M.ISM LIVE'99
1999.05.08 (土) 渋谷DESEO 19:00〜21:15
生の大沢くんに会うのは「セツァンの善人」以来の3年ぶり、歌に至っては脱退コン以来の5年ぶり、ソロライブとしては初めて!の大沢くんのライブ。そんな理由で申し訳ないが、”大沢くんの歌”に対するイメージは5年前のままで時間が止まっていたので、どんなライブを見せてくれるのか期待半分不安半分が正直なところだった。
DESEO(ライブハウス)は思ったよりも狭くて集まった人は思ったよりも多かった。そんな理由で予想以上の人口密度の中、ライブはSTART!!!
かなりハードなROCKとほとんど何を歌ってるのか歌詞が判らない歌にやはり大沢くんはいい意味でも悪い意味でも(失礼m(_ _)m)大沢くんだなぁと思いつつ聴いて見ていた1曲目。大沢くん自身のテンションが高いのはしょっぱな判ったけど、どう受けとめてどう反応していいのかイマイチ戸惑っている自分がそこにいた。私の回りにも結構そういう感じの方がいたように思えたのは私が周囲に助けを求めていたってことか。(?_?)(笑)
ただ私のアタマの中の記憶(イメージと言うべきか(^^;))の歌声よりも声がずっとよく伸びていて音程も安定していたので、意外(またまた失礼m(_ _)m)と言うか首を捻ってしまった。
MCを聞いているとボイストレーニングをきちんと続けているようなのでその賜物なのだろう。1人の大人の歌手としてきちんと成長している大沢くんがそこにいる。
変らない所と変った(成長した)所と……。そこには厳然と5年という歳月が横たわっていた。
1回目のMCのあとライブの雰囲気にも溶け込み出し始め、2回目のMC以降は思う存分ライブを楽しめた。
ただ、換気の問題か人口密度が高すぎるせいか、はたまたライブのボルテージが上がりっぱなしのせいか、それともそれら全ての相乗効果か、異常に蒸し暑くて息苦しくなってきた。(@_@) アンコールのときにはマジで倒れる人もでるほど。ものすごい熱気だった。
1回目の短めのMCでお金がないなど理由で回りの大人がライブをやらせてくれないから自分で演ることにしたこと。
2回目のMCで10月の舞台出演のことや9月から放送の連続ドラマ(6ヵ月間放送☆)に出演することなどのお仕事の話や、奥さんや零次くんのことなどプライベートなことまでフランクにとってもお茶目に話してくれた。
1回目のMCの出だしはとってもドスの効いた声でワルっぽい口調で話しだしたので、ちょっと腰が引けてしまったが、ライブが2年ぶりで「ゴメンナサイ!」から急に可愛く普通の口調になってほっとしたり、可愛いと思ったり。(笑)
2回目のMCの奥さんの話は、夫婦ゲンカして「いつまでもスターぶってるんじゃないわよ!」と言われてしまったそうで、かなり落ち込んだみたい。他人には言われたこともあるみたいだけど、何より奥さんに言われたことがショックだったのだろうな。
零次くんは2歳になって遊んでいて手が顔にもろに決まったり、いきなり寝ててお腹の上に飛乗ったりしてくると結構痛いけど、悪気があってしてることじゃないので怒るに怒れないそうだ。う〜ん、優しいパパしてるのね。(*^^*)
スポーツクラブに通って身体を鍛えてて、このライブに備えて体重を落とし、「12kg減らしたら内海光司になっちゃう。」大沢くんの口からメンバーの名前が出たことにびっくり仰天してしまった。
お仕事の話の10月の舞台は「罠」。まだシナリオが出来上がってないそうだが、罠にはまるのは結果的には「お客さんかもしれない。」そうだ。見てのお楽しみってことね。
そして9月から放送の半年間の連ドラ出演。自ら「6ヶ月間、樹生くんをKEEP♪」と言う通り、実に素晴らしいニュース。半年の連ドラと言うと、NHKかテレビ朝日の水曜9時の刑事物しか思いつかないけど一体何だろう。まだ局もタイトルも言えないそうなだが、秋の番組改編がが然楽しみになった。
ライブも中盤になりカラオケのレパートリーを披露するけどノリのいい曲なので知ってたら一緒に歌ってほしいと言われた。そう言われても歌える曲と言ったらHGの曲くらいしかないしと、思っていたら……「ガラスの十代」だった。……え?!一瞬呆然としたのち、熱狂する観客。(私も)嬉しい。嬉しいけど、頑強なまでに、HGであった過去を消し去りたいと思っているのではないかと思えるような態度にさえ見えていたのに、一体何が大沢くんに起こったのか。不思議な感動のようなものが襲ってきた。大沢くんがHGのことを受けとめて見つめて心を開いてくれたのだろう。そして前を向いて進み始めたのではないか。そう思えて泣けた。泣いた。ライブを見てあんなに泣いたのは久々だった。
アンコールでは「Night Walker」を久々に聴いた。やはりノルなぁ。(^^)v
アンコールも終了し、後ろから出口に向かって客が移動を始めた頃、前方のファンがアンコールの声が再び上がる。出てきてくれるのか半信半疑で見守っていると、大沢くん再登場。!(^^)!
零次くんとNHKを見ていて耳に残る曲で、ファンは「だんご3兄弟」を思い浮かべていたら、いきなりアカペラで「勇気100%」を歌い出す。そこまでやるのか!?すぐにファンはのって大合唱の開始。大沢くんはよく覚えていないらしく、ときどき覚えているところでファンの歌声に合わせていた。ファン主導で1番を歌いきってしまった。(笑)
そして「今日一番みんなが喜んだ曲」と言うことで「ガラスの十代」を歌ってくれた。(;_;) ファンが喜んだこととはいえ、ダブルアンコールの曲に選曲するとは……思い切ったというか、吹っ切ったと言うか……。
最初にも述べた通り、大沢くんのソロライブを見るのは今回が初めて。だから、以前のライブがどのようなものかは知らない。でも、今回のこのライブは文句なく楽しめたライブだった。何より大沢くん自身が歌うことが楽しくて歌っていることが楽しくて仕方がないように見えた。歌手自身が幸せで観客も幸せになれたライブだった。これから俳優としての活動に入るので、次のライブがいつになるかは判らないがボイストレーニングや作詞などの基本的なことは続けていくという。歌いたい気持ちを大事にする大沢くん。今後の歌手・大沢くんの展開が楽しみだ。