マルタ旅行記
2025年10月

ヴァレッタ


ヴァレッタ

 7時25分、バス乗車。
 これから、帰国日に空港に向かうまで、同じドライバーさん・同じバスにお世話になります。

 7時28分、空港出発。

 昇る朝日を見ながら、バスは空港から一路ヴァレッタへ。
 ヴァレッタへ向かう車中で、ガイドさんからヴァレッタを築いた聖ヨハネ騎士団について、

 「聖地エルサレムへの巡礼者の医療・保護団体として発足した聖ヨハネ騎士団は、巡礼者や己を守るために次第に軍事武装していった。イスラム勢力との争いのなか、キプロス島、ロードス島を経て、1530年にローマ皇帝から本拠地としてマルタが与えられた。ナポレオンのエジプト遠征の際に、マルタはフランス軍の手に渡り、その後、マルタはイギリス統治下におかれ、騎士団がマルタに戻ることはなかった。1834年に本部をローマに移してからは「国土なき国家」となり、現在は国土を有さない主権実体のある“国家”として独立国同様の扱いを受け、国連にもオブザーバーとして参加している」

 との、ご説明がありました。

 また、マルタの交通については、公共交通機関が路線バスしかないため、朝夕は通勤・通学者が利用するマイカー・路線バスで渋滞が発生しやすいそうです。
 この日は、渋滞に巻き込まれることもなくスムーズにバスは走り、7時50分、ヴァレッタの旧市街の手前、フロリアーナの聖パブリウス教区教会付近に到着。この近くに公共の駐車場があるそうです。

 ヴァレッタ旧市街には、観光バスは乗り入れられないので、ここで降車だそうです。空港から旧市街手前まで、わずか20分余り。近いです。

ヴァレッタ 聖パブリウス教区教会


ヴァレッタ
独立記念碑(Independence Monument)

 バスを降車し、一直線の大通りをヴァレッタのメインゲートに向かって歩きます。雲一つない青空が気持ちいいです。

 1964年9月21日にマルタはイギリスから独立。独立記念碑は、独立25周年を記念して建立されたものです。
 マルタはイギリス連邦の加盟国で、使用言語はマルタ語と英語。私たち外国人には、基本、英語で話すので、旅行しやすい国です。

 さらにシティゲートに近いところにあるキリスト像。この時間は、お顔側が思いっきり逆光です。

ヴァレッタ キリスト像


ヴァレッタ トリトン噴水

 8時、トリトン噴水に到着。ヴァレッタ市内観光のスタート。

 進行方向から見えるトリトン噴水は逆光ですので、ガイドさんのお勧めでシティゲートを背にして順光で撮影。
 この時間に噴水の水が出ていないのは、ガイドさんも「分からない」そうです。
 ヴァレッタはオスマン帝国からの攻撃を退けた聖ヨハネ騎士団のヴァレット団長の手によって、1566年に勝利の聖母教会に礎石が置かれ、その建設が始まりました。ヴァレッタは、三方を海に囲まれており、陸地と繋がっているのは南の城壁は特に堅牢に造られており、巨大な堡塁と深い堀によって守りを固めています。

ヴァレッタ 城壁・シティゲート

 ヴァレッタの名前はヴァレット団長に由来しています。また、ヴァレッタの旧市街全体が世界遺産に登録されています。

 シティゲートからヴァレッタの街に入る道は平坦に見えますが、これは橋で両脇は深い堀になっています。徹底した防備と、そこから繰り出せるように考えられている攻撃の布陣。

ヴァレッタ 城壁・シティゲート


ヴァレッタ シティーゲート

 シティーゲートから聖エルモ砦まで伸びているのが、メインストリートのリパブリック通り。

 同行者さんは、この分厚い城壁と深い堀を見て、「ヴァレッタにハートを鷲掴みされた」ということで、観光開始した途端、ヴァレッタLOVEになりました。

ヴァレッタ 城壁


ヴァレッタ 城壁

 シティーゲートから旧市街に入って、すぐ右手に見えるのが国会議事堂。この国会議事堂は、イタリア人建築家が設計し2015年に完成した比較的新しいもの。
 私たちは街並みに馴染んでいていいなぁですが、ガイドさん的にはその言葉の端々から、この国会議事堂のデザインに承服しかねるところがあることが伺われます。

ヴァレッタ 国会議事堂


ヴァレッタ
ロイヤル・オペラ・ハウス(右)
パラッツォ フェレリア(左)

 国会議事堂の先に何本かの列柱が見えているのが、ロイヤル・オペラ・ハウス。

 緑のバルコニーが印象的な建物は、パラッツォ フェレリアという19世紀の建物。
 ロイヤル・オペラ・ハウスは、イギリス統治時代だった19世紀に建てられた王立オペラハウスでしたが、第2次世界大戦時の1942年に爆撃により崩壊し、廃墟となっていたものを再整備して2013年から野外劇場として使用しています。
ヴァレッタ ロイヤル・オペラ・ハウス


ヴァレッタ パラッツォ フェレリア

 マルタは、マルタ石と呼ばれるハチミツ色を建築材としている建物が多いので、色彩的な統一感を感じられます。

 ヴァレッタ観光始まって、まだ旧市街を歩き始めたばかりなのに、その街並みに早くもテンションが上りまくりになっています。
 聖ヨハネ騎士団を主権実体として承認している国には、聖ヨハネ騎士団の大使館があり、マルタにも大使館があります。

 日本には聖ヨハネ騎士団の大使館はありませんが、2022年に日本人男性が聖ヨハネ騎士団の騎士(ナイト)に叙任されています。日本人の叙任は90年ぶりで、ガイドさん曰く「ものすご~い功績がないと叙任されない」とのことです。

ヴァレッタ
在マルタ聖ヨハネ騎士団大使館


ヴァレッタ 旧市街


ヴァレッタ オールド・ミント通り


ヴァレッタ オールド・ミント通り

 ヴァレッタ建設当初の計画では、土を盛って平らにするはずでした。けれども、メインストリートであるリパブリック通りを造成するのに、あまりにも時間がかかったので、城壁内を平らにするのは諦めたとガイドさんから説明がありました。このアップダウンを見るとさもありなん…です。

 カーマイル教会を遠目にしたアップダウンのある通り←が、ヴァレッタのメインヴィジュアルだそうです。絵になる~♪
 カーマイル教会を遠望できる通りだけではなく、どの路地も、それぞれ趣がある風情で佇んでいて、どれもこれも絵になります。

 そんな路地に出会う度に、多くのツアーメンバーさんが写真撮りまくり。今回のツアー、写真撮影好きのツアーメンバーさんが多いのが、観光初日の最初の1時間で、誰の目にも明らかになっています。

ヴァレッタ 旧市街

 ある一定の時間帯は、店舗への納入業者さん等の自動車は旧市街への乗り入れが許可されているそうです。

 そして、空港からヴァレッタへの道路を走っている自動車、ヴァレッタ旧市街の道路に路駐している自動車を見ていると、私的に自動車の半数以上は日本車(の中古車)ではないかと思われます。クルマは日本と同じ左側通行(右ハンドル)ですので、「日本車の中古車が非常に多い」byガイドさん…そうです。

ヴァレッタ ヴァレット像

 あちこちの通りを通った後、ロイヤル・オペラ・ハウスを横目に見ながら進むと、進行方向の先に立像が見えてきました。

 聖カタリナ教会の横にあるジャン・ド・ヴァレット広場に立つヴァレット像(2012年建立)です。やはりヴァレッタに来たからには、絶対にご挨拶したい像です。

ヴァレッタ 聖カタリナ教会

 バレット像からアッパー・バラッカ・ガーデンへ向かう途中の左側に聖カタリナ教会、右側に勝利の聖母教会が、向かい合わせに立っています。
ヴァレッタ 勝利の聖母教会

 勝利の聖母教会は、ヴァレッタ総長がヴァレッタ建設時に礎石を置いた教会です。旅行記作成時にここが勝利の聖母教会だったと初めて知りました。ですので、もしもこのとき、ここが勝利の聖母教会だと気づいていたら、少しでもいいから内部見学にお邪魔したかったです。

 ヴァレット像のあるところからは左手にミューザ(マルタ国立美術館)も見えます。

ヴァレッタ ミューザ(左)


ヴァレッタ 首相官邸

 聖カタリナ教会と勝利の聖母教会の間の道を進むと、そこにはオーベルジュ・ドゥ・カスティーユ。

 オーベルジュ・ドゥ・カスティーユはスペイン・ポルトガル出身の騎士団員の宿舎で、現在は首相官邸になっています。
 首相官邸なのに、建物のこの階段の上まで観光客が行けてしまいます。観光客が、建物にわらわら近づいて写真を撮っていても、全然、大丈夫。こんなに緩~い警備で大丈夫?

 砲台、実弾とか装備されているのでしょうか?それとも装飾?

ヴァレッタ 首相官邸

 ヴァレッタ旧市街近くでバスを降車して約1時間。もしかしたら、入場観光する場所の開館時間との兼ね合いもあったのかもしれませんが、こんなに旧市街の路地をあちこち散策できると思ってもいなかったので、とても充実した時間を過ごせて楽しくて楽しくて仕方なかったです。

ヴァレッタ
アッパー・バラッカ・ガーデン

 アッパー・バラッカ・ガーデンの門前には、観光用の馬車がスタンバっています。

 アッパ・バラッカ・ガーデンに到着後、「公衆トイレがありますので、トイレに行きたい方はどうぞ」とのガイドさんの案内があり、フリー散策に。
 8時50分から9時05分、アッパー・バラッカ・ガーデンのフリー散策。

 アッパー・バラッカ・ガーデンは、18世紀まではイタリア出身の騎士団員の憩いの場所であった場所で、その名のとおり門から入ったところは庭園になっています。庭園の海側には17世紀に造られた柱廊も広がっています。

ヴァレッタ
アッパー・バラッカ・ガーデン


ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデン

 柱廊を通り抜け、展望台に出ると、展望が一気に広がります。

 入った門側を背にして右手には、グランドハーバーの奥側…ヴァレッタのある半島の根元部分?…が見えます。
 展望台の下には、砲座も。この砲台からは毎日正午と16時に空砲が発射されるとのことです。

 クルーズ船も着岸しています。このクルーズ船が大きいのかどうかは私的には???このアッパー・バラッカ・ガーデンへ来るまでは、クルーズ船の乗船客さんの方々とは遭遇していません。

ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデン


ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデンより
セングレア ガーディーオーラ公園



ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデンより
セングレア
 ガーディーオーラ公園 監視塔


ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデンより
ヴィットリオーザ 聖アンジェロ砦

 天気が良すぎてコンデジのディスプレイがほとんど見えずにシャッターを切っています。

 スリー・シティーズのうちセングレアはともかく、ヴィットリオーザはモロに逆光。聖アンジェロ砦の城壁・要塞の様子が全く判別がつかなくなってしまっています。
 門を背に左手は、グランドハーバーから外海へ海が広がっています。

 アッパー・バラッカ・ガーデンの並び側の突端の緑のこんもりしたエリアが、おそらくローアー・バラッカ・ガーデンのはず。

ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデン


ヴァレッタ アッパー・バラッカ・ガーデンより スリー・シティーズ

 アッパー・バラッカ・ガーデンの展望台から一望できる展望↑。テンションMAX。写真撮りまくり。同じような写真が多くなっています。

 展望台の右手奥には、アッパー・バラッカ・ガーデンと海岸線を結ぶエレベーターが設置されています。下りは無料で上りは1EUR(約180円)。階段もありますが、この高低差ですから上り下りとも階段を使う選択肢はないと思われます。

ヴァレッタ
アッパー・バラッカ・ガーデン
エレベーター