第5話『華麗なる逆転』第2回法廷(その1)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
御剣 怜侍…茶
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
ゴドー検事…薄橙
裁判長…緑
裁判官…黄
矢張 政志…紺
天龍斎 エリス…桃
毘忌尼…橙
葉桜院 あやめ…藤
美柳 ちなみ…紫
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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2月10日 午前9時39分
地方裁判所 被告人第1控え室

春: おはようございますっ!
‥‥あれ。おひとり、なのですか?
成: ああ‥‥おはよう、春美ちゃん。
春: あ、あの! 真宵さまはっ!
ごブジでしたか!
成: ‥‥それが‥‥
まだ、わからないんだ。
『一般人は、立入禁止だ』って‥‥
奥の院に入れてもらえなくて。
春: そうなのですか‥‥
それでは‥‥あやめさまは、
今も修験堂で<<からくり錠>>を?
成: ううん‥‥彼女は、この事件の
被告人だからなあ。
さすがに、今は裁判所に
来ているはずだよ。
春: じゃあ‥‥なぜ、この
控え室にいないのでしょう。
成: (たしかに‥‥
こんなこと、初めてだな)
?: ‥‥彼女ならば、
検察側の控え室にいる。
成: ‥‥み、御剣!
あやめさんが‥‥なぜ
今ごろ、検察側に‥‥?
御: 今日の証言について、担当検事と
打ち合わせをしているところだ。
成: ”今日の証言”‥‥?
御: ‥‥あやめさんは‥‥
検察側の証人として、
証言台に立つようだ。
成: な‥‥なんだって!
御: 何やら、検事が<<告白>>させる。
‥‥そう聞いている。
成: (狩魔検事のやつ‥‥
どういうつもりだ‥‥?)
御: 成歩堂。‥‥今日、検事席に
立つのは、狩魔 冥ではない。
成: え‥‥! じゃあ‥‥
いったい、だれが?
御: 決まっている。
‥‥ゴドー検事だ。
成: ご、ゴドー‥‥‥
御: ‥‥狩魔 冥は今、修験洞で、
大切なシゴトをしている。
春: しゅげんどう‥‥?
ま、まさか‥‥
御: そのとおり。
ゆうべからずっと<<からくり錠>>の
解除を行っているのだ。
住職の手ほどきを受けながら、な。
おそらく‥‥あと3時間もすれば、
すべての<<錠>>が開くだろう。
‥‥よい知らせが
届くことを祈っている。
成: ああ‥‥‥ありがとう、御剣。
御: ゴドー検事は、今日ですべての
決着をつけるつもりだ。
<<明日はない>>‥‥
そう考えておくがいい。
成: ‥‥言われなくても
わかってるさ。
御: フッ‥‥。その、目の色。
どうやら‥‥もう、熱で浮かされた
きのうのキミではないようだ。
成: ‥‥ここへ来たとき、決心した。
”今日こそ決着をつける”って。
そうしたら‥‥急に、身体が
ラクになったんだ。
御: なるほど‥‥
今ごろ、かわりにだれかが
熱を出しているかもしれないな。
‥‥それでは‥‥
あとは、たのんだぞ。‥‥相棒。
成: ああ。‥‥まかせてくれ。
(‥‥ほとんどのナゾには、
まだ答えが見つかっていない。
エリス先生‥‥綾里 舞子が
殺害された状況‥‥
矢張が目撃した、
あり得ない光景‥‥
そして‥‥
あの女の、本当の”狙い”)
‥‥そのすべてを‥‥
今から、このぼくが解き明かす!


同日 午前10時
地方裁判所 第7法廷

裁: これより、葉桜院 あやめの
法廷を開廷します。
ゴ: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥あ、あの‥‥
どうして、裁判長が‥‥?
裁: む。私ですかな?
じつは今朝がた、私の執務室に
弟の使いがやって来ましてね。
急に、信じられない高熱で
倒れた、ということでした。
そこで、弟のかわりに、
この私が来たしだいです。
成: は、はあ‥‥。
(兄弟だったのか‥‥)
裁: カオが、深ミドリ色でした。
かなりヤル気だったようです。
ゴ: ”先”のことは、わからねえ。
それが、人生ってヤツだ。
だからこそ‥‥人は、自分の
”過去”に決着をつけたがる。
そいつが、オレたちに与えられた
”特権”であり”使命”なのさ。
裁: ‥‥なるほど。
最後まで、わかったような
わからないようなヒトコトですな。
それでは、ゴドー検事。
冒頭弁論をおねがいします。
ゴ: ‥‥人のココロは移ろいゆく。
それは、はかない夢のように‥‥
しがない世の中で、いつまでも
変わらないのは、ただひとつ。
このカップに広がる
苦くて黒い闇だけ‥‥なのさ。
裁: ‥‥つまり‥‥
どういうことですかな?
ゴ: 前回の審理で、被告人は
事件との関連を認めなかった。
‥‥しかし、今日。
彼女のココロは変わった。
葉桜院 あやめには‥‥
<<告白>>するべきことがあるのさ。
裁: こ‥‥告白‥‥!
被告人が‥‥ですか!
成: (あやめさん‥‥
‥‥なぜ、このぼくに
相談してくれなかったんだ‥‥)
裁: わかりました。
それでは、被告人の<<告白>>を
聞かせていただきましょう!

ゴ: ‥‥カワイコちゃんには、
名前と職業を聞く。
それが、オレのルールだぜ。
あ: ‥‥あの。あやめ、と申します。
葉桜院にて、修行中の
身でございます‥‥。
裁: 証人。あなたは‥‥何か
<<告白>>することがある、とか。
あ: ‥‥はい。成歩堂さまには
申しわけありませんが‥‥
もう、私‥‥かくしておくことは
できません。
成: い‥‥いったい、
なんのこと‥‥ですか?
あ: 成歩堂さま。私‥‥この事件に、
無関係ではないのです。
裁: ‥‥まさか‥‥
自白なさるつもりですかッ!
あなたが、天流斎 エリスを
殺害した‥‥と!
あ: ‥‥そうではありません。
私は‥‥そう。
あの事件の、後始末をしたのです。
あの方が命を奪った、天流斎
エリスさまの亡きがらを‥‥
葉桜院の境内に運んで、あのような
細工をさせていただきました。
裁: な‥‥‥
なんですっとォォッ!

(ざわめきが起こる)
裁: せ‥‥静粛に! 静粛に!
つ、つまり‥‥被告人!
‥‥あなたは‥‥
この殺人事件の<<共犯者>>だった!
そうなのですかッ!
あ: ‥‥‥‥‥‥‥‥
はい。そのとおりです。
成: ‥‥えええええッ!

(ざわめきが起こる)
成: ‥‥開廷3分で
もう冷や汗まみれかよ‥‥)
ゴ: クッ‥‥!
人はだれでも”共犯者”さ。
たまたま、それが殺人事件だった。
それだけのハナシ、だぜ。
そうだろう? ‥‥まるほどう。
成: (ゴドー検事め‥‥
打ち合わせをした”告白”‥‥
コイツのことかッ!
どうやら、この
あやめさんの証言書‥‥
‥‥悲しいけど、
”ウソ”だったんだな‥‥)

<<あやめの証言書>>を
丸めてポケットにつっこんだ。
ゴ: なあ、おじょうさんよォ。
よかったら‥‥教えてくれねえか。
いったい、アンタ‥‥だれの犯行を
モミ消そうとしたのか?
成: (あやめさんが、だれかを
”かばっていた”‥‥
ううう‥‥まったく先が
見えないぞ‥‥)
あ: 私‥‥おさないころから
葉桜院でお世話になっております。
葉桜院は、倉院流霊媒道の分家。
私どもは、本家を守るために
存在しているのです。
裁: ほ、”本家”‥‥ですか?
あ: だから‥‥私。この身を汚しても、
”あの方”をお守りしたのです。
倉院流霊媒道、家元の娘‥‥
綾里 真宵さまを!
成:え‥‥‥
ゴ: そういうコト‥‥らしいぜ。
まるほどう‥‥。
成: ま‥‥‥‥
真宵ちゃんですってェェェッ!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛にィッ!
殺害の現場を見ただけではなく‥‥
真犯人の名前までッ!
あ: 本当に、ザンネンですけど‥‥
まちがいございません。
私は、あの方の犯行を
目撃して‥‥
あの方のために、被害者の
亡きがらを始末したのです。

(成歩堂「異議あり!」)
成: そ‥‥そんなバカなッ!
真宵ちゃんは、そんな悪
裁: ‥‥今は、弁護人が声を張り上げる
べき場面ではありません。
被告人。‥‥まずは、あなたの
証言を聞くべきでしょう。
事件当夜‥‥いったい、
何があったのか‥‥?
あ: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥わかりました。
成: (あるていど、カクゴは
していたつもりだったけど‥‥
いきなり、予想もつかない
展開になってきたな‥‥)

(真宵の<<犯行>>)
あ: 『あの晩、奥の院へ行って‥‥
中庭で、見てしまいました。』(証言1)
『エリスさまが、手に持ったツエで
真宵さまに殴りかかったのです!』(証言2)
『真宵さま、おヨロめきになって‥‥
エリスさまは、トドメを刺そうと!』(証言3)
『真宵さまは、それを必死にかわして
武器を奪って‥‥!』(証言4)
『あれは、正当防衛でしたわ!
真宵さまにセキニンはありません!』(証言5)
裁: <<正当防衛>>‥‥ですか。
あ: 襲いかかったのは、エリスさまの
ほうだったのですから!
裁: ふむう‥‥‥
あ: だから、私‥‥真宵さまを
お助けしようと思ったのです。
ゴ: 被害者の死体を葉桜院に移せば、
綾里 真宵に疑いはかからない‥‥
そう考えたわけだ。
悪くねえ悪知恵‥‥だぜ。
成: (‥‥おかしい。きのう、
たしか証明されたはずだ‥‥
あの晩、あやめさんは
<<奥の院へは行かなかった>>
奥の院に現れたのは‥‥
”彼女”だったハズだ。
‥‥あやめさんも、それを
認めたはずなのに‥‥)
裁: それでは、弁護人!
尋問をおねがいします。

(「証言3」をゆさぶる)
成: トドメを‥‥?
あ: ‥‥そうだと思います。
手にしたツエを投げ捨てて、
ふところから、武器を‥‥
成: ちょっと待ってください!
”武器”というのは‥‥?
あ: はい。あれは‥‥
小刀のようなものでした。
成: (小刀‥‥ねえ‥‥)
その武器で、天流斎 エリスは
刺そうとしたんですか?
‥‥その。綾里 真宵を。
あ: ええ‥‥そのとおりです。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥
ゴ: クッ‥‥!
コーヒーとまちがえて、
ソースを飲んだみたいなカオだぜ。
成:‥‥‥!
ゴ: 自分の依頼人の発言が
スッキリしねえか? 弁護士クン。
成: (今の、あやめさんの発言
‥‥どうなんだろう?)

(「引っかかる」を選択)
成: ‥‥裁判長。
ただ今の証人の発言には‥‥
”問題”があります!
裁: も‥‥‥
”モンダイ”‥‥?
しかし、この証人は
あなたの依頼人ですぞ!
成: ま、まあ。
そうなんですけど‥‥
ゴ: ‥‥いいだろうぜ。
証人。今の発言‥‥証言に
加えてくれねえか。
あ: は‥‥はい。
わかりました。
裁: ちょ、ちょっと! そのへんの
進行は、私がカツンとですね‥‥
ゴ: ‥‥いいか、アンタ。
二度は言わねえ。
裁くのは、このオレだぜ!
裁: むぐぐ‥‥ッ!
ゴ: ‥‥じゃあ、
つづけてもらおうか。
あ: 『ジャマなツエは捨てて‥‥フトコロ
から、小刀を取り出したのです!』(証言6)

(「証言6」に「被害者のツエ」をつきつける)
成: あやめさん‥‥‥
あなたの目撃した犯行現場には、
どうしてもムリがあります。
あ:え‥‥‥
成: 天流斎 エリスが、ツエを
捨てるはずがないんですよ。
あ: で‥‥でも! ツエでは
殴ることしかできませんから‥‥
成: もちろん、あなたは知らない
でしょうね‥‥あやめさん。
被害者のツエには‥‥
ある細工がされていたんです。
ごらんのとおり。
カタナ‥‥です。
あ: あ‥‥っ!
成: 天流斎 エリスが、綾里 真宵の
殺害を考えたのならば!
<<小刀>>など使う
必要は、なかった!
こんなにリッパなカタナを
持っていたのですからね!

(ざわめきが起こる)
成: ‥‥いかがですか?
あやめさん!
あ: あ、あの。私‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥アンタにしちゃア
よくやったぜ、まるほどう‥‥
このツエに、カタナが仕込まれて
いたとはなあ。
しかし‥‥それが
なんだって言うんだ?
成:‥‥‥!
ゴ: 互いのキョリが近い戦いならば、
長いカタナは扱いづらい。
だから天流斎 エリスは、あえて
小刀を使ったのかもしれねえ。
成: そ‥‥それは‥‥
ゴ: ‥‥重要なのは、凶器に
何を使ったか、じゃァねえのさ。
天流斎 エリスが、綾里 真宵を
殺害しようとした、という点だ。
そこに不自然な点がないかぎり‥‥
目撃証言に、モンダイはねえぜ。
成: (‥‥ちがう! この証言は、
どう考えても不自然なんだ!)
裁: いかがですかな? 弁護人。
検事の主張には、一理あります。
成: ‥‥わかりました。弁護側は、
証拠を提示したいと思います。
あ: な‥‥成歩堂さま‥‥
成: ‥‥証人の証言が”あり得ない”
という証拠を‥‥‥もうひとつ。
天流斎 エリスが、綾里 真宵の
命を奪おうとするはずがない!

(「天流斎 エリス」を選択)
成: ‥‥天流斎 エリスには、
綾里 真宵を襲えなかったのです!
あ: ど‥‥どうして、そんなことが‥‥
成: <<天流斎 エリス>>という名前は、
本名ではありません。
彼女の本当の名前は‥‥
<<綾里 舞子>>といいます。
裁: ‥‥”あやさと”‥‥?
あ: あああっ! ま、まさか‥‥!
”あやさと まいこ”‥‥
裁: ど、どなたなのですかな?
名字が、同じですが‥‥
成: 綾里 舞子は、倉院流霊媒道の
家元、霊媒師です。そして‥‥
綾里 真宵の、実の母親なのです!
裁: な‥‥‥なんですって!

(ざわめきが起こる)
あ: あ‥‥あの、成歩堂さま!
それは‥‥本当なのですか?
天流斎 エリスが‥‥
綾里 舞子さまだった、なんて!
成: まちがいありません。
(あやめさん‥‥どうやら、
知らなかったみたいだな‥‥)
あ: ‥‥そ、そうだったのですか‥‥
成: 母親が、17年ぶりに会った
ひとり娘を殺害しようとした‥‥
検察側に、その理由が
セツメイできるのですかッ!
ゴ: ‥‥‥ククッ‥‥!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛に!
一見、証人の証言の流れは、
きわめて自然だと思われました。
‥‥しかし。
<<真実>>を知ってしまえば、
不自然きわまりない‥‥
あ: ‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: <<カタナの仕込まれた武器である
ツエを、わざわざ捨てた>>
<<現場で死闘をくり広げた2人が、
実の親子だった>>‥‥
いずれも、”あり得ない”と
までは言えませんが‥‥
考えにくいことです!
ゴ: ‥‥この世に、”あり得ない”
ことなんて、何もねえさ。
ただ1つをのぞいて、な。
裁: ‥‥なんですか? ただ1つの
”あり得ないこと”とは。
ゴ: クッ‥‥。
まだ、わからねえのかい。
<<裏づけ調査をしないゴドー検事>>
‥‥だぜ。
成: ‥‥‥あの。
どういうこと‥‥ですか?
ゴ: オレが、この証人の”告白”を
聞いたのは、今朝のこと‥‥
8杯目のモーニングコーヒーを
飲みほしたばかりだった‥‥
裁: ‥‥あなた、胃に穴があきますよ。
ゴ: とにかく、この証人の
<<告白>>を聞いて‥‥
さっそく、捜査好きの刑事が
現場へ、すっ飛んでいった。
そして‥‥刑事は発見した。
コイツを、な。
裁: そ、それは‥‥
証言にあった<<小刀>>ですかな?
ゴ: 聞くまでもねえだろう。
それより‥‥気にならねえか?
裁: ‥‥たしかに‥‥よく見ると、
”血痕”が付着しています!

(ざわめきが起こる)
成: い‥‥いったい、
どこにあったんですか?
ぼくが現場を調べたときは、
そんなものはなかった!
ゴ: ‥‥アンタ、現場の
松の木は調べたかい‥‥?
成: 松の木‥‥?
ゴ: この小刀は‥‥松の木の
ウラに、突き刺さっていた。
綾里 真宵と天流斎 エリスの
格闘に決着がついたとき‥‥
コイツは、はね飛ばされたのさ。
‥‥松の木に向かって、な。
裁: ということは‥‥この血痕は、
被害者のものなのですね!
ゴ: クッ‥‥!
アンタ‥‥聞いてなかったのかい?
オレが”告白”を聞いたのは、
今朝のことだったんだぜ。
13杯目のモーニングコーヒーを
飲みほしたばかりだった。
成: (‥‥さっきと
変わってるじゃないか!)
ゴ: さすがに、血液検査をする
時間はなかったぜ。
裁: とにかく、その小刀を
提出してください!
この審理のあいだに、
本法廷が血液検査を手配します!
ゴ: オレのコイビトだ。
‥‥ダイジにあつかってくれよ。
裁: ‥‥係官! 大至急、この証拠品を
検査にまわすようにッ!

証拠品<<小刀>>のデータを
法廷記録にファイルした。
裁: ‥‥さて。
ただ今の、証人の証言は
やや不自然でした。
しかし! こうして
現場から小刀が発見された以上‥‥
その証言は<<真実>>だと
考えるべきでしょう。
ゴ: カワイコちゃんは、ウソをつかねえ
‥‥そいつが、オレのルールだぜ。
裁: それでは‥‥証人。さらなる
証言をおねがいしましょう。
あ: あの‥‥何を、でしょうか?
裁: あなたが目撃した”事件”‥‥
ふたりの格闘について!
あ: ‥‥わかりました。


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