エジプト博物館

2008年12月

 ペルガモン博物館から歩いて2、3分の旧博物館。この旧博物館の2階に、2008年12月時点ではエジプト博物館のコレクションが展示されていました。

 旧博物館のチケット代8EURで、旧博物館とエジプト博物館の展示物の双方が見られました。私がチケットを買ったときは、料金を渡すと、チケットではなくレシートを渡され、そのレシートを1階の旧博物館の展示室に入るときと、2階のエジプト博物館の展示室に入るときと、両方ともチェックされました。この辺、要注意です。

 順路どおりに進むと、「王妃ネフェルティティの胸像」は真ん中へんにありますが…


旧博物館
 「王妃ネフェルティティの胸像」から見学してから、最初に戻ることにしました。

王妃ネフェルティティの胸像

 エジプト博物館見学の最大の目的が「王妃ネフェルティティの胸像」に会うことでしたので、彼女の会うまでは、落ち着いて他の展示品を見学する気になれません。

 篠原千絵さんの「天は赤い河のほとり」を読んで以来、ベルリンで会いたいと思い続けたネフェルティティは、展示室の中央で燦然と輝いていました。トルコ、エジプトと続いた「天は赤い河のほとり」ゆかりの地巡りも、彼女に会ってフィナーレを迎えました。感慨深いなぁ。

 彼女は、その瞳に何を映し、何を思っているのでしょうか…。
 「王妃ネフェルティティの胸像」を1周して4方向から写真に撮りました。どの方向から見ても美しい方です。そして1周できる展示にしてくださっている博物館に感謝します。

 この博物館で最高の人気者ですので、周囲にはいつも見学者がいます。
 ネフェルティティさんへのご挨拶が済んで一安心。

 さあ、これから心置きなくエジプト博物館の見学をしましょう。

 けれど、哀しいことにガイドブックにエジプト博物館の所蔵品としてあがっているのは「王妃ネフェルティティの胸像」のみ。
 図録も購入しておらず、持ち時間の関係からオーディオガイドも借りなかったので、どの作品が見所なのかが、さっぱり(?_?)
 こうなったら、個人的趣味と、オーディオガイドのマークを頼りに見学しましょう。(自爆)
 指輪の紋章。「天は赤い河のほとり」の1シーンを思い出しました。

 胸飾りとミイラ棺は、エジプト関連のテレビ番組などでもよく見かけるものなので…。

 この胸飾り、何千年経った今も鮮やかです。往時はどんな方の胸元を飾ったのでしょうか。
 ←この2作品は、完全に可愛いという個人的趣味です。しかも、正面ではなく、同じ方向の横向きですし。(笑)

 可愛いだけではなく、骨格とか肉付きとかは、結構しっかりしてるような気がします。
 エジプト博物館の見学は、13時45分から14時15分までの30分間でした。

 ※エジプトコレクションが旧博物館の2階に展示されているのは、2008年12月時点です。旧博物館の隣りに建築中の新博物館が完成すると、展示作品の再編成があるようなので、最新の情報をチェックしてください。