第5話『甦る逆転』第3回法廷(その1)

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成歩堂 龍一…黒
御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
宝月 茜…桃
宝月 巴…藤
巌徒 海慈…紫
罪門 恭介…紺
市ノ谷 響華…水
原灰 ススム…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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2月25日 午前9時47分
地方裁判所 被告人第2控え室

成: (ともえさんも、あかねちゃんも
いない、控え室‥‥か。
今朝から、ともえさんに
連絡がとれない。
これは、どうやら‥‥)
?: ‥‥我々の知らないところで、
何か、動きがあったようだな。
成: み‥‥‥御剣!
御: ‥‥キミのコトだ。すでに、
見当はついているのだろう。
<<7777777>>の
IDナンバーについて。
成: ‥‥ああ。
(コイツも、つきとめたみたいだ。
あのナンバーの”主”を‥‥)
御: きのうの審理で、判決が
下されなかった理由は、ただ1つ。
このID使用記録のリストに、
ギモンの余地が残っていたからだ。
このナンバーが”彼”のもので
あれば‥‥そのギモンは消える。
警察局長には、”公式な容疑”は
かかっていないからな。
成: ‥‥今のところは、だよ。
御: とにかく、すべての
ギモンが消える以上‥‥
開廷後、5分。私は、被告人に
対する判決を求めることができる。
成: でも! それは
まちがった判決だ!
御: そう言うと思った。
‥‥だから、話を聞きにきた。
成: (コイツがそんなコト言うの、
初めて聞いたな‥‥)
彼女は、何かをかくしている。
真実を知るためには‥‥
それを引きずり出すしかない。
御: ”真実”‥‥だと?
成: <<SL9号事件>>だ。
すべては、そこにつながっている。
御: バカなッ! 宝月 巴の審理は
今日が最後なのだ!
過去をふりかえっている
ヒマなど、ない!
成: おまえしだいだよ、御剣。
御:‥‥!
成: 判決が下れば‥‥真実を知る
チャンスは、永久に失われる!
御: ‥‥‥‥‥‥‥‥
考えておこう。
それでは‥‥法廷で会おう。
成: (‥‥今こそ、つきとめるんだ。
なぜ彼女は、局長の”命令”に
逆らうコトができないのか‥‥)


同日 午前10時
地方裁判所 第9法廷

裁: これより、宝月 巴の
法廷を開廷します。
成: 弁護側、準備完了しております。
御: 検察側、準備完了している。
裁: いつもならば、ここで検事による
冒頭弁論があるのですが‥‥
御:‥‥‥?
裁: その前に、警察局長より
緊急提案があるそうです。
成: (巌徒局長‥‥!)
巌: や。みんな。おはよ。
どうよチョーさん。泳いでる?
裁: いやいや。シゴトにおぼれて
アップアップしとりますよ。
巌: あ。それ。ウマいなチョーさん。
かなわないや。イヤまったく。
御: それで‥‥局長。
”提案”というのは?
巌: トモエちゃん‥‥被告人がね。
どうしても、言っておきたい
コトがある、って言いだしてさ。
成: (ともえさんが‥‥?)
巌: いろいろ。手っ取り早いと思って。
ちょっとさ。聞いてみてよ。
‥‥ソンはないと思うんだよねェ。

御: ‥‥いったい、
どういうコトだろうか。被告人‥‥
巴: ‥‥申し上げたい内容は、
ヒトコトで済みます。
裁: と、いいますと?
巴: 即刻、審理を終了して
いただきたいのです。
成: ど‥‥どういうコトですか!
巴: ‥‥私は、全面的に
犯行を認めます。
本年2月21日、地方検事局の
地下駐車場において‥‥
捜査官・多田敷 道夫を
殺害いたしました。
成: な‥‥‥‥‥
なんですッてエエエェェッ!

(ざわめきが起こる)

(成歩堂「異議あり!」)
成: ま、待ってください!
被告人の発言は、
弁護側の主張と反しています!
巴: ‥‥それならば、成歩堂弁護士。
私は、あなたを
自分の弁護人とは認めません。
成: と、ともえさん‥‥!
巴: 裁判長。これより、私は、
いっさいの弁護を受け入れません。
幸か不幸か、直接的な証拠品は
まだ、足りないかもしれません。
しかし。状況的な証拠ならば、
検察側の立証はじゅうぶんです。
‥‥判決をおねがいいたします。
裁: ふ、ふむう‥‥
たしかに被告人には、代理人である
弁護士を拒否することができます。
‥‥ただ今の被告人の主張は、
法の定めに反するものではない‥‥
前代未聞の事態ですが‥‥どうやら
審理の必要は、ないようです。
‥‥弁護人にとっては、不本意な
結果となったようですが。
成: (そ、そんな‥‥バカな!)
裁: それでは被告人、宝月 巴に
判決を言いわたします!


(御剣検事「異議あり!」)

御: お待ちいただこう、裁判長。
裁: み‥‥‥御剣検事!
御: ‥‥検察側の立証は、
まだ終了していない。
今の時点での判決に、
我々は同意できないッ!
巌: ‥‥あのさあ、御剣ちゃん。
今、キミ。ムズカシイ時期なワケ。
わかるでしょ? オトナなんだし。
これ以上。モンダイを起こさない
ほうが、身のためだと思わない?
御: フッ‥‥
見くびらないでもらいたいな
‥‥局長殿。
巌: ‥‥どういうこと?
御: 過去のアヤマチをかくすために、
新しいイツワリをくりかえす‥‥
ザンネンながら、
私はそれほど、愚かではないのだ。
成: ‥‥‥‥‥‥‥
御: 被告人の、いきなりの自供‥‥
ウラで何か”取引”が
あったとしか考えられないが?
巌: 取引‥‥ねェ。キミのトクイな
ゲームじゃないの? それ。
御: ‥‥‥‥‥‥
どうやら‥‥
私のココロも決まったようだ。
裁判長。最初の証人を変更したい。
裁: と、いいますと‥‥?
御: 検察側の証人は‥‥‥
宝月 茜!
彼女の入廷を要請するッ!

(待った!)
巴: 御剣検事! 私は自己弁護のケンリ
を行使しているのです。
これ以上の審理は‥‥
御: 知ったことではない。
巴:‥‥!
御: ”真実”を暴くことは‥‥
時に、ヒゲキを引き起こす。
‥‥しかし。
それ以上のヒゲキが存在する。
それは‥‥
”真実”から目をそらすこと、だ。
裁: 検察側の要請を認めます!
‥‥よろしいですな? 巌徒局長。
巌: ‥‥御剣ちゃん‥‥
後悔するよ。かならず。
御: ‥‥宝月 茜を
入廷させていただきたい。
成: (御剣‥‥
カクゴを決めたようだな!)

御: それでは、証人。名前と職業を。
茜: あ、あの。あたし‥‥
名前は、宝月 茜です。
職業は‥‥お姉ちゃんの妹で、
カガク捜査官をめざしています。
御: ‥‥あなたは、今から2年前。
<<青影事件>>と呼ばれる事件で、
殺人者・青影 丈に遭遇した‥‥
マチガイないだろうか。
茜: ‥‥はい。
あたし‥‥いっしょうけんめい、
忘れようとしてるんですけど‥‥
御: まことに
申しわけないのだが‥‥
これから、そのキオクを
もう一度、たどっていただく。
裁: しかし。この場で審理すべきは、
多田敷捜査官の殺害事件です。
‥‥2年前に解決した事件が、
それほど重要なのですかな?
御: 重要なのだ。
裁: ‥‥‥‥‥‥
御: ‥‥‥‥‥‥
裁: わ、わかりました!
成: (弱ェ!)
御: それでは‥‥2年前。
あなたが体験したことを
証言していただこう。
成: (‥‥ついに、
過去への旅が始まる‥‥
旅の終着点は‥‥きっと。
今回の事件の”真相”だ!)

(2年前の事件)
茜: 『あの日‥‥警察局のオフィスで
お姉ちゃんを待っていました。』(証言1)
『ハンニンが逃げてきて‥‥
ヒトジチにされたんです。』(証言2)
『罪門 直斗検事さんが、あたしを
助けてくれたんですけど‥‥』(証言3)
『そのとき、一瞬見た光景は、
今も忘れません!』(証言4)
『ハンニンがナイフを振り上げて、
検事さんのムネに‥‥!』(証言5)
裁: ‥‥本当に、
ブジでよかったですな。
茜: あたし、キゼツしちゃって‥‥
よく覚えていないんです。
裁: 当然でしょう。
しかし‥‥この証言が、いったい。
多田敷捜査官の殺人事件と、
どう関わってくるのですかな?
御: ‥‥‥‥‥‥‥‥
それは、これから
アキラカになるだろう。
成: (‥‥なんのコンキョもないのに、
よくあんなコト、言えるよな)
裁: それでは、弁護人!
‥‥尋問をおねがいします。

(「証拠品リスト」の「裏」を調べる)
成: 証拠品リストのウラに、
マジックで描かれた絵。
‥‥なんか、とてつもなく
イヤな予感がする‥‥

(「証言4」をゆさぶる)
成: そのときのこと‥‥
聞かせてもらえるかな。
茜: 検事さんは、あたしと青影に
飛びかかってきました。
そのとき‥‥
部屋の電気がパッと消えたんです。
裁: 電気が‥‥?
茜: ちょうど今ごろの
時期だったんですけど‥‥
あの日は、カミナリが鳴っていて
‥‥近くに落雷したんです。
成: それで、停電に‥‥
裁: しかし‥‥妙ですな。
部屋が暗かったのなら‥‥
何も見えないハズでは?
茜: あの、一瞬‥‥窓のソトで
カミナリが光ったんです。
そのストロボのような光が
目に焼きついて‥‥
裁: なるほど‥‥
茜: あたし‥‥そのときのコト、
刑事さんにも話しましたから‥‥
成: 刑事さん‥‥?
茜: 多田敷刑事さんです。
‥‥捜査セキニンシャの。
成: (多田敷 道夫‥‥
被害者の捜査官、か‥‥)

(「もっと詳しく聞く」を選択)
成: ‥‥多田敷捜査官と、
話をしたんだ。2年前に‥‥
茜: はい。‥‥今回の事件‥‥
あたし、コワかった‥‥
2年前に会った捜査官のヒトたちが
‥‥みんな関係していたから。
成: (罪門さんに、おキョウさん、
巌徒局長に‥‥多田敷さん、か)
御: 多田敷捜査官には、あなたが
目撃したコトを話したのだろうか?
茜: 話しました。‥‥でも。
あたし‥‥そのとき。
うまくコトバが出てこなくて。
絵を描いたりしたんですけど‥‥
成: (”絵”‥‥か。
前にも聞いたような気がするな)
裁: いかがですかな、弁護人。
今の証言は。

(「”絵”のことを追求」を選択)
成: 証人が描いたという”絵”‥‥
重要なイミを持つと考えます。

(御剣検事「異議あり!」)
御: しかし! 2年前、証拠品の中に
そんな絵はなかったハズだが。
裁: ‥‥証人。今の発言を
証言に加えていただきましょう。
茜: は、はい。わかりました‥‥
『そのときのこと、絵に描いたのに。
なくなっちゃったみたいですね‥‥』(証言6)

(「証言6」に「証拠品リスト」をつきつける)
成: ‥‥御剣検事。
この少女が、いっしょうけんめい
マゴコロをこめて描いた”絵”‥‥
あなたは、あくまでも
否定するのですかッ!
御: ‥‥えッ!
わ、私をワルモノにしないで
もらいたい!
否定も何も‥‥担当検事として
私は、そんな絵は知らぬッ!
成: ‥‥しかし!
ジッサイ、ここに
こうして存在するのですよ。
裁: これは‥‥<<SL9号事件>>の
証拠品リスト、ですか?
成: そのリスト、ウラ返して
ごらんください。
裁: ‥‥ウラ、うら、と。
ああああああああッ! これは!
御: な‥‥なんだ、コレは‥‥
茜: あ! あたしの
描いた絵です、それ!

(ざわめきが起こる)
裁: たしかに‥‥2人のオトコが
争っているようです。

(御剣検事「異議あり!」)
御: ば‥‥バカなッ!
そもそも、弁護人ッ!
なぜ、キサマごときが
このリストを持っているのだ!
成: ご、”ごとき”‥‥
御: 証拠品リストは、担当検事が
管理している! それなのに‥‥
裁: ‥‥おや‥‥?
この、2枚のリスト‥‥
内容がちがうようですぞ。
御: ‥‥なんだと‥‥?
裁: どうやら、御剣検事‥‥
2年前の証拠品リストは、
不完全だったようです。
このリストは、
2枚で1つになるようです。
‥‥おたがい、切り取られた
アトがありますからな。
成: つまり‥‥御剣検事。
これで、ハッキリしたワケだね。
‥‥2年前。
きみのところに、すべての
証拠品は届いていなかったんだ。
御: な‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ナニィィィィィィィィィィッ!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛にッ!
‥‥しかし、こんなダイジな
リストのウラに絵を描くとは‥‥
茜: 取調べ室で、多田敷刑事さんに
わたされたんです、それ。
成: (‥‥待てよ‥‥
”半分に切り取られたリスト”
‥‥もしかして!)
裁判長!
裁: なんですか、弁護人。
いいトシして、目をキラめかせて。
成: 証拠品リストが、半分に
切り取られたモノならば‥‥
御剣検事のリストのウラにも、
何か描かれているかもしれないッ!
御:‥‥!
裁: た、たしかに!
‥‥御剣検事ッ!
御: 可能性はあるだろう。
このリストのウラは‥‥‥‥‥む。
むむむむ‥‥む‥‥むゥゥゥッ!
裁: ‥‥どうかしましたかな?
成: (アキラカに
どうかしたみたいだな‥‥)
御: ‥‥シツレイ。
たしかに、私のリストのウラにも
絵が描かれていたようだ。
‥‥これが、それだッ!

(タイホくんのシルエット)
裁: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
こ、これは‥‥その。
いわゆる、アレですかな?
きのう、証拠保管室で
おどっていた、カレ‥‥
御: おそらく‥‥どこかの刑事課長が、
ラクガキをしたようだ。
成: (やれやれ‥‥刑事課の、
あのオジサン‥‥かな)
茜: ‥‥‥‥‥‥

証拠品<<証拠品リスト>>が
完全なものになった。
裁: ‥‥とにかく、証人。
証言していただきましょうか。
2年前に、あなたが描いた
この”絵”について。
茜: ‥‥‥‥‥‥え。
は、はいっ!
成: (どうしたんだ? あかねちゃん。
絵を見て、何か考えている‥‥)

(茜の描いた”絵”)
茜: 『この”絵”‥‥あたしが
2年前に描いたものです。』(証言1)
『カミナリがまぶしくて、
黒い影しか見えなかったけど‥‥』(証言2)
『このあと、あたし‥‥
キゼツしちゃったみたいです。』(証言3)
『‥‥まちがいなく、あのとき見た
光景を、そのまま描いてあります。』(証言4)
裁: 一瞬の、カミナリの光が、
目に焼きついたのですね。
成: (それだけに‥‥あかねちゃんは
”見たまま”を描いている!)
裁: ‥‥どうやら、ムジュンは
見あたらないようです。
殺人犯・青影 丈が、
罪門 直斗検事を殺害した‥‥
御: ‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: それでは、弁護人。
尋問をおねがいします。

(「証言4」に「罪門 直斗の解剖記録」をつきつける)
成: 非常にザンネンですが‥‥
証人の描いた、この絵には、
大きなムジュンがあります。
茜: そ、そんな‥‥!
だって、あたし! 今でも、
ハッキリ思い出せるのに‥‥
裁: どうやら‥‥指し示して
いただいたほうが早いようです。
証人が描いた、この”絵”‥‥
解剖記録とムジュンする点とは!

(「ナイフ」を選択)
成: ムジュンしているのは
モチロン、ここですッ!
”ハンニン”が振り上げている
ナイフを、よく見てください。
なんと! 刃がポッキリ、
折れているんです!
裁: よく見なくてもわかります、
それぐらい。
茜: でも、成歩堂さん。
証拠品を見てください!
凶器のナイフの先も、ホラ。
ちゃんと欠けてるじゃないですか!
裁: たしか‥‥その、折れた刃の先は
被害者の体内から発見されました。
茜: 青影 丈が刺したっていう、
決定的な証拠ですよね!
成: ‥‥そうはいかないんだよ、
あかねちゃん。

(御剣検事「異議あり!」)
御: ‥‥いったい、
何がモンダイだと言うのだッ!
成: カンタンなコトです。
<<背後より一度、刺されて失血死>>
被害者が、1回しか
刺されていないのであれば!
ハンニンが振り上げたナイフが、
折れているハズがないのです!
裁: ああああああああああッ!
‥‥これは、いったいどういう

(御剣検事「異議あり!」)
御: そのナイフは、犯行の前から
折れていたと考えればよい!

(成歩堂「異議あり!」)
成: ‥‥そうはいきません!
折れたナイフの先は、被害者の
体内から発見されています。
はじめから折れていたのなら!
そんなところにあるハズがないッ!
裁: たしかに、そのとおりです!
‥‥これは、いったいど

(御剣検事「異議あり!」)
御: 刃の先が、被害者の体内から
発見されたのは、ジジツなのだ!
それならば! その証人の
キオクちがいとしか考えられぬッ!

(成歩堂「異議あり!」)
成: だからこそ、ぼくは何度も
証人にカクニンしたのです。
”キオクちがいではないのか?”
‥‥でも、そうではなかった!
御: しかし! 他に、このムジュンに
コタエを与える方法など、ないッ!

(成歩堂「異議あり!」)
成: ザンネンながら‥‥
1つだけ、あるんですよ。
‥‥御剣検事。忘れたのかな?
この事件には‥‥
”不正な証拠の操作”が
あったことを‥‥
御: なに‥‥ッ!
成: ‥‥つまり。
この”折れた刃先”は‥‥
検察側の”ねつ造”だった!
そう考えることができるのです。
御: ぐ‥‥‥‥‥
ぐおおおおおおおおおおおおおッ!

(ざわめきが起こる)


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