2005年8月6日
被爆60年 丸木美術館ひろしま忌
     


今年は被爆60年の節目の年です。
ぜひ丸木美術館で『原爆の図』を観て、とうろう流しに参加して下さい。

チラシ原稿(PDFファイル、7.2M)
チラシの配布にご協力いただける方、ダウンロードしてお使い下さい。

スケジュール

午前中 とうろうづくり
軽食や雑貨、リサイクル品の出店があります
14:00〜15:30 丸木美術館クラブ・工作教室
バナナの木の皮の、かわいいミニ壁掛けを作ります。
案内人:石塚悦子さん(材料費500円)
16:00〜17:00 吉武輝子さん講演
「戦争は永久に後始末はできない」
サハリン残留女性の苦難の60年の記録を出版したばかりの評論家・吉武輝子さんが戦争について語ります。
17:00〜17:30 被爆60年『原爆の図』を観る/声明(しょうみょう)コンサート
被爆60年に『原爆の図』を見つめ直しましょう。
浅川熙信さんの声明と須田千香良さんのチェロが流れます。
18:00〜18:30 ひろしま忌のつどい
挨拶、コーラス:アカペラグループ WGBC
18:30〜19:00 都幾川にてとうろう流し
19:15〜20:00 和泉舞ソロ舞踏 『原爆の図 第3部 水』
『原爆の図』全15部作の舞踏化をライフワークにしている舞踏家の和泉舞さんの丸木美術館初公演です


出演者紹介とメッセージ
吉武輝子
「原爆忌メッセージ」
流灯の眠れぬ川や原爆忌 輝子
 今年は敗戦六十年。去年の七月に反戦運動の志友が白血病で亡くなった。八月六日に広島に原爆が落とされたとき、志友の幸子さんは九ヶ月の胎児だった。一回り年下の彼女は、生まれたその日から死と背中合わせで生きてきた。同じ被爆者と結婚したが新しい命の誕生は拒否して生き続けた。お連れ合いは十五年前に亡くなられた。次世代に同じ轍を踏ませまいと、病身にむち打って地をはいずるように、平和憲法を無傷で次世代に手渡したいと活動を続けてきた。「戦争は未来永劫後始末はできない」―彼女の訃の知らせを受けたとき、この言葉が頭をよぎった。とついて出たのが冒頭の一句である。この一句はすべての被爆者の方々の魂に捧げる弔句でもある。
(よしたけ・てるこ 『女人 吉屋信子』などの女性伝記や、生と死、老い、平和問題などの評論活動に取り組む。今年6月、『置き去り―サハリン残留日本女性たちの六十年―』を海竜社より出版)
浅川熙信
「被爆60年ひろしま忌に寄せて」
 人間は、戦争の時には結束し易く、何より燃え上がる。しかし、平和な時には自分勝手で、他人任せになりがちだ。これは、人間の本性のひとつではないか、と私は考えている。
 では、どうしたら良いだろう。ひとつは、平和を保つには、日々の地道な緊張感が必要なのだと思う。それは目立たない、決して楽ではない生き方が求められる。格好良い、いいとこ取りの言動からは生まれ難い。それと、余り組織とか団体・集団の力に頼り過ぎないことだ。群れるのではなく、一個人の人間としての判断・責任が問われるのだ。
 敗戦後 年。私たちは今一度、この 年を謙虚に振り返る時に来ているのではないか。他人のことでなく、自分が何を成してきたのかを省みる時なのではないか。 私はかつて、インドで、マザーテレサの話を聴く機会があった。彼女は、日本社会を「無関心の社会」と形容した。平和とは、外側の問題ではなく、自分の内側の問題なのを痛感した時だった。      合掌
(あさかわ・きしん 仏教声楽家、真言宗僧侶。声明と異ジャンルの音楽を統合した音楽活動で新境地を拓く)
和泉舞
「『第三部 水』舞踏化に寄せて」
見れば見るほど魅入られる絵=それが『原爆の図』である。悲痛で懐かしく愛しい人々。描かれたかれらと描いた画家の心情が私の中でかみ合った時テーマが浮上する。そこからが生みの苦しみである。「第三部 水」は絶望≠ナある。あまりにも悲しい未来のない母子像。それを描いた画家の悲痛な思いがひたひたと忍び入る。かれらの中に救いはないのかとひとりひとり見るが救いはない。その壁にぶつかり途方にくれ孤独が襲ってくる。辛く苦しい日々が続く。孤独の中でかれらと対話することから生まれてくる心情がしだいに形になってゆく。
 よく聞かれることがある。「なぜ原爆の図を舞踏化しようとするのか」色々理由を述べてはみるが、実は私にもわからない。苦しみの中から生まれてくる何をも包み込む慈悲心を描きだせたらと思う。描かれていない救いを空間(白い画面)に希求する。それが踊り続ける理由かもしれない。あるいは私の中の絶望と世界の絶望の救いかもしれない。
(いずみ・まい 大野一雄舞踏研究所などで学び、ライフワークとして『原爆の図』全作品の舞踏化に取り組む)


■■■フリーマーケットも開催します■■■ボランティアスタッフ募集中!■■■当日は入館無料です■■■



交通案内
丸木美術館送迎バス
東武東上線森林公園駅南口→丸木美術館
12:00 14:30 15:30 16:30

丸木美術館→東武東上線森林公園駅南口
11:45 14:15 15:15 16:15 イベント終了後
その他の交通案内 リンク先に詳細と地図があります。
○関越道・東松山インターより小川方面へ約10分
○市内循環バス唐子コース 東松山駅東口より
8:15,10:45,13:08,14:03,15:56  浄空院入口下車 
○森林公園駅南口よりタクシー(約10分)
○森林公園駅北口より貸自転車(約4q)
※貸自転車は東武鉄道クーポン券がお得です。
 東武の各駅にお問い合わせください。



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