原爆の図丸木美術館 HOME
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2007年 121日[日]−331日[土]

オープニング・パーティー
1月21日(日)午後2時より

原爆の図丸木美術館にて
参加自由(当日の入館券が必要です)
※当日は午後1時に東武東上線森林公園駅南口に
美術館の送迎車が出ます。



廃品復活展のはじまり

身のまわりで使わなくなったモノを集めて、アートの力で甦らせる“廃品芸術展”を開催したい――企画委員の万年山えつ子さんが提案したのは、3年前のことでした。 冷暖房設備のない丸木美術館は、寒い冬のあいだは入館者が大きく落ち込みます。
でも、だからこそ、みんなが参加することのできる楽しい企画で、美術館を盛り上げなくちゃ!
廃品芸術展は、とっても面白いんだから!
――そう、熱心に語る万年山さんの企画がようやく承認されたのは、昨年春、2006年度の年間計画を決める会議の席でした。

針生一郎館長からは、「“廃品芸術展”は面白い。ただ、“廃品芸術”という言葉はやや時代を逸した感があり、“廃品再生”のようにリサイクルの概念を盛り込んだ展覧会名にしたい」との提案がありました。
結局“廃品復活展”という名に落ち着いた企画展は、万年山さんを中心に、とても楽しくパワーのあふれる作品が集まりつつあります。
万年山さんは、毎月1回土曜日の午後に「丸木美術館クラブ」という工作教室を開催しています。
この工作教室も毎回「廃品復活!」のオンパレードです。
ほたての貝殻や釜飯のフタを壁掛けにしたり、馬の蹄鉄や線路のまくら木のクギ、自動車のホイールキャップに絵を描いたり……

いったいどこから集めてくるの? と言いたくなるようなシロモノばかりですが、万年山さんのアトリエには、魔法のように面白そうな“廃品”が集まってくるのです。自分の描いた油絵さえも、時にリサイクルして切り刻み、絵を描く素材として提供する――そうした万年山さん独特の手法は、2006年9月28日にNHK総合テレビ「こんにちは いっと6けん」でも紹介されました。

絵を描く喜びを知ってもらうためには、真っ白な紙ではなくて、思わず描きたくなるようなユニークな素材がいい。
しかもそれが一見不要なもののように思える“廃品”だったら、モノに命を吹き込む喜びを知ってもらえたら……
3年越しで温めていた万年山さんの“廃品復活展”が、いよいよはじまります。
何が出てくるかはお楽しみ。まるでサーカスのような展覧会が、今年の冬を熱くします。
(丸木美術館学芸員・岡村幸宣)