第2話『逆転連鎖の街角』第2回法廷(その3)

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王泥喜 法介…紺
成歩堂 龍一…黒
成歩堂 みぬき…赤
裁判長…緑
牙琉検事…茶
宝月 茜…桃
北木 滝太…水
北木 小梅…青
北木 常勝…灰
並奈 美波…紫
矢田吹 麦面…黄土
河津 京作…黄緑
引田(偽)…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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(「屋台の中」を選択)
王: お礼を言わせてもらいますよ。
‥‥並奈 美波さん。
美: ど。どういうコト‥‥?
王: あなたのおかげで、もう一度。
事件を考えるコトができました。
”目撃者・河津 京作の証言は、
すべて正しかった”‥‥
それが、すべての前提です。
最初から、彼のコトバを
スナオに聞けばよかった‥‥
河津 京作は、この位置から
ふたりの姿を目撃しました。
‥‥このとき。彼は、証言どおり。
叫び声を上げたのです。
‥‥そして、被害者は
その方向を見た‥‥
その瞬間! 被害者は
右のコメカミを撃たれます。
裁:あ‥‥‥
王: そうなんです。
このとき‥‥被害者の
”右のコメカミ”の位置は‥‥
ピッタリ!
屋台の方を向いているのです!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛にッ!
な‥‥なんという‥‥そんな。
ハンニンが、屋台の中にいたと
言うのですかッ!

(牙琉弁護士「異議あり!」)
牙: ‥‥ちょっと、
考えてみてほしいなあ。
ハンニンが”屋台の中にいた”
というコトは‥‥
被害者の宇狩センセイは、
ハンニンを屋台に積んだまま、
公園まで、ノコノコ引いてきた
コトになるワケだけどね。
美: はッ! お話にならないわ。
屋台にヒトが隠れていた、なんて。
そんなの、屋台を引けば
すぐ、気がつくハズじゃない!

(王泥喜「異議あり!」)
王: ‥‥そもそも。モンダイは
そんなコトじゃない。
被害者が屋台を引いていたコト
自体が異常なのです!

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: モンダイは、ひとつずつ
片づけていこうか。
屋台に、ヒトがかくれていた‥‥
ここまで来て、”可能性”を
議論するつもりはないよ。
‥‥キッチリ、立証して
もらおうじゃないか。
<<屋台にヒトが隠れていた>>
‥‥それを示す”証拠”をさ!
王: (今のオレに
立証できるのか‥‥?)
<<屋台に、ヒトが隠れていた>>‥‥
それを示す、証拠品は‥‥!

(「もちろん、ある」を選択)
王: ‥‥もちろん、あります。
裁: ‥‥おもしろい。それでは
提示していただきましょう。
この屋台に”ヒトが隠れていた”
‥‥そのジジツを示す証拠品とは!

(「スリッパ」を選択)
王: <<宇狩外科医院>>‥‥
すっかり、ペンキで汚れています。
現場付近のゴミ箱で発見されました。
牙: どういうコトかな‥‥?
王: 現場に、ひとつだけ。
スリッパの跡が残っていたのです。
‥‥この、屋台のすぐそばに!
美: あ‥‥‥ッ!
王: そして‥‥このスリッパには、
並奈 美波さん。
あなたの足の指紋が
残っていました!
美: ぐ‥‥ッ!
王: これは、つまり!
あなたが、あの屋台の中にいた
という証拠です!
美: きゃあああああああああああッッ!

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: 現場に残されたスリッパの跡は、
たった”ひとつ”きりだったね。
‥‥はたして、
それを”足跡”と呼べるだろうか?

(王泥喜「異議あり!」)
王: ‥‥上面図を見てください!
スリッパの跡‥‥その、すぐヨコに
公園の遊歩道が走っています!
遊歩道は石だたみで、
ここに乗れば、足跡は残らない!

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: ‥‥しかし。だからと言って、
それが”足跡”とはかぎらない。
王: なんですって‥‥?
牙: 残っていたのは、
スリッパの跡が”ひとつ”‥‥
屋台に乗っていたスリッパが、
地面に落ちただけかもしれない。

(王泥喜「異議あり!」)
王: そんなの‥‥ヘリクツだッ!
牙: それに、もうひとつ。
ふつう。屋台には、営業に必要な
道具がしまいこまれているものだ。
とても、ヒトがかくれるだけの
スペースなんかないと思うけどね。
裁: ふむう‥‥たしかに。
この中に、ヒトが
隠れることができたのか‥‥?
み: オドロキさん! みぬき‥‥
気になるコトがあるんですけど。
王:‥‥?
み: あの証拠品‥‥やっと
イミがわかった気がするんです!
きっと、あの屋台に
スペースを作るために‥‥
裁: いかがですか? 弁護人。
屋台にヒトが隠れることが
できたという証拠はあるのですか?
王: ‥‥少なくとも。
屋台にスペースを作る”工作”が
あったのは、たしかです。

(「どんぶり」を選択)
王: これは<<やたぶき屋>>‥‥
盗まれた屋台のどんぶりです。
裁: それがどうかしましたかな?
王: きのう‥‥このどんぶりを、
オレたちは大量に発見しました。
‥‥宇狩外科医院の待合室で。
美:‥‥!
裁: 被害者の医院に、
大量のどんぶりが‥‥?
王: 屋台の持ち主・矢田吹氏は
こう言っていました。

麦: 『とにかく、アレがないと
店が開けられねェ。
どんぶりもゼンブ、
あの中にしまってたしなァ。』

王: ‥‥つまり、あの晩!
屋台の中に、ヒトが隠れる
スペースは”存在した”のです!
しかも、その”スペース”は、
宇狩外科医院で作られた。
並奈 美波さん! あなたが
病院を訪れたころに!
美: やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!
ダマって聞いていれば‥‥
イイカゲンな推理ばっかり!
‥‥いいえ。
”スイリ”なんてモンじゃない。
お坊ちゃんのクドキモンクなみの
タワゴトよッ!
裁: わかっていると思いますが。
現在、この法廷で‥‥
あなたを完全な”潔白”と
考えている人間は、おりません。
美: ‥‥完全にまっ白な人間は
おとぎ話の中に住んでるものよ。
裁: ‥‥とにかく。
いつのまにか、弁護側は
提示してしまったようです。
この証人に、宇狩院長を殺害する
動機とチャンスがあったことを。
美: そんな不条理な”逆転”‥‥
おとぎ話でもお目にかかれないわね。
裁: 最後に、一度だけ。
あなたに説明のチャンスを与えます。
証言をおねがいしましょう。
王: (これが、最後だ!
なぜ、あの晩。宇狩院長は屋台を
引いていたのか‥‥そして
なぜ。あのオンナが、屋台に
ひそむことになったのか‥‥
すべてを見抜いてやるんだ!)

(王泥喜弁護士に対する反論)
美: 『あの晩‥‥わたしは、宇狩院長に
カルテをわたすようにたのんだわ。』(証言1)
『たしかに、あのカルテをキタキツネ
一家の手にわたすワケにはいかない。』(証言2)
『でも‥‥院長センセ、すっかり
誤解して、ハナシにならなかった。』(証言3)
『どうやら、わたしをキタキツネ一家
からの”回し者”だと思ったみたい。』(証言4)
『だから、あきらめて帰ったけど‥‥
本当に、ただハナシをしただけよ!』(証言5)
王: やはり‥‥あなたは”手術のミス”
を知っていたんですね。
だから、カルテを隠滅しようとした。
あなた自身のために!
美: イイワケするつもりはないわ。
‥‥それに。わたしはあの医者に、
警告をしてやったのよ。
キタキツネのお坊ちゃんが
健康診断の結果を知って、
今にここへ乗りこんでくる、ってね。
身を守るチャンスをあげたワケ。
裁: ふむう‥‥なるほど。
それでは、弁護人。
尋問をおねがいしましょうか。
王: ‥‥はい。
(‥‥これが、最後の証言だ。
すべてを”見抜く”んだ!
オレたちには、それができる!)

(「ただハナシをしただけよ!」で首元をみぬく)
王: ”ただ、ハナシをしただけ”‥‥
そいつは、ウソですね。
美: な。何よ、イキナリ!
何を証拠に、そんなコトをッ!
王: (まちがいない‥‥
なんとなく、わかってきた。
ヒトは、核心を衝かれたとき。
必要以上に動揺する‥‥!)
証拠は‥‥あなた自身です。
美:‥‥‥!
王: ”ただ、ハナシをしただけ”‥‥
まさに、その証言をするとき。
あなたは無意識に、緊張をまぎらす
ための”しぐさ”をしたのです。
美: ”しぐさ”‥‥なんのコト?
バカバカしい。
王: あなたは、スカーフのあたり‥‥
クビすじをいじっていました。
美: な‥‥ッ!
な。な。な。ナニよそれッ!
王: (なんだ‥‥? 思った以上に
効いてるみたいだぞ‥‥
‥‥無意識な行動は、本人も
知らない”真実”を語る‥‥
”ウソ”と”しぐさ”か。
もしかしたら‥‥
ふたつの”点”をつないだ先に、
<<真実>>があるのかもしれない)
美: そ。そんな目で見ないでよ!
わたしは、ほ。ホントのコトを‥‥
王: どうやら。
‥‥院長室のコトを思い出すとき、
スカーフの下が気になるようですね。
美:‥‥!
王: (無意識の”しぐさ”は、何かを
かくそうとするとき‥‥
無意識に現れてしまう”反射”
のようなものだ)
宇狩医院の院長室で、被害者との
間に”何か”があった‥‥
あなたは、それをスカーフで
隠そうとしている!
美: ‥‥‥‥‥‥‥
王: あの晩、院長室で”起こったこと”
‥‥それを示す証拠品があります!

(「スタンド」を選択)
美: そ。それは‥‥
王: ほら。‥‥また、スカーフに
手をやりましたね。
美:‥‥‥!
王: ‥‥このスタンドには、少し
変わったところがあります。
電球が割れていて‥‥コードには、
赤っぽいヨゴレがついている。
美:え‥‥
王: そこに”クビすじを隠す関係者”を
重ねてみれば‥‥
そこに見えてくる”物語”は、
必然のものとなります。
美: ま‥‥まわりクドい言い方を
しないでよ!
王: それじゃあ‥‥そろそろ、
ハッキリさせましょうか。
カンタンなコトですよ。
‥‥並奈 美波さん。
その、クビのスカーフを
取ってくださいッ!
美: ! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
きゃあああああああああああッッ!

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: これは、公園で起こった殺人事件の
真実を探るための法廷。
どうやら、論点が
ズレ始めているようだ。

(王泥喜「異議あり!」)
王: 論点がズレているかどうか‥‥
すぐにわかりますよ。
証人が、そのスカーフを
取ってくれれば。
美: わたしは‥‥
わたしは、キョヒするわ!
なによ! わたしは、証言をする
ために来た、善意の第三者よ!
そんな、ワケのわからない命令を
されるおぼえは‥‥
裁: ‥‥証人。
あなたは少し、
調子に乗りすぎたようです。
美: なんですって‥‥?
裁: あなたはすでに、
”善意の第三者”ではない。
‥‥そのスカーフを
取っていただきます。
美: い。いやァァァァァァァァァッ!

王: ‥‥やっぱり。
思ったとおりでしたね。
‥‥並奈 美波さん!
裁: そのクビのキズは‥‥ま。まさか!
王: あの晩。宇狩医院では、やはり
”事件”が起こっていた!
あなたは、どうしてもカルテを
取り戻さなければならなかった。
そう。‥‥コイビトが用意した
ピストルを盗みだしてでも‥‥
裁: ちょ、ちょっと待ってください!
しかし! このスタンドと、
証人のクビを見ると‥‥
アキラカに、
”逆”ではないですかッ!
王: そのとおりです。
どうやら、あの晩。宇狩医院で
”被害者”になったのは‥‥
この証人のほうだった。
‥‥つまり!
あなたは、宇狩院長を脅そうとして、
逆に襲われてしまったのです!
これが、事件当夜。宇狩外科医院で
起こった”事件”なのです!
美: ぐ‥‥‥‥ッ!
キャアアアアアアアアアアアアアア
ああああああああああああああああ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ァァァァァァァァァァァァァァァァ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛にッ!
い。いったい‥‥
何が真実なのですかッ!
美: さっきのハナシは、本当よ!
わたしはあの晩、院長室で
宇狩に教えてやったの!

美: 『‥‥あのヤクザは
すべてを知ってしまったのよ!
今から、ここへ殴りこんでくるわ!』
宇: 『‥‥どうやら。この医院も
これまで、みたいだな。』
美: 『だから、早くカルテを始末するの!
その金庫を開けて
こっちにわたしなさい!』
宇: 『‥‥自分だけ、
助かろうっていうワケかい?』
美: 『なんですって‥‥?』
宇: 『わかってるんだよ。うまく
組に取り入ったつもりだろうがね。
あのカルテを見られたら、
キミもおしまいなんだ。』
美: 『‥‥‥‥‥‥‥‥』
宇: 『ボクだけビンボーくじを
引くのはゴメンだ。
道連れがほしいじゃないか‥‥
キミ、という。』

王: それから
どうなったんですか!
美: アイツ‥‥いきなり
わたしを床に投げ飛ばして。
そして。あの、コードで‥‥
あのオトコは‥‥
宇狩 輝夫は、ホンキだった。
ホンキで、わたしを
絞め殺そうとしたんです。
そのまま‥‥わたしは
気を失ってしまって‥‥
裁: なんという‥‥あなたが、その。
”被害者”だったとは‥‥
牙: コードに残った、”赤いヨゴレ”
‥‥証人のルージュだったワケだね。
美: あの晩のコトは、
思い出したくなかった‥‥
だから、今まで黙っていたんです。
‥‥これで、わかったでしょ?
王:え‥‥‥
美: わたし、殺されそうになって、
気を失っていたのよ。
そのあと、ラーメン屋の屋台に
忍びこむなんて‥‥
できるわけがないじゃない!
王: ああああああ‥‥ッ!
裁: ‥‥これで、事件当日。
宇狩医院で何があったか、
ハッキリしたようです。
どうやら‥‥被害者の宇狩 輝夫氏
にも”事情”があったようですね。
美: ‥‥すみません。
わたし‥‥まだ、緊張すると
息が詰まってしまうんです。
そろそろ‥‥
帰ってよろしいでしょうか。
裁: ふむう‥‥
この事件における、あなたの行為は
当然。責められるべきでしょう。
しかし。あなたもまた、
被害者だったとなれば。
それはそれで、
同情すべき点もあります。
‥‥いかがですかな? 弁護人。
これで、この証人に対する、
すべての謎が解けたと思われますが。
王: (気がついてみれば‥‥
いつのまにか、空気は彼女に
同情的なものになっている!)
み: なんだか‥‥みぬき。
わからなくなってきました。
あのヒトの”ヒミツ”‥‥
これで終わりなんでしょうか。
裁: それでは! この証人に対する
尋問を終了いたします!

(牙琉検事「異議あり!」)
牙: クッ‥‥クックックッ‥‥
何を言ってるのかな‥‥
アツいギグは、これからなのに。
Let’s rock,
guys!
王: ど。どういうコトですかッ!
牙: やはり‥‥
弁護士というのは、ツメがアマい。
なぜ、最後までジジツを
追求しようとしないんだい?
裁: 牙琉検事‥‥?
牙: 宇狩 輝夫は、並奈 美波の
クビを絞めて‥‥
‥‥彼女は、気を失った。
それでは‥‥いったい。
その後、何が起こったのか‥‥?
み: あ‥‥! やっぱり。
まだ”先”があったんですね!
王: でも。‥‥あれだけ痕跡が
残るほどクビを絞められたんだ。
美波さんは、しばらく
動くこともできなかったハズだ!
み: それでも! 屋台に隠れていたのが
みなみさんだったとしたら‥‥!
王: ‥‥‥!
(殺されかけた、並奈 美波。
屋台を引いていた、宇狩医師。
そして‥‥運命の”弾丸”は、
屋台の”中”から発砲された)
み: それが、すべて真実だとすれば!
あの晩、”本当は何が起こったか”
わかるかもしれません!
王: 並奈 美波さん。
お聞きのとおりです。
‥‥まだ、あなたの尋問を
終わらせるワケには行かない!
美: ‥‥このわたしに、どうしても。
サツジンの罪を着せたいみたいね。
おどろいたことに‥‥
そこの検事さんも、ね。
牙: ぼく? ぼくはね。
ただ、真実が知りたいだけだよ。
王: とにかく、今までにわかったことを
整理してみましょう。
事件のあった日。
滝太クンは健康診断の結果から、
自分の体内に、まだ弾丸が
残っていることを知ってしまった。
だから‥‥その。
組のピストルを持ち出して、
宇狩医師に”思い知らせてやる”
ことにしたのです。
み: みなみさん、滝太さんから
それを聞かされたんですよね。
だから、先回りをして、
宇狩外科医院へ行ったんだ!
‥‥カルテに書かれた、
自分の”サイン”を消すために。
王: しかし‥‥
そこで”事件”が起こった。
美: ‥‥よく、わかってるじゃない。
わたしは、被害者よ。
そのまま、気を失ってしまったの。
王: ‥‥しかし。宇狩院長は、
どうだったでしょうか?
牙: そう‥‥モンダイは、そこだね。
並奈 美波を”絞殺”して
しまった宇狩院長サンは‥‥
”犯行”のあと、
何をしたのだろうか‥‥?
美: わたし、キゼツしていただけよ!
殺されてなんか、いない!
牙: 宇狩医院の状況、そして
公園での状況を考えれば‥‥
院長センセイがとった行動は、
カンタンにスイリできる。
どうだい、おデコくん!
キミにはわかるかい?
王:‥‥‥!
裁: 宇狩院長がとった行動‥‥
いったい、なんですかッ!
王: (宇狩院長は、並奈 美波を
”絞殺”したと思いこんでいた。
その後の、宇狩院長の”行動”を
示す、証拠品は‥‥)


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