エジプト考古学博物館(カイロ博物館)

2003年1月




 エジプトが誇る宝物の数々が展示されているエジプト考古学博物館。
それはそのまま人類の宝物と言っても過言ではない。

 その中でも人気なのがツタンカーメンの部屋。黄金のマスク、玉座、寝台、黄金の棺、黄金の厨子など、王家の谷で発見された御物が所狭しと展示されており、時の経つのも忘れて見入ってしまう。


 今回の旅行(2003年1月時点)では、カメラはフラッシュ禁止。つまりフラッシュをたかなければ撮影OK、ビデオ撮影可だった。ありがたい。
 ミイラの部屋は別料金で入室可能。ミイラはつきつめると数千年前の生きて生活されていらした方々なので、今回、ミイラの部屋はご遠慮申し上げることにした。
 ツタンカーメン王と王妃アンケセナーメが一組のサンダルを片方ずつ履いた仲睦まじい姿が描かれている玉座。エジプト博物館、ツタンカーメン関連では頻繁に紹介されているものなので、「これが実物なのか」が最初の感想。
 椅子の左右の肘置きにはそれぞれ、ツタンカーメンの即位前の名前と、即位後の王としての名前が刻まれているそうだ。また、足置きには当時、敵対していたヌビア人(ナイル川上流域に居住)とヒッタイト人(現在のトルコに大帝国を建国していた)が描かれ、エジプトがヌビアやヒッタイトを服従させるのを描いたものだとガイドさんが説明してくれた。

 重要な遺物はガラスケースに入っているので、フラッシュなしなら写真撮影可なのだけれど、博物館の照明がケースに反射してしまいどうも上手くいかない。

ツタンカーメンの玉座
 コミックなどの影響か、ツタンカーメンとアンケセナーメは仲の良い王と王妃というイメージがあるし、また、そうであって欲しいと思っている自分がいる。

ツタンカーメンの黄金のマスク(横)
 人気のツタンカーメンの部屋の中でもさらに一番人気…つまりエジプト考古学博物館でも一、二を争う人気…なのがツタンカーメンの黄金のマスク。正面の位置キープには、やや待ちを覚悟(笑)。

 三千年前の少年王の姿を今に伝える。

 正面からの写真のバックの人の多さにツタンカーメンの部屋の人気具合が伺えるか。

ツタンカーメンの黄金のマスク(正面)

ツタンカーメンの黄金の棺
 ツタンカーメンの最も内側の棺(手前)と最も外側の棺(奥)。ツタンカーメンのミイラは真ん中の棺に納められ今も王家の谷の墓所に眠っている(3重に棺に納められていたようだ)。
 最も外側の棺は木製に金箔。

 黄金の厨子も4重になっており、少しずつしか大きさの違わないものをどうやって順に中に入れていったのか素人には想像もつかない。(?_?)
 でも、入ったのだから出るだろうと出した人たちもすごい。
 2005年、ツタンカーメンのミイラが王家の谷の墓より出され、CTスキャンなどでその死亡原因の究明が行われ、その結果として、ケガが原因であり、毒殺説、撲殺説などの暗殺説は否定された。ただ、そのケガの発生状況が他者の故意であるなら…。
 彫像も多数展示されている。

 夫婦の坐像では、どこをどう考えたら、手がその位置に出てくるのか理解不能な坐像が多数。(相手の肩や腰の位置に手が見えているのだが、そうすると身体の大きさからすると手の長さが異常に長いことになるのだ。)

カフラー王の像