66年目のひろしま忌には、約250名の参加をいただきました。
蒸し暑い一日でしたが、夕立もなく、とうろう流しまで無事に行えました。
ご参加、ご協力ありがとうございました。
来年もたくさんの方にご参加いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
(写真撮影:山口和彦)
とうろう作り
7月末から来館者の皆さんにとうろうを作っていただきました。
ひろしま忌当日は午前中からとうろう作り。
色とりどりに平和のメッセージが描かれました。
丸木美術館クラブ・工作教室
ゆかた布地を切り取ってコラージュする丸木美術館クラブ。
きれいでモダンな作品がたくさんできあがりました。
丸木美術館クラブは毎月1回土曜日の午後にも開催しています。
材料費500円でどなたでも参加できます。
(おいしいおやつつき!)
子どもたちといっしょに楽しもう!
中野聡子さんと貴貴さんによる紙芝居、杉浦和夫さんと木村房枝さんによる手品や風船アートで、 大人もこどもも楽しい夏休み気分を満喫しました。
城西川越中学高校 和太鼓「欅(けやき)」公演
川越にある城西川越中学高校の和太鼓「欅(けやき)」は、毎年できるだけひろしま忌に参加してくれています。
今年も元気のいい演奏を聴かせてくれました。
出店で売った最中やどら焼きも、とてもおいしかったです。
ていだエイサー隊公演
『おきなわ島のこえ』英語版出版プロジェクトに賛同・協力するていだエイサー隊。
唄、三線の奏でる島唄にのって、太鼓を打ち鳴らしながら踊る演奏は、見ている方も胸が沸き立ちました。
ありがとうございました。
栗田明子さん講演「『ひろしまのピカ』の翻訳出版に携わって」
欧米に日本の図書を紹介するお仕事を続けていらっしゃる栗田さん。
丸木俊の『ひろしまのピカ』を各国で出版したときのエピソードを中心にお話し下さいました。
山本さとしさんコンサート「ヒロシマの有る国で」
合唱曲「ヒロシマの有る国で」の作者で、シンガーソングライターの山本さん。
出身地の福島や、障がいを持つ人をテーマにした曲の数々を披露してくださいました。
CDとはひとあじもふたあじも違う、力のこもったギター演奏で熱唱した「ヒロシマの有る国で」はとても感動的でした。
ひろしま忌の集い
今年のひろしま忌の集いでは、丸木美術館を訪れた方々にもお話しいただきました。
写真はボランティアの鈴木美奈子さん。
中学生の時から丸木美術館を支えてくれる彼女は、主力となってひろしま忌を手伝ってくれました。
とうろう流し
追悼の後、参加者の皆さんと都幾川の河原に下り、とうろうを流しました。
絵や言葉で原爆による死者を悼み、平和を願う色とりどりのとうろうに火を灯し、川面に浮かべました。
栗田 明子(くりた・あきこ)
日本著作権輸出センター創業者・相談役。
甲南女子高校卒業後、商事会社、外資系商社と出版社を経て、日本ユニ・エージェンシーに勤務。
1981年、大志を全うすべく日本の著作物を海外に仲介する専門のエージェント(有)栗田・板東事務所を設立。
ケルンを本拠に3年間欧米出版社を訪問、日本の図書を紹介。
1984年同社を発展的に解消し、(株)日本著作権輸出センターを設立、現在に至る。
著書:『ゆめの宝石箱』(国土社)、『アメリカの出版界』(赤石正氏と共著・出版同人会)、
『オーディオ方式英文速記入門』(研究社出版)
訳書:『ゆうびんきょくいんねこ』(ほるぷ出版)など絵本約10点。
1997年フランス文化省より「シュバリエ」を叙勲される。
「ひろしま忌」がまもなくやってきます。今年は、どなたもが特別の思いを持ってその日を迎えられることでしょう。
2011年3月11日、歴史に残る大災害が日本で起こってしまいました。広島、長崎で唯一被爆した日本で、大震災、
大津波という天災に続いて、福島第一原発事故という大きな人災がのしかかったのです。
『ひろしまのピカ』の最後、「ピカは人がおとさにゃおちてこん」という静かな、しかし強いメッセージを
思い出しています。
絵本『ひろしまのピカ』は、現在までに延べ14言語で出版されています。その出版に関わった者として、
「ひろしま忌」に講演をさせていただくことは、光栄ですが、身の引き締まる思いでもあります。
とりわけ加害国で出版されたアメリカの編集者とのやりとりは思い出深いものでした。改めて、イギリス版の文章
(翻訳文)とアメリカ版を比較をしながら読むと、政治的な立場で微妙に表現が違っているのが判ります。
そんなことを中心にお話したいと思っております。
山本 さとし(やまもと・さとし)
シンガーソングライター。
福島県喜多方市生まれ。
日本社会事業大学で社会福祉を勉強しながら音楽活動を広げシンガーソングライターとなる。
障がいをもつ人との出会いや鳥や動物平和などをテーマに「生命を大切に」と願ってフォークソングを数多く作り
歌い広めている。
日本音楽家ユニオン会員。日本野鳥の会会員。反核日本の音楽家たち会員。
現在、東京都練馬区に在住し、地元を拠点にフォークギターを抱え、全国に手作りの音楽を手渡している。
オリジナルの「ヒロシマの有る国で」や「A Child's Wish」は中学や高校の教材にも使われている。
また福祉施設や被爆地広島や長崎を訪ね、障害者や被爆者との出会いを深めている。
多彩な音楽活動は本人発行のニュース「ラストランナー」に詳しい。
原爆の図との最初の出会いは、子どもの頃、母の本棚からでした。
偶然手に取り、その迫力に圧倒され、さっさかめくっていました。
その時から、あの絵は家のあそこにずっとある!と意識するようになりました。
今年の開館記念日に伺い、直接その大きな絵を見上げました。
どの作品群も重く迫ってきて、僕のぼんくら頭はまっ白になりました。
見終わってアトリエに座り、これは世界遺産だぁ・・・とつぶやいていました。
先日福島の母に、この夏ひろしま忌でうたわせていただくことを知らせました。無口な母が、そうか・・・と喜んでくれ、
これまで大切に集めてきた丸木美術館の本を、いく冊も飯台に並べてくれました。
僕の小さな旅の調べですが、どうぞよろしくお願いいたします。
