ポルトガル旅行記
2011年6月

リスボン


朝食

 ようやく時差ボケが解消しつつあるかなと思える朝。比較的ゆっくり6時30分起床。

 リスボン連泊なので荷物をとりあえずスーツケースに詰めて、7時15分から7時50分朝食。普通のビュッフェスタイル。

 今日は午前中がツアーでの半日リスボン市内観光なので、8時30分ロビー集合。
 現地ガイドは2日目のロカ岬・シントラ観光のときと同じ日本人女性ガイドさん(以下、「ガイドさん」は、この日本人女性ガイドさんを指します)とポルトガル人女性ライセンスガイドさん。

 2日目のロカ岬観光のとき、係りの人が交通トラブルに巻き込まれたせいで受け取れなかったユーラシア大陸最西端訪問証明書を集合したときに受け取り、一旦、部屋に置きに戻ります。実は、出発してから配られたら、ず〜っとフリータイム中も持って歩かなくてはならないのかと、心配していたのでホッとしました。

 8時38分ホテル出発。今日も朝から晴天です☆
 9時10分、ベレンの塔到着。

 ベレンの塔は、テージョ川を行き来する船の往来を監視するために造られた要塞で、造られた当初は川の中洲にあったのが、1755年にリスボンを襲った大地震で中洲が地続きになってしまったのだそうです。このベレンの塔を訪れたのは2011年6月。今までだったら、「どんな地震?話を大きくしてません?」とか思ったでしょう。でも、このときは「ああ、ここでは地震で地盤が隆起したのか」と、ストンと納得しました。

 写真を撮ったらすぐにバスに乗り、9時20分には出発。

ベレンの塔


発見のモニュメント

 ベレンの塔と発見のモニュメントは1kmくらいしか離れていないので、バスの座席に座って落ち着く間もなく、9時25分には発見のモニュメントに着いてしまいました。

モニュメント広場の世界地図
日本の“発見”

 モニュメント広場には、世界地図とその土地が“発見された”年号が記されています。日本が“発見された”のは1541年。これは、ポルトガル船が豊後に漂着した年だそうです。“発見”と言われてもな〜。

発見のモニュメント

 発見のモニュメントには、大航海時代に活躍した方々の彫像が彫られているそうで、先頭はエンリケ航海王子、左上の写真の最も右端にいる聖職者さんが、日本にキリスト教を伝えたザビエルさんだそうです。

 船の形をした発見のモニュメント。反対側にも彫像が彫られていますが…。

発見のモニュメント

 こちら側は、思いっきり逆光で彫像があまりよく判りません。発見のモニュメントを訪れる時間によって、どちらの面が綺麗に見えるかの違いがあるのでしょうか。
 思いっきり青空で、写真が映えると喜んでいたら、こんなところに落とし穴が…。

 発見のモニュメントでは、モニュメント広場の世界地図を見ながら、いろいろ説明があったので、割とゆっくりと30分滞在。

 9時55分にバスに乗ってジェロニモス修道院へ向かいます。

発見のモニュメント

 発見のモニュメントとジェロニモス修道院は、地図で見ると300mくらいしか離れていなくて、バスに乗っていても目の前に見えているのに、一方通行の関係やバスから降りる方向などの関係でぐるぐると10分もかかって、10時5分にようやく着きました。歩いたほうが早かったような…。

ジェロニモス修道院


ジェロニモス修道院


ジェロニモス修道院 南門

 今回のポルトガル旅行で見学したバターリャの勝利のサンタ・マリア修道院もアルコバサのサンタ・マリア修道院も大きな修道院でしたけれど、ジェロニモス修道院は、それらよりも遥かに広大な建物でした。

 バスを降りた位置からは、1枚の写真に全体像を収めきれず、2枚に分けたのが上の2枚の写真です。左上の写真右側の塔が、右上の写真左側の塔と同じ塔です。
 何故、これほどまでに巨大な修道院を建造したのでしょうか。

 首都リスボンでも指折りの観光名所のため、これまでのポルトガル旅行ではみたことがないくらいの観光客数です。

 このジェロニモス修道院の向かって右側に少し行ったところに、パスティス・デ・ベレンというエッグタルトの有名店があります。
 ガイドさんからそれを聞いて、ジェロニモス修道院ではなくて、そちらのお店に今にも走って行きそうな勢いのツアーメンバーさんが何人か。
 添乗員さんに、「ジェロニモス修道院を見学したら、フリータイムがありますから、そのときに行ってください」と待ったをかけられていました。本場のエッグタルト食べてたい!フリータイムがどのくらいあるのか。フリータイムの長さによっては行けるかなぁ。どきどき。

 内部もごてごてはしていないけれど、それなりに凝った装飾が施されています。そのへんもバターリャの勝利のサンタ・マリア修道院やアルコバサのサンタ・マリア修道院と違うかもしれません。

ジェロニモス修道院 内部


ヴァスコ・ダ・ガマの棺

 修道院に入って左側から見学。

 そこには、インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマの棺が安置されています。“インド航路”、“ヴァスコ・ダ・ガマ”、世界史で機械的に覚えていたことや人が、現実にあったこと、現実に生きた人であったのを改めて認識する時間でした。
 ガマさんが生きた時代から500年。遥かなる東洋の国から来た観光客に棺の写真を撮られて、世界発信されるとは、ガマさんには思いもよらないことでしょうね。
 ジェロニモス修道院のステンドグラスは、比較的はっきりした色彩・色調で、大きく人物が描かれたものが多いかったです。ステンドグラスの写真撮影は、ほとんどがボケボケになるのですが、ここで撮ったステンドグラスの写真は、今までの中では、まともに写っていたのが多いほうでした。
 ステンドグラスを見上げながら、祭壇方向にガイドさんに率いられて移動。

 主祭壇以外にも、礼拝室がいくつもありました。それらの祭壇のいくつかには、ポルトガル独特の天国への階段が置かれていました。

 主祭壇にイエスさまの生涯の絵が描かれているのも珍しいような気が。

礼拝室


主祭壇


礼拝室

 修道院を支える柱は、ヤシの木をデザインしたもので、海をモチーフにした彫刻が彫られているそうです。
 ↓ヤシの木と言われるとそんな感じもします。

主祭壇から入口方向

 ロカ岬の十字架の碑にその詩が刻まれているカモンイスさんの棺が修道院に入って右側に安置されていました。ちょうどガマさんの棺の反対側かな。

カモンイスの棺

 ツアーでの観光初日の最初の観光地のロカ岬でカモンイスさんの詩が刻まれた碑を見て、ツアーの観光最終日の最後の訪問地のジェロニモス修道院で、カモンイスさんの棺に手を合わせるなんて出来すぎ?(笑)

 カモンイスさんの棺の見学で修道院の内部見学終了。回廊に移動します。
 このジェロニモス修道院の最大の見どころは、この回廊だとのこと。1階と2階の回廊の設計者さんが違うので、違いもあるようです。完成度の高さでマヌエル様式の最高傑作なのだそうです。

 2階建ての回廊って見るの始めてかもしれません。

 回廊の柱には、精密細緻な彫刻が施されていて、じっと魅入ってしまいます。

 中央にあるのが噴水だけなのも、回廊の建物部分の細密さと好対照のシンプルさで素敵♪

 はっきり言ってこの回廊、私好みです!!!

 テンションMaxで写真撮りまくり。

 小学生の社会科見学のようなグループも熱心に見学。

回廊


回廊


回廊


回廊の部屋

 回廊には、←な青と黄のアズレージョに飾られただだっ広い部屋も。何の部屋だったか忘れてしまいました。(汗)

 回廊の角に、ちんまりとライオンの噴水がありました。このライオンのとぼけた表情が可愛い♪

回廊の角の噴水

 10時40分、回廊を一回りしたところで、ガイドさんに案内されたジェロニモス修道院見学終了。

 1階にあるトイレと、2階への階段の場所をガイドさんに教えていただいて、11時5分に各自でバス集合のフリータイムになりました。フリータイム25分!短い!!
 回廊の2階部分に行けるのはラッキー☆

 まずは、トイレへは絶対行くとして、えむちゃんと

「2階行くよね」
「エッグタルトのお店はどうしよう?」
「2階の見学だけで時間がいっぱいになると思う」

と、相談がまとまって(意見が一致して)、エッグタルトのお店はパスして、フリータイムのほとんどの時間を回廊の2階で過ごすことにしました。

回廊の2階


2階より修道院内部

 2階へ階段を上り、まずは2階の建物内部の見学。
 ↑は、聖歌隊席のような造りの感じに思えます。

2階よりステンドグラス

 2階に上がると、ステンドグラスがより近く、はっきりくっきり見られました☆色が鮮やかで、ドレスのひだのグラデーションまで描かれていてうっとりです。

 修道院の内部も2階から見下ろすとまた見え方が違って感じられます。
 続いて、回廊の2階もぐるっと1周します。

 気持ち的には、2階でもしお茶が飲めるとしたら、お茶飲みながら腰を落ち着けたいです。でも、そんな時間の余裕のないツアー行程中のフリータイムな私たち。心を残しつつ、少しずつ先に進まなくてはなりません。

回廊の2階より


2階の回廊

 アッと言う間に時間は経って、もう11時近くになっていました。バスに向かわなければ…。

回廊の2階より


回廊の2階より

 ジェロニモス修道院、必見です。フリータイムが25分では全然足りません。せめて40分は欲しいです。1時間あればエッグタルトのお店まで行けたかもしれません。

 11時5分にぎりぎりバスに滑り込みセーフ。

 ツアーメンバーの皆さんのうち、たくさんの方がエッグタルトのお店に行かれたようで、口々にエッグタルトの感想をおっしゃっていました。それらの話を総合すると、おいしかったらしいです。
 11時25分に旧市街のバイシャ地区に到着。

 ツアーの日程上は、旧市街はロシオ広場を車窓観光なだけなのですが、ガイドさんがバイシャ地区をさらっと案内して、その後、フリータイムの時間までありました。思いがけない散策でラッキー☆

 →は、バイシャ地区を北から川方向に眺めたものなので、通りの先は川です。

 11時35分、サンタ・ジュスタのエレベーターの見えるところで解散。同じ場所に12時5分に集合のフリータイムになりました。

バイシャ地区

 銀泥細工に興味のある方は、ガイドさんがお店に案内してくれるそうで、そちらについて行かれたようです。

 銀泥細工とか、そういう類には、興味のない私たちは、近くのロシオ広場とフィゲラ広場にGO!

ロシオ広場

 えむちゃんと私の午後からのリスボンフリータイムの過ごし方の計画では、このロシオ広場近くのお店で夕食にする予定にしていました。ですから、夕方だと広場をぶらぶらと楽しんでいる時間がないかもしれないから、今のうちにあちこち歩いてみよう的な感じで歩きました。

 ロシオ広場は正式名称はドン・ペドロ4世広場で、円柱の上の銅像がドン・ペドロ4世だそうです。
 広場の形としては長方形の角が丸くなった形とでも表現したらいいのでしょうか。円柱を挟んで対称に噴水があり、鳩がたくさんいる市民や観光客の憩いの場的な広場でした。
 フィゲラ広場はロシオ広場とは対象的に正方形で、市電やバスの停留所があったりして、広場の回りを常に何らかの乗り物が行き交うリスボンの交通の要衝です。
 広場の外側から内側へ、また反対に内側から外側へ、道路を横断するタイミングを見計らうのに時間がかかりました。

フィゲラ広場
ドン・ジョアン1世の騎馬像


フィゲラ広場


 フィゲラ広場からも、これも午後のフリータイムに行く予定のサン・ジョルジェ城が建物の上に見えました。午後は、あそこに上って、リスボンの街を見渡すゾ♪

 ロシオ広場とフィゲラ広場をクルッと一回りして、少し早いけど集合場所方向へ向かいます。それはなぜなら、集合場所を通り越した先にあるサンタ・ジュスタのエレベーターを見たかったからです。フリータイムで乗りたかったけれど、どう計画してもその時間が取れなかったので、見られる機会を得られたので、見るだけ見ておこうと思いまして。

フィゲラ広場よりサン・ジョルジェ城


サンタ・ジュスタのエレベーター

 サンタ・ジュスタのエレベーターは、「定時運行ではなくて、ある程度人数が集まったところで昇降する随時運転なので、この30分のフリータイムでは、上って帰って来られないかもしれないので、絶対に乗らないように。乗るなら、午後のフリータイムにして。」と、ガイドさんから釘をさされていました。なので、本当に写真を撮って見るだけ〜です。
 このエレベーターは、観光用ではなくて、本来はエレベーターの下の街と丘の上をつなぐ地元の人の便利用乗り物なのだそうです。だけど、有料…。

 写真を撮って満足して集合場所へ行くと、集合場所にあった、屋台のキオスクのようなお店で買い物をしているツアーメンバーさんがいらっしゃいました。しかも値切ってる…。集合してたツアーメンバー全員の注目の的。すごいお買い物熱。

 お買い物が終わり、ガイドさんに率いられてバイシャ地区をぶらぶらしながら、バスに戻ります。
 これでツアーでの観光の日程は全て終了。

 バスに乗車して、ツアーに付いている最後の食事、リスボンの昼食のレストランに向かいます。

 バイシャ地区とかアルファマ地区とか、旧市街の中心部近くだったら、フリータイムのときに活動が始めやすいからいいなぁ〜との思いとはうらはらに、バスは無常にも旧市街からどんどん離れて行きます。

 そしてバスが停まったのは、エドゥアルド7世広場。

バイシャ地区 アウグスタ通り

 エドゥアルド7世広場は、2日目の朝の個人的な散歩で訪れて、「こんなところにレストランがあるね〜」と、えむちゃんと言いながら前を通ったお店。まさかここに、6日目の昼食、ツアー最後の昼食に訪れるとは夢にも思いませんでした。うっわ〜、びっくりな偶然。

昼食のレストラン

 窓から池が見渡せる明るい店内で、12時50分に昼食スタート。

 フレッシュマンゴージュースがあったのでオーダー4EUR(約480円)。
 昼食のメインは魚料理と肉料理から好きなものをチョイスでき、前日の夕方に添乗員さんに予め希望を伝えてありました。私は魚料理、えむちゃんは肉料理をチョイス。

フレッシュマンゴージュース

 生ハムとメロンは両方とも日本の生ハムやメロンとは味が違いました。白身魚のフライは揚げたて熱々で美味しい♪ビーフシチューは牛肉入り野菜の煮込みという感じで…。えむちゃん「白身魚のフライにすればよかった」とポツリ。エッグタルトは私的には普通に美味しいと思いましたが、ジェロニモス修道院近くのお店に行かれたツアーメンバーさんからは、そちらのお店のエッグタルトのほうが美味しいとのつぶやきがあちこちで囁かれていました。

生ハムとメロン


白身魚のフライ


ビーフシチュー


エッグタルト

 13時50分、昼食終了。これにてツアーでの行動は終了。

 午後はフリータイム&夕食も各自フリーです。添乗員さんが「私と一緒に夕食に行かれる方は、ホテルのロビーに19時集合」とおっしゃっていました。何人くらいの方が、添乗員さんと一緒に夕食に行かれたのかな。そして、どこに行ったのかな。訊くのをうっかり忘れてしまいました。

 これからのフリータイムに地下鉄で出かける人を、添乗員さんが最寄りの地下鉄駅まで案内してくれました。サン・セバスティアン駅で、Viva Viagem(ヴィヴァ・ヴィアジェン/24時間乗り放題券:地下鉄、カリス運行のバス、市電、ケーブルカー、エレベーターが乗り放題)を購入4.45EUR(約530円)。

 午後のフリータイムでは、地下鉄、市電、バス、ケーブルカーと乗り物三昧…もとい、乗り物を駆使してリスボン旧市街を観光する計画です。

ケーブルカー グロリア線

 14時17分にセバスティアン駅から地下鉄ブルーラインに乗車して、レスタウラドーレス駅で下車。ここからケーブルカーのグロリア線に乗ります。

 グロリア線の乗り場に行ったら、ちょうどケーブルカーが降りて来たところでラッキー。写真を撮って乗車。観光客さんとか急ぎの地元の方が発車時間を運転手さんに尋ねるのを聞いていると、15分くらい待つようです。15分まつなら、ケーブルカーに乗らずに、歩いて上ったほうが早く着くようで、そのまま上る観光客&地元の方が何人か。私たちは、このケーブルカーのグロリア線に乗ること自体が目的なので、そのまま大人しく発車を待ちます。

 地元の女性がバッグの底を改札機ににバンバン押し付けているけど、改札機が読み取ってくれません。バッグの底に定期券があるのでしょう。横着せずにバッグから出した方が早いのでは?とか思いつつ見ていたら十何回目かに改札機が読み取りに成功。女性の執念の勝利…か?
 14時44分ころにケーブルカー発車。1分経つか経たないかで上りきった上の駅→に到着。早い!

 14時45分、ケーブルカー乗り場のすぐそばのサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行き、リスボン旧市街のパノラマを楽しみます。
 この展望台の脇を旧市街から昼食のレストランに向かうときに通ったとき、ガイドさんが日本で最近放送されている消臭力(ミゲルくんが「しょ〜しゅ〜りき!」と歌ってるCM)のCMのロケ地だと教えてくれました。

ケーブルカー グロリア線


サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台より

 リスボンへ行ったときは、そんな感じのCMあったような気がする〜くらいな記憶しかなかったのですけど、帰国してからそのCMを見たら、ミゲルくんのバックが本当にここから見える景色で、テレビを見ながら「おおぉぉぉ〜〜〜!!!」と言ってしまいました。

 1755年の大地震から復興したリスボンの街並みです。

 展望台をあちこち移動してパノラマを楽しんだのち、14時55分、次の目的地サン・ロケ教会に向かいます。

 サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からサン・ロケ教会までは徒歩で5分かかるか、かからないか。15時に着きました。外観はシンプル。
 サン・ロケ教会は、1584年、日本の天正遣欧少年使節が約1か月滞在した教会だそうです。そんな記述がガイドブックにあったので、訪れることにしました。
 今なら成田空港からリスボン空港まで20時間もかからないけれど、16世紀当時は何十日も、何か月もかかり、まさに命がけの渡欧だったことでしょう。
 そうまでして渡欧した彼らが見たもの、感じたものは何だったのでしょうか。
 サン・ロケ教会で、彼らが見たものと同じ物を見てみよう…そんな思いで訪れました。
 ただ、ファサードは1755年の大地震で倒壊して、その後、再建されたものだそうなので、彼らは現在のファサードを見ていませんが。

サン・ロケ教会


サン・ロケ教会 内部

 外観のシンプルさから一転して内部は豪華。

 う〜ん、ゴテゴテさは、あまり感じさせない豪華さって感じでしょうか。主祭壇も金ぴかだけど、普通な金ぴかに思えますし。

 入口から入った瞬間は、そう思ったのですが、それはやはり甘かったです。

サン・ロケ教会 主祭壇

  側廊にある個々の礼拝室が、か〜な〜り〜キンキラキン。

サン・ロケ教会 内部


サン・ロケ教会 内部


サン・ロケ教会 内部

 こんな感じの礼拝室がたくさん側廊に並んでいます。

サン・ロケ教会 内部


サン・ロケ教会 内部


サン・ロケ教会 内部

 やはりこの教会もポルトガルによくあるキンキラ教会でした。
 1階上部というか天井の下の2階部分に掛けられている絵の中に、天正遣欧少年使節を描いた絵があるのを、帰国後に見たテレビ番組で知りました。知らなかったから探さなかったですし、当然見ませんでした。あ〜あ、この番組、ポルトガルに行く前に見たかったなぁ。

 15時15分、サン・ロケ教会見学終了。サン・ロケ教会をあとにします。

バイロ・アルト地区

 サン・ロケ教会からケーブルカーのビッカ線の乗り場のあるガレット通りまで、地図を頼りにバイロ・アルト地区の路地を気ままに街歩き。


 クルマが通れる程度の道を選び、あまり細い路地はパス。それなりにクルマ通り、人通りもあり、日中ということもあって、普通に歩けました。

 ←ブーゲンビリアが盛りと咲いているお宅もあったりして和みました。
 ぶらぶら歩いて約10分、15時25分にケーブルカーのビッカ線発見!

 リスボンの風物詩としてよく紹介されている光景です。きゃ〜い♪

 写真を撮りまくって、ふと我に帰ると、ケーブルカー、全然こちらに動いて来ていません。あれれ?

 よくよく周囲を見渡すと、ケーブルカーの架線に何かデコレーションされているような…。あれでは、動かないというか動けない。

 どういうことか判らないながら、とりあえずケーブルカーに近づいて行くと…ケーブルカーに近づくにつれて、大音量の音楽が聴こえてきました。もしかして、この音楽の発信源はケーブルカー?

ケーブルカー ビッカ線

 ケーブルカーの車両の中をのぞくと、スピーカーetcの音源いっぱい。何故にケーブルカーの車両がスピーカーに乗っ取られているの??

 そこで思い出したのが、ガイドさんが、明日だったか明後日だったか、リスボンでお祭があるので、あちこちで準備の交通規制があるかもしれないと言っていたこと。もしかしたら、ケーブルカーの車両のスピーカーもお祭の準備の一環?

ケーブルカー ビッカ線


ケーブルカー ビッカ線

 運行していないのでは仕方がないので、15時40分ころ、市電の28番に乗ってカテドラルに向かいます。と、簡単に諦められたのは、グロリア線に乗車していたからでしょう。これで、急いでグロリア線に乗っていなかったら、きっと諦めるに諦められなかったでしょう。ああ、乗っていてよかったグロリア線。

 1日券を使用して乗車した28番の市電はぎゅうぎゅう詰めの大混雑。添乗員さんから市電ではスリがいるかもしれないので手荷物に注意するよう言われていたので、警戒レベルMAX発令。

市電

 カテドラルでは、きっと大勢降りるに違いないから一緒に降りればいいと勝手に思い込んでいたら、カテドラルの停留所で誰も降りずに気がつかなくて、テレビで見たカテドラルすれすれに自分の乗った市電がかすめて通ったところで、乗り過ごしたことに気がつきました。次の停留所で慌てて降りて引き返しました。乗り過ごしてしまったけれど、テレビで見たカテドラルをかすめて通る市電に自分が乗って体験できたから、よしとしましょう。

 ←市電の後にはりついている人。彼らは何?

 →が、私が見たかったカテドラルをかすめて走る市電。念願がかないました〜☆やったね♪

 かなり頻繁に市電がカテドラルの前(脇)を通り過ぎて行きました。

 カテドラルに着いたのが15時55分ころ。市電に約15分ほど乗っていたのですね。何事もなく降車してほっと一息。

 ガイドブックによると、カテドラルはもともとは砦の役目もあったほど堅固な造りで、1755年の大地震にももちこたえたそうです。
 さて、カテドラルの内部見学をしましょう。

カテドラル


カテドラル 内陣

 16時、カテドラルの中に入ります。カテドラルの内陣はバロック様式だそうです。金ぴかのネジリン棒でなくてホッ。

礼拝室


聖遺物

 いくつかある礼拝室のうちのひとつには、聖遺物らしきものが祀られていました。
 これが一体何なのかは不明です。これがフリータイムに見学する弱点です。

礼拝室

 ある礼拝室には、高位の聖職者の方か、身分の高い方のお召し物らしきものが展示されていました。こうして←お祈りしていたんだよ〜ってことなのかな。

 →ポルトガル特有のパイプが横に突き出たパイプオルガンもありました。今までで1番判りやすい写真でしょうか。

 カテドラルの回廊や付属の美術館もあるらしいですけれど、今回は他に行きたいところや見たいものがあるので、時間的な都合でカテドラル見学は教会自体だけにして、16時10分に見学終了。

パイプオルガン

 カテドラルから出て、カテドラル前のバス乗り場に行くと、ほんの2、3分でサン・ジョルジェ城行きのミニバスが来ました。ラッキー☆1日券で乗車。
 ミニバスは丘の上のサン・ジョルジェ城に向けて、ぐんぐん上って行きます。クルマ通しがすれ違えない狭い道では、どうやらミニバスが優先らしく、対向車はバックしてミニバスに道を譲ります。
 乗車して約5分、16時20分にサン・ジョルジェ城前のバス停に到着しました。ここはこのバスの終点なので、間違えずに降車できました。

 城門をくぐり、長蛇の列が出来ているチケット売り場に並び、10分くらいでチケット7.5EUR(約900円)を購入して入城。

サン・ジョルジェ城

 サン・ジョルジェ城は古代ローマ時代に砦として建設され、以降、イスラム教徒、キリスト教徒など、城主が移り変わり、現在は公園となっています。

サン・ジョルジェ城より

 16時30分からサン・ジョルジェ城の見学というか散策開始。
 ここはリスボンでも有数の展望スポット。たくさんの観光客が思い思いにその眺望を楽しんでいました。

 ←の橋は4月25日橋だと思われます。

サン・ジョルジェ城より

 遺跡っぽい雰囲気の場所を通りつつ、リスボン旧市街を見渡せるテラスが続いています。
 広いので、行列して入った観光客もバラけて、いい感じに散っています。

 旧市街の街並みの中に、午前中に歩いたところを発見。

サン・ジョルジェ城内


サン・ジョルジェ城内


サン・ジョルジェ城より コメルシオ広場


サン・ジョルジェ城より ロシオ広場とフィゲラ広場

 左上の写真が、午前中に少しだけ歩いたアウグスタ通りがテージョ川に行き着くところにあるコメルシオ広場。
 右上の写真の、四角い広場がフィゲラ広場で、建物を隔てた塔のある方がロシオ広場。
 サン・ジョルジェ城から、午前中に歩いた場所が見つけて、それだけで嬉しくなって喜んでいました。

サン・ジョルジェ城 城壁

 サン・ジョルジェ城内にトイレがあったのでトイレ休憩。

 それから、城壁の歩ける部分があったので、城壁巡り大好き♪の私たちはそちらを巡りました。

サン・ジョルジェ城より

 時間的には夕方なのに、まだまだ明るく、サン・ジョルジェ城から見る“リスボンの哀愁の夕景”は、この時期は無理そうです。

サン・ジョルジェ城 城壁

 ←からは、かつて要塞だったサン・ジョルジェ城の往時の面影がおおいに香ります。
 歩ける限りの城壁を歩き回り、サン・ジョルジェ城の城壁を堪能し尽くした私たち。
 このとき17時30分過ぎ。ノドの渇きを覚えたていた私たちは、サン・ジョルジェ城内でティータイムすることにしました。

サン・ジョルジェ城 城壁

 サン・ジョルジェ城の広場にある屋台で缶紅茶を購入1.5EUR(約180円)。普通に普通な観光地価格。でも、キンキンに冷えていて美味し〜い!2口3口で飲み干してしまいました。ベンチに座って、はぁ、まったり。

 休憩したら、17時45分、次の目的地のポルタス・ド・ソル広場に徒歩で向かいます。サン・ジョルジェ城からは、丘を下ったところに位置するので、乗り物は必要なしと判断して地図を片手に街歩き。

サンタ・ルジア教会

 そして17時55分、出たのがサンタ・ルジア展望台。目的のポルタス・ド・ソル広場より、少しだけ下に降りてしまったようです。まぁ、歩いて1分くらいのところなので誤差のうち〜ですか。
 サンタ・ルジア展望台は、こじんまりしたテラスで、のんびりできそう。

サンタ・ルジア展望台

 ポルタス・ド・ソル広場からは、テージョ川とアルファマの街並みが見渡せました。まるで絵はがきのような景色。
 広場のあちこちに立ち、景色を満喫。

 28番の市電に乗って次の展望台に移動しようとしたら、28番の市電が30分以上来ません。あっれ〜?折り返し(反対方向行き)の28番の市電は何本も通るのに…。これは、やはり、どこかの道で他のクルマに通行を阻まれて立ち往生してるのかなぁ。

 ようやく来たと思ったら、28番の市電が3台くらい連続してやってきます。

ポルタス・ド・ソル広場より

 28番の市電をGraca停留所で下車。またまた地図を片手に10分くらい丘を上ってセニューラ・ド・モンテ展望台に18時45分に到着。
 アルファマ地区にある展望台のなかでは最高地点にある展望台というので行ったけれど、先客は2人きり。しかもその2人は地元の学生風で、昼寝(夕方寝)しているようで、雰囲気的にイマサンくらい。

セニューラ・ド・モンテ展望台より


セニューラ・ド・モンテ展望台より


セニューラ・ド・モンテ展望台より
グラサ展望台

 セニューラ・ド・モンテ展望台から見えるグラサ展望台(←の写真の中央向かってやや左の緑がこんもりしている辺り)の感じが良さそうに見えたので、予定していなかったけれど、グラサ展望台に行くことにしました。
 セニューラ・ド・モンテ展望台を後にしたのが18時50分。このセニューラ・ド・モンテ展望台には、わずか5分しかいませんでした。
 セニューラ・ド・モンテ展望のある丘を下り、グラサ展望台まで約15分。
 19時5分に着いたグラサ展望台には、屋台のカフェがありました。このカフェで、「ガラオン、プリーズ」。ガラオン1.6EUR(約190円)を手に、リスボンの街並みを見渡します。

これって、私的な理想のフリータイムの過ごし方♪

 リスボンのフリータイムの最後の展望台でガラオンを飲みながらまったり。そういえば、観光初日のシントラでもガラオンを飲んだのでした。今回の旅行は、観光の初日と最終日にお茶ができたのですね〜☆

グラサ展望台


グラサ展望台より

 19時20分、リスボンのフリータイムの観光計画全て終了。後は、ロシオ広場近辺で夕食を摂ってホテルへ帰りましょう。

 と、思ったら、えむちゃんがエマージェンシー発動!「ホテルに帰りたい!!」
 え〜っと、水分が足りないそうで、ロシオ広場近辺のパン屋さんでサンドイッチを買うのも「無理!」なので、非常用に持って来た非常食をホテルの部屋で食べることになりました。確かに非常食の正しい使いどきです。

 ホテルに戻る径路は、Gracaから28番の市電に乗り、バイシャで地下鉄ブルーラインに乗換えです。
 28番の市電に乗ったら、さすがに疲れが出てぐったりなりそうでした。でも、けっこう混雑しているので、警戒警報は発令していなくてはならなくて気が抜けません。
 28番の市電に乗車してしばらくたら、ガガガ!とい大音響がして突然停車。何!と思って音のした車外後方に目をやると、市電の後に張り付いていた若者がワイヤーを片手に持っているではありませんか!えっ?!市電のワイヤーがはずれたの?!復旧にどのくらいかかるの?!と一瞬、目の前が暗くなりました。それより、若者、そんなワイヤーを素手で持っていいの?見ている間に、若者がワイヤーを器用に市電上部の本来あるべきところに戻して、市電は何事もなかったかのように走り出しました。この間、1分足らず。市電の後に張り付いている若者って、このときのための保守要員なのでしょうか?!まさか、ね…。
グラサ展望台にて ガラオン

 乗換えの停留所名をしっかりチェック…していたはずなのに〜!またしても降りるはずの停留所を乗り越してしまいました。この日2度目です。(涙) 慌てて降りて停留所一つ分歩いて戻り、地下鉄に乗換えてホテルの最寄駅で下車。前日に最寄駅からホテルまでの道は歩いているので、道に迷う心配はなく、ホテルに戻れたのはよかったです。前日、チェックしておいてよかった〜。

 20時30分にホテルの部屋に戻ると、すぐに湯沸しでお湯を沸かしてお茶の準備。
 えむちゃんは、お茶をたて続けに4杯も飲み干しました。「は〜、生き返った〜☆」 えむちゃん、よほど干からびていたようです。
 お風呂を使って、夕食を摂り、朝、使ったものを詰めればいいだけにスーツケースのパッキングをして24時就寝。

 明日の目覚まし時計のセット時間は3時…たった3時間の仮眠です。

 本日の総歩数26,216歩。