原爆の図 第15部 《長崎》
めざしていた小倉は、
厚い雲におおわれていました。
B29 2機は、第2目標の長崎の港にまわりました。
ここも視界が悪いため、
街の中心をはずれた 三菱製鋼に
原子爆弾を投下したのです。
それは、浦上カソリック教会の頭上で炸裂しました。
ちょうどその頃、礼拝にきていた信者さんたち、
神父さんも亡くなりました。
天主堂を中心として、
死者は輪になって延々とひろがり増えていきました。
長崎の原爆はプルトニウムというものを材料としていて、
広島より強力なものでありました。
もう一発の原爆。
打ちくだかれた長崎。
14万人が死にました。
(原爆の図 第15部 《長崎》 1982年 屏風四曲一双 縦1.8m×横7.2m)















