第3話『逆転のレシピ』第2回法廷(その4) −横道−

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
須々木 マコ…橙
芝九蔵 虎之介…紫
鹿羽 うらみ…灰
本土坊 薫…桃
五十嵐 将兵…紺
小池 けいこ…黄
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(事件当日‥‥吐麗美庵)
虎: 『あの日の午後、‥‥レストランで
会うことになっていたんや。』(証言1)
『入り口のドアを開けた瞬間‥‥
イヤなものが見えた。』(証言2)
『あのワカゾウ、机につっぷして
ピクとも動かへんやないか!』(証言3)
『こりゃヤバい‥‥ピンと来た。
その場で回れ右、や。』(証言4)
『パトカーのサイレンも聞こえたし。
そのまま事務所に帰ったワケや。』(証言5)

(「証言1」をゆさぶる)
成: <<カリヨーゼ>>の事務所じゃ
なかったんですか?
虎: どうしても、事務所に来たくないと
ゴネやがったんや、あのワカゾウ。
なんでやろ。返済のハナシになると
みんな、ウチに来たがらへんねや。
ゴツいサンドバッグもあるのに。
成: (サンドバッグがあるから
じゃないのか‥‥?)
それで‥‥<<吐麗美庵>>で
会うコトにしたワケですか。

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: クッ‥‥! まるほどう。
そのハナシ、さっきも聞いたぜ。
成: そ、そうでしたっけ。
ゴ: ヤクソクどおり、ペナルティを
オゴるぜ。‥‥飲みほしな。
裁: 飲みほすように、弁護人。

(ペナルティ)
成: (マイったな‥‥)

(「証言2」をゆさぶる)
成: ”イヤなもの”というのは、
いったい‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥言ったはずだぜ。イミのない
ゆさぶりはユルさねえ、と‥‥。
成: し、しかし‥‥!
ゴ: ‥‥オレは、裁判中のコーヒーは
17杯まで、と決めている。
アンタも、裁判中に食らう
ペナルティ、回数を決めることだ。
胃が、まっ黒になっちゃうぜ!
裁: まっ黒になっちゃいますよ、
弁護人。

(ペナルティ)
成: (‥‥今のゆさぶりは
軽はずみだったか‥‥)
虎: どうやら、特急には
乗れそうやなぁ、ニイちゃん‥‥
裁: それで‥‥、あなたが見た
”イヤなもの”というのは‥‥?

(「証言3」をゆさぶる)
成: ‥‥岡 高夫の死体を
見たわけですか?
虎: まあ、それらしい背中しか
見えなかったけどな。
たしか、うすぎたない毛糸の
キャップをかぶっていたでェ。
成: それは、何時ごろの
ことでしたか?
虎: ‥‥知らん。
成:え‥‥
虎: ワイがこの世で最もユルせんのが、
丸ぅい時計やッ!
そないなモン、
ウデにつけるワケ、あらへん!
裁: あの‥‥ちなみに、2番目に
ユルせないのは‥‥?
虎: 決まっとるやろがァ!
‥‥四角ぅい時計やッ。
成: (やれやれ‥‥)
虎: とにかく、何かマズいことが
起こったのはマチガイあらへん!

(「証言4」をゆさぶる)
成: じゃあ‥‥店の中には
入らなかったワケですね?
虎: ‥‥ワイの時間は高いからのォ。
ムダな事件に巻きこまれとる
ヒマはないんや。
成: じゃあ‥‥このマッチは、
いつもらったんですか?
ゴ: ‥‥マッチは、入り口のそばに
置いてあった。
ウチの刑事が5個、持って帰ろうと
して、シェフに怒られてたぜ。
成: (イトノコ刑事‥‥泣かせるなあ)

(「証言5」をゆさぶる)
成: 何か、やましいコトでも
あったんですか!
虎: なんやとコラァッ!
やましいコトがないニンゲンが
いるかァ、このボケがッ!
成:え‥‥
ゴ: ‥‥ヒトはだれでも、いくつもの
ツミを抱えているんだぜ。
その暗い闇を、ただ飲みくだして
生きてゆくのさ。
こんなふうにッ!
成: (‥‥裁判所でする会話とは
思えないな‥‥)
裁: どうやら‥‥また
やってしまったようですな。
イミのない”ゆさぶり”を。
‥‥ペナルティを与えます!

(ペナルティ)
成: (あの連中の問題発言に
ペナルティはないのかよ!)

(証言後の一言)
真: ど、どうよ。なるほどくん!
成: そろそろ、ゴマかしきれなく
なってきているみたいだ。
とにかく、ウソを考える時間を
与えないことだよ。
ムジュンを暴くんだ!
‥‥振り向きざまに!
真: ヘタにゆさぶっちゃうと、
ペナルティを食らうしね!



裁「その<<真犯人>>!
いったい、ダレだったのですか!」

(間違った証拠品を選択)
成: こういう場面では、<<意外な人物>>
と相場が決まっています!

(裁判長席 カラッポ)
成: あの‥‥。
どうしましたか? 裁判長。
裁: あ! ちょっとボールペンを
落としてしまってですね‥‥
私にかまわず、みなさんで
やってください!

(ペナルティ)
真: ボールペンを探しているあいだに
もう一度、考えなおそうよ。
成: (やっぱり、意外性だけで
選んだのがマズかったか‥‥)
裁: ‥‥それでは、ボールペンも
見つかったので、うかがいます。

(裁「<<犯人>>は、岡 高夫さんを
毒殺したあと‥‥」に合流)



裁「五十嵐 将兵が目撃した
”ウエイトレス”の正体は‥‥!」

(間違った証拠品を選択)
成: こういう場面では、<<意外な人物>>
と相場が決まっています!

(裁判長席 カラッポ)
成: あの‥‥。
どうしましたか? 裁判長。
裁: あ! ちょっとボールペンを
落としてしまってですね‥‥
私にかまわず、みなさんで
やってください!

(ペナルティ)
真: ボールペンを探しているあいだに
もう一度、考えなおそうよ。
成: (やっぱり、意外性だけで
選んだのがマズかったか‥‥)
裁: ‥‥それでは、ボールペンも
見つかったので、うかがいます。

(裁「いったい‥‥ダレだったのですか!」に合流)



(被害者との関係について)
虎: 『岡 高夫には、カネを貸してたんや
‥‥1000万円ほどなァ。』(証言1)
『あの日は、融資の話やなかった。
返済の期限日やったんや。』(証言2)
『ところが、あのワカゾウ。
カネがないと言いだしやがった。』(証言3)
『ペチャンコにしたろ思ったとき。
突然、アイツが騒ぎ出したんや。』(証言4)
『”5000万円当たったァ”
‥‥ってな。運のいいやっちゃア。』(証言5)
『‥‥あのウエイトレスが妙なコトを
しなければ、丸く収まってたんや。』(証言6)
『ワイの目当ては、1000万円や。
他にヤツを殺す理由、あらへんで!』(証言7)

(「証言1」をゆさぶる)
成: ‥‥返せるアテはあったんですか?
虎: まあ‥‥あのワカゾウは
なかなかのギャンブラーやった。
”デカいのをイッパツ当たるまで、
やめられない”なんて言うて。
‥‥だからワイも、できるかぎり
協力してやったんや。
裁: ‥‥協力? あなたが?
虎: デカいギャンブルのハナシを
次々に持ちかけてやったワケや。
‥‥ゼンブ負けたみたいやけど。
成: それは‥‥やっぱり、
岡 高夫さんのためを思って‥‥?
虎: まあ‥‥。ウチのモットーは
<<三日坊主>>やからなァ。
成: (‥‥ひでェ!)
真: でも‥‥返せるアテのないヒトに
おカネなんか貸すかなあ。
あたし、なるほどくんには
500円までしか貸さないから。
成: (‥‥シツレイな子だな)

(「証言2」をゆさぶる)
成: 期限日‥‥というと、いくらぐらい
返すヤクソクだったんですか?
虎: 利息をふくめた1000万円、
全額に決まっとるやろ!
真: ヘビー級のパンチだね、それは‥‥
虎: 月々の返済が、1回でも
おくれたら、全額いただく!
‥‥金融界のジョーシキやで、
ホンマ、コイツだけは。
裁: あの。何回目の返済で
おくれたんですか? 被害者は。
虎: 1回目や。
成: ‥‥月々、いくらずつ
返すハズだったんですか?
虎: 5000円や。
真: ‥‥なんか、岡 高夫さんが
ワルモノに見えてきたよ。
成: (まあ、5000円ずつ返しても
借金、へらないんだけどな)

(「証言3」をゆさぶる)
成: あの‥‥
いくら足りなかったんですか?
虎: おおまかに言って‥‥
1000万円やな。
成: (全額じゃないか!)
ゴ: ‥‥死亡当時、被害者のサイフには
58円しか入っていなかったぜ。
虎: なんや! アイツ、コーヒー代
払うつもり、なかったんかい!
裁: ものスゴい度胸ですな‥‥。
虎: ミョーに落ちついとったんや、
あのオトコ‥‥。
”あと5分以内に、カネは返す”
‥‥なんて言うて。
”ホトケのゼニトラ”と言われた
ワイも、それはゴキゲンナナメや。

(「証言4」をゆさぶる)
成: もしかして、それが‥‥?
虎: ‥‥宝クジや。
ヤツの最後の大勝負やった。
裁: そのクジは‥‥
もちろん、これですね?
虎: ‥‥せや。
裁: <<長者ラジオ>>の番組は、
午後1時半から10分間‥‥。
どうやら、2人が会っていた
時間が、ハッキリしましたな。
成: (このときのシーンが、30分後に
くり返されたワケだな。
‥‥五十嵐 将兵に
見せるために‥‥!)
虎: あのときのワカゾウのカオ‥‥
今でも忘れんのォ。

(「証言5」をゆさぶる)
成: そのとき、店には他に
だれかいましたか?
虎: ‥‥さあなあ‥‥
おぼえてへんワ。
成: (ジッサイには、
このとき、店内には‥‥
本土坊さんに、マコちゃん‥‥
そして、うらみさんがいたはず)
裁: では‥‥被害者は、最初から
宝クジで借金を返そうと‥‥?
虎: そのツモリやったみたいやで。
裁: 当たるワケないでしょう、
フツウは‥‥!
ゴ: クッ‥‥!
絶対的なピンチにいても、
自分の勝ちしかイメージしない。
それがギャンブラー‥‥だぜ。
成: (カッコイイな、なんか)
真: ダメだよ、ナットクしちゃ。
なるほどくん、弱いんだから!
虎: とにかく‥‥最後の大勝負で、
アイツはついに、勝ったんや。

(「証言6」をゆさぶる)

(「マコがしたこと」を選択)
成: 被告人が‥‥ナニをしたと
言うんですか?
虎: あのメガネ、聞いとったんや!
5000万円のクジのコトをなァ!
それが、どうしても
ほしくなった。だから‥‥
コーヒーに毒を入れたワケや!

(成歩堂「異議あり!」)
成: そ‥‥それは、証人の
勝手な言いぶんです!

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥そうは行かねえさ。
この証人は、現場にいたんだ。
虎: ワイは、闇金融なんて商売を
しとるからのお。
現場にいるワケにはいかん。
急いで立ち去るしかなかったんや。
裁: そ、そうだったのですか‥‥。
ゴ: 裁判長! 今の目撃証言‥‥
コーヒー2杯ぶんの価値があるぜ。
裁: た‥‥たしかに!
証人、証言を修正してください!
虎: クックックッ‥‥そういうコトや。
成歩堂 龍一ィィ‥‥
『被告人が毒を入れてくれたおかげで
ワイの取り引きはパアや!』(証言8)

(「証言7」をゆさぶる)
成: ”他に、動機はない”
‥‥そういうことですか?
虎: モチロンや。
ゴ: それなら‥‥その当たりクジ、
なぜ持って帰らなかったんだ?
虎: あの、メガネのウエイトレスの
せいに、決まっとるやろがァ!
成: (マコちゃん、か‥‥)
虎: あのメガネ、聞いとったんや!
5000万円のクジのコトをなァ!
それが、どうしても
ほしくなった。だから‥‥
コーヒーに毒を入れたワケや!

(成歩堂「異議あり!」)
成: そ‥‥それは、証人の
勝手な言いぶんです!

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥そうは行かねえさ。
この証人は、現場にいたんだ。
虎: ワイは、闇金融なんて商売を
しとるからのお。
現場にいるワケにはいかん。
急いで立ち去るしかなかったんや。
裁: そ、そうだったのですか‥‥。
ゴ: 裁判長! 今の目撃証言‥‥
コーヒー2杯ぶんの価値があるぜ。
裁: いかがですか? 弁護人。
証言を修正してもらいますかな?

(「やめておく」を選択)
成: (このままの証言で、
もう少し考えてみよう‥‥)
‥‥けっこうです、裁判長。
裁: わかりました。
‥‥では、尋問をつづけましょう。

(「証言7」をゆさぶる)

(「修正させる」を選択)
成: (このままの証言じゃ、
ラチがあかないな‥‥)
‥‥おねがいします、裁判長。
裁: わかりました。
証人! 今の発言をふまえて、
証言を修正してください!
虎: 『被告人が毒を入れてくれたおかげで
ワイの取り引きはパアや!』(証言8)

(「証言8」をゆさぶる)
成: (ゼニトラは、マコちゃんに
ツミを着せようとしている。
目撃したことについて聞くのは、
こちらに不利なだけだな‥‥)
その‥‥”パアになった取り引き”
というのは?
虎: アホか、アンタ。
借金に決まっとるやろうが!
ワイは‥‥その。1000万円さえ
返してもらえれば、よかったんや。
それを、あのウエイトレスが
ジャマしよってからにィィ‥‥
裁: ふむう‥‥‥。
証言を聞いているかぎり、
証人にとっての<<動機>>は、
その借金以外、なさそうです。
いかがですか? 弁護人。
証言を修正してもらいますかな?

(「やめておく」を選択)
成: (このままの証言で、
もう少し考えてみよう‥‥)
‥‥けっこうです、裁判長。
裁: わかりました。
‥‥では、尋問をつづけましょう。

(「証言8」をゆさぶる)

(「修正させる」を選択)
成: (このままの証言じゃ、
ラチがあかないな‥‥)
‥‥おねがいします、裁判長。
裁: わかりました。
証人! 今の発言をふまえて、
証言を修正してください!
虎: 『ワイの目当ては、1000万円や。
他にヤツを殺す理由、あらへんで!』(証言7)

(証言後の一言)
真: ゼニトラ、おカネを返して
もらうつもりだったんだよね?
それなら、たしかに‥‥
クジをもらえば済むハナシだよ!
成: でも、それじゃあ
殺人の動機にはならないよ。
(‥‥ここが、
最大の勝負どころだ!
この証言をくずさなければ
‥‥勝てない‥‥!)
なぜ、岡 高夫に毒を
盛らなければならなかったのか?
そして、そもそも‥‥なぜ、返せる
アテもない男に、カネを貸したか?



(「証言7」に「クリーニング・ボンバー」をつきつける)
成: 岡 高夫さんから、1000万円を
返してもらうつもりだった、と?
虎: そうや。ワイには、
そのケンリがあるからのォ。
成: ‥‥ザンネンながら‥‥
あなたの狙いは、1000万円
なんかではなかったハズです。

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: どういうことだ‥‥まるほどう。
金貸しに、カネ以外
なんの狙いがあるというんだ!
成: カネはカネでも‥‥
ケタがちがったんですよ。
この、たった1枚のディスクに、
その価値があるのです!
虎:‥‥‥!
裁: そ、それは‥‥?
成: コンピュータ・ウイルスです。
<<クリーニング・ボンバー>>!
裁: こんぴゅーた・ういるす‥‥
いったい、それはッ!
成: コンピュータの内部を
破壊するプログラムです。
裁: その”こんぴゅーた”というのは、
いったい‥‥?
成: (そこから
わからないのかよ!)
あとで、ゆっくり説明します。
とにかく、重要なポイントは‥‥
このプログラムに、数億円の
価値がある、ということです!
裁: す‥‥すうおくえん‥‥!
成: 返せるアテのない人間にカネを
貸すなど、本来はあり得ない。
この場合‥‥”返すアテがない”
ことこそが、重要だったのです。
裁: な‥‥なんですって!
成: 岡 高夫さんは、
優秀なプログラマーでした。
この証人は、そのウデを
担保に、カネを貸したのです。
虎: ‥‥‥‥‥‥‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: そのプログラムを手に入れる‥‥
それが<<動機>>だと言うつもりか?
成: ‥‥そのとおりです。
ゴ: そこの証人は、バカじゃねえ。
殺人なんかしなくても
1億ぐらい、かせげただろうぜ。
成: あるいは、そうかもしれません。
‥‥時間さえあれば。
しかし‥‥どうしても、
その金が、”今”必要だとしたら?
緊急事態で‥‥手段を選ぶ
ヨユウがなかったとしたら‥‥?
裁: ‥‥弁護人には、何か
考えがあるようですね。
ここで、提示して
いただきましょう。
この証人が、なぜ‥‥
億単位のカネを必要としたのか?

(間違った証拠品を選択)
裁: な‥‥なんですか、
この証拠品は。
ゴ: 弁護人が、裁判所に行ったことが
ないことを示す証拠品だろうぜ。
成: な、何を言ってるんですか!
ぼくは、ここにこうして‥‥
ゴ: それだけ、マトはずれな
証拠だと言ってるんだ!

(ペナルティ)
成: (なんでコイツに
ペナルティを食らうんだよ‥‥)
真: だ、だいじょうぶなの、
なるほどくん!
成: 芝九蔵は‥‥1000万円じゃ
足りなかったんだよ。
どうしても、もっとカネが
必要だった! 緊急に‥‥。
裁: ‥‥弁護人には、何か
考えがあるようですね。
ここで、提示して
いただきましょう。
この証人が、なぜ‥‥
億単位のカネを必要としたのか?

(「うらみの診断書」を選択)
成: 去年の12月。あなたは多額の
カネが、どうしても必要だった!
虎:‥‥‥!
成: 今から半年ほど前‥‥
あなたは、交通事故を起こした。
スクーターとクルマの接触事故。
ひとりの女性が、ケガを負った‥‥
女性は病院に運びこまれて、
手術を受けたそうです。
虎: ‥‥あ、アンタ‥‥
どこまで知っとるんやァ‥‥
成: これが、そのときケガを負わせた
女性の診断書です。
手術代として‥‥1億円が
請求されています。
支払い期限は、去年の12月中‥‥
どうやら、払えたようですね。
裁: い‥‥イチオクエン‥‥!
な、なんとバカげた‥‥
ゴ: クッ‥‥! そんな請求、
マジメに払うヤツはいねえぜ。
医師会に持ちこめば、
その病院はアウト‥‥だ。
成: その金額がいくらであろうと、
彼は支払うしかなかった!
なにしろ、自分の命が
かかっているのですからね!
虎: ぐわおおおおおおおおおおおおッ!

(ざわめきが起こる)
裁: せ‥‥静粛に! 静粛に!
い‥‥”命”というのは‥‥!
成: <<ケガをさせた女性>>‥‥それが、
鹿羽 うらみさんだったのです。
ゴ: ‥‥‥!
”シカバネ”‥‥だと?
成: この街の闇金融のボス、
<<鹿羽組>>組長・鹿羽 権太。
鹿羽 うらみさんは、
そのマゴ娘です。
ゴ: ぐふおおおおおおッ!
成: ”オトシマエ”をつけなければ、
命があぶない。‥‥だからこそ!
あなたは、なんとしても
1億円を用意するしかなかった!
そのために、岡 高夫さんの
命をギセイにしたのです!

(ざわめきが起こる)

(成「あの日! 芝九蔵さんは、この
CDを手に入れるつもりでした!」に合流)



裁「いったい‥‥この証人の”狙い”
とは、なんだったのか!」

(間違った証拠品を選択)
裁: な‥‥なんですか、
この証拠品は。
ゴ: 弁護人が、裁判所に行ったことが
ないことを示す証拠品だろうぜ。
成: な、何を言ってるんですか!
ぼくは、ここにこうして‥‥
ゴ: それだけ、マトはずれな
証拠だと言ってるんだ!

(ペナルティ)
成: (なんでコイツに
ペナルティを食らうんだよ‥‥)
真: だ、だいじょうぶなの、
なるほどくん!
成: 芝九蔵が必要だったのは、
あくまでも1億円だ。
1000万円を返してもらうだけ
じゃ、ダメだったんだ!
(岡 高夫には、その大金を
生み出すウデがあった‥‥)

(裁「‥‥弁護人には、何か
考えがあるようですね。」に合流)



ゴ「芝九蔵 虎ノ助が被告人にしかけた
もう1つのワナ、ってヤツを!」

(間違った証拠品を選択)
ゴ: ‥‥で? 今のコレは、なんだ。
まるほどう‥‥?
成: え! あの‥‥
ちょっとした、アイサツです。
ゴ: ‥‥まったく、
とんだごアイサツ、だぜ。
裁: どうやら‥‥すべては、この
弁護人のワナだったようですな。

(ペナルティ)
成: ま、待ってください!
芝九蔵 虎ノ助のワナは、
たしかに存在したのです!

(ゴ「‥‥おもしろい。
見せてもらおうじゃねえか‥‥」に合流)