1999年8月6日
ひろしま忌
     


今年もたくさんの方においでいただいて、無事にひろしま忌を終えることができました。ご協力いただいた出演者のみなさん、フリーマーケット出店者の方々、ボランティアスタッフのみなさん、そして当日ご来館いただいたすべての方に、お礼を申し上げます。

また、おいでいただけなかった方にもひろしま忌の熱を感じていただくべく、当日の様子をご報告いたします。

来年もたくさんの方に会えることを楽しみにしております。


友の会主催
自然教室

美術館は眼下に都幾川を見おろす、自然豊かな場所に建っています。

今年のひろしま忌では、友の会の有志の方々の企画で、その自然に触れる教室が行われました。

葉っぱや花の絵を手がかりに、美術館の周りの木や花を探し、名札をかけるというものです。



有志のみなさんのお手製の名札はカラフルでとてもすてきなものです。

美術館にいらした折りには、ぜひ名札をたよりに自然を楽しんでください。

公開講座
銀林美恵子氏「被爆体験と丸木夫妻との出会い」
前中栄子氏独唱「慟哭」

「戦争への道を許さない下町の女たちの会」のメンバーであり、長年美術館の理事を務めていただいている銀林さんに、ひろしま忌での講演をお願いしました。

高等女子師範学校の1年生の時に被爆した銀林さんの体験談は、今後もずっと語り継がれていかなければならないお話のひとつです。

銀林さんのお話に先立って、ソプラノ歌手の前中栄子さんの独唱がありました。

「美術館でぜひ歌いたい」とおっしゃってくれた前中さんは、『慟哭』という、原爆でわが子を亡くした母の歌をうたってくださいました。

まさにこの日にふさわしい、すばらしい歌声でした。

ひろしま忌野外コンサート
江藤善章さん
李政美(い・ぢょんみ)さん

埼玉県立大宮北高校の教員でもある江藤善章さんが、パンフルートの演奏をしてくださいました。

江藤さんはホールでの演奏会などの活動もしていらっしゃいますが、武蔵野の自然の中、都幾川からの風を受けながら聴く調べはまた格別のものでした。

在日コリアン2世の歌手、李政美(い・ぢょんみ)さんのコンサートは、断続的に雨が降る中行われました。

伸びやかな声で歌われる日本の歌、韓国の歌は、在日コリアンであるぢょんみさんならではのものでしょう。

聴いているお客さんも傘をさしたり雨宿りをしたりと大変でしたが、みなさん心地よいひとときを過ごされたようです。

アピール
日教組埼玉より

埼教祖比企支部のみなさんが、俊先生が描かれた旗を持ってこられ、「日の丸」「君が代」法制化反対のアピールを行いました。

折しも国会では「国旗・国歌法案」が可決されました。

友の会のつどい

コンサート終了後、野木庵で「友の会のつどい」が行われました。
今後の開館記念日やひろしま忌への取り組みをはじめとした友の会の活動について、じっくりと話し合われたようです。

議事録は近日中に「友の会掲示板」にアップされる予定です。

とうろう流し

ひろしま忌の最後を締めくくるのは、もちろん都幾川での「とうろう流し」です。

今年もたくさんの方に描いていただいた、平和への想いがこもったとうろうを、参加者のみなさんで川に流しました。

ちょうど夕暮れのうす闇の中、蝋燭の炎に影を揺らしながら川下へ向かうとうろうの群は、とても美しい光景でした。

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