| 「心(カルディア)」の出会い展 万年山えつ子と仲間たち、そして出会った人々 2004年11月28日(日)〜2月18日(金) オープニング・パーティー 11月28日 午後1時より 自由参加・当日の入場券が必要です。 ★手話ダンス★ ★朗読「かたりな」八木重吉、ヘッセ等★ ★知的障害の子どもたちによる和太鼓集団「どんどこ」演奏★ ★誰でもできる面白ワークショップ★ ★おでんやケーキもたくさん出ます★ ★手話通訳あります★ |
| 今回の展覧会は、万年山えつ子さんと、彼女が主宰する自浄アトリエ「カルディア会」の仲間たち、そして美術教室など幅広い活動のなかで出会った人たちの展覧会です。 万年山さんは1944年に埼玉県東松山市に生まれました。 お茶の水美術学院を卒業後、夜間の神学校やセラピーの専門学校に通い、20年ほど前に埼玉県川越市内の自宅で自然発生的に心の病の人や不登校児童の絵画制作活動をはじめました。 1996年4月には自宅に隣接する中古住宅を購入し、自浄アトリエ「カルディア会」を設立します。 「カルディア」とはギリシャ語で「心」という意味で、心の病を持つ人がボランティア活動や絵画制作などを通じ、互いに助け合い成長するための施設として活動しています。 また、毎月開催している工作教室「丸木美術館クラブ」では、あっと驚く材料(ときには線路の枕木の釘、車のホイールキャップ、馬の蹄鉄など)を使って参加者を楽しませています。 その一方、自らも新日本美術の会員として精力的に油絵の大作を出品し、2002年には《心の波30年》で特選になるなど、画家としてもたいへんに活躍しています。 人間の「心」の問題を見つめながら、驚きとユーモアを大切にする万年山さんと、さまざまな人たちの「出会い」がもたらすハーモニーを、ぜひお愉しみ下さい。 (丸木美術館学芸員 岡村幸宣) |
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| 20年前の6月、私は仲間との、おもしろ展準備にあせっていた。 午後からの来客の為、ギャラリーに次々と展示していた私の後に、母子が同ビルのトイレからきて、絵に見入っていました。 突然その子が「描きたい。描きたい」と叫びました。母親は「え?声が出たじゃないの」と涙声。 私はその会話をきいて鳥肌がたったのです。この今の彼女の描きたい心を何とか生かしたい。サイン帖も筆記用具も後便でくるので、あせりました。 何か描くものはないのか―!! 紙は?あった、あったありました。休憩所隠し用に持参した私の大きな絵が。思わず私は、そばにあったカッターで、空の部分をハガキ2枚分位の大きさに切りとり彼女に渡しました。 すると私の油絵の上に、そばにあったクレヨンで、猫がとびはねている絵をかくではありませんか。すかさず家を描いた部分を切って渡すと屋根にねころんでいる猫をかきました。嬉しくて、又、道の部分を渡すと走る猫をかきました。 私はもう夢中で切り続け、彼女も又、とりつかれたように、描き続けるのでした。 母親も感動のあまり泣きじゃくりながら何枚も、なぐり描きをしては、「ひきこもりは私のせいだとせめられ、つらかったの」とくり返し、あっという間の2時間でした。本当に忘れられない出来事でした。 今回の展覧会準備中に昔のその事を覚えている子がいて、又、又、感激。私の大きな絵は、そんな理由から、どんどん切られるようになり、沢山の方々と出会い、コラボレーションしてきたのでした。絵の究極のリサイクルといったところでしょうか。 この出会い展は、私の作品よりも沢山の賛同出品作品が、どれほど興味深いものか、ぜひぜひお楽しみ下さい。 (万年山えつ子) |
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