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原爆の図丸木美術館 企画展








2007年15日[土]―1030日[火]


オープニング・イベント
15日[土]
午後時〜6
展覧会合評とパフォーマンス



〈今日の反核反戦展〉に寄せて
針生 一郎(原爆の図丸木美術館館長)

銀座・地球堂ギャラリーの女主人の要請もあって20年以上続いた〈戦争〉展が右翼とのトラブルを避けたい同じ女主人に拒否されて以来、丸木美術館に会場を移して〈今日の反戦〉展と改称し、さらにひろく美術家有志に出品を要請したところ、おかげさまで多くの出品参加者を得て、当美術館の夏のよびものとしてすっかり定着しました。
客観的情勢をふりかえると、この展覧会はつぎのような点できわだっています。
第一に、世界中で日本の美術だけが近年政治的、社会的テーマとメッセージを失っているとき、ここには明確な反戦のテーマとメッセージが追求されていること、第二に、反戦平和の運動は政党や労働組合の支えを失っても無数の小グループにうけつがれてきたが、急激に変化する戦争そのものの様相を正確にとらえて、今日の反戦運動の課題を表現しようとする美術はここにしかないこと。
ところで、「今日の」反戦を正確にとらえるには、核兵器の問題を避けて通るわけにはいかない。
一極支配に達したアメリカがなお均衡を保つべき超大国ロシアや中国、さらに同盟国視するイスラエル、インド、パキスタンなどには核武装を認めながら、一極支配に対抗するイランや北朝鮮の核武装を禁止するのは、それじたい大きな矛盾です。
さらに核兵器は今日米軍の局地紛争介入の単なるおどしではなく、湾岸戦争からアフガン・イラク攻撃にかけて米兵の使った劣化ウラン弾が、民衆に広汎で深刻な被害をあたえていることはみのがません。
この展覧会を今回から〈今日の反核反戦〉展と改称するのは、その方が今日の戦争の実情に即しながら、原爆の図丸木美術館にふさわしいからです。
ここでイタリア人アントニオ・ネグリと弟子のアメリカ人マイケル・ハートの共著『帝国』で、巨大な世界帝国になったアメリカが世界のあらゆる地域に内乱防止戦争をしかける可能性を、9・11以前に予言したのに続いて、その変革ないし打倒の力をもつ国際的だが無組織の群衆=マルティチュードを具体的に分析した共著『マルティチュード』(NHK出版)にふれておきます。
二人によると、ブッシュ政権のアフガニスタン、イラクへの攻撃だって、マイノリティ主体の「傭兵」化した米軍だけでなく、国連軍、多くの同盟諸国軍、さらに国際金融、貿易管理機構などのネットワークによって可能になったのです。
それに対して反戦運動は新しい移民への民族差別、女性差別、障害者差別などに分断されながら、公私の分裂をこえるとともに議会制民主主義の限界をこえて絶対民主主義をめざす動きが、移民受付所、女性センター、インターネット・カフェなどの無数の小さなコアを形づくっています。
これらの小コアを団結と統一にみちびく必要は全くなく、コアごとの差異性と多様性を生かしながら、反戦のネットワークをさらにひろげて行くべきだという。
これは野党も労働組合も実質上崩壊して、安倍晋三という最低の政治家の反動攻勢に対して何もできないという無力感からわたしたちを解放するとともに、小さなコアの差異性と多様性をふまえたネットワークへのよびかけなら、芸術本来の役割に近いと親近感をよびおこすでしょう。
そういう意味でこの夏の〈今日の反核反戦展〉に、従来にもまして多くの美術家がご出品下さるようお願い申しあげます。







相本 満
KAREI
2006年

浅野康則
dialogue
2007年
井口環誠
黒い雨
2001〜2007年
井口通太郎
black story
2007年

*写真は参考作品
池田龍雄
青空の下を焦土にするな
2007年

*写真は参考作品「場の位相―亀裂―」
磯部廣二
RAUMの頭部,95


稲垣三郎
花のそら―いま飛ぶや
2007年

井上活魂

2007年

*写真は部分
井上肇
消えない地層
1987年

イレイ キミコ
平和な朝
(世界中が争いのない朝を迎えられますように)
  2007年

上田靖子
それは戦争とは呼べない
2007年


上野在森
蠢く相
2007年


*写真は参考作品
上野秀一
風 0709
2007年

上原二郎
テロリスト
2007年


*写真は参考作品
http//現代彫刻家 横山大観
進化論とガラパゴス祈亀
2006年

大津年雄雄
先ずは、平和憲法改悪亡者に打撃を
 あたえたりし。さて、次回を凝視。
焦土の中に平和、それから未だ62年、
太陽暦2007年

*写真は参考作品
「人人の悲願、尊い平和、その希求を未来へも
(跳べない鳥)」

大西弘之
玉乗り(どっちへ転がるのか)
2006年

大平 奨
景 70907
2007年


*写真は参考作品
大山美穂
灯明
2005年
加藤世紀
花の丘
2006年

加藤義勝
無題
2006年
上條陽子
出口は何処
2007年

*写真は参考作品
草薙静子

2007年

*写真は参考作品
國重陽子
鳥―(もがく)
2005年

小林政雄
地雷を踏んだらサヨウナラ
2007年
小堀八千代
PARALYZE
2007年


近藤あき子
Grid(格子)'07
2007年
佐藤俊男
憲法第九条改悪を謀る
狂った“お坊ちゃんたち”
2007年

鈴木文枝
平和への祈り
2007年

清野光男
METAL RAIN 07-C
2007年


*写真は参考作品
千正博一
反核・反戦
2006年


*写真は参考作品

高草木裕子

2007年

高橋理加
Black Rain
2007年

武内光仁
複合のかなたに
2001年


武田美通
靴を喰う兵士
2003年
田島和子
リトルボーイ
2004年

*写真は参考作品
田中韶一
いのち―平和へ 1-1、2-1
2006、2007年

*写真は参考作品
田辺修
大地
2006年

谷口 僚
殺された兵士の物語
2007年
タマリ ウラディミール
Hope 希望
2007年

椿原章代
あなたは/あなたの
1996年

出店久夫
'07―滅び持ちたる手
2006年

中井弥生子
鎮魂
2007年

永松健
有為転変
2007年

中村安子
難民の避難行
2007年
奈良幸琥
白き龍に捧ぐ(時を遡る)
2007年


*写真はパフォーマンス
新原浩徳
VS07-0915
2007年

西村幸生
ある知らせ
2006年

原健吾
扶桑ヲ喰フ


原 弘
'06 内面空間 A-3
2006年

原田一
ラインシリーズより 黒い空間2001
2006年

晴山英
505号室
1973年頃
ヒーロー伊藤
NO MORE
2007年

平野亮彩
イラクのピエタ
2007年
藤井人史

2007年

藤田美世子
窓辺のピエタと赤い花
2007年

古田由美子
時の門
2006年


*写真は参考作品
星野文昭
米沢の秋―近い未来を想う 他
2006年

本多和夫
黒い雨
2006年

本多文代
ドールの悲しみ
2006年

前山忠
束縛の視界―T
2007年

松浦延年
BLUE133-The earth-
2006年

松本由紀子
戦後62年
2006年

万年山えつ子
兵士の悲しみ
2006-2007年

*写真は参考作品「私を育てた日本のかたち」
萬年山亮平
日本の罪
2007年

*写真は参考作品「獅子舞」
丸山あつし
WANTED
2007年

水谷イズル
in the darkness
2007年


宮下 泉
カン・缶・かん
2007年
宮部真知子
乱舞 2007
2007年

村田訓吉
天使達ヨ永遠に
2007年

望月裕子
Verte-07-D
2007年


*写真は参考作品
薬師寺波麻
ナチュラル
2007年

*写真は参考作品
八鍬瑞子
Olive Trees in Palestine
2005年


柳 賢男
愛星心
2007年

山川靖夫
the man
2007年

山ア涯之
死守線
2007年
山田實
反戦絵画
2007年

横前裕子
あの日
2007年

吉岡セイ
死の舞踏
2007年

わかなみえ
地球を守れ
2007年

大津定信
平和の祈り
(9/15パフォーマンスのみ参加)


*写真は2006/8/6 名古屋・栄・ナディアパーク