2013年度 企画展

安藤栄作展 光のさなぎたち

2013年4月20日(土)〜7月6日(土)

津波によって福島県いわき市の家を失い、関西に移り住んだ彫刻家・安藤栄作。原発事故後の困難な時代にに対峙する「魂」の彫刻展。
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坑夫・山本作兵衛の生きた時代〜戦前・戦時の炭鉱をめぐる視覚表現

2013年7月13日(土)〜9月8日(土)

世界記憶遺産に選ばれた山本作兵衛の秘蔵の炭鉱記録画を軸に、三井三池炭鉱の公式写真家・町田定明や明治期の筑豊の炭鉱絵師・井上為次郎など同時代の多様な炭鉱表現を紹介。


平野正樹展

2013年9月4日(土)〜11月9日(土)

世界各地の戦争の弾痕を取り続けた“Holes”シリーズや、無価値となった旧日本帝国主義時代の紙幣を撮影した“Money”シリーズなど、写真という表現分野を拡大させる作品を制作する平野正樹の個展。


木下晋展

2013年11月12日(火)〜2014年2月8日(土)

細密な鉛筆画で“祈り”の境地を画面に刻みこむ画家・木下晋の個展。


清野光男展

2014年2月11日(火/祝)〜3月14日(土)

故郷の福島を思いつつ表現を続ける画家・清野光男の個展。


増田常徳展

2013年3月18日(土)〜4月12日(土)

戦争などの不条理に向き合い孤独に表現活動を続ける画家・増田常徳が3.11後の世界を見つめる個展。

これまでの企画展

1999〜昨年までの企画展の案内はこちらのページをご覧ください。


安藤栄作展 光のさなぎたち 2013/4/20-7/6

協力:泉谷木材商店、クレヨンハウス、奈良災害支援ネット

手斧で原木を削り、人と自然との交感をテーマに作品を作り続けてきた彫刻家の安藤栄作さんは、2011年3月11日の東日本大震災による津波と火災で福島県いわき市の家を失いました。
その後、一家で関西に移り住んだ彼は、「人間の強欲の証」である原発を鎮め、和解とともに手放していけるようにという祈りを込めて、原発の見える土地に人知れずみずからの作品を埋めるという試みをはじめました。
今展では、原発に対峙する「魂」のあらわれとしての彫刻作品《光のさなぎ》を中心に、安藤栄作さんの個展を開催いたします。


光のさなぎ 安藤栄作 2013年 提供:a piece of space APS 撮影:佐々木敏春

バックのドローイングは福島第一原発。
僕らはどんな状況にあっても光を生み出すサナギのようなもの。
男性は女性のたおやかさと朗らかさを、
女性は男性の気高さと誠実さを愛する。
その行為そのものが光で、
二つが合わさると光はより増幅される。
原発事故とその後の落胆だらけの様々な出来事、
そんなものに魂まで絡め捕られていてはいけない。
今こそ自分自身が光のさなぎであることを思い出し、
男性は女性を女性は男性を大切な存在として誠実に愛し、
その光で世界を満たす時だ。

  安藤栄作(彫刻家)



また、クレヨンハウスより刊行される安藤さんの初めての絵本『あくしゅだ』の絵本原画も展示し、5月8日からの全国販売に先駆けて、丸木美術館で先行販売をいたします。
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/g/g9784861012549/

 『あくしゅだ』 あんどうえいさく作 クレヨンハウス 定価1,575円


チラシ 表面  チラシ 裏面

オープニングイベント 作家トーク&鈴木ヴァン パフォーマンス

4月20日(土)午後2時
展覧会開催を記念し、安藤栄作さんによるトークと、安藤さんと親交の深い舞踏家の鈴木ヴァンさんによるパフォーマンスイベントを開催いたします。。
参加自由(当日の入館券が必要です)
当日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。

絵本『あくしゅだ』刊行記念特別トーク 安藤栄作+落合恵子 「3.11後を生きる」

4月29日(月/祝)午後2時
絵本『あくしゅだ』刊行を記念し、特別トークとして安藤栄作さんとクレヨンハウスを主宰する落合恵子さんによる対談イベントを行います。
安藤栄作さんの初めての絵本『あくしゅだ』も会場にて先行販売いたします。
参加費:美術館入館料(800円)+500円
当日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。



落合 恵子
作家。1945年生まれ。
執筆と並行して、東京青山、大阪江坂で子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウス、オーガニックレストランなどを主宰。総合育児雑誌月刊『クーヨン』発行人。
東日本大震災以降は、被災地の子どもたちに絵本を送る「HUG&READ」プロジェクトを立ち上げ、多くの方々のご協力のもと、一年間で約15万冊の絵本をお送りすることができた。
最近の主な著書
『積極的その日暮らし』 (朝日新聞社)
『自分を抱きしめてあげたい日に』(集英社新書)
『てんつく怒髪』 (岩波書店)
『ハグくまさん』(クレヨンハウス)等多数。