三頭山

2012年10月

 9月に行った茶臼岳が紅葉に相当早かったので、今度はタイミング的にいいかな〜っと、10月中旬に三頭山へ山歩きに出かけました。

都民の森

 都民の森の駐車場にクルマを駐車して出発。

 駐車場付近の木々は全く、全然、紅葉していません。あっれ〜、紅葉にまたまた早かったかなぁ。麓は紅葉していなくても、標高が高くなれば紅葉していると信じて登りましょう…でも、駐車場から見える山には紅葉は見えない…。

 都民の森は、しっかり整備されています。さすが“都民”の森。
 よく整備されているね〜!と感嘆するほど整備がいきとどいた道をさくさく歩きます。

 都民の森の入口から25分ほどで鞘口峠に到着。鞘口峠あたりからは、“よく整備された登山道”っぽくなってきました。
 鞘口峠でおやつタイムで行動食をいただきました。

 いたるところにこれでもか!と、道標があります。

鞘口峠

 峠から尾根道に出ても色付いている木は全く見当たりません。三頭山の紅葉は、今シーズンは10月中旬でもまだ早かったみたいです。あと、2週間くらいかなぁ。
 逆に10月中旬になると、咲いている花はめっきり少なくなっていました。今回の三頭山で出逢った花は、←のみ。秋になったのですね。
 何となく黄色くなりかけているような気がする木々の枝葉を眺めながら、1391mの見晴らし小屋に到着。見晴し小屋の周囲も気持ち、色付いているかな〜くらいの感じ。
 見晴し小屋から→な景色を眺めながら、またおやつタイム。

 晴れていても雲が結構あるので、あまり眺望はありませんでした。心密かに富士山を見るのを楽しみにしていたので、残念!まぁ、大体、富士山の眺望を狙って山歩きするとはずします。

見晴し小屋から



 木段もあったりしました。

 ↓の木の紅葉が今回の山歩きで最も色付いていたものでした。
 標高1500mくらいでしょうか。青空に真っ赤な紅葉が映えます。

 この紅葉が見られたところから、程なくして三頭山の東峰(1528m)に到着。
 三頭山は、その名のとおり、山頂が3つあり、東峰が都民の森の鞘口峠方向から登ったときは、最初に現れます。東峰には、3等三角点がありました。→は、三角点と山頂標示。

 ガイドブックなどを見ると、“三頭山”は、西峰のことを指しているようです。

三頭山 東峰山頂


三頭山 中央峰

 東峰から降りて登って1分!かかるかかからないかで、中央峰(1531m)に到着。

 あまりの近さにびっくり(笑)。

 中央峰の山頂標示を見て、逆に驚いてしまいました。徒歩約1分で別の峰ってことがあるのですね〜。同じ山ですけど…。この中央峰が三頭山の3つの峰のうち最高峰です。

 そして、三頭山西峰へ。

三頭山 中央峰から西峰へ

 中央峰から西峰への行程は、さすがに1分!と言うことはなく、11分ほどかかりました(笑)。

 そして到着したのが、三頭山西峰(1525m)。三頭山の3つの峰のうち、最も標高の低い峰ながら、ここに最も立派な山頂標示がありました。

三頭山 西峰

 右上の写真の山頂標示は東京都のもの。
 東京都による三頭山の山頂標示から10m離れたところに、山梨県による。三頭山の山頂標示がひっそりと立っていました。三頭山西峰が東京都と山梨県の都県境のようです。

 私たちが西峰に到着したときは、先客はご夫婦1組、男性2人組が1組、女性2人組が1組の計3組で、いくつかあるベンチのうち、どこに座るかは選びたい放題。

三頭山 西峰


三頭山より

 それが見晴しの良い場所のベンチで昼食タイムしているうちに、続々と山頂に到着される方々が引きもきらず、ふと気づくと山頂にあるベンチはほとんど埋まっていて、ベンチの選択の余地はほぼなくなっていました。
 三頭山は人気の山で、昼食タイムに山頂目指してやってくる方々が多いのですね〜。

 ちょっとだけ早めに山頂に着いていて、よかったです。
 右の写真の上から3分の1〜4分の1のほぼ中央の場所に、富士山の山頂のラインだけが、ほんの少しだけ見えていました。肉眼だと見えていたのですけれど、写真だと判らないです。はは。三頭山は富士山の好展望の山だそうで、期待して行って、見事に玉砕しました。はぁ。ため息。

 約40分、三頭山山頂でおにぎり食べて、コーヒータイムして、下山開始。
 三頭山からムシカリ峠へ向かう途中に←のような腰掛け易そうな木が生えていました。1度、折れたかして、それでもがんばって持ち直して生き延びたのかな。

 ムシカリ峠の少し先に、三頭山避難小屋がありました。
 避難小屋と言いつつ、思っていたよりも立派でビックリ。
 三頭山避難小屋から7分くらいでしょうか、大沢山(大澤山)の山頂標示が登山道の脇に突如として出現しました。山頂と言うより、THE 登山道の途中な感じでした。

 大沢山の山頂標示から約15分、→の登山道を通り、で深山の路に差しかかりました。



 深山の路や石山の路は、坪庭のような感じで、結構、大きな岩石がごろごろしていました。このあたりだけ岩石が多いのは、どうしてなのかなぁ。

 深山の路・石山の路で、下りの岩ゴロゴロと格闘すること50数分、何とか無事に三頭大滝まで降りました。三頭大滝には、観瀑台ならぬ観瀑橋の三頭大橋が設えてありました。この三頭大橋は橋と言っても対岸に渡れず、三頭大滝を見るためだけのものです。

三頭大滝

 紅葉に縁取られていたら、もっと綺麗だったかも…。

 三頭大滝からは整備された歩き易い道。都民の森の施設の森林館を経由して、森林館の中も少しだけ見学させていただいてきました。森林館では、木工教室のようなのをいろいろやっているみたいです。

 そして、駐車場へゴール!
 駐車場前というか、都民の森入場口脇というか、そちらの売店で、10月になってもまだまだ恒例のソフトクリームでお疲れさま!

 この後、紅葉狩りがてら…ほとんど紅葉してなかったですが…、ドライブをしてから帰途につきました。


《参考 三頭山コースタイム》
 都民の森駐車場…30分…鞘口峠…40分…見晴し小屋…40分…三頭山西峰…10分…ムシカリ峠…20分…西原峠・三頭大滝分岐…35分…三頭大滝…25分…都民の森駐車場

《自分の三頭山の記録》
 都民の森駐車場…23分…鞘口峠…42分…見晴し小屋…56分…三頭山西峰…16分…ムシカリ峠…23分…西原峠・三頭大滝分岐…53分…三頭大滝…20分…都民の森駐車場

 ※参考コースタイムの1.5倍を目安に計画しました。

 ※持参品
  お弁当(おにぎり)
  水筒(湯) 500ml
  緑茶飲料500mlペットボトル 1本
  スポーツ飲料500mlペットボトル 1本
  あんパン
  塩キャラメル
  のど飴
  バナナ

 期待していた富士山と紅葉はどちらも見られませんでした。2012年の紅葉は10月中旬では少し早すぎたようです。