中欧旅行記
2015年6月

プラハ

 5時、起床。

 6時30分から7時まで朝食。大混雑だったので、朝食会場の写真はなしで、食べたものだけ→。
 コックさんがいて、オムレツも作ってもらえるようでしたが、「5分待て」と言われて諦めました。1日目の飛行機の2回目の機内食が重かったせいか、まだ胃がもたれているというか消化不良気味だったので、パンが控えめ。

朝食


聖ヴィート大聖堂

 7時15分、ホテル1階ロビー集合。
 7時22分、バス出発。

 プラハ城入口で日本人女性ガイドさんと合流し、8時から聖ヴィート教会のVIP観光スタート。このVIP観光は貸切観光ではないけれど、一般の観光の開場時間よりも前に、見学できるものだそうです。

 8時7分から8時57分まで、聖ヴィート大聖堂の内部見学。

聖ヴィート大聖堂 内部


ミュシャのステンドグラス

 一般の開場前なので、聖ヴィート大聖堂の内部は、ほぼ私たちのツアーメンバーの貸切状態で、ストレスフリーな見学でした。

ミュシャのステンドグラス
(一部)

 この聖ヴィート大聖堂の内部見学で、私が最も楽しみにしていたのが、ミュシャ(ムハ/以下、ミュシャと表記)が手がけたステンドグラスです。

 大聖堂のステンドグラスでも“ミュシャ”の作風が全開です。ようやく見られた〜という感じでしょうか。念願が叶いました☆

聖ヤン・ネポムツキーの墓碑

 ←の聖ヤン・ネポムツキーの墓碑は銀製。

 →の中世(?)のプラハの地図のカレル橋の向かって左側の旧市街は現在でも、そのまま地図として通用する場所が多々あるそうです。

中世(?)のプラハの地図

 聖ヴァーツラフの礼拝堂も私たちのツアーの貸切状態で見学できました。

 これで聖ヴィート大聖堂の見学終了。

聖ヴァーツラフの礼拝堂

 聖ヴィート大聖堂を出て、聖ヴィート大聖堂を横から見る、→な地点くらいで、ガイドさんからVIP観光記念コインをツアーメンバー1人に1個ずつ手渡されました。↓がその記念コインの裏表。
聖ヴィート大聖堂


VIP観光記念コイン
(後刻、ホテルで撮影)

 聖ヴィート大聖堂見学の後は、旧王宮の内部見学です。

 ガイドさんに「一般の見学だと旧王宮の内部は写真撮影禁止ですけれど、VIP観光参加者は特別に写真撮影OKです」と言われました。

旧王宮

 旧王宮の内部見学は、9時8分から9時33分まで。
 ガイドさんに写真撮影OKと言われたので、安心してツアーメンバーさんたちと→のホールの写真を撮っていたら、係員とおぼしき女性が、私たちに向かって「No photo」と声をかけてきたので、何ですと!とビックリ。でも、ガイドさんがその女性係員さんに一言二言話をしたら、すぐに得心したように何も言わずにホールを出て行ったので、私たちは写真撮影はOKということのようです。

 このホールのバルコニーからは、プラハ市街の眺めがとてもよかったのでツアーメンバー全員で、あっという間にフォトタイム。

ヴラディスラフホール


ヴラディスラフホールのバルコニーより
プラハ市街

 バルコニーで、プラハ市街をバックにしたそれぞれの記念写真を撮った後は、再び旧王宮の見学です。

王冠、王笏、宝玉のレプリカ

 議会の間には、王冠等の三種の神器(?)らしき3点セットのレプリカなども展示されていました←。

 こじんまりした議会の間には、玉座も設えてありました。
 万聖人礼拝堂は、写真撮影禁止で、VIP観光参加した私たちのツアーでもNGでした。この万聖人礼拝堂が、旧王宮の中では、装飾的に見応えがあったので、すっごく残念です。

 これで、旧王宮の見学は終了。

 次に行ったのは、聖イジー教会。こちらも内部見学しました。

議会の間


聖イジー教会

 聖イジー教会内部見学は9時35分から9時38分まで。

聖イジー教会 内部

 中入って、ちょっと見渡して、ふ〜んという感じで外に出た…とでもいいますか、ほとんど印象に残っていません。

 プラハ城見学の最期は、聖ヴィート大聖堂と並ぶプラハ城の見どころの黄金の小路。

 黄金の小路の見学は9時40分から10時。カフカの家の前で説明を受けた後、集合時間と場所を決めて解散。フリー見学となりました。
 カフカの家は→の写真の左側手前から2軒目の青い壁の家。
黄金の小路

 黄金の小路の家は、お土産物屋さんになっている家や、内部に昔の家財道具や衣服を展示して公開している家があり、それらを見ながら歩くと、20分では足りないくらいです。
黄金の小路 内部公開している家屋

 黄金の小路の見学は、早い時間だったので、観光客の人影もまばらで、超快適な見学タイムでした。

 10時に集合場所を出発し、プラハ城からカレル橋へは、→のような階段とスロープが組み合わされた坂道をゆっくりと下って行きます。だらだらと長い坂道なので、私たち下りはおしゃべりしながらゆっくり歩いて、風情がありますけれど、上りは大変かもしれません。

プラハ城からカレル橋への坂道


カレル橋 前方は旧市街側

 ヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋のカレル橋。両側の欄干には聖人の彫像が並んでいます。
 橋の上には、ちょっとしたお土産屋さんやパフォーマーさんの姿がありました。ここも時間が早いせいか、観光客はさほどは多くありませんでした。

 ガイドさんの話を聞きながら、10時20分から10時45分まで、25分かけてゆっくりと約500mの橋を渡りました。
 聖人像の中でも一番人気なのは、聖ヤン・ネポムツキー像。
聖ヤン・ネポムツキー像

 この聖ヤン・ネポムツキー像の台座に刻まれた聖ヤン・ネポムツキーの殉教のレリーフに触れると幸運が訪れるそうで、→のとおり、皆が触ってピカピカです(笑)。
聖ヤン・ネポムツキー像
レリーフ


カレル橋より プラハ城

 カレル橋のプラハ城側と旧市街側にそれぞれ橋塔があり、登れるとガイドブックに書いてあったので、フリータイムに上る気満々でいたところ、丁度、旧市街側の橋塔に差し掛かったところで、橋塔の中に入って行く人を見かけました。そこでガイドさんに、「あそこが橋塔の入口ですか?」と入口を確認しました。答えは「はい、そうです。」
 入口の確認、これ重要ですから〜(笑)。この会話を聞きつけた添乗員さん曰く「ここはまだ登ったことがありません」だそうです。
 カレル橋から、旧市街にある旧市庁舎までゆっくりゆっくり、フリータイムのときに道に迷わないように、ガイドさんがいろいろ目印を説明してくれながら歩きました。

 11時少し前に旧市庁舎の前に到着。9時から21時の毎正時の時報のときに、旧市庁舎の天文時計の仕掛けが動き出すそうなので、見学するために各々場所を確保して11時を待ちます。

カレル橋 旧市街側の橋のたもとより


旧市庁舎(左)とティーン教会(正面奥)

 天文時計の仕掛けは、窓を人物が通過したり、ガイコツが動いたり…な感じ。

天文時計

 時間的には、2、3分だったかなぁ。え〜と、これで終わりですか?が感想でした。

 この後、←の向かって右側辺りのボヘミアグラスのお店へ。

お土産の爪やすり
(後刻、ホテルで撮影)

 11時5分から12時まで、ボヘミアグラスのお店でボヘミアグラスのカッティング見学とお買い物タイム。トイレをお借りして、プレゼントの←爪やすりをいただいた上に、1ドリンクサービスとのことで、チェココーラをごちそうになりました。ごちそうさまでした。
 店内をぐるっと一通り見て、特に買いたい物もなかったので、お店の外に出て、11時25分から11時50分まで、旧市街広場(旧市庁舎やディーン教会が面した広場)を散歩していました。

旧市街広場(パノラマ撮影)

 旧市街広場近くのボヘミアグラスのお店から、昼食のレストラン(市民会館の地下1階のレストラン)まで、またまたフリータイム用に道を覚えながら歩きます。

 12時20分ごろ市民会館に到着。
 フリータイムのときに市民会館のガイドツアーに参加するつもりでしたので、このときに希望時間のチケットを1階のチケット売り場で購入できました。ラッキー♪市民会館ガイドツアー代1人290kc+写真撮影代1人55kc=1人345kc(約2,100円)。

 昼食は、12時25分から13時25分まで。

火薬塔(左)と市民会館(右)


ファンタオレンジ


野菜スープ


グヤーシュ


ブルーベリーケーキ


レストラン内部

 この日の昼食にはチェコビール1人1杯がツアーに含まれていましたが、ビールを飲めないので代わりにファンタオレンジをいただきました。
 野菜スープはおいしく、グヤーシュはお肉がトロトロ、ブルーベリーケーキも甘すぎずにおいしくて、このレストランの食事はとても満足度が高いです。

レストラン内部


市民会館

 昼食後、午後はフリータイム。

 オプショナルツアーのボヘミア古城めぐりに参加する方々と、プラハ市内でフリータイムを満喫する2手に別れました。プラハ市内に残る方が少数派だったと記憶しています。
 プラハ市内に残る組で希望する人は19時にこの市民会館の1階ロビーに集合していれば、ホテルまでオプショナルツアーのバスに乗せてくれるそうで、希望を聞かれました。

 「19時にここに来て、一緒に帰ります」と添乗員さんにしっかり答えました。
 すると添乗員さんに「えぇ!てっきり自力でホテルに帰ると思っていました!!」と、驚かれてしまいました。ツアー4日目にして添乗員さんにそう思いっきり断言されるって、私たちって何者?!
 いえ、朝の出発がもう少し遅くて、観光もずっと徒歩でなければ、それも考えなくはないですけれど、朝が早い上に徒歩観光で、体力と神経がそこまで保たないと判断しました。海外旅行は安全第一です。

 13時25分からフリータイム。市民会館からヴルタヴァ川を目指します。

ヴルタヴァ川とプラハ城


芸術家の家(ルドフィヌム)

 川沿いを歩いていたら、←や何やら由緒ありそうな建物が建っていたのでパチリ。

 最終的には、カレル橋まで行くつもりで、川沿いに歩いていれば、絶対に迷わないと考えたのでした(笑)

ヴルタヴァ川にかかる橋とプラハ城

 →路面電車が通ったらカッコよかったのですけれど…タイミングが合わず、残念!

旧市街側橋塔より カレル橋とプラハ城

 カレル橋まで移動し、予定どおり旧市街側の橋塔に登ります。橋塔の入場料は1人90kc(約540円)。

 カレル橋には、プラハ城側、旧市街側の両方に橋塔があり、どちらも登れます。両方の橋塔に登られた方のプラハの旅行記の写真を参考にさせていただいて、今回、私たちは旧市街側の橋塔に登ることに決めました。

 橋塔からの街並みの展望を楽しんだのは、14時20分から14時45分まで。
 階段は普通に普通な階段でした。
 旧市街側の橋塔からカレル橋とプラハ城の両方を入れて写真を撮ると、↑になります。よくガイドブックなどに載っているのは、ここから撮った写真なのかな?

 橋塔から見渡せた旧市街側の景色は→。このときは、おりよく路面電車が通ったので、旧市街の街並みと路面電車の組合せをゲットできました♪

 橋塔からは、先ほどガイドさんが案内してくれた道を思い出しながら、旧市庁舎へ移動します。

旧市街側橋塔より 旧市街側


旧市庁舎より 旧市街

 旧市庁舎では、エレベーターで(笑)旧市庁舎の塔に登ります。チケットは天文時計の横の売り場で、1人120kc(約720円)。エレベーターな分だけ橋塔よりも高いのでしょうか(笑)。

 エレベーターに乗るときにトイレがあったのでお借りしました。ただし有料、1人3kc(約20円)。

 橋塔よりも旧市庁舎の塔の方が高い分、パノラマも俯瞰になり、さらに遠くまで見渡せました。

 旧市庁舎の塔で大展望を楽しんだのは、15時5分から15時25分まで。

旧市庁舎より 旧市街広場
左の工事中の建物が、聖ミクラーシュ教会



旧市庁舎より 旧市街広場
左下の像が、ヤン・フス像

 ↑午前中に、歩き回った旧市街広場を上から見下ろしました。ここからこそ、パノラマ写真を撮るべきでした。塔に登ったらパノラマ撮影。今後の必須項目にします!

 旧市庁舎の塔を降りたら、市民会館に向かいます。市民会館では、16時からのガイドツアーのチケットを買っているので、遅れないように早めに旧市庁舎を後にしました。

 市民会館のガイドツアーはオフィシャルHPで予約可能。予約が定員に達していない場合、当日でもチケットが買え、今回、私たちは当日でチケットを購入しました。また、ガイドツアーは不定期なのでオフィシャルHPでの確認が必要です。
 

旧市庁舎より プラハ城方向
中央上の丘の上がプラハ城


市民会館 内部

 16時まで集合場所として指定された場所で待っていると続々と参加者が集まって来ました。日本人観光客は10名前後だったでしょうか。日本語ツアーはなく、英語でのガイドになります。日本語の説明文のある冊子を貸してくれるので、それを見ながらの見学になります。

 ガイドツアーは16時から17時までの約1時間。

 中央クロークルームを通って、ガイドツアーに参加した最大の目的であるスメタナ・ホールへ。

スメタナ・ホール


スメタナ・ホール

 このスメタナ・ホールは「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」で、千秋先輩がオケの指揮をしたロケ地なのだそうです☆のだめのロケ地ゲット♪いやぁ、こんな凄いホールでタクトを振ったんですね、千秋先輩♪♪

カフェ


スロヴァーツコ・サロンより カフェ

 スメタナ・ホールの次は、カフェ。ここでコーヒーを飲んだら、それだけで満足しそうです。随所にアールヌーヴォーしています。
グレーグル・ホール

 オリエンタル・サロンは、ゲームを楽しむためのサロンで、内装は、当時流行のオリエンタルとアールヌーヴォーを取り入れているのだそうです。

 グレーグル・ホールはパーティなどの娯楽施設として作られたらしいです。

オリエンタル・サロン


市長の間

 市長の間の内装は、全てミュシャの手によるもの。どこを見回してもミュシャの世界。

市長の間

 部屋の片隅のソファの背板もミュシャ。
 窓のステンドグラスもミュシャのアイデアを基に作られたのだそうです。

 もう!もう!ミュシャミュシャしています。

市長の間


市長の間

 市長の間のミュシャ作品は建物備え付けのものですので、日本への貸し出しは不可能ですから、ここでしか見られない、味わえない世界です。堪能☆

 スラトコフスキー・ホールは演説や講義を行うためのホールなので、他のホールとは違い装飾などのない質素な作りとなっているようです。

 このスラトコフスキー・ホール見学で、ガイドツアーの見学終了。

スラトコフスキー・ホール


市民会館 ホール

 こちらのホールまで来たら、ガイドさんが何やらチケットによって他にも何かあるようなことを言っています。チケットを見て、「あなたこっち、あなたはダメ。」みたいな感じで、私たちのチケットは「No」でした。見たかったものは、見られたのでいいのですが。

 昼食後、ずっと歩きづめでしたので、ノドも乾きましたし疲れました。地価のアメリカン・バーでは、ガイドツアーのチケットで、2つの飲み物を頼むと1つが無料になるそうなので、取りあえずそこで休憩することにしました。

アメリカン・バー

 えむちゃんがエスプレッソ、私が紅茶でホッと一息。
 ここでの休憩は17時10分から17時40分まで。

アメリカン・バー 内部

 内装は←な感じ。

紅茶とエスプレッソ

 当初の予定では、市民会館見学後、火薬塔に登るつもりでした。それを、えむちゃんと相談して止めることにしました。早朝から歩きづめで疲れていたのと、塔も2か所登っていて、もういいかなと思いまして。海外旅行で疲れていて何か事故にあったら目も当てられませんから。

 そんなわけで、火薬塔には登らず、こちらは当初予定していたカフェ・カヴァルナ・オベツニー・ドゥーム(何のことはない市民会館1階のカフェです/笑)でお茶することにして、地下1階から1階のカフェへ移動

 カフェのはしごをして、ゆったりと過ごします。たまには海外旅行でこんな時間の過ごし方もいいのでは…。

 ピアノの生演奏をしていたので、ピアノの近くのテーブルに座りました。すぐ演奏が終わってしまったのが残念(苦笑)。

カフェ・カヴァルナ・
オベツニー・ドゥーム


カフェ・カヴァルナ・オベツニー・ドゥームの
メニュー

 こちらのカフェでは、メニューがミュシャしています。それがこのカフェでお茶することにした理由でもあります。
 えむちゃん熱望の冷たいお飲物がありましたので、その中から嬉々としてアイス・ラテ・マキアートを注文2.9EUR(会計時に2人分で6EUR(約780円)支払)。

 17時55分から18時55分までくつろぎました。

アイス・ラテ・マキアート

 くつろぐにはもってこいな雰囲気♪

 予め余裕を持って前もって会計をしておいてから、集合時間の5分前に席を立ちました。集合場所はこのカフェの前ですから、楽勝です。

 市民会館からバスが待っている場所まで徒歩で10分。
 19時10分、バス出発。
 19時30分、ホテル到着。

 意気揚々と隣のモールの前日目をつけておいたパン屋さんへ行くと…前日見て美味しそうで買う気満々だったパンがありません(涙)。そのうえ、この日は食べたいと思うようなパンもなし。何故に(号泣)。

カフェ・カヴァルナ・オベツニー・ドゥーム

 えむちゃんが、「胃の調子も良くないし、食べたいパンもないから、持参した非常食を食べよう。」と言うので、私も同様に胃が重いのもあり、そうしました。1日目の飛行機の2回目の機内食がここまで胃に祟るとは…。初めてです。食後は、胃薬まで飲みました。
 部屋で夕食後、お風呂を使ったりスーツケースの整理をしたりして、さらにその後コーヒーまで飲んで23時就寝。

 本日の総歩数23,617歩。1日2万歩を超えると疲れます。