ナショナル・ギャラリー

2012年6月


ナショナル・ギャラリー
ガイドブックより

 ナショナル・ギャラリーでの私の目当ての作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」、フェルメールの「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」の3作品。

 この3作品については、日本で予めナショナル・ギャラリーのサイトで展示室の番号を調べて、見落としのないように準備しました。他の作品については、同じく美術館のサイトを参照して有名どころの画家さんの絵が展示してある展示室を押さえました。

 ナショナル・ギャラリーは、写真・ビデオ撮影禁止。
 入館してまず向かうのはダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」のある展示室Room57。Room57はトラファルガー広場からの出入口から入るとウェスト・ウィングなので、建物を半分突っ切って別のウィングに入り、そのの中でも奥まったところにありました。ですので、そこへ辿り着くまでにミケランジェロやベロネーゼの作品を観て行きました。

 「岩窟の聖母」にご対面。
 私、「岩窟の聖母」が好きです。「モナ・リザ」よりも好き。幸せで幸せで、ぼんやり「岩窟の聖母」の前で佇んでしまいました。はい、このとき「岩窟の聖母」の展示室には私たち2人がいるだけ。「岩窟の聖母」を2人占めです。思う存分、近づいたり離れたりして心行くまで鑑賞。
 さて、次なる目標、フェルメールの「ヴァージナルの前に立つ女」のRoom25を目指します。Room25の前Room24でレンブラントの作品を鑑賞。

 Room25、「ヴァージナルの前に立つ女」。どきどきしながら少しずつ近づきます。入室したときには展示室に他の方がいらっしゃいましたが、間もなくして出ていかれたので「ヴァージナルの前に立つ女」を2人占め。真正面から見つめてしまいました♪そして、正面にある椅子に座ってゆっくり眺めたり…至福のとき☆
 「岩窟の聖母」といい、「ヴァージナルの前に立つ女」といい、もしこれらの作品が来日したとしたら、とてもこんなにゆったりと向きあって、しかも2人占め状態で見るなど、とても考えられないことです。所蔵館を訪れてこその幸せな時間。

ナショナル・ギャラリー
ガイドブック
ポストカードより

 そしてRoom27の「ヴァージナルの前に座る女」。ここも入室したときにいらした方々は、すぐに出ていかれ、ここでも「ヴァージナルの前に座る女」を2人占め。もう!もう!!もう!!!今日何度目かの幸せ♪
 素朴な疑問は、「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女が、別々の展示室にあること。同じ展示室で隣りあって展示していただけると、個人的には嬉しいのにな。なぜ別々の展示室?

ナショナル・ギャラリー
カレンダー

 とりあえず、ナショナル・ギャラリーに見学に訪れた主目的の3作品は鑑賞できました。あとは、時間の許す限り展示室を歩いて、作品たちに会うこと。

 ベラスケス、カラバッジオ、ターナー、モネ、ゴッホ、ティツィアーノなどのビッグ・ネームの作品が次々に現れて、浮かれまくって、顔がほけほけニンマリ。

 だいたい、全ての展示室を見学できたと思えた頃、入館して既に2時間が経っていました。さすがに疲れました。私の集中力、2時間が限界です。
 ナショナル・ギャラリーの見学は、17時50分から19時50分までの2時間。この日は、おり良く夜間開館の曜日でしたので、その時間を利用しての見学です。夜間開館の時間だったから、比較的、見学者が少なかったのかもしれません。

 小腹が空いたので、ナショナル・ギャラリーのカフェでサンドイッチを紅茶をお供につまんだ後、ミュージアム・ショップで自分用のお土産にナショナル・ギャラリーのガイドブックとカレンダー、「ヴァージナルの前に座る女」のポストカードを購入しました。

 大満足♪

ナショナル・ギャラリー
ガイドブック


※ 上記は、2012年6月時点で私がナショナル・ギャラリーを見学したときの記録です。展示室、展示品は、変更になっている場合がありますので、最新情報等をオフィシャルサイト等でご確認ください。