)
成: それならば、なぜ!
2年間もダマっていたのですかッ!
裁: そ。それは、アレで
成: さあッ!
どうなんですか、裁判長ッ!
裁: う‥‥‥‥‥‥‥‥
もうしまッせええええええええええ
ええええええええええええええん!

(ざわめきが起こる)
裁: ‥‥ココロならずも、裁かれる
立場を味わってしまいました。
御: 巌徒 海慈は、あの日。証人より
ヒトアシ先に、現場に現れた。
そして、自らツボを割り‥‥
カケラの1つを、故意にかくした。
‥‥さて。
この行為を、なんと呼ぶか?
成: <<ねつ造>>‥‥
そして、<<インペイ>>!
裁: しかし! いったい、なぜ!
巌徒局長は、そんなコトを‥‥!
御: それは‥‥その後の展開を見れば、
アキラカなのではないだろうか。
裁: その後の展開‥‥?
御: 現場を”発見”した被告人は、
それが妹の”犯行”だと考えた。
彼女は、巌徒局長に助けを求めた。
‥‥妹を助けたい、一心で。
巌徒は、彼女に”協力”して、
青影に対する証拠を作りあげた。
そして、宝月 茜は救われた。
そう! これは、すべてッ!
あなたを言いなりに動かすための
計画だったのだ!
巴: ‥‥‥ッ!
そ、そんな‥‥!
私は! 私は、ひとりで‥‥
茜: お姉ちゃん! もう‥‥
局長さんをかばうのはやめて!
あたしのせいで、これ以上‥‥
お姉ちゃんが苦しむの、
見たくないよ!
巴: ち、ちがう! あなたじゃない!
あなたは、だれも殺してないの!
弁護士の言うコトなんて、
信じてはダメ!
依頼人のためならば、平気で
ハレンチなウソをつく連中なのよ!
成: はれんち‥‥
(依頼人、本人に言われたぞ)
裁: なんだか、急にあなたが
はれんちに見えてきました。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥!
(ちょっと、待てよ‥‥
もしかしたら‥‥まだ
ぼくたちは、ワナの中に
いるのかもしれない!)
裁: ど‥‥‥どうかしましたか?
弁護人‥‥
成: ‥‥ともえさんが‥‥
正しかったのかもしれません。
御: どういうことだ、成歩堂!
茜: やっぱり、はれんちなんですか?
成歩堂さん!
成: ともえさん!
もう一度! 証言してください!
巴:え‥‥‥
成: ‥‥あなたの知らないところで
<<ねつ造>>があったのならば。
<<罪門 直斗のイノチをうばった
のは、宝月 茜である>>‥‥
それ自体が、まやかし
だった可能性がありますッ!
茜: で、でも。あたし‥‥たしかに。
つき飛ばしたようなキオクが‥‥
成: ともえさん!
‥‥おねがいします!
巴: ‥‥‥‥‥
で、でも。やっぱり、私は‥‥
御: 今は、恐れるべきではない。
巴:‥‥!
御: 尋問の結果‥‥やはり、
何も変わらないかもしれない。
しかし! 可能性は、ある。
あなたが‥‥<<真実>>を語れば!
巴: ‥‥‥‥‥‥‥‥
わかりました。
証言させてください。
私の見たコトを‥‥そのまま。
裁: それでは‥‥最後に、もう一度。
証言をおねがいしましょう!

(本当に見たこと)
巴: 『現場では‥‥‥罪門検事の死体が
ヨロイの剣に刺さっていました。
そして‥‥その横に、あかねと
青影がキゼツして、倒れていた‥‥
あの状況を見て、私。あの子が
殺した‥‥そう思ったのです。
だから、妹に結びつきそうな証拠は
すべて、消し去りました。
巌徒局長に手伝っていただいて、
死体を剣から抜いて、運んで‥‥
でも、すべてが<<ねつ造>>ならば。
妹は、無実かもしれないのですね!』
裁: 信じられない光景です。
死体が‥‥ヨロイの剣に!
御: ‥‥ザンネン、だ。
それを見たのは、あなただけ。
何か、証拠でもあれば‥‥
巴: ‥‥‥‥‥‥‥‥
じつは‥‥あるのです。
証拠ならば。
御:‥‥!
巴: 今朝、コッソリおわたししました。
‥‥成歩堂弁護士に。
成: え! ぼ、ぼくですか?
巴: 2年前の、あの日。
私が撮影した<<現場写真>>です。
もしかしたら‥‥必要に
なるかもしれないと思って。
成: でも! そんなもの、
受け取ったおぼえは‥‥
茜: きっと、お姉ちゃん‥‥
予想していたんだと思います。
成歩堂さんのチカラを、
信じていたから‥‥
裁: それでは、弁護人。
その<<写真>>を提出してください!
成: (ともえさんから、写真なんて
受け取ったおぼえはない‥‥)
茜: お姉ちゃん、”今朝、わたした”
って言ってましたよね。
成: 今朝‥‥‥か。たしかに。
何か、もらったような‥‥
茜: その証拠品! もう一度、
よく調べてみましょうよ!
きっと、どこかに。
写真があるハズです!

(「証拠法入門」の「裏表紙」を調べる)
成: ‥‥こんなところに、写真が‥‥
茜: ひ‥‥‥ひどい‥‥‥
これが‥‥本当の、サツジン現場!
巴: ‥‥この光景を、ジッサイに
見た捜査官は、存在しません。
すべて‥‥細工をしてから、
刑事課に連絡を入れましたから。

証拠品<<巴の写真>>を
法廷記録に挟んだ。
茜: あッ、成歩堂さん!
あの、ムネの切りぬかれた部分。
もしかして‥‥‥!
成: (巌徒局長のキンコで見つけた、
あの布きれ‥‥‥か!)

成: 『‥‥なんだ? コレ‥‥』
茜: 『これ、って‥‥
手のアト、ですよね。』

茜: あの布きれ‥‥たしか、
指紋がついてましたよね。
その指紋のヌシこそが!
きっと、ハンニンですよッ!
成: (な‥‥‥なんてコトだ!
あの布キレの指紋は‥‥
あかねちゃん!
キミのもの、なんだよ‥‥!)
茜: どうしたんですか?
クチビル、ムラサキ色ですよ。
御: ‥‥とにかく、すべては
尋問でアキラカになるだろう。
あなたが、真実を述べていれば‥‥
<<真犯人>>をいぶり出せる!
裁: それでは、弁護人。
‥‥尋問をおねがいします。

(尋問開始)


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