第4話『逆転を継ぐ者』第1回法廷(その3)

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王泥喜 法介…紺
成歩堂 龍一…黒
成歩堂 みぬき…赤
裁判長…緑
牙琉検事…茶
宝月 茜…桃
絵瀬 まこと…黄緑
絵瀬 土武六…灰
或真敷 バラン…薄橙
葉見垣 正太郎…橙
或真敷 ザック…青
糸鋸 圭介…黄土
原灰…黄
ラミロア…藤
牙琉 霧人…紫
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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(「小さな額」を選択)
裁: な。なんですかな。
このかわいらしい<<ガク>>は。
王: 被害者の机の上に
飾ってありました。
‥‥ごらんのとおり、
中は”カラッポ”でしたが。
牙: コイツなら、ぼくも見たけどね。
これが、どうかしたかい?
王: たぶん、あなたが
このガクを見たときには‥‥
決定的な”何か”が
欠けた状態だったんだと思いますよ。
裁: 欠けた状態‥‥ですか?
王: このガクに、うっすらと浮かび
上がった、青白いシミ‥‥つまり。
”アトロキニーネの痕跡”がね!
牙: な‥‥‥
なんだって! 聞いてないぞ‥‥!
王: ガクは、約5センチ四方です。
中に入る写真は、さらに小さい‥‥
おそらく、大きくても
3センチまで、でしょう。
牙: ま。まさか‥‥
王: ‥‥そうです。
この小さなガク。それは‥‥
記念切手を飾るためのもの
だったのではないでしょうかッ!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に!
静粛にィィッ!
この<<ガク>>の中に‥‥
毒の塗られた切手が‥‥ッ!
牙: そんなもの、ないッ!
裁: が。牙琉検事‥‥
牙: なぜ! そんなものを飾って
おいたというんだ!
自殺するために用意しておいた、
とでも言うつもりかい?
葉: あの‥‥いいですか、ワタシ!
ワタシ!思うのですけれどッ!
裁: なんですか、証人ッ!
そんなにビクビク動かないように!
葉: 被害者は”贋作師”でした。
‥‥多額のカネがからんだシゴトだ。
”トラブルづくしの日々”ってゆう。
それならば‥‥
王: 毒を塗った<<切手>>は‥‥
”凶器”だった‥‥?

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: ‥‥バカバカしいね。
絵空事は、ガリューウエーブの
歌の中だけでじゅうぶんさ!
王: (自分で言うか‥‥)
牙: 切手が”凶器”‥‥?
バカバカしい。
そんなメンドウな方法をとる
イミなど、まるでないじゃないか。
王: そうでしょうか‥‥?
牙: な。なんだ‥‥?
王: ‥‥思い出してください。
絵瀬 土武六氏の生活を。
被害者は、人と会おうとせず、
世間から隠れるように暮らしていた。
外界と接触する方法は、ただひとつ。
‥‥<<郵便>>だけでした。
裁: ゆうびん‥‥だけ‥‥!
王: 本人に会うことがムズカシイ以上、
”切手”を凶器に選ぶのは‥‥
あるイミ、当然の選択
だったのかもしれません!
牙: バカなッ! そ。そんな証拠は‥‥
証拠はあるのかい!
毒の塗られた切手が、凶器として
送りこまれたという”証拠”が!
王: (まだ、”証拠”にはならない‥‥
でも!
今、何かが。オレの中で
つながり始めている‥‥!)
み: ど。どうしたんですか?
オドロキさん!
コブシをぶるぶるフルわせて‥‥
王: 見えてきたんだよ!
信じられないけど‥‥
ドブロクさんが殺害された、その
”信じられないような”道筋が!
裁: どういうことですか、弁護人ッ!
王: ‥‥ある”証拠品”が、
その可能性を示しています。
切手を使った”殺意”‥‥
その可能性を!

(「赤い封筒」を選択)
裁: これは‥‥先ほどの。
7年前の封筒、ですか?
王: この文面‥‥もう一度。
よく考えてみましょう。
便せんは、2枚入っていました。
‥‥これが1枚目です。
‥‥そして、こちらが2枚目。
‥‥いいですか。
モンダイは、この一文です。
”同封の封筒に同封の切手を
貼り、3日以内に返送すること”
同封の<<切手>>‥‥です。
裁:あ‥‥
葉: つまりアナタ! それってつまり、
こうゆうコトですよね?
その切手! 毒が! ぺったりと!
なめたら! コロリ‥‥ってゆう!
王: ‥‥もし、この文面どおりに
行動したら、どうなるでしょう?
み: 書類にサインをして、封筒に
入れて‥‥切手を貼りますよね。
‥‥そして、それを
レターボックスに入れる‥‥
王: 切手を貼って、レターボックスに
入れるまで、15分はかからない。
やがて”時間”が来て、
土武六さんは息を引き取る。
そして、毒を運んだ
”凶器”である切手は‥‥
裁: 自動的に、運び去られてしまう‥‥
郵便屋さんの手によって!

(ざわめきが起こる)
牙: ‥‥ミゴトなイマジネーションだね。
王: ‥‥‥‥‥‥‥‥
牙: じゃあ‥‥おデコくん。
ひとつだけ。カクニンしようか。
この、7年前の赤い封筒の中に、
毒の切手が同封されていた‥‥と。
キミ‥‥ホンキで
そう主張するつもりかい?
王: ‥‥そ。それは‥‥
み: で、でもっ!
可能性は、ゼロじゃないような‥‥
牙: 可能性は、ゼロではない。
じゃあ‥‥いくつなのかな?
み:え‥‥‥
牙: この封筒に、毒の切手が‥‥?
その切手が、殺害に使われた‥‥?
あまりに、グーゼンがすぎるね。
”立証”できるのかな?
み: そ。それは‥‥
王: (ムリだ! 7年前だし、
差出人すらわからないのに‥‥)
牙: ‥‥やれやれ。ダマりこむのなら、
こんなトンでもない主張なんか‥‥
?: ‥‥女の子をいじめるものじゃ
ありませんよ。‥‥響也。
牙:‥‥‥!
王: あ‥‥‥‥アカネさんッ!
茜: どう? どう? 似てた?
”牙琉弁護士さん”のモノマネ。
王: ‥‥いろいろなイミで
”問題作”だったと思います。
牙: ナニしにきたのかな?
‥‥現場主任さん。
茜: 助けに来てあげましたの。
この、コンランした現場をね。
王: 助けに‥‥?
茜: みんな。なんで、もっと
カガクを信用しないかなあ。
封筒に、切手が入っていたか‥‥
カンタンなコトでしょ?
牙: どういうコトかな? 刑事クン‥‥
茜: そんなカオでニラんでも、
あたし。コワくないですから。
だって‥‥現にホラ。
こうして”痕跡”が残ってるのよ?
王: あ‥‥そうか!
毒性探知スプレー‥‥
裁: それでは! その”赤い封筒”を
提出してください!
裁判所のセキニンにおいて
開封後、調べてみましょう!

(手紙の右下を調べる)
裁: ま。まさか‥‥こんなコトが‥‥
茜: まちがいないですね‥‥これ。
アトロキニーネの痕跡です!

(ざわめきが起こる)
裁: し。信じられません‥‥
7年前に送られてきた
”凶器”が‥‥
今になって! そのキバをむいた、
というワケでしょうか‥‥

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: バカバカしいね!
‥‥それならば、なぜ!
7年前に、事件が
起こらなかったのかな!
王: そ、それは‥‥
茜: もしかしたら‥‥
土武六さん。
”気づいていた”のかも。
裁: ”気づいていた”‥‥というと?
茜: その、封筒を送ってきた
”ハンニン”の殺意に、です。
だから‥‥ちがう切手を
貼って、送り返した。そして‥‥
裁: 決定的な”証拠”を、ガクに入れて
飾っておいたというワケですか‥‥

(待った!)
葉: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: あ。あなた。まだ、いたんですか!
葉: こ。これ。コレはワタシ。
ワタシ、ここに宣言しますッ!
ワタシこと、<<サソリのハミガキ>>。
大スクープをモノにした、とッ!
‥‥つまり! 絵瀬 土武六を
殺害したハンニンは‥‥
7年前の、
その封筒の差出人だった!
そう、見出しはキマリだ!
”巨星、7年越しで落つ”ってゆう。

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛に!
もはや、
ギロンの余地はないでしょう!
あまりに突然のコトで、
オドロキを禁じ得ませんが。
被害者のクチへ毒を運んだのは、
7年前に発送された‥‥
まさに、死へのチケット!
”切手”だった、ってゆう。
み: 裁判長さん。ワルい影響を
受けちゃいましたね。
裁: ‥‥これ以上、
審理は必要ありません。
7年前の、封書の差出人が
被告人であるとは考えられない!
み: お。オドロキさん!
なんか、みぬきたち‥‥
王: 勝っちゃった、みたいだな‥‥
裁: ‥‥それでは!
被告人に、判決を‥‥

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: ‥‥ヤレヤレ、だね。
ジッサイのトコロ‥‥
裁: 牙琉‥‥検事‥‥
牙: 7年前の、死のチケット‥‥?
ガリューウエーブのギグの
チケットは、2週間で期限切れだよ。
裁: し。しかし! そうでなければ、
スジがとおりませんぞ!
牙: ‥‥これだけヒトがいて、
ダレも気がつかないのかなあ。
おデコくんの主張には‥‥
決定的なムジュンがあるのさ!
王: む、ムジュン、ですって‥‥?
牙: 7年前の、この封書に、
毒の切手が入っていた‥‥
そして。このガクに、
その切手は飾られていた‥‥
じゃあ‥‥絵瀬 土武六氏は、
なぜ。そんなコトを?
王: だ。だから! 土武六さんは、
差出人の”殺意”に気づいて‥‥
牙: ‥‥そこだよ。
王:‥‥‥!
牙: 7年前。贋作師・土武六氏は
<<ワナ>>を察知して、ガクに飾った。
それは、かまわない。
‥‥しかし。それならば、なぜ。
7年たった、事件当夜。
彼は、その切手を使ったのかな?
王:あ‥‥‥
牙: 絵瀬 土武六氏は、そこまで
ウッカリ屋だった、ってコトかい?
7年前にかわした<<ワナ>>‥‥
机の上に飾っておいたワナに‥‥
ふたたび、自分からハマったと
主張するつもりかな?
王: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥う。
うおおおおおおおおおおおおおッ!

(ざわめきが起こる)
裁: あまりに突然のコトで、
オドロキを禁じ得ませんが‥‥
たしかに、7年前に
見抜いた”ワナ”に‥‥
もう一度、引っかかりなおす
人間がいるとは思えません。
み: お。オドロキさん!
なんか、みぬきたち‥‥
王: 逆転されちゃった、みたいだな‥‥
牙: みんな、やっと”こっちの世界”に
帰ってきてくれたみたいだね。
Welcome Back!
‥‥おかえり。カンゲイするよ。

(王泥喜「異議あり!」)
王: でも! じゃあ‥‥このワナは!
毒の切手は、どうセツメイを‥‥
牙: ”毒の切手”‥‥?
ちょっと待ってよ。
そんなもの、どこにあるの?
ここに持ってきてくれるかな?
王:え‥‥
牙: そんなものが存在していた
証拠なんて、どこにもないよ。

(王泥喜「異議あり!」)
王: でも! ここにこうして、
アトロキニーネの痕跡が‥‥
牙: それは、たしかに
”アトロキニーネの痕跡”だね。
‥‥しかし。
”切手”の痕跡ではないよね?
王: ‥‥ッ! そ、それは‥‥
牙: そして‥‥もし。そんなアヤシイ
切手が存在したとしても。
絵瀬 土武六が、それを使う
なんてコトは、あり得ない。
‥‥以上、だね。
王: ‥‥‥‥‥‥ぐうぅ。

(ざわめきが起こる)
裁: どうやら‥‥
結論は出たようですな。
み: お。オドロキさん!
みぬきたち‥‥まちがってたの?
王: そ、そんなハズはないよ!
”毒”の痕跡が、こんなに
グーゼン、重なるなんて‥‥
裁: それでは、そろそろこの問題に
決着をつけたいと思います。
‥‥弁護人。
王: ‥‥はい!
裁: もう一度だけ、整理してから、
結論をうかがいましょう。
7年前、絵瀬 土武六氏は、
赤い封筒を受け取りました。
その中の書類には、
アトロキニーネの痕跡がありました。
‥‥また、殺害現場にあった
この小さな<<ガク>>からも‥‥
同様の痕跡が見つかりました。
弁護人は、部屋から消えた
”黄色い封筒”に着目して‥‥
その切手のウラに、毒物が塗られて
いた可能性を示しました。
牙: しかし。もし、コイツに
毒の切手が入っていたとして‥‥
それに気づいた土武六氏が
<<ガク>>に入れておいたのなら‥‥
その切手を使うはずがない!
裁: ‥‥つまり。
弁護人の主張には‥‥
どこかに、決定的な
”ムリ”があるのです!
王: (オレのたどってきた道は、
キホン的に、正しいはずだ。
過去のアトロキニーネの痕跡。
<<封筒>>そして、<<ガク>>‥‥
‥‥そして、謎の死をとげた
<<絵瀬 土武六>>自身‥‥
これらは、ゼンブ。
‥‥つながるハズだ!)
裁: それでは、弁護人の最終的な
考えをうかがいましょう!
王: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
弁護側の主張は変わりません。
ただし。スジがとおらない以上‥‥
どこかに、”ニセモノの手がかり”
が潜んでいると考えられます。
牙: ”ニセモノの手がかり”‥‥
おもしろいね。
それがわかれば、キミの夢物語にも
スジがとおる、ってワケかな?
王: 7年前の”毒”‥‥痕跡の物語。
”ニセモノ”の手がかりは‥‥

(「絵瀬 土武六」を選択)
裁: ひ。被害者が‥‥”ニセモノ”の
手がかり、ですか?
王: ‥‥そのとおりです。
<<封筒>>と<<ガク>>と<<カップ>>に
残された”毒”の痕跡は‥‥
1本のスジでつながります。
そう考えると、不自然なのは‥‥
”被害者自身”という
結論になります。

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: ‥‥もう、ワケがわかんないな。
ニセモノの”手がかり”が、
ニセモノ作りのプロ・”贋作師”。
‥‥ハナシとしては
おもしろいけど、ね。
王: (ニセモノの‥‥手がかり。
”ニセモノ”‥‥”贋作師”)
あ‥‥
み: あ。そのカオ。
何か思いつきましたね!
王: わからない‥‥でも。
このまま、進んでみよう!
”贋作師”本人が‥‥
”ニセモノ”‥‥だとしたら?
牙: ‥‥なんだって‥‥?
王: ‥‥7年前。贋作師は、<<ワナ>>を
見抜いて、それを回避しました。
‥‥そして、7年後。
贋作師は、同じワナにかかって
死んだ。‥‥なぜか?
裁: なぜですかッ!
王: 殺害された”贋作師”は‥‥
<<ニセモノ>>だったから。
牙: 被害者が‥‥”ニセモノ”?
王: ワナを見抜いた<<贋作師>>‥‥
ワナにかかった<<贋作師>>‥‥
そのどちらかが、
<<ニセモノ>>だったのです!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に!
静粛に‥‥ッ!
牙: ”絵瀬 土武六”‥‥被害者が、
ニセモノだった、って?
じゃあ、いったい。
”ホンモノ”はどこなんだい?
‥‥どこで
入れ替わったと言うんだッ!
裁: ‥‥ここまできたら、
示していただくしかありません。
あなたが考える、ホンモノの
<<絵瀬 土武六>>の姿を。
王: (”贋作師自身がニセモノだった”
そう考えるならば‥‥
信じにくいけど‥‥
結論は、ひとつしかない!)
‥‥わかりました。
贋作師<<絵瀬 土武六>>の姿には、
”ウソ”がありました。
その、もうひとつの
”本当の姿”とは‥‥!

(「絵瀬 まこと」を選択)
王: 考えられるコタエは、
ただひとつしかありません。
”贋作師・絵瀬 土武六”の
本当の姿は‥‥
彼のひとりムスメ、
絵瀬 まことさんです!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛に!
‥‥いったい! なぜ、
そんな、ムチャな結論に‥‥!
み: そ。そうですよ! まことさんが
贋作師だ、なんて‥‥
王: ムチャかどうか‥‥
考えてみましょう。
まず。アトリエに残された
絵を見ればわかるとおり‥‥
<<贋作>>は最近まで
行われていました。‥‥つまり!
7年前の”ワナ”で、
<<贋作師>>は死んでいなかった。
この事実が物語る、1つ目の結論。
”被害者は<<贋作師>>ではない”
裁: た‥‥
たしかに、そうなります‥‥
王: ‥‥そして、もうひとつ。
<<贋作師>>のアトリエからは、
2種類の指紋しか存在しなかった。
絵瀬 土武六氏と‥‥
絵瀬 まことさんの指紋です。
牙: ‥‥‥‥‥‥‥‥
王: 土武六氏が<<贋作師>>では
ないワケですから‥‥
これ以上、カンタンな
引き算はありません。
<<贋作師>>は、絵瀬 まことさん。
‥‥いかがですか?
牙: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥おもしろいね。

(ざわめきが起こる)

裁: ‥‥絵瀬 まことさん。
ま: ‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: 今までの審理は、キチンと
聞いていましたかな?
ま: ‥‥‥‥‥‥‥‥
牙: めんどくさいから、ハッキリ
聞いてしまうよ、おじょうさん。
キミは、ダレなんだい?
”贋作師・絵瀬 土武六”って、
なんなのかな?
ま: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
王: (なんだ‥‥? まことさん、
初めて”表情”を見せたぞ。
牙琉検事のカオを、穴のあくほど
見つめている‥‥)
牙: ‥‥女の子に見つめられるのは
慣れているよ。
さあ。聞かせてくれるよね?
贋作を‥‥ニセモノの作品を
作っていたのは‥‥キミ、なの?
ま: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥はい‥‥
王:‥‥‥!
裁: では! <<贋作師・絵瀬 土武六>>
というのは‥‥?
ま: ‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥わたし、です‥‥
裁: え‥‥‥
ええええええええええええええッ!

(ざわめきが起こる)

王: (法廷内の騒ぎはおさまらず‥‥
オレたちは、
10分間の休憩に入ったんだ)


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