第3話『逆転のレシピ』探偵パート1日目(その4)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
須々木 マコ…橙
芝九蔵 虎之介…紫
鹿羽 うらみ…灰
本土坊 薫…桃
五十嵐 将兵…紺
小池 けいこ…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 某時刻
警察署・刑事課

糸: お。ちょうどよかったッス!
成: なんですか?
糸: アンタからあずかっていた新聞、
ブンセキが終わったッス。
成: (ラクガキの筆跡‥‥)
そ、それで‥‥どうでした?
検査の結果は!
糸: どうやら‥‥被害者・岡 高夫が
書いたと見て、まちがいないッス。
成: (やっぱり‥‥そうだったのか)
糸: このスポーツ新聞は事件当日、
被害者が店に持ちこんだ‥‥
そう考えていいと思うッス。

証拠品<<スポーツ新聞>>のデータを
もう一度、ファイルした。
糸: でも‥‥やっぱり、
どこかで聞いたコト、あるッス。
<<クリーニング・ボンバー>>‥‥
‥‥ま。とにかく。
あのレストランで見つけたモノは、
ちゃーんと自分に教えるッスよ。
成: (‥‥エラそうだな。でも‥‥
なんか、見せるべきモノが
あるような気もするな‥‥)

(「小ビン」をつきつける)
糸: お。またもらってきたッスか?
ニオイつきの小ビン。
成: それが‥‥この小ビン、
なんのニオイもしないんですよ。
糸: ‥‥イミがわかんねッス。
成: アロマテラピーのボトルに
まじって、1本だけ、これが。
デザインもゼンゼン
ちがいますよね‥‥?
糸: ニオわない小ビン‥‥
それはかえって、ニオうッス!
今度は、ちょっとその小ビン、
貸してもらえないッスか?
中身をブンセキしてみたいッス。
成: (被害者は”毒殺”された。
‥‥ビンの中身は重要だな)

証拠品<<小ビン>>を
イトノコ刑事にあずけた。
糸: ‥‥やっぱり‥‥
あのシェフはアヤしいッスね。
成: 本土坊 薫さん‥‥ですか。
糸: ジツは‥‥自分は、
ヤツのヒミツをつかんでいるッス。
成: (そういえば、そんなコトを
言ってたな‥‥イトノコ刑事)
糸: どうやら、アンタには
話しておいたほうがいいッスね。
本土坊のヒミツを‥‥。

(「本土坊のヒミツ」を聞く)
成: それで‥‥なんですか?
本土坊さんの”ヒミツ”って。
糸: アンタ、吐麗美庵の
ランチは食べたッスか?
成: ‥‥え、ええ。
糸: どうだったッス?
成: あくまでも、いいイミで
おいしくありませんでした。
糸: ベツに、この自分に
気をつかわなくていいッス。
店はキレイだし、ウエイトレスは
マコクンッスが‥‥
あの料理のせいで、吐麗美庵は
まったく客が入ってないッス。
成: まあ‥‥そうかもしれませんね。
糸: トーゼン、あの男は
借金まみれッス。
成: ‥‥どれぐらい
まみれてるんですか?
糸: ヤツの借用書のコピーッス。
およそ、5000万ッス。
成: ごご、5000万‥‥って、
”円”ですか?
糸: そりゃそッス。”ドル”だったら
とんでもないことに。
成: す、すみません。あまりの金額に、
アタマと声がウラ返っちゃって。
糸: ‥‥どうも、この事件には
”ウラ”がありそうッス。
そして、その”ウラ”には、
このシェフがカラんでいる‥‥
そんな気がするッス!

<<本土坊の借用書>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「留置所」に移動する)

(「吐麗美庵」に移動する)

(「ビタミン広場」に移動する)


同日 某時刻
ビタミン広場

成: あれ‥‥あのオジさん、
いなくなっちまったぞ。
(こまったな‥‥まだ、
聞くべきことがあったのに)

(「スクーター」を調べる)
成: スクーターだ。わざわざ
公園のドまん中に置いておくとは。
タイヤのカバーやら、ライトやら、
ハデにブッ壊れてるな‥‥
事故でもあったのかな。
‥‥まあ、ボロっちいコト‥‥
?: コォラァアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアア
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アアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアア
ッ!
ヒトの愛車に
ナニしとるんやワレェェッ!
成: い、いえベツに、ぼくは
?: うおわあああああああああああッ!
ワイのカワイイ新車が、
ボコボコにされとるやんけェェッ!
成: し‥‥新車って‥‥
それ、かなり古いタイプ
?: キサマやなッ!
成: ちち、ちがいますよ!
ぼくは、通りすがり
?: それに、なんや! サドルが
クソまみれになっとるやんけェッ!
キサマやなッ!
成: い、いやいや!
ぼく、ハトじゃありませんか
?: ‥‥エエ度胸やなァ、ニイちゃん。
ボテくりこかしまわしてさらにコレ
シバきたおしたろかいワレェェッ!
成: (こ‥‥恐ェ!)
?: とにかく、タダじゃ
すませへんでェ。
弁護士の1ダースも
用意しときィィッ!
成: あの‥‥いちおう、
弁護士ですけど‥‥ぼく。
?: なんやて‥‥?
成: 成歩堂 龍一です。
‥‥よろしく
?: ぐわああああああっはっはっはっ
はっはっはっはっはっはっはァァ!
‥‥成歩堂 龍一ィィィ?
アンタがかァ?
成: は、はい‥‥
まあ、そうですけど。
?: バカも休み休み言いやァ、
兄ちゃんよ‥‥。
弁護士の成歩堂 龍一ゆうたら‥‥
この、ワイのコトやああぁぁぁッ!
成: ええええええええええええええッ!
?: オラ! ジャマやああッ!
成: (い‥‥行っちまった‥‥)
ま‥‥まさか、今のヤツが‥‥
ぼくのニセモノ‥‥?
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ゼンゼン似てないじゃないか!
(‥‥とにかく、スクーターの
コト、メモしておくか‥‥)

<<スクーター>>のデータを
法廷記録にファイルした。
?: かァ! まったく、情けないワ!
成: お、オジさん‥‥
五: あんなニイちゃんにドナられた
ぐらいで、
ハトに食われたマメみたいな
カオしおってからに!
成: ‥‥オジさんは、今まで
どこにいたんですか‥‥?
五: あのイチゴの中で
考えゴトじゃい!
成: (ヒナンしてたんじゃないか!)

(「常連さん」を聞く)
成: オジさん‥‥あの店の常連さん
なんですよね?
五: ‥‥‥‥
成: そんなにキライなら、
行かなきゃいいじゃないですか。
五: ‥‥‥‥
成: ‥‥オジさん?
五: 食らえッ! ハトども!
食らわんと言うかッ!

(サイコ・ロック 錠3つ)
成: (や‥‥やっぱり‥‥
このジイさん、何か
ヒミツがあるのか‥‥?)

(「勾玉」をつきつける)

(常連さん)
成: 聞かせてもらいましょうか。
なぜ、大キライなレストランに
常連として通っているのか。
五: 聞くまでもなかろう!
ニンゲンが食い物屋に足をはこぶ
理由はただ1つ。食うタメだ!
成: 食べるため‥‥
ホントにそうなんですか?
五: な‥‥なんだと!
成: あの店の料理を目当てに
通っているとは思えません。
五: な、なんだとこのワカゾウがッ!
ナニを証拠に、そんな‥‥ッ!
成: あの店の料理が
目当てではないという証拠は‥‥!

(「ランチ」をつきつける)
成: 証拠は‥‥
ランチそのものですよ。
五: そ、それは‥‥ニクハチセット!
成: 吐麗美庵の料理は‥‥
とてもマズくて、そして、高い!
五: 安いモンだ。
成:は?
五: ワシはな。いいトコの
ボッちゃんなんだよ!
生まれてこのかた、ハトのマメより
重いものは持ったことがない!
成: (ウソつけ!)
五: 味はともかく、値段が
手ゴロだからな、あの店は。
成: じゃあ‥‥お金があまってるから、
あの店へ‥‥?
五: そ‥‥そうともさ!
成: それはウソですね。
五: ‥‥なんだと!
成: あなたのサイフに、おカネが
あまっているハズがない。

(「シゴト誌」をつきつける)
成: これ‥‥、たしか
あなたのでしたよね?
五: ‥‥そ、それは‥‥
成: リッチなごインキョさんが、
なぜシゴトを探してるんですか!
五: ぐぐ‥‥し、シゴトォォォォッ!

(錠1つ 解除)
五: そ‥‥そうだよ! ワシは今、
モーレツにこづかいがほしいんだ!
成:はあ‥‥
五: あの店で、ランチなんか食わん!
コーシーを飲みに行くんだ!
成: コーヒーはいくらなんですか?
五: 980円。
成: (高ェ!)
五: お? なんだなんだ!
ビンボー人はドロ水でも飲んどけ。
‥‥こう言うのかアンタは!
成: い、いえ‥‥そういうワケじゃ
ないですけど‥‥
そんなおいしい
コーヒーでしたっけ?
五: う。‥‥そうでもない。
し、しかし!
あそこなら‥‥そう!
毎日、タダで新聞が読めるんだよ!
成: 新聞を‥‥
五: そうさ! ウチじゃジャマモノ
あつかいされておるからな!
成: 申しワケないですけど‥‥
あの店で毎日、新聞をタダで
読むことはできません!

(「スポーツ新聞」をつきつける)
成: これを見てください。
五: ‥‥なんじゃい。
成: 吐麗美庵のマガジンラックに
あった、新聞です。
五: ケッ! それがどうしたよ?
成: 新聞はこれしかありませんでした。
日付は‥‥1ヶ月も前です。
五: な‥‥ナニッ!
成: いいですか! あの店では、
新聞は置いてないんですよ!
これはたまたま、
お客が忘れていっただけなんです!
五: う‥‥うおごおおおッ!

(錠1つ 解除)
成: ‥‥オジさん。なぜ
そこまでして、かくすんですか?
五: ワシは‥‥ワシはその。
ナニも、かくしてなどおらんワ!
成: (そろそろ、
ラクにしてあげるか‥‥)
‥‥オジさん。
吐麗美庵に通っていたのは‥‥
もしかして、このためでは?

(「須々木 マコ」をつきつける)
五: な‥‥なな、なんだ、
そのムスメは‥‥
成: あの店の、
ウエイトレスさんですよ。
五: うぐッ‥‥!
成: おカネのないおジイさんが
マズい店で高いコーヒーを飲む‥‥
‥‥そのナゾの答えは‥‥
ウエイトレスさんだったのです!
五: ぎゃっ!
わ‥‥ワシは知らん!
そんな婦女子のカオは‥‥
成: カオを見ていない‥‥
そうかもしれませんね。
あなたが見ていたのは‥‥
ウエイトレスさんの制服だった!
五:むがッ!
成: おジイさん!
あなたは、ウエイトレスさんの
制服が目当てで、店に通っていた!
そう! ウエイトレスさんの
制服を、目に焼きつけるためにッ!
五: ‥‥う‥‥う‥‥ダマって
聞いておれば、さっきから‥‥
成: ウエイトレスさんこそが、
おジイさんにとっての‥‥
五: うるさいワッ! たのむから‥‥
ウエイトレスさんウエイトレスさん
と連呼しないでくれェェェェッ!

(解除成功)

(「常連さん」を聞く)
成: あの‥‥。おジイさん‥‥?
五: ああそうさ! どうせワシは
若い女給さんが目当てさ!
うすぎたない、イロにおぼれた、
フケツでおぞましい初老の怪物さ!
成: い‥‥いやいや、なにもそんな‥‥
五: まずいコーシーも飲みくだすさ!
980円だって払うさ!
若い女給さんのタメならな!
フン! ケーベツするがいい!
成: だから、そういうつもりじゃあ‥‥
五: キサマだって。あと20年もすりゃ
イヤでもわかるのだ!
ワシのこの、せつないキモチがッ!
成: い、いや。だから、おジイさん‥‥
五: そもそも、キサマ!
おジイさんって言うな!
名前ぐらいある! 五十嵐 将兵
(いがらししょうへい)だッ!
成: す、すみません。
イガラシさん‥‥?
五: 若いからってイバるな!
もう、ナニもしゃべらん!
教えてやらんからねーだ!
成: (‥‥このオジさんは
事件当時、あの店にいた。
なんとしても、証言を
聞く必要があるんだ‥‥!)
五: ‥‥ぷいっ!
成: (せっかくサイコ・ロックを
解除したってのに‥‥
なんとかして、キゲンを
なおしてもらわないと‥‥!)


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