第5話『華麗なる逆転』探偵パート2日目(その7)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
御剣 怜侍…茶
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
ゴドー検事…薄橙
裁判長…緑
裁判官…黄
矢張 政志…紺
天龍斎 エリス…桃
毘忌尼…橙
葉桜院 あやめ…藤
美柳 ちなみ…紫
綾里 キミ子…灰
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 某時刻
山小屋 極楽庵

成: (お。小屋の前で、あのふたりが
たき火をしてるぞ‥‥)
春: ‥‥あ、なるほどくん!
矢: ハッ!
一歩おそかったな、成歩堂!
イモならもう、
ゼンブ食っちまったぜ!
成: (‥‥手がかりは
ほぼ、そろった‥‥
そろそろ、春美ちゃんの
話を聞くときがきたかな‥‥)

(「勾玉」をつきつける)

(事件当夜のこと)
成: 事件が起こった晩の、夕食後‥‥
春美ちゃんは、エリス先生の部屋で
絵本を読むはずだったんだよね?
春: ええ! さそっていただいて、
わたくし、うれしくて!
‥‥でも‥‥
わたくし‥‥けっきょく、
行けなかったのです。
成: 行けなかった‥‥?
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥
どうしても、行かなければならない
ところがありましたから。
わたくし‥‥もう、
シンパイでシンパイで!
いても立っても
いられなくなってしまったのです。
成: (‥‥春美ちゃんは、エリス先生の
部屋へは行かなかった‥‥
重大な”シンパイごと”が
あったから‥‥)
‥‥春美ちゃん。
きっと‥‥あの晩、春美ちゃんは
ここへ行ったんだね?

(「奥の院」を選択)
成: それは、ここだ!
‥‥どうかな、春美ちゃん。
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥
成: (どうやら‥‥まだ、
打ち明けられないみたいだ)
春美ちゃんは、”シンパイごと”が
あるから、ここへ行ったんだね?
じゃあ、春美ちゃんが、何を
”シンパイ”していたか‥‥
次は、それを当ててみよう。
春: え! ‥‥そんなことが
わかるのですかっ!
成: もし、当たったら‥‥
正直に教えてくれるね?
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥は、はい‥‥
成: 春美ちゃんが、”そこ”へ行った
理由は、これしかないんだよ。

(「綾里 真宵」をつきつける)
成: 春美ちゃんが死ぬほど
シンパイしてくれたのは‥‥
もちろん、真宵ちゃんのこと
‥‥だよね?
春: あ‥‥‥!
成: 真宵ちゃんが申し込んだのは、
かなりキケンな修行だった。
‥‥なんと言っても、
<<スペシャル・コース>>だから。
春: ‥‥‥‥‥‥

真: 『あたし、スペシャル・コースを
申し込んだんですよ!』
毘: 『あらあらあらあら。
このサムいのにスペシャル?
イノチしらずねぇ、ワカい子は。
死んでも知らないから。
わはは。わは。わはははは。』

成: ‥‥ビキニさんにオドかされて、
春美ちゃんはシンパイになった。
葉桜院を紹介したのも、
春美ちゃんだったからね。
‥‥きっと、セキニンを
感じたんじゃないかな?
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いったい‥‥真宵さまが
どうなってしまうのか‥‥
わたくし、もう気が狂いそうに
なってしまったのです。
だから‥‥ようすを見るために、
奥の院へ‥‥

(錠1つ 解除)
成: あの晩、春美ちゃんが奥の院に
行ったのは、アキラカなんだ。
わからないのは‥‥
そのあと、何があったのか‥‥?
春: ‥‥ううう‥‥
成: 春美ちゃんが、奥の院に行った
のは‥‥何時ごろだったのかな?
春: たぶん‥‥葉桜院を出たのは、
9時半ぐらいだったと思います。
<<本行>>は、10時ごろから
始まると聞いていましたので‥‥
その時間までに、奥の院に
行こうと思ったのです。でも‥‥
雪のせいで、奥の院につく前に、
10時になってしまいました。
成: 10時に‥‥? どうして、
それがわかったのかな?
春: あの‥‥。<<消灯の鐘>>が
かすかに聞こえたのです。
成: (<<消灯の鐘>>か‥‥)
‥‥葉桜院の鐘つき堂、
とても小さいよね。
よく、あの鐘の音が
聞こえたね。
春: わたくし‥‥鐘の音には
注意していたのです。
‥‥聞き逃すわけには
いきませんでしたから。
成: (鐘の音を‥‥
気にしていた‥‥?)
‥‥春美ちゃん。
どうして、そんなに鐘の音を
気にしていたのかな?
春: え‥‥! そ、それは‥‥
成: きっと、これのせいじゃないかな。
鐘の音を聞き逃せなかった理由は。

(「燃えカス」をつきつける)
成: あの晩‥‥春美ちゃんには、
ある指示が与えられていた。
春:‥‥‥!
成: きっと‥‥コイツに
見おぼえがあるんじゃないかな。
春: ああああああッ!
そ、それを‥‥どこでッ!
成: 奥の院の、焼却炉の中だよ。
‥‥春美ちゃん。
きみはあの晩、このメモに
従っていたんじゃないかな?
だから‥‥<<消灯の鐘>>を
気にしていたんだ。
春: す‥‥‥
すごいです、なるほどくん‥‥!

(錠1つ 解除)
成: ‥‥焼却炉から見つかった
この<<指示書>>‥‥
やっぱり、春美ちゃんに
宛てられたもの、なのかな?
春: あ‥‥あの。わたくし、それはっ!
成: 見てのとおり、
ほとんど焼けちゃってるけど‥‥
最後の部分は、だいたい
読めるんだよ。
『消灯の鐘が聞こえたら、
すぐに霊媒をしなさい』
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
成: 春美ちゃんは、あの晩‥‥
だれかを霊媒したんだね?
春: ‥‥ううう‥‥
成: (<<指示書>>を書いた人物と、
その<<目的>>‥‥
それを考えれば‥‥あの晩、
だれが霊媒されたのか?
わかるはずだ!
むずかしくはない‥‥)
‥‥春美ちゃん。あの晩、きみが
霊媒しようとした人物とは‥‥!

(「美柳 ちなみ」をつきつける)
成: ‥‥<<美柳 ちなみ>>。それが、
指示書に書かれた名前だった。
春: ああ‥‥ッ!

(錠1つ 解除)
成: (やっぱり、そうだったか‥‥
あの晩、奥の院で
ビキニさんが会ったのは‥‥
あやめさんではなく、
美柳 ちなみだった‥‥)
春美ちゃん‥‥
きみは、知ってるのかな?
<<美柳 ちなみ>>が、
いったい、何者なのか‥‥?
春: ‥‥じつは、わたくし‥‥
聞いたことがないのです。
美柳 ちなみさまというお名前‥‥
成: (やはり、知らないのか。
この、美柳 ちなみが‥‥
春美ちゃんの、お姉さんだ、
ってこと‥‥)
春美ちゃん。
<<指示書>>のことだけど‥‥
いったい、だれが
書いたものなのかな?
春:え‥‥‥
成: 聞いたこともない
人物の霊を呼ぶなんて‥‥
よっぽど、コイツには
<<チカラ>>があるみたいだ。
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
成: 春美ちゃんは、なんの疑問も
抱かずに、コイツに従っていた。
‥‥それが、次の問題だ。
いったい‥‥指示書は、
だれが書いたものなのか‥‥?

(「綾里 キミ子」をつきつける)
成: ‥‥春美ちゃん。
きみは、きっと‥‥この指示書が
何をイミしているのか‥‥
理解していないんじゃないかな?
春: ‥‥どきっ。
成: それでも、<<指示書>>のとおりに
行動したのは‥‥
それが、おかあさんからの
言いつけだったからだ!
春: ど、どうして‥‥それを!
成: ‥‥そう。この<<指示書>>は‥‥
春美ちゃんのおかあさん‥‥
綾里 キミ子さんが書いた!
春: う‥‥‥‥。
うわあああああああああああんっ!

(錠1つ 解除)
成: ‥‥どうかな、春美ちゃん。
そろそろ、本当のコトを‥‥
春: な、な、な、な、なるほどくん
あ、あ、あ、あ、あのっ!
成: (なんか、イジめてるみたいで
イヤな感じだなあ、ぼく‥‥)
春: こ、こ、こ、こ、子どもだと思って
あ、アマく見ないでくださいっ!
成: ‥‥え‥‥。
春: わたくしが<<指示書>>のとおりに
行動したという‥‥
‥‥そんな証拠が、
あるのですかわわああああんっ!
成: えええええええッ!
春: わたくし‥‥そ、そのようなもの、
し、し、し、し、知りませんもの!
成: うむむむむむむむむ‥‥‥
(‥‥あくまでも、<<指示書>>の
言いつけを守るつもりか‥‥
どうやら‥‥これが、
最後の証拠になりそうだな)
‥‥春美ちゃん。
事件当夜‥‥だれかが、この
指示どおりのコトをしたんだ。
たしかに、それが春美ちゃんだった
という証拠は、ない。
春: や‥‥‥‥やっぱり!
そ‥‥‥‥そうですよねっ!
成: ‥‥でも‥‥
この指示に従ったのは、
”子ども”だったんだよ。
春: ど‥‥どうして、そんな!
成: ‥‥もし、オトナだったのならば。
こんな思いちがいは
しなかったはずなんだよ。
春: お‥‥”思いちがい”‥‥?
成: 必死で、書いてあることに
従おうとしたんだろうけど‥‥
指示書のイミをとりちがえたんだ。
‥‥それを示す証拠があるはずだ!

(「掛け軸」をつきつける)
成: この掛け軸‥‥
春美ちゃんがやったんだね?
春: ええええっ!
あああの。わわ、わたくしが、
いいい、いったいナニを‥‥っ!
成: <<指示書>>に、こう書かれている。
『家元に、華麗に引導を
たたきつけてやりなさい』
<<華麗>>‥‥<<引導>>‥‥
この漢字が、読めなかったんだ。
春: ど‥‥
どうして、それを‥‥!
成: ‥‥思い出したんだよ。
事件があった、あの晩‥‥

エ: 『いっしょに、
ご本を読んであげましょう。』
春: 『えっ! よ、よ、
よろしいのですか?
あ。あの、わたくし。
読めない漢字があるのですけれど。』
エ: 『ふふふ。いっしょに
お勉強しましょうか。』
春: 『あ、あの。先生! たとえば、
これは、なんと読むのですか?』
エ: 『”華麗”‥‥ムズカシイ字。
これは、<<かれい>>ね。』

成: <<カレイ>><<インドウ>>
‥‥読み方は、わかった。
でも‥‥
今度は、そのコトバの
イミがわからなかったんだ。
春: <<カレー>>といえば<<インド>>
‥‥わたくし、そう思ったのです。
成: だから‥‥
たたきつけたわけだね?
インドのカレーを‥‥”家元”に。
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
正直なところ‥‥
自分でも、ちょっとヘンだな、
とは思っておりました。
‥‥やっぱり‥‥
ちがった、のですね。
成: ちょっと、ね。
春: わたくし‥‥本当に、
役に立たないのですね。
おかあさまの指示も守れず‥‥
お手紙を焼くことすら、
マンゾクにできないなんて‥‥

(解除成功)

(「事件当夜のこと」を聞く)
春: わたくし‥‥あの晩、お夕食のあと
奥の院に向かったのです。
‥‥あまったカレーの
おナベを持って。
成: カレー‥‥か。
春: 奥の院の掛け軸は
見ておりましたので‥‥
お手紙に書いてあった<<家元>>とは
きっと、このことだと思って‥‥
成: ‥‥なるほどね。それで?
春: 雪のせいで、奥の院についたら
10時をとっくにすぎていました。
だから‥‥わたくし、奥の院の
<<はなれ>>へ行ったのです。
成: <<はなれ>>‥‥?
春: ええ。そこで、修行が終わるのを
お待ちしようと思いました。
成: ‥‥どうして<<修験堂>>に
行かなかったの?
春: 修験者の<<本行>>が始まったら、
立ち入りはユルされないのです。
そこで、真宵さまのブジを
お祈りしていたのですが‥‥
その‥‥わたくし‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
成: ‥‥もしかして‥‥
眠っちゃった、のかな?
春: も、申しわけありません!
このような、だらしのない‥‥
矢: いやいや、ハルミちゃん!
そりゃ、しかたねえって!
オレも、あやめちゃんを待ってて
ケッキョク、寝ちまったし。
成: それで‥‥閉じこめられちゃった
わけだね。奥の院に。
春: 目がさめたら、朝でした。
わたくし、泣いてしまいました!
‥‥おぼろ橋はなくなっていて、
修験堂には、どなたもいなくて。
お寝坊したから、置いていかれて
しまったのだと思って‥‥
お手紙を燃やして、いっしょに
カレーをあたためて‥‥
成: (‥‥泣きながら
掛け軸にぶちまけたわけか)
矢: ‥‥タイヘンだったなあ、
ハルミちゃん。
オレも小さいころ、よく寝坊して
成歩堂に置いていかれたよ。学校。
成: ‥‥いっしょにするなよ。

(「消えた霊力」を聞く)
春: おかあさまのお手紙に
書いてあったのです。
『<<消灯の鐘>>が聞こえたら、
すぐに霊媒をしなさい』‥‥と。
鐘の音が聞こえたとき、わたくし
奥の院に向かう途中でしたが‥‥
成: 呼び出したわけだね。
‥‥<<美柳 ちなみ>>の霊を。
春: でも‥‥
わたくし、できなかったのです!
成: できなかった‥‥?
春: こんなことは、初めてです。
霊を呼べない、なんて‥‥
わたくし‥‥それから、
何度も何度もやってみました。
きのうも‥‥そして、今朝も
試してみました! でも‥‥
どうしても、呼べないのです。
矢: だ、大丈夫だよ、ハルミちゃん!
気を落としちゃいけねえ!
オレでよければ! いつだって
飛んでくるぜ! ピョーン、って!
成: (<<霊を呼べなかった>>‥‥か)
だから<<霊力が消えた>>‥‥
そう思ったんだ。
春: ‥‥ええ。わたくし、
もう‥‥どうしていいのか‥‥
成: 他に‥‥何か、考えられないの?
霊が呼べない理由は。
春: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1つだけ、ありますけど‥‥
ありそうもないことですから。
成: ‥‥教えてほしいな。
春: わたくしより先に、だれかが
その霊を呼んでいる場合です。
成: ”だれかが”‥‥?
春: ‥‥はい。
霊体は、1つきりですから。
矢: 貸出中のレンタルビデオを
借りることはできないぜ、成歩堂!
成: (‥‥事件があった晩‥‥
春美ちゃんより先に、だれかが
霊媒した、というのか‥‥?
美柳 ちなみの霊を‥‥)
春: わたくし、もう情けなくて。
おかあさまの‥‥最後のおねがいも
聞けなかった、なんて‥‥
成: ”最後のおねがい”‥‥?
春: その、お手紙です。
おかあさま、おっしゃいました。
『これが、最後のおねがい』‥‥
『だから‥‥かならず、書いてある
とおりにしなさい』‥‥と。
成: (‥‥そうだ。この、手紙‥‥
もっと、詳しくハナシを
聞いておくか‥‥)

(「キミ子の手紙」を聞く)
春: おかあさまは今<<けいむしょ>>と
いうところに、いらっしゃいます。
成: う‥‥うん、そうだね。
春: わたくし‥‥毎月、<<めんかい>>に
行くのですが‥‥
あれは、先月のことでした。
おかあさま、おっしゃったのです。

キ: 『‥‥春美ちゃん。いよいよ、
<<そのとき>>が来たようです‥‥
‥‥あなたに、やっていただきたい
ことがあります‥‥
‥‥ここに来る前、お屋敷に
お手紙をかくしておきました。
‥‥それをよく読んで、その
とおりに行動してくれますね‥‥
‥‥すべては、綾里家のため。
よいことなのです、春美ちゃん‥‥
‥‥お手紙の、かくし場所は‥‥』

春: おかあさまは、いつだって
やさしくて‥‥大好きです!
矢: うんうん。母親ってのは、子どもの
ためなら、何だってするからなぁ!
春: ”綾里家のため”‥‥もちろん
わたくし、協力するつもりでした。
だって‥‥それは、真宵さまの
ためにもなるではないですか!
そうですよね! なるほどくん。
成: そ‥‥‥そう、だね。
春: おかあさまのお手紙には、
お写真も入っていました。
成: 写真‥‥?
春: 美柳 ちなみさまの
お写真です。
‥‥それがあれば、霊媒は
できるはずなのですが‥‥
矢: ‥‥そりゃ、ヘンだなァ。
成: (テキトーにあいづちを
打っている‥‥)
春: それに‥‥おかあさまの
お手紙なのですが‥‥
だれかが一度、
封を破った跡がありました。
矢: ‥‥そりゃ、ヘンだなァ。
成: (封が‥‥破られていた‥‥?)

証拠品<<燃えカス>>の
データを書きなおした。
成: ‥‥ありがとう、春美ちゃん。
おかげで、助かったよ。
春: どういたしまして!
わたくしどもには、
おかあさまがついています!
きっと‥‥真宵さまも
ブジですよね!
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(この、無邪気な笑顔‥‥
‥‥ぼくは、なんと言えば
いいんだろう‥‥?)
ゴ: クッ‥‥!
アンタにも、やっと
わかったかい? まるほどう。
‥‥”知らない”ってコトが、
どれほど大きな<<罪>>なのか‥‥
成: ご‥‥、ゴドー検事!
ゴ: 修験洞の入り口で、パズル遊びを
しているみたいだな。
成: (あやめさんのこと、か‥‥)
ゴ: ‥‥ムダなことさ。
成: ど、どういうことですか‥‥?
ゴ: おそらく‥‥綾里 真宵は
もう、帰ってこねえだろうぜ。
成: え‥‥‥
な、何を言うんだ!
なぜ、あなたがそんなことを‥‥
ゴ: ‥‥アンタが、守ってやる
べきだったんだ。
綾里 真宵も‥‥
そして、綾里 千尋も。
‥‥2人は、大変な事件に
巻きこまれていたのさ。
成: そ‥‥それは
わかりましたけど‥‥
ゴ: いつも、そばにいたのは‥‥
アンタだけ、だったんだ。
助けてやれたのは、
アンタだけだったんだよ!
成: で、でも‥‥!
ぼくは、何も知らなかった‥‥
ゴ: クッ‥‥!
言っただろう? まるほどう。
”知らない”ってのは、
大きな<<罪>>なんだ、と‥‥
成:‥‥‥!
ゴ: 明日、だ。
すべての決着をつけてやるぜ。
‥‥法廷で、な。
春: な‥‥なるほどくん‥‥
い、今の‥‥検事さんの
お話は‥‥まさか!
成: ‥‥だいじょうぶだよ、
春美ちゃん。
真宵ちゃんは、きっと生きている。
‥‥明日になれば、わかるさ!
春: ‥‥そ‥‥
そうですよね!
わたくし‥‥なるほどくんを
信じていますから!

キ:
‥‥春美ちゃん‥‥
‥‥よくやってくれましたね、
アタクシの春美ちゃん‥‥
‥‥あなたは、何も
知らなくてよいのですよ‥‥
‥‥アタクシには、この日が
来るのがわかっていました‥‥
‥‥綾里家・本家の血は‥‥
絶えたのです。
‥‥今度こそ‥‥あなたが。
家元の座を手にする‥‥
‥‥アタクシの、最後のねがい‥‥
‥‥間に合ったようですね‥‥


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