ロアン=デミトリッヒ
<声:鳥海勝美>
1979年1月8日生まれ。A型。スイス出身。
冷静沈着な性格の持ち主。絵に描いたような秀才君である。
自分の信念を貫く一途な心も持っている。
ときおり、大胆な行動力を見せるのも彼の特徴である。
デビットの熱血、アーサーのボケに隠れて、イマイチ影が薄かった。
ただクラスにいたら、間違いなくいじめられていたであろう人物。
愛機バルディも後方支援という役割から、あまり目立たなかった。

後半は、ル・カインの副官としてエイジ達の敵に回る。
だが、さりげなくレジスタンス側に情報を漏らすなど、憎いことをやってくれる。
槍玉にされたアーサーにしてみれば、ありがた迷惑だろうが。
彼の真の目的はグラドスを内側から崩壊させることであった。
だがそのことを誰にも話さず、デビットからは「裏切り者」扱いされる。
しかし、それで正解だったであろう。特にアーサーに喋った日には・・・・
ル・カインのことを心から慕っているが、地球人であるという一念がル・カインを裏切る形となる。
最後のロアンはカッコイイ!! 「全軍に撤退命令を出したまえ!!」 やるなメガネ君!!
しかし、レイズナーの最終回がハイパーダイジェスト版では無く、普通の打ち切り形式だったら、当然このシーンもカットなわけで・・・
最終回の演出は見事だったと思います。
前半あれだけ影の薄かった人物が、この回だけで一気に人気を得た・・・・かどうかは定かでは無い。
ル・カインにも気づかれずに、グラドスタワーを占拠する人数を統率する管理能力はかなりのモノである。
まして、ル・カインの部下としての仕事もこなしながらである。
この辺が、あのル・カインに一目を置かれる所以であろう。

「閣下……、おわかり下さい。私は地球人なのです。」


戻る