第1話『逆転の来訪者』前編(その2)

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御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
須々木 マコ…橙
優木 誠人…黄緑
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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(「額縁の服」を調べる)
糸: ああッ! 御剣検事の服が
落ちているッス!
御: 犯人が、イカク射撃で
撃ち落としたのだ‥‥。
糸: 犯人は、被害者だけじゃなく、
御剣検事の服まで撃ったッスか!
御剣検事が法廷デビューしたころの、
記念の衣装ッスのに!
穴でも開いたら、一大事ッス!
御: そのことは、もういい‥‥。
それよりも、気になることがある。
糸:え? 何ッスか?
御: イトノコギリ刑事、
気が付かないかね?
ここには大きな‥‥
そう”ムジュン”があるのだよ。
糸:どういうことッスか‥‥?
御: (”ムジュン”か。あの男の
闘い方を思い出させるが‥‥
私は、私のやりかたで
やらせてもらおう。
現場の状況と証拠品の間に、
ムジュンをみつけること。
そこから、
私の<<推理>>は始まる。
まずは、現場の中から、
ムジュンのある場所を探す‥‥)

(「弾痕」にカーソルを合わせる)
御: (そうだ。この弾痕は、
明らかにムジュンしている!
ムジュンをみつけたら、ねらいを
定めてXボタンを押すのだ!)

(「推理」を押す)
御: (そして、現場の状況とムジュン
する証拠品を<<つきつける>>!
それが私のやり方だ)

(「被害者の拳銃」をつきつける)
御: この弾痕は、
あきらかにムジュンしている!
糸:ど、どういうことッスか!
御: この執務室で撃たれた
銃弾は2発。
1発は、被害者の命をうばい‥‥、
もう1発は、この額を落とした。
糸:そのとおりッス!
御: しかし、この拳銃は、
1発しか撃たれていない。
糸: あれッ?
たしかにおかしいッスね。
御: 少なくともどちらかは、別の拳銃
から撃たれたものということになる。
(犯人は、別の拳銃を持っていた
ということだろうか‥‥)

(ロジック「もうひとつの拳銃」追加)
糸: ところで、御剣検事。ちょっと
気になることがあるッスけど‥‥。
御:なんだ?
糸: この額縁の向こうに、
ちょっとだけ見えてるものッスけど。
御: ああ、これのことか。
これは、<<隠し金庫>>だ。
糸: か、<<隠し金庫>>ッスか!
お宝のニオイがプンプンするッス!
御: 先に言っておくが、キミが想像
しているようなものは入ってないぞ。
イトノコギリ刑事。
額をどけてもらえるだろうか。
糸:了解ッス!

糸: げほげほ。
けっこうホコリがたまってたッス。
御: しばらく留守にしていたのだから、
しかたあるまい‥‥。
糸: 金庫があるなんて知らなかったから、
自分も掃除できなかったッス。
いつの間に、
こんなもの作ったッスか?
御: 私が作ったのではない。すべての
執務室にもともとあるものだ。
糸:全然、知らなかったッス!
御: 基本的に、検事以外は
知らないものだから当然だ。
糸: そ、それで何が入ってるッスか!
御: 今は、何も入っていない。
公判中に、特に重要な資料や
証拠品を入れておくのに使うのだ。
糸: 資料ッスか。
なんだか、夢がないッスね‥‥。

<<隠し金庫>>を
捜査手帳に記録した。
御: (あやしい場所は、
すみずみまで調べるとしよう)

(「数字の入力キー」を調べる)
御: (ん‥‥?
これは、おかしいぞ‥‥)
糸:どうしたッスか?
御: この入力キー‥‥。
きれいすぎると思わないか。
糸: たしかに! 周りはホコリが
つもってるのにココだけキレイッス。
御:鑑識ッ!
鑑:ハッ!
御: この場所の指紋を
調べてみてほしい。
鑑:了解しましたッ!
御:‥‥‥‥‥‥。
鑑: ひとつも指紋が出てきません。
ふきとられているようですね。

(ロジック「ふきとられた指紋」追加)

<<隠し金庫>>の
情報を書きかえた。
御: やはりな‥‥。
(どうやら、見えてきたようだ。
たどるべき<<ロジック>>が‥‥。
落ち着いて<<情報>>を
整理するとしようか)

(ロジック)
(「犯人の目的は?」と「ふきとられた指紋」をまとめる)
御: どうやら犯人の目的が
見えてきたな‥‥。
糸:目的ッスか?
御: 金庫の指紋がふき取られていた
ということは‥‥。
犯人が金庫を
開けようとしたということ。
犯人は、私の執務室に
ドロボウ目的で忍び込んだようだな。

(ロジック「ドロボウが目的?」追加)
御: (そして、犯人の目的が
ドロボウだとするならば‥‥
あの<<情報>>の意味も
変わってくるのではないか?)

(「争った形跡」と「ドロボウが目的?」をまとめる)
御: 床に落とされていたファイル‥‥。
被害者と犯人が争ったアトでは
ないかもしれないな。
糸: あッ!
犯人は何かを探していたッスね!
御: その通りだ。盗まれたファイルが
ないか、調べる必要がある。
糸: ちらかったファイルを元に
もどせばハッキリするッスよ!
御:うム‥‥。試してみるか。
優: どうして、イイヤツばかり
先にイっちまうんだ‥‥。
そうは思わないかい?
ミツルギ検事。
御: ‥‥‥‥‥‥。
どんなに悲しんだところで、
死んだものは、もどって来ない。
私たちにできるのは、
真実を見つけ出すことだけだ。
優: ‥‥‥‥‥‥。
それで? 真実ってやつを
みつけるために、何をするんだ?
御: そこに落ちているファイルを、
あるべき場所に戻す‥‥。
優: オーケイ!
手伝わせてもらうよ!
糸: えーと、このファイルがここで、
こっちのファイルがここで‥‥。
優: イトノコさん、ヒトの部屋なのに、
よく知ってるんだなあ。
糸: いつも片づけてるッスからね!
よーし、できたッスよ!
御: どうやら、この場所で犯行が
行われたのは、間違いないようだな。
糸: うう‥‥。本棚の血のアトが
生々しいッスね‥‥。
御: うム。被害者は、立った状態で
撃たれて、本棚に手をついたようだ。
糸: それから、床にくずれ落ちたッスね。
床の血のアトも恐ろしいッス!
御: ‥‥刑事。血痕ぐらいで、
さわいでいる場合ではないぞ。
糸: うう‥‥。血には、
どうしてもなれないッス‥‥。
御: (この場所‥‥。何かおかしな
ところはないだろうか?)

(「弾痕」を推理する)
御: (この場所‥‥あの証拠品と
関係があるのか‥‥?)

(「死体の所見メモ」をつきつける)
御: この弾痕は、あきらかに
ムジュンしている!
糸:どういうことッスか?
御: わからないのか?
カンタンなことだ。
この弾痕の位置は
低すぎるのだよ。
被害者は、腹部を撃たれている。
もっと上に弾痕がなければおかしい。
糸: 被害者は、寝転がっているところを
撃たれたのかもしれないッスよ!
御: いや、被害者は、撃たれたあとに
本棚に手をついている。
立ったまま撃たれたと
考えるべきだろうな。
糸: ということはッ!
‥‥‥‥どういうことッスか?
御: ‥‥少しは自分のアタマで
考えられないのか?
何かがまちがっているのだ。
その”マチガイ”が、
このムジュンを生んでいる!
何のマチガイが弾痕のムジュンを
生んでいるのだろうか?

(「ファイルの位置」を選択する)
御: この弾痕の残ったファイルの位置が、
オカシイとしか考えられまい。
糸: さっき、自分がもどすときに
順番を間違ったッスか?
‥‥‥‥あッ! このファイル、
完全にムジュンしているッス!
御:なんだと?
糸: ほら、この弾痕のあるファイル、
「0」なのに一番下にあるッス!
「1」、「2」、「3」の次に
「0」がきてるのはおかしいッス!
御: いや‥‥。
並び方はまちがっていない。
私のキオクとも
ピッタリ一致している。
糸: でも、番号順に並んでないッスよ?
御: ‥‥‥‥その白いファイルは、
少々特別なのだ。その位置で正しい。
だが、犯行の瞬間に、この並びでは
なかったのはたしか‥‥。
(そうか‥‥)
どうやら、犯人も刑事と
同じカンチガイをしたようだな。
番号順に並び替えてみるとしよう。
糸: 死体の位置も移動される前に
もどしてみるッスよ!
御: すでに現場検証は終わっている。
問題ないだろう。
たのんだぞ。
イトノコギリ刑事!

御: やはりな‥‥。弾痕の位置は、
このあたりが正しいようだ。
犯人は、犯行前に本棚の
ファイルを調べていた。
糸: それを元に戻すとき、順番を
まちがってもどしてしまったッスね。
御: そして、その後犯行が起こった。
糸: しかも、犯人はなぜか犯行のあとに、
もう一度本棚を調べているッス。
御: その通りだ。
つまり、犯人は殺人の前と後、2回
本棚をあらしていることになる‥‥。

(ロジック「あらされた本棚」追加)
御: (犯行時の状況が再現された。
もう一度詳しく調べてみるか)

(「血文字」を調べる)
御:こ、これは‥‥!
糸: な、なんッスとおおおお!
どうしてッスか!
イトノコギリって書いてあるッス!
優: どうやら、ケッテイテキな
証拠が出てきたようだね‥‥。
御: うム‥‥。
どうやら、そのようだな。
糸: ちがうッス!
これは何かのマチガイッス!
御剣検事!
何か言ってほしいッスよ。
御: ‥‥‥‥ファイルが1冊、
盗まれているようだな。
糸:そっちッスか!
御: (これが、
犯人の目的だったのか?)

<<盗まれたファイル>>を
捜査手帳に記録した。

(捜査終了)
優: リョウは、最後に犯人の名前を
書き残してくれた。
受け取ったぜ!
そのメッセージ。
糸: ちがうッス!
自分はやってないッス!
優: ミツルギさんも、がっかりだよね。
相棒の刑事が殺人者だったなんて。
御: イトノコギリ刑事が、
犯人だというならば‥‥
それなりのコンキョが
あるのだろうな?
優: リョウがそう言ってる‥‥。
それだけで十分だろ?
御: なるほど。それでは、
キミの推理を聞かせてもらおうか。
優:のぞむところさ!
御: (このオトコの態度は
どこかオカシイ‥‥
その推理にはどこかにほころび、
”ムジュン”があるはずだ)
糸: 御剣検事!
ど、どうする気ッスか?
御: 要領は、法廷における
<<尋問>>と同じだ。
彼の推理のムジュンを
指摘してみせよう。
糸: ど、どうやるッスか?
自分にも教えてほしいッス!

(「やり方を説明する」を選択)
御: まずは、相手の発言をよく聞く。
そして、発言内容とムジュンする
証拠品を見つけたら‥‥。
Rボタンで捜査手帳を開き、
証拠品を<<つきつける>>!
(<<つきつける>>ときは、
Xボタンを使うのだったな‥‥)
糸: でも、相手の発言にいつも
ムジュンがあるとは限らないッス!
御: そういうときは、Lボタンで
相手を<<ゆさぶる>>ことだ。
ゆさぶって情報を引き出せば、
発言内容が変わることもあるからな。
糸: なんとなく分かってきたッス!
自分も捜査で使ってみるッスよ!
御: フッ。それならば、私のお手本を
よく見ておくことだな。


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