プラド美術館

2000年10月




ブレダの開城 ベラスケス
 世界3大美術館のひとつともいわれているプラド美術館。

 旅行者にとってありがたいことに、フラッシュをたかなければ写真撮影がOKなので、気に入った作品のいくつかを写真に収めることができた。そうはいっても、美術品保護のため、照明の光量が抑えてあるので、いくつかはボケらったの世界に旅立ってしまったけれど・・・。(^^;)

 マドリードでも人気の美術館だけに、多々ある作品の中でも、ガイドブックに紹介されている作品の前は常に人だかり。

 それなりの規模のある美術館なので、お目当ての作品や画家さんの下調べはかかせない所。
 普通にツアーでガイドさんについて、ガイドさんが「これは説明」の作品を見て回るだけで1時間は十分にかかる。というか、1時間で収まるようにガイドさんは計算してガイドしているのだろう。

 ガイドさんによってお勧めの作品は違うので、ガイドブックを見て押さえておきたい作品や、個人的に好きな画家さんで見ておきたい作品はフリーでまわるしかないが、それも美術館の規模を考えるとフリータイム1時間では心もとない。2時間のフリータイムで、ほぼ個人的に見たい作品だけは押さえられた。

 プラド美術館ではずせない作品といえば、まず、この「ラスメニーナス」。この王女さまが可愛いので撮ってみた。絵として超有名になったけど、この王女さま、結婚して少しで若くして天に召されたとか。

ラス・メニーナス(部分) ベラスケス

三美神(部分) ルーベンス
 画家としてだけでなく、外交官としても活躍していたルーベンスの作品。

 この作品が描かれた17世紀初頭は、豊満な肉体を持つことが美女の条件だったそうなので、この超豊満な女性'Sは紛れもなく三“美神”なわけで、それを現代人の某さんが己のプロポーションと鑑みて「勝った」といったのを聞いたときには、目が点になってしまった。え〜っと・・・・・・。
 ゴヤは宮廷画家となる前はタペストリーの下絵も描いていたそうで、これはタペストリーの下絵となったもののひとつ。タペストリーの下絵の絵の方が、明るくて楽しい絵なので、黒の時代の絵よりも好みかもしれない。

 そして、「ラス・メニーナス」とならんで、プラド美術館ではずせないのが、「裸のマハ」と「着衣のマハ」
 マハというのはスペイン語で“いい女”の意味らしいので、このモデルさんの名前ではないようだ。某公爵夫人との説があるようだが、真実はいずこか。

タイトル忘れましたm(_ _)m ゴヤ

裸のマハ ゴヤ

着衣のマハ ゴヤ

良き羊飼い ムリーリョ
 ムリーリョの作品としては、「無原罪のお宿り」(プラド美術館)の方が有名なのだが、くるくる巻き毛の羊飼いさんのあまりの可愛いさに撮ってしまった。(笑)