「丸木俊さんを偲ぶ会」全報告集
頒価800円(送料別)

収録内容
5/4 ユンカーマン監督お話
   パネルディスカッション
5/5 「偲ぶ会」セレモニー
   野外リレートーク

5/4に行われたプレイベントを含め、全プログラムを誌上で再現しています。
俊先生と親交のあった方々の様々なエピソードを一挙収録。

通販も承ります。→Shopのページへ
 丸木美術館の33回目の開館記念日にあたる5月4・5日に「丸木俊さんを偲ぶ会」が開かれました。呼びかけ人、賛同人を合わせて全国から513人の方のご協力をいただき、賛同金は250万円を上まわりました。
 5月4日、5日の両日、天候にも恵まれ、約1200人の参加を得て、盛況のうちに執りおこなうことができました。
5月4日の映画上映とパネルディスカッションには約200名の参加があり、「原爆の図」について様々な視点からの検証がなされ、今後の丸木美術館の在り方にいたるまで、多数の貴重なご意見をいただきました。

 
 5月5日には丸木美術館でのセレモニーと野外でのトーク&コンサートが行われ、1000人以上の方がご参加くださいました。

 両日を通しまして、全国から駆けつけてくださった多くの人々の熱い思いが通い合う、よき会となったと思います。呼びかけ人、賛同人、スタッフ、友の会、ボランティアが、それぞれの立場で力を合わせた結果と考えております。これを機会に私たちの丸木美術館がもっと親しまれるようになっていくことでしょう。

 ただいま実行委員会では「偲ぶ会報告集」を制作中です。パネルディスカッションや「お別れの言葉」などを収録します。今夏発行予定ですので、お楽しみに。


呼びかけ人・賛同人名簿



当日スケジュール


5月4日 映画とパネル・ディスカッション  
会場:国立婦人教育会館/埼玉県比企郡嵐山町

午後1時〜2時30分 映画上映
映画『劫火』(アカデミー賞ノミネート作品/58分)
おはなし:ジャン・ユンカーマン監督(写真)

午後3時〜5時 パネル・ディスカッション 
〈検証「原爆の図」過去・現在・未来〉

パネラー:針生一郎(美術評論家) ヨシダ・ヨシエ(美術評論家) 小沢節子(美術評論家) 
永井三喜男(画廊) 袖井林二郎(丸木美術館理事) 猪風来(縄文土偶作家)

写真左より
6人のパネラーの方々が、それぞれの立場から「原爆の図」の歩んできた道や未来に向かう姿について発言しました。
質疑応答に充分な時間をとることはできませんでしたが、予想以上に参加者も多く、興味深いディスカッションになりました。

午後6時〜8時 懇親会
婦人教育会館の食堂で、懇親会が行われました。
思い出話やこれからの美術館についてなど、それぞれ有意義な話ができたことと思います。
この後は宿泊参加社を中心に、場所を談話室に移して、夜が更けるまで話に花が咲きました。


5月5日 偲ぶ会
会場:原爆の図丸木美術館
午前中 ワークショップ    平和の壁  いのちの鳩
全国の友の会会員、賛同人等から寄せられた、追悼の熱き声・メッセージを展示公開しました。
色とりどりのカードには、文字や絵が描かれ、思い出の写真が貼られています。
白く染めた松ぼっくりを羽根に、針金のネットで作った鳩にさしていきます。
大地と空を描いたキャンバスに張り付けると、「平和の鳩」が大きく羽ばたきました。

午後1時〜 『丸木俊さんを偲ぶ会』セレモニー
美術館新館奥の展示室はたくさんの花で飾られました。
ちょうど「南京大虐殺の図」が光州ビエンナーレに出品されているため、正面の壁があいていましたので、本橋成一さん撮影の大きな肖像写真パネルをおきました。
画面では見えませんが、右側には完成した「平和の鳩」があります。

高木仁三郎さん(高木学校主宰)、吉武輝子さん(作家)、松谷みよ子さん(作家)、岩崎巴人さん(画家)、中江利忠さん(元朝日新聞社社長)、土屋埼玉県知事(代読)の各氏からお別れの言葉をいただきました。
(写真は左から吉武さん、高木さん、松谷さん、岩崎さん)
(←)俊さんは画家であると同時に名文章家でもあり、多くのエッセイを書いています。その中からいくつかを抜粋して朗読されました。

(→)追悼演奏は「野性尺八」の大由鬼山さん。型にとらわれない豪快な音色は、俊さんにふさわしいものでした。

追悼コンサートとリレートーク
リレートークでは塚田孝さん(牧師)、土本典昭さん(映画監督)、松本猛さん(安曇野ちひろ美術館館長)、前田憲二さん(映画監督)が、俊先生との思い出を語ってくださいました。
(写真は左から塚田さん、土本さん、松本さん、前田さん)
駐車場に特設ステージを作り、リレートークとコンサートが行われました。
まず初めはジャズコーラスのWBGCがアカペラで歌いました。(→)

(←)日野二中は数年にわたって遠足で美術館を訪れるたび、絵の前で合唱を続けた学校です。今回は在校生・卒業生合わせて約100人が参加してくれました。

(→)ウクライナの歌姫ナターシャ・グジーさんは自らもチェルノブイリ原発事故で被曝しましたが、チェルノブイリの子どもたちの救援のために、日本全国でチャリティーコンサートをしています。

(←)フリージャズの庄田次郎さんは、小さなおもちゃやがらくたをたくさん持ってきて、客席とのセッションをしました。

(→)開館記念日、ひろしま忌のたびに、出演や器材で協力をしてくださっている国分寺エクスペリエンス。今回は「みんなも一緒に歌える歌を」と、「花」をやってくれました。
こうして、5月4日の午後にプレイベントが始まった「丸木俊さんを偲ぶ会」は、5月5日の午後5時に幕を閉じました。
美術館の毎日は、静かに過ぎていきます。けれど、あのよく晴れた青空の下、1000人以上の人が集った日のことを思い出すと、多くの人の思いに、夢に支えられているのだと、勇気づけられます。
丸木夫妻はなくなりましたが、丸木美術館はここにありつづけます。
「原爆の図」をはじめとした共同制作の数々は「過去」を描き「未来」に遺さなければならない宝であると同時に、「今」を生きる私たちにとって、何よりも大切なものです。あの暗い画面から読みとれるものは命や希望といった輝き続けることごとです。
あの絵を守り、受け継いでいくために、どうかまた、丸木美術館にお越しください。

おまけ
making of SHINOBU-KAI
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