2001年5月5日
丸木美術館 開館記念日 報告
5月5日、丸木美術館は34周年の開館記念日を迎えました。
スタッフを含め、実に290名の方々が参加して、全国から寄せられた平和の旗と、丸木夫妻作の鯉のぼりがはためく中、充実したひとときになりました。

当日スケジュール
午前中 ワークショップ 
「しあわせのかたち 春」展
5月3日からこの日まで行われたワークショップ「しあわせのかたち 春」ですが、子供たちを中心に、来館者がそれぞれ似顔絵を描きあいました。個性的な顔が勢揃い。
13:00〜13:30
観音堂前で行われた「開館記念日のつどい」では、理事長・水原孝の挨拶に始まり、参加者の皆さんの中から活動報告がされました。
13:30〜15:00

座談会「語り継ぐ被爆体験」
開催中の「広島・長崎 被爆者の詞画展」関連企画です。

新館ホールで行われた座談会では、広島で被爆した3名の方(持田郁子さん、水野潔子さん、銀林美恵子さん)が、それぞれの体験を語ってくださいました。
15:00〜15:30
シタールコンサート

ふたたび観音堂前へ。
シタール奏者の辰野基康さんは、インドの民謡や自作の歌などを演奏し、歌ってくださいました。また、パキスタンやインドの核実験についても、その国の伝統楽器に携わる者としての思いを話してくださいました。
辰野さんは各地で演奏活動をしていらっしゃいます。ホームページをご覧ください。
16:00〜17:30
友の会パーティー
例年通り、野木庵前にて友の会パーティーが開かれました。
各地から駆けつけてくださった皆さんの歓談のひととき。ボランティアスタッフの皆さんも、ようやく乾杯です。
こうしてたくさんの方々のご協力に支えられて、今年も開館記念日が終わりました。
これからも毎年、同じように充実した時間が皆さんと過ごせるよう願ってやみません。
今回は参加できなかった方も、次の機会にはぜひお越しになってください。

辰野基康(たつの・もとやす)ホームページへ

1957年2月6日東京都足立区生まれ。'78年シタールに出会い、'79年〜82年渡印。Pndit Balaram Pathak に師事。
帰国後は、古典音楽を学び続ける一方で、シタール奏者として、コンサート、録音、レクチャー、企画など、シタールに関わる、さまざまな活動を行っている。

シタールとは
インド北部のガンジス河流域地域を中心とした文化圏で14世紀頃に生まれた楽器。
現在最も良く使われている形は、上下2段に弦が張られているもの。上にはそれぞれ役割が違った6〜7本の弦が、下には共鳴のための11〜13本の弦が張られている。
胴体は1m以上の中空の棹で、両脇に瓢箪で出来たふくべがついている。弦を支える駒には鹿の角などを加工した「ジャワリ」と呼ばれる平たい板がついている。この板と弦が触れる角度を調整することにより、独自の音色が作り出される。

しあわせのかたち 春

今年の2月3〜4日に美術館前の八怪堂で行った「しあわせのかたち」展を、5月3〜5日にふたたび開催することになりました。
 この展覧会の作品は、現在を生きるさまざまな人たちと“しあわせ”についての話をしながら、その人の姿を描いていくという手法から生まれてきました。絵と言葉の両方から一人の人間の“しあわせ”に迫っていくという試みです。
 前回展示された作品に、今回新しく数点の作品が加わり、また当日美術館を訪れた方々も参加できるワークショップも計画しています。
 それぞれの言葉や表情から浮かびあがる“しあわせ”が、原爆の図の前でまた異なる意味を与えられ、見る人によって別の地平に降り立つことがあるとすれば、これらの作品は丸木美術館において新しい命を吹きこまれたということができるのでしょう。
 私にとっても、この美術館は“しあわせ”や“生き方”をもう一度考えなおすことのできる、とてもよい場所なのです。
(岡村幸宣)
中心となってこの企画を作っている岡村幸宣さんは、一九九六年度の学芸員実習生でした。
その後ボランティアとしてイベントの手伝いなどに来てくれていましたが、この四月より非常勤学芸員として週に一回、丸木美術館に勤務しています。


おまけ
making of Kaikan-Kinen-bi 2001
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