ハイキング 2
カンデルシュテーク 〜 エッシネン湖 〜 カンデルシュテーク


2006年7月


 ハイキング2日目。本日も晴天。(*^^*)

 インターラーケンからツェルマットへの移動の途中、カンデルシュテーク山上駅⇔エッシネン湖往復3.2kmのハイキング。


チェアリフト

 カンデルシュテークは標高1200m。ここからチェアリフト(2人乗り)に乗り、10分くらいで標高1682mの山上駅に到着。標高1593mのエッシネン湖への往復は往路は下りで約20分、復路は登りで約30分のハイキング。

 「チェアリフトに乗って風をきると寒いかも〜」の添乗員さんのアドバイスで上着を着て乗ったけど、この日に限っては不要でした。(笑)

 山上駅に着いたところで、上着はリュックの中に仕舞われて、再びリュックから出たのはホテルに戻ってからでした。(^^;)
 横向きチェアリフトって珍しい。スキーに使うのかな。スキー板を置くところがチェアリフトに付けられてる。往復で逆方向の景色が見られるからいいかも。

 私たちがチケット渡されて乗り場に行ったら、乗り場の係りの方が一生懸命、チェアリフトを格納エリアから引っ張り出して、目の前で本線にガシャンと取り付けて座らせてくれる。“日本人ツアーが来たぞ〜!増結、増結!”って感じ。(笑)

 チェアリフトで風をきるのが気持ちい〜い。何故ってそれは下界が暑いから。(^^;)
 牛さんまでお出迎えに出てきてくれてラッキー☆

チェアリフトの途中で
足元では牛さんたちがお出迎え

 山上駅につくと朝日(am9時少し過ぎ)に輝く山々が目の前にそびえていた。

 や〜ん♪ここも絶景よ〜っ☆☆☆嬉しすぎるぅ♪

 エッシネン湖へのハイキング。ガイドブックには“途中で道が2つに分かれていて、左が林間コース、右が草原コースで往復で別のコースにするとよい”とあったので、行きは左のコースかなぁ〜と思っていたら、「左はちょっと健脚向けなところがあるので右に行きましょう。」のお言葉で右に決定。
 山上駅からそこまでの草原が素敵だったので、右の草原コースもいいかな〜っと。(笑)
 期待通りのワクワクなハイキングコースに、山々や花を見て楽しんで歩いていると、何故かいつのまにかツアーの最後尾にいる自分に気づく。どうしたの皆さん。どうしてそんなに一心不乱に歩かれて行くの?ツアーのパンフレットが“エッシネン湖散策”で、とくにエッシネン湖までの行程をハイキングとうたってないから、エッシネン湖しか頭にないのかしらん。(でも某ガイドブックやスイスのハイキングツアーには、エッシネン湖往復もハイキングコースにしっかり入ってたし〜。)もうちょっとゆっくり歩きましょうよぉ。
 ↑の写真は進行方向の山々。→の写真は進行方向とは逆の山々。

 アイガーグレッチャーからクライネ・シャイデックへのハイキングコースよりも標高的に500mくらい低いので、咲いている花も微妙に違うみたい。

 ハイキングコースの道の上にところどころとある物体が落ちている。牛の落し物だと思ったこれらの正体が判明するのは復路でのこと。
 そうこうするうちにエッシネン湖に到着。朝日と山と湖と牛だ!スイスだ!(←意味不明)

 時間が早かったので、私たち以外のツアー客はおらず、数人の個人客がいるのみ。

 それまで、人間の人口より牛の人口(?)の方が圧倒的に多かったのが、私たちの到着により、いい勝負になったかも?!

 牛たちは思い思いに草を食んだり、昼寝(朝寝?)をしたりしてくつろいでいる。はぁ〜、まったり。
 1時間30分後に山上駅集合ということでフリータイム。復路は登りになるので30分かかるから、ここでは1時間のフリータイムか。↑ ご覧のとおり一辺が断崖絶壁のため、エッシネン湖1周の散策の道はないけれど、それだけあればかなりあちこち歩きまわれるゾ。
 そうだ!湖岸の山小屋?でお茶もしようっと。やった!優雅な時間が過ごせる〜♪
 エッシネン湖畔の牛さんにご挨拶。「やぁ、こんにちは。」

 これが、なかなかカメラ目線をくれなくて。(笑)→は、かろうじてカメラ目線に近いかな?

 牛にご挨拶した後、改めてエッシネン湖の散策を始める。まずは湖岸に脚をむけると…。

 
 すると、昼寝真っ最中の牛に出会い、つい山小屋を背景にして1枚。爆睡中の牛と山小屋。(笑)

 のんびりのほほんとしてて幸せ。(*^^*)

 あとで、この山小屋でお茶しようっと。冷たいものが飲みたいな〜。暑くはないけど、それなりの気温があるみたい。
 ユングフラウとかマッターホルンのハイキングコースでは牛がいるといいなっと思っていたけど、不思議にもエッシネン湖に牛がいるとか牛がいたらいいとか考えていなかった。どうしてだろう。イメージしてなかった分、大喜びして牛がいる風景を撮りまくってしまった。(笑)
 そして心静かにエッシネン湖畔散策。砂浜の方に降りてみた。山小屋の方を振向くと右上の写真。晴天の陽光を映し、周囲の山々の姿を映す湖。

 ↑ 実は左上の写真を撮った背後では数頭の牛が昼寝をしていたりする。
 山と草原と牛!スイスだ!(←意味不明)→

 よっし!お茶だ!と思ったら、あっという間にもう1時間近く過ぎていた。ええぇ〜っ!うそぉ!!!
 5分くらいじゃ、お茶ができないぃ。(:_;)(:_;)(:_;)
 人これを自業自得と言う。

 私たちがエッシネン湖畔にいる間に、多分2つのツアー客が訪れたと思われる。そのどちらも日本人ツアーでおそらくどちらも○急さんのツアーで、そしてどちらもこの時点でこの場にいなかった。あら〜、お忙しいこと。
 私たちが去り、また元の静けさの中に佇むエッシネン湖。

 復路は何組かの外国人観光客に出会った。片手に赤ちゃんを抱き、片手に2〜3歳の女の子の手をひくお母さんもいらした。びっくり。大変だろうな。もう1人の女性はお祖母さんかな。ご一家で散策できる程、コースは整備され、至る所に休憩用のベンチもある。いいなぁ。ただ、いかんせんこのベンチ、日なたに置かれているところが多くて……。ふぅ。
 ツアーの中で上り坂が苦手な皆さんは、湖畔から馬車に乗って山上駅までお帰りになられた。6人乗ってお1人5CHFだったそうだ。私はハイキングのつもりだったので、歩いて山上駅まで帰る。(往路と同じ道。違う道の方が時間がかかるし難易度が高そうだから)上り坂は結構、それなりにきついし、暑くなって汗が出てきた。あ〜つ〜い〜!
 目安の30分よりやや早く山上駅に到着。遅れないようにがんばったも〜ん。(^^)v でも馬車には追いつけなかった。

 馬車、私たちが山上駅や湖畔に着いたときはどちらにもいなかった。牛がこんなにいるのだから、きっと近くに牧場があって、そこにリフト乗り場のおじさんから、「日本人ツアー客エッシネン湖に向う」の報を受けて馬車が出動!などとストーリーを勝手に作ってしまった。(笑)
 と、いうことでハイキングコース上の落とし物の落とし主は馬でした。

 個人でスイスを旅行される方々がユングフラウ⇔ツェルマット間の移動で、エッシネン湖に立ち寄られるのを勧めてらっしゃるのがよく判る。納得なハイキングコース。