ララバイまたは百年の子守唄〜ハッシャ・バイより〜・初日感想
2000.01.28 (金) 紀伊國屋サザンシアター (19:00〜21:00)
敦啓くんの初舞台。今までのメンバーのどの初舞台よりも緊張して迎えた初日に舞台を観に行った。初まる前は楽しみと心配が交互に折り重なって半々といったところか。
ロビーには贈られたたくさんの花がところせましと並べられ、それをまずチェック!敦啓くん宛てには、森光子さん、岡本くん、内海くんで、あとはメディア関係とかで……あ、劇団☆新感線からも来てたな。2人ほど来ていても然るべき方々のを探したけど、少なくとも私には見つけられなかった。
そして、席に落ち着いて、オペラグラスをあわせたりして開演を待っていたところ、開演時間の5分前くらいに、私の席のちょっと前の通路をす〜っと横切って行く男性の横顔に確かな見覚えが!!!
私の記憶に間違いがないなら、あの横顔は内海くん!!!お花贈っただけじゃなくて、自身でも初日に観に来たのね。
同年輩の男性が同行してて、内海くんの服装は、上半身しか判らなかったけど、黒のジャンパーっていうんですか、それともサッカー選手がよく来てるやつかな。長いかどうかは下まで見えなかったのでなんとも言えないけど、素材的にはそんなかんじだと思う。フード付でね。で、グラサンかけてた。芝居見てるときははずしてたんじゃないかと思うけど、少なくとも入るときと出るときはグラサンかけてた。
髪の毛はそんなに茶髪でもなかったし(劇場明るくないから(^^;)よくわからない)、メッシュも同行の男性の方が目立ってて、内海くんはメッシュ入ってるふうには私には思えなかった。
そんな風に、開演するまでのおよそ5分くらい、目は内海くんに釘づけ。(笑)何を見に行ってるのかな?>自分
ちなみに劇場はかなり暑かったにも関らず、内海くんは上着を着たままだった。(笑)
開幕。それは主演俳優の失踪から始まった。数日後に迫った芝居をどうするか、喧喧諤諤の座員たち。そこへ金田一を名乗る男が現れて、主役をはることとなる。
敦啓くんは石田ゆり子さんが座長の劇団の劇団員。筧さんが自称・金田一。ワハハ本舗の佐藤正宏さんも敦啓くんと同じく劇団の劇団員。
現実の世界と劇団の上演演目である「ハッシャ・バイ」が劇中劇として交互に演じられていく。暗転1つ、セリフ1つで、現実と芝居の世界が目まぐるしく入れ替わって行くので、気を抜いてはいられない。
いつしか、現実と虚構の世界の境目があやふやになっていく。
劇中劇「ハッシャ・バイ」の世界の概念を頭で考え、セリフから推測しようとすると理由が判らなくなるのでやめておいたほうが身のため。そう推理好きの私が自力で解き明かそうとして、セリフに拘ったので、更に自分の頭の中の回線がショートしてしまった。心理学とか好きな方はトライしてみてもよいかも。あまり勧めないが。それよりも芝居自体を楽しんだ方がよい。
どこまでが計算された演出で、どこからが佐藤正宏さんや筧さんのアドリブなのか、客席からは判断できない楽しいやりとりの数々。それを演じる役者自身が楽しんでいるのがありありと判る。
そういう芝居の中で、敦啓くんはキラキラと輝いていた。(*^^*) 役柄のキャラクターが敦啓くんの個性・輝きとぴったりとマッチして一種独特のムードを醸し出していた。
現実の世界の”純”(じゅん)よりも、劇中劇「ハッシャ・バイ」の中での役、かつて超能力少年と言われたモリヤマの方が、その異能ぶりをいかんなく発揮していたように思える。
現実の世界の方で、”じゅん”、とか、”じゅんくん”とか、呼ばれるたびに、ついつい笑いそうになってしまった。(笑)確か、前にもテレビで”じゅんくん”と呼ばれる役を演じていたが、よほど”じゅんくん”に縁があるようだ。(爆)
芝居の冒頭近くで、ダンスシーンがあるが、昨年のDSのときよりもはるかに身体が動いていた。すっごく良い感じで踊っていたので、もっとそのシーンが長ければ……とつい思ってしまった。
劇中劇でフレンチカンカンを踊るところでは、なんだかもう本人がすっかり喜び勇んで満面の笑みで踊ってるって感じがした。
そして、さらに劇中劇では男性役にも関らず、スカートはいてでてくるし、セリフも女性言葉だし、それがオカマさんとかじゃなくて、自然に上品に出来てて、「綺麗☆」と感心してしまった。
なんといっても圧巻は、ラスト付近で劇中劇で登場する、白のウェディングドレスもどき姿だろう。純白のウェディングドレスもどきでせりかな?何mも上に上がって、その分、ドレスの裾が長〜く下まで伸びて、思わず、「敦啓くんが小林幸子さんになった。」(紅白の舞台装置のような衣装を思い出して。)と心の中でつぶやいてしまった。すっごい×∞似合ってた。(*^^*)
連日の稽古のせいか、頬が多少コケ気味だったが、それはそれで劇中劇に演じる男性のキャラクター的特性やその男性の過去から現在に至る心情経歴からすると、納得の風貌で気にすることもないだろう。
セリフも後ろから数えた方が早い私の席でもしっかり聞こえ、2〜3度、何を言ったのかよく聞き取れないセリフがあったのはご愛敬か。
これから3週間の東京公演。更に演技に磨きがかかるのを期待している。