逆転裁判3 エピローグ

表セリフ集一覧に戻る

成歩堂 龍一…黒
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
綾里 舞子…桃
毘忌尼…橙
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


←第5話『華麗なる逆転』へ



同日 某時刻
葉桜院 山門

真: 葉桜院‥‥
成: たぶん‥‥春美ちゃんにとって、
忘れられない場所だと思うんだ。
すべてが始まった場所、だから。
毘: なーんだ。もう来ちゃったの、
アンタたち。
真: び‥‥ビキニさん‥‥
毘: 今夜は、あの子とふたりで
カレーでも食べようと思ったのに。
真: は、はみちゃん!
やっぱり、ここに‥‥?
毘: ‥‥修験堂にいるよ。
早く、行っておあげなさい。
真: は‥‥はい!

真: ‥‥いないね、はみちゃん‥‥
成: あ‥‥!
真宵ちゃん!
‥‥あの、掛け軸‥‥
真: あっ!
キレイになってるよ‥‥
成: (春美ちゃん、だな‥‥)
春: あああああああああっ!
真宵さまっ!
真: は‥‥はみちゃん‥‥!
もう‥‥
あたしをおいて行っちゃ、やだよ。
春: 真宵さま‥‥
まよいさまあああああっ!
わたくし‥‥もう一生、おふたりに
お会いしないと決めていたのです。
だって‥‥わたくしのせいで、
真宵さまは‥‥おかあさまを!
成: だから、ここへ‥‥?
春: せめて‥‥真宵さまのために、
お祈りしようと思ったのです。
真: いいんだよ、はみちゃん。
だって‥‥はみちゃんは
ちっとも、悪くないから。
おかあさんがいなくなったのは、
たしかに悲しいけど‥‥
でも、なんでだろうね。
あたし‥‥しあわせだよ。
春: そ、そんな‥‥
ウソをつかないでください!
真: ううん‥‥
ホントだよ。だって‥‥
あたしが今、ここにいるのは、
みんなのおかげなんだから。
春:‥‥‥!
真: お姉ちゃん、おかあさん、
神乃木さん、なるほどくん‥‥
そして‥‥、はみちゃん。
だれか1人でもいなかったら‥‥
あたしはきっと、死んでいた。
だから‥‥あたし。
強くならなきゃいけないんだよね。
みんなが助けてくれた命だから。
あたしには‥‥
それぐらいしかできないから。
春: ま‥‥真宵さま‥‥
毘: やっぱり‥‥舞子さまの
娘さんだね‥‥
真: ‥‥毘忌尼さん‥‥!
毘: アンタのおかあさま‥‥
舞子さまは、強かった。
あの晩‥‥オバサンに、
こんなことを言ってたよ。

舞: 『倉院の名を汚したわたくしに、娘に
カオを会わせる資格はありません。
でも‥‥わたくしはいつでも、
あの子を想いつづけています。
そう‥‥この身に離さず、
きっと、死ぬまで‥‥』

毘: 舞子さまが強かったのは‥‥
アンタがいたから、なんだね。
きっと‥‥最後の瞬間まで、
後悔はなかったはずだよ。
真: ‥‥‥‥‥‥‥
成: ”この身に離さず、死ぬまで”
‥‥か。
真:え‥‥‥
成: たしか‥‥家元には、
こんなキマリがあったね。
死ぬまで、肌身はなさず‥‥
守り抜かなければならない。
春: そ、それは‥‥
家元さまの護符‥‥
成: 舞子さんにとって、守り抜かな
ければならなかったもの‥‥
それは、こんな入れ物じゃない。
その、中身なんじゃないかな。
毘: そ、それは‥‥!
春: 写真‥‥ですか‥‥?
真: あ‥‥ッ!
お‥‥‥
‥‥おかあさん‥‥

成: (命あるものが、自分を守るため
戦うのは、当然のことだ。
”人間”だからこそ‥‥
だれかのために、戦える。
‥‥だれかのために、
どれだけ強くなれるか‥‥?
それこそが人間の価値。
弁護士は、つねにその価値を
試される、戦士なんだ‥‥)

(割れた倉院の壺を修理する
幼い千尋さんと真宵ちゃんの写真)
成: (戦いの末に結ばれた<<絆>>は、
たとえ、断ち切られても‥‥
かならず、よみがえる。
‥‥何度でも。
千尋さん、真宵ちゃん、
春美ちゃん、神乃木さん‥‥
‥‥そして、真宵ちゃんの
おかあさんが‥‥
それを教えてくれた)

成: じゃあ‥‥そろそろ行こうか。
みんなが待ってる。
春:え‥‥‥
成: 今日は、すべてに決着がついた
記念日だよ。
思いっきり、お祝いしないとね。
春: で、でも‥‥
わたくしは、もう‥‥
毘: ‥‥行っといで。
修行なんか、
いつだってできるからね。
春: は‥‥‥はいっ!
真: よおし! あたしも、
もう一度、出なおしだね!
毘忌尼さん! あたし、
かならず、帰ってくるから。
毘: わかってるよ。未来の家元さま
だからって、ヨウシャしないよ。
‥‥予約3人ぶん用意して、
待ってるからね。
わはは。わははは。わはわははは
真: よおおし。
今日は食べるよ、はみちゃん。
修行はね。体力勝負だから。
春: はいっ! 真宵さま!
わたくし‥‥食べますともっ!
成: ‥‥あのさ。ちょっと
聞きたいことがあるんだけど。
真: なに? なるほどくん。
成: 修行の予約はいいけど‥‥
なんで”3人ぶん”なんだ?
真: そんなの、決まってるでしょ!
モチロン‥‥なるほどくんも
いっしょだよ!
成:え。
毘: 待ってるわよ、アンタ。
オバサン、たっぷり
かわいがってあげるからねえ‥‥!
成:え。え。
真: いっちょ、やるよ!
なるほどくん。
モチロン、
<<スペシャル・コース>>でね!
成: え。え。え。
春: そうですとも!
だって、なるほどくんは‥‥
真宵さまのためならば、
いつも火の中、水の中ですから!
真: しっかり、食べておこうね!
なるほどくん!
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥あのさ。
ヒトコトだけ‥‥
言わせてもらってもいいかな。
真: うん。モチロン、いいよ!
春: わたくし、大好きです!
あのコトバ‥‥
毘: オバサンも、ゾクゾクしちゃうワ。
成: じゃあ‥‥‥
おコトバにあまえて。


(異議あり!)



(綾里 真宵より一言)
さあ、これからは
あたしがシッカリしないとね!
倉院流霊媒道の家元に、
成歩堂法律事務所のカゲの所長。
はみちゃんとなるほどくんの
お姉さんとして、がんばらないと!
さすがにもう、閉じこめられたり
さらわれるのは、カンベンだなあ。



(綾里 春美より一言)
やっぱり、なるほどくんは
真宵さまの王子さまなのですね!
あの<<スペシャル・コース>>を
最後まで添いとげたのですから!
そういえば、ここにはマボロシの
<<ウルトラ・コース>>があるとか。
おふたりのために、ちょっと
わたくしが、ご予約を‥‥。



(イトノコ刑事と須々木 マコより一言)
糸: マコクンから、コートを
プレゼントしてもらったッス!
若がえった気分ッス!
もう一生、脱がないッス!
マ: うーん。でも、なんかイマイチ、
センパイっぽくないッス!
やっぱり、うすよごれていたほうが
<<刑事(デカ)>>っぽいのかなあ。
糸: 大丈夫! アイのために、男は
何度でも、うすよごれるッス!



(華宮 霧緒より一言)
成歩堂さんには、また
お世話になってしまいました。
おかげさまで<<倉院の里・秘宝展>>
は、大成功なんですよ!
1年ぶりに、アメリカから
狩魔検事さんもお見えになって。
ムチの使い方も教わったんです。
成歩堂さんに、お見せしないと‥‥



(天杉 優作と天杉 希華より一言)
天: ボクたち、会社を始めました。
‥‥<<怪人コンサルタント>>。
希: 街にはびこる怪人たちの大作戦を、
華麗にブッつぶすんだよ!
天: <<やめてくださーーーい!>>
希: ‥‥が
キメゼリフ。カッコイイんだから!
天: まあ、その怪人たちに犯行計画を
売るのも、ボクたちなんですけど。
‥‥‥いいのかな、これって。
イチバン悪いの、ボクたちなんじゃ



(鹿羽 うらみより一言)
‥‥トラさまを退治してくれた
リュウさまに、お礼がしたくて‥‥
5000万円、お貸ししました。
‥‥お茶のセットもいっしょに。
わたしが‥‥‥‥をこめて
調合した、特濃のお茶‥‥
今ごろ‥‥アレを飲んで‥‥
三日坊主‥‥ククッ‥‥



(五十嵐 将兵より一言)
どうせワシはジャマモノさ!
煮ても焼いても食えぬナマモノさ!
‥‥と、思ってたら。
こないだ、マゴたちが
お誕生日会を開いてくれましてな。
いやー、おはずかしい。
男・将兵。69にして号泣ですわ。



(小池 けいこより一言)
今日もここは、キナくさい
ヒミツでいっぱいなんだぞー。
岡 高夫くんのかわりに、
新しいプログラマーが来たよー。
みんな、おトモダチになろうねー。
‥‥本塚 カズトモくん。
名前を聞いた瞬間、おねえさんの
回路に電流が走ったんだねー。



(毘忌尼より一言)
あらあらあらあら。
また取材かしら。
あの事件以来、もうかって
しょうがないのよねー、ホント。
やっぱり、オバサンのビジュアルが
グーだから。‥‥特に、春先は。
ゆっくり、あやめを待ちましょ。
わはは。はは。わはははは。



(葉桜院 あやめより一言)
‥‥リュウちゃん、本当に
リッパになられましたね。
先日、みなさんで面会に
いらしてくれたのですよ。
私、うれしくて。リュウちゃんに
うっとり、見とれていましたら‥‥
小さな女の子が、リュウちゃんに
鼻血が出るまでビンタを‥‥。



(オバチャン(大場 カオル)より一言)
なんだい! 旅行から帰ってきた
ってのに、お迎えもなしかい!
相棒の若いコは、知らない間に
やめちまってるし‥‥
だいたい、なんなのサ!
このイカれたケービ室は!
これじゃオバチャン、どこから
見ても宇宙人じゃないのヨ!
おみやげに買ってきた、この大量の
マカデミアナッツ、いったい、どう
すりゃいいんだい! ミッちゃんの
トコに持ってったって、どうせホレ
『そのようなアレは困る』みたいな
コト言われてセツないっちゅう話サ
どこかにオバチャンにお似合いの
マメ好きな紳士はいないのかねェ
ビ: カタカタカタカタ‥‥



(矢張 政志より一言)
オレも、やっと自分の
やりたいコト、見つけてさァ!
<<メイちゃんのムチムチ大冒険>>で
絵本界に革命を起こすんだ!
‥‥なんてったって、オレ。
ゲージュツカだし。
似顔絵だけは自信あるからさ。
もう、負け犬なんかじゃねえぜ!



(スケッチブックに描かれたみんなの絵)