第5話『華麗なる逆転』第1回法廷(その4)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
御剣 怜侍…茶
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
ゴドー検事…薄橙
裁判長…緑
裁判官…黄
矢張 政志…紺
天龍斎 エリス…桃
毘忌尼…橙
葉桜院 あやめ…藤
美柳 ちなみ…紫
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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裁: うはははッ!
なな、ナニをするんですか!
冥: ‥‥これは、悪いユメに
ちがいない‥‥
それをたしかめるため、
ほっぺをムチでたたいてみたわ。
裁: たたくなら、
自分のほっぺにするように!
と‥‥とにかく!
法廷は、ゼッタイに
認めることはできません!
ひひ、ひ、ヒトがそんな‥‥
空を飛ぶ、なんて!
冥: ‥‥かつて、1件だけ。
そんな事件をあつかったわ。
矢: ずいぶん高く飛んでたぜー、
あやめちゃん。
橋から10メートルぐらい。
ありゃア、事件だったね!
裁: きき、きっと、これは何かの
まちがいです!
‥‥弁護人が、しめやかに
さばいてくれるでしょう!
御: え! 私が、だろうか‥‥?
裁: この証人は、あなたの
トモダチなんでしょう?
冥: ”連帯セキニン”ね。
‥‥御剣 怜侍。
裁: それでは、やや強引に
尋問に戻りたいと思います!
弁護人は、なんとしても
ムジュンを暴くように。
御: う‥‥うム‥‥
(‥‥また1つ、コイツの
思い出がふえたな‥‥)
矢: ‥‥あの。オレのデビュー作、
どうしたモンかなあ。
裁: こっちに向けないようにッ!

<<矢張のスケッチ>>のデータを
しぶしぶ法廷記録にファイルした。
裁: では、尋問に戻りましょう!
矢: 『あやめちゃんが、飛んだんだよ!
白いずきんをハタめかせて!』(証言5)

(「証言5」に「あやめのずきん」をつきつける)
御: 矢張。キサマが事件当夜、
何を見たのか‥‥?
それは、私の
知ったことではない。
矢: そんなムセキニンな
言いかたってあるかよ、御剣!
オレ‥‥ホントに、
見たまんまを描いたんだよ!
100円までなら
かけたっていいぜ!
御: それならば‥‥
ただ1つだけ、ハッキリ
言えることがあるようだ。
裁: それは‥‥なんですかな?
御: 橋を飛びこえた、この人物は‥‥
被告人・あやめさんでは
あり得ないッ!
矢: な。な。な。なんでだよ!
なんだよ! わかんねえよ!
わかかあァッ!
冥: ‥‥バカがバカなりにバカなコトを
言っているようね‥‥。
いったい、なぜ‥‥
そんなことが断言できるの!
御: ‥‥いいか、矢張。
この絵によると‥‥
キサマが見た”人物”は‥‥
ずきんをつけていたようだ。
矢: アタリマエだろ!
オレのいたボロ小屋から橋までは、
かなりキョリがあったからさあ。
そのずきんを見たからオレ、
あやめちゃんってわかったんだぜ!
ずきんこそ、我が、あやめちゃん!
あやめちゃんこそ、我が、ずきん!
わかかあァッ!
冥: 弁護席のバカよりバカな
バカがいるようね‥‥
御: ‥‥矢張。これだけは
知っておいたほうがいい。
事件当夜‥‥。あやめさんは
ずきんをかぶっていなかった。
彼女は、それを成歩堂 龍一に
プレゼントしていたのだ!
キサマが描いた、ずきんの人物!
成歩堂だと主張するつもりかッ!

(ざわめきが起こる)
矢: な‥‥なんだよ、それ‥‥
御: ‥‥どうやら、
リカイしたようだな‥‥。
矢: ‥‥なんで‥‥
なんで、あやめちゃんのずきんを
成歩堂が持ってるんだよ‥‥
御:え‥‥
矢: 御剣ィィッ!
‥‥あの子、アイツのなんなのさ!
ズルいぞおおおお成歩堂おおおお!

裁: ‥‥どうやら‥‥
この、信じられないような
フシギなスケッチは‥‥
信じられることのないまま、
ゴミ箱へ消えゆくようですな。
矢: ‥‥クッ‥‥
クックックックックックックックッ
クックックックッ
ぎぎぎゃあ!
冥: ‥‥ナニかしら? 証人。
矢: オレ‥‥25年間。この日を
待っていたような気がするんだ。
御剣ィィ! ‥‥オマエに
ギャフンと言わせる、この日をッ!
御: な‥‥なんだと‥‥?
裁: 証人! どういうコトですか!
矢: ‥‥悪いけどなァ。オレには、
決定的なショーコがあるんだよ。
御: ”決定的な”‥‥?
冥: ”ショーコ”‥‥?
矢: あのとき‥‥あやめちゃんは、
燃える橋を飛びこえたんだよ!
そいつを‥‥このオレが!
天流斎 マシスな、このオレが!
‥‥立証してやるぜええッ!

(ざわめきが起こる)
裁: ‥‥二度と聞くことも
あるまいと思っていましたが‥‥
もう一度だけ‥‥
証言をおねがいしましょう!
この、いまわしいスケッチに
描かれた、被告人‥‥
これが、悪夢のような現実だったと
いう、その証拠について!
矢: ‥‥いいか。忘れるなよ、御剣ィ。
ちゃーんと”ギャフン”
て言えよなッ!
御: (‥‥この時点で、すでに
”ギャフン”なのだが‥‥)

(あやめが飛んだ証拠!)
矢: 『おぼろ橋のたもとに行ったとき、
彼女はもう、いなかったけど‥‥』(証言1)
『オレ‥‥彼女がシンパイで、
そのへんを探しまわったんだ!』(証言2)
『そして、雪に半分埋もれかけた、
キレイな水晶を見つけたんだよ!』(証言3)
『きっと、あやめちゃん‥‥
かわりのずきんをかぶってたのさ。』(証言4)
『あの晩、水晶をなくしたヤツ、
他にいるワケないだろ? な。』(証言5)
裁: す、水晶‥‥ですか!
矢: ホラ、コイツさ。
キレイだろ? ‥‥オレのだぜ!
冥: その水晶‥‥
どこで見つけたのかしら?
矢: ま。このへんかな。
‥‥あえて言うならば。
御: ”雪に埋もれかけていた”‥‥
というのは?
矢: もう、ほとんど
やんでいたけど‥‥
おぼろ橋に行くまで、まだ
少し降ってたからなぁ、雪。
裁: ぬうううううう‥‥
その水晶を、受理します!
矢: ‥‥オレのだからな!
あとで返してくれよ!
裁: この水晶‥‥
少し、くもっていますね。
冥:‥‥‥?
裁: どうやら‥‥血痕が
付着しているようです!
御: (‥‥”血痕”‥‥!)

証拠品<<水晶>>のデータを
法廷記録にファイルした。
矢: いいな、御剣ィ!
明日から、オレのコト
<<政志さま>>って呼べよな!
右から読んでも<<マサシサマ>>
左から読んでも<<マサシサマ>>だ!
御: (‥‥<<天流斎 マシス>>じゃ
なかったのか、キサマは‥‥)

(「証言5」に「エリス先生の写真」をつきつける)
御: ‥‥矢張。
あの晩‥‥
ひとりだけ、いたのだ。
水晶を失った人物‥‥が。
矢: え‥‥‥?
ダレだよ!
そんなマヌケなバカは!
御: 天流斎 エリス!
‥‥マヌケなバカのキミの師匠だ。
冥: 被害者‥‥ですって‥‥?
御: ここに、彼女の写真がある。
‥‥ツエの先に、
よく似た水晶がついている‥‥
矢: あッ、それ‥‥
その写真、オレのじゃねえか!
‥‥返せッ!
ひひぃぃィッ!
冥: ‥‥ありふれた水晶など、
どこにでも転がっているわ。
この私だって、エリもとに
そっくりの水晶をつけている。
御: (ゼンゼン似てないッ!)
とにかく‥‥こちらを
見ていただこう。
現場から発見された、
被害者のツエだ!
裁: ‥‥ああああッ!
水晶が‥‥消えていますッ!
矢: な‥‥‥‥‥‥
なんだよ! なんなんだよ!
なんでだよ! なんだったんだよ!
わかんねえよおおおおおおおおッ!
裁: い‥‥いったい‥‥これは!
どういうことなのですかッ!
御: もし、あの晩‥‥
橋を飛び越えた者がいたとして‥‥
それは、あやめさんではなかった!
なぜならば‥‥
彼女は、ずきんをかぶって
いなかった! そして‥‥
<<着地地点>>で発見された水晶も、
彼女のものではなかったからだ!

(ざわめきが起こる)
裁: そ‥‥それでは!
空を飛んだのは‥‥
水晶を落とした被害者‥‥
天流斎 エリスさんですかッ!

(狩魔冥「異議あり!」)
冥: バカとバカのバカなギロンは、
必然的にバカげた結論に達する‥‥
‥‥まず、その<<スケッチ>>と
称する、ラクガキ‥‥
ヒトは、空を飛べないわ。
‥‥したがって、却下。
矢: そ‥‥そんなのアリかよ!
だってオレ、見たんだし
たはははぁッ!
冥: ‥‥そして、この水晶‥‥
こんなもの、目くらましに
すぎないわ。
御: ”目くらまし”‥‥だと?
冥: 少し考えれば、わかることよ。
‥‥御剣 怜侍。
天流斎 エリスは‥‥事件当夜、
葉桜院の自室にいたのよ。
当然、おぼろ橋のたもとへ
行く理由など、存在しない。
したがって‥‥この水晶も、
事件とは無関係。‥‥以上よ。

(御剣怜侍「異議あり!」)
御: ‥‥狩魔 冥。
それでナットクするのは、
よほどのお調子者だけだ。
矢: なんでそこで
オレを指さすんだよ!
御: 被害者の水晶が‥‥事件当夜、
橋のたもとから発見されたのだ。
それが、事件と無関係だとは
考えられないッ!

(狩魔冥「異議あり!」)
冥: その水晶なら、おそらく‥‥
事件の起こった後‥‥
橋のたもとに捨てられたのよ。
裁: ”事件が起こった後”‥‥ですか?
冥: 水晶には、わずかに
血痕が残っている。
殺害の<<後>>、捨てられたと
考えるほうが自然でしょう?
犯人は、捜査の目を
くらますために、水晶を捨てて‥‥
同じ理由で、くだらない
スケッチを用意したのよ!
矢: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ん?
それって‥‥オレがハンニン、
ってコトじゃねえか!
めひぃぃィッ!
冥: 冗談はともかく‥‥
この水晶が、いつ‥‥
橋のたもとに現れたか?
それが立証できなければ、
事件との関連は認められないわ。
御: (たしかに、あの晩‥‥
天流斎 エリスが、葉桜院を
はなれたという証拠はない。
‥‥しかし。
もし、この水晶が‥‥
被害者が殺害される<<前>>に
落とされたのだとしたら‥‥
‥‥この事件は、まったくちがう
姿を見せることになる‥‥!)
裁: いかがですか、弁護人。
水晶について‥‥
最終的な意見をうかがいましょう!
もし、事件に無関係ならば!
あなたの呼んだ、この証人‥‥
壮大な時間のムダだった、
ということになります!
冥: 相当のペナルティを
カクゴすることね‥‥御剣 怜侍。
御: (この私に、立証できるか‥‥?
水晶が‥‥事件の起こる
<<前>>に落とされた、と‥‥)

(「立証できる」を選択)
御: (”立証できるか”‥‥?
そんなことは、問題ではない。
”立証する”
‥‥それしかないではないか。
それが、あのオトコ‥‥
‥‥成歩堂 龍一の
やり方なのだから!)
‥‥裁判長。
立証してごらんに入れよう。
水晶が、この殺人事件にとって、
大きなイミを持っていることを!
裁: な‥‥なんですと‥‥!
冥: ‥‥あなたの、その目‥‥
追いつめられた、
成歩堂 龍一を思い出すわ。
御: ‥‥当然だろうな‥‥
(私は今、追いつめられた
成歩堂 龍一なのだから‥‥!)
裁: それでは、弁護人に
証拠品の提示を命じます!
水晶が、この事件の起こる<<前>>に
落とされたことを立証する証拠を!

(「水晶」を選択)
御: ‥‥この水晶‥‥
<<半分、雪に埋もれていた>>とか。
矢: ああ。もう少し雪がやむのが
遅かったら、アブなかったぜ。
‥‥コイツ、完全に雪で
かくれちまっただろうからな!
御: それで、じゅうぶんだ‥‥矢張。
‥‥今の証言から、
アキラカなことが1つ、ある。
裁: そ、それは‥‥?
御: 水晶が落とされたとき、
少しだが、雪は降っていた‥‥。
冥: 雪が‥‥‥?
御: そして、一方‥‥
殺人現場を見てみよう。
先ほども立証したとおり。
被害者には、雪がつもっていない。
裁: あ‥‥‥ッ!
御: ‥‥つまり!
水晶は、殺人事件よりも<<前>>に
落とされたことになるのだッ!
冥: な‥‥‥‥
なんですってェェェッ!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛にッ!
御: 被害者は、事件当夜!
おぼろ橋まで、行ったのだ!
そして、そこで‥‥ツエの水晶が
はずれるようなコトが起こった!
裁: い、いったい‥‥何が!
御: この水晶‥‥血痕で少し、
くもっているようだな‥‥
冥:‥‥‥!
御: ここで‥‥ある、ひとつの
可能性が浮かび上がる。
<<本当の犯行現場は、
おぼろ橋のたもとだった>>!

(ざわめきが起こる)

(狩魔冥「異議あり!」)
冥: ‥‥殺人現場が
葉桜院の境内ではなかった‥‥?
バカがバカにふさわしく
バカなコトを言っているようね‥‥
御: ‥‥だれがバカで、どのあたりが
バカなコト、なのだろうか‥‥?
冥: いいかしら? 御剣 怜侍!
ジューショクさまは、
ハッキリ、目撃しているのよ!
葉桜院の境内で、被告人が
被害者を殺害しているところを!

(御剣怜侍「異議あり!」)
御: ‥‥それは、ジジツとは
ちがうようだ。
彼女が目撃した、光景。
それは、正確には‥‥
<<被害者の身体から、
凶器を抜いたところ>>なのだ。
冥: お‥‥同じコトでしょ!
御: ‥‥ちがうッ!
冥:
御: ‥‥キミは、言ったはずだ。

冥: 『刃物による刺し傷の場合‥‥
刺されたときの出血量‥‥
これは、たいしたことはない。
傷口から、もっとも
出血がはげしいのは‥‥
‥‥凶器の刃物が、
傷口から引き抜かれたときよ。』

御: ‥‥そのコトバが本当ならば‥‥
<<犯行現場はおぼろ橋だった>>
そう考えても、なんの問題もない。
凶器は、引き抜かれなかった。
だから、出血しなかったのだ!

(狩魔冥「異議あり!」)
冥: ひとつ、ダイジなことを
忘れているわ‥‥御剣 怜侍!
天流斎 エリスの死体は、
葉桜院で発見されているのよ!
おぼろ橋から、葉桜院まで‥‥
たっぷり15分もかかる。
そんな長いキョリ、
死体を運べるわけがないッ!
御: (ここまで来たら‥‥
行けるところまで、行くのみ!
‥‥とにかく、
<<可能性>>を提示するんだ!)
裁: それでは、弁護人。
提示していただきましょう!
被害者の遺体が、おぼろ橋から
葉桜院に運ばれた、その方法を!

(「シュプールの写真」を選択)
御: あの、雪の夜‥‥
死体を運ぶ方法が、
ただ1つだけ、存在した。
‥‥スノーモービルだ。
冥:あ‥‥‥
御: 現に‥‥このとおり、事件当夜
スノーモービルは使用されている。
<<凶器を捨てに行った>>
キミはたしか、そう説明したが‥‥
<<死体を運んできた>>
そうとも考えられるはずだッ!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛に!
きゃああああッ!
冥: み‥‥認めない‥‥
認めないわ、御剣 怜侍ッ!
どうやら、
墓穴を掘ったようね!
御: どういうこと、だ?
冥: スノーモービルを使えたのは、
被告人だけなのよ。
死体を運んだのは、彼女!
‥‥それでキマリじゃないかしら?
御: ‥‥フッ‥‥
もう、遅いのだ‥‥狩魔 冥。
弁護側は、すでに
立証してしまったのだよ。
‥‥この事件には、まだ
捜査が必要であることを!
冥: な‥‥なんですって‥‥?
御: ‥‥天流斎 エリスが殺害された、
本当の現場はどこだったか?
‥‥死体が運ばれたのならば、
その理由はいったい、何か‥‥?
そして、もうひとつ。
‥‥この光景(スケッチ)は、いったい
何をイミするのか‥‥?
冥: そんなこと‥‥
考えるまでもないッ!
愚か者は、真実を見る目も
それを語る口も持たないッ!

(御剣怜侍「異議あり!」)
御: ‥‥この証人は、たしかに
はかり知れない、ろくでなしだ。
しかし! 好意をよせる女性を
キズつけるウソだけは、つかない。
彼が、これを描いた以上‥‥
現実に起こったこと、なのだ。
‥‥弁護側は、この主張を
ゆずるつもりはない。
矢: み‥‥‥御剣ィィ。オマエ‥‥
裁: ‥‥結論が出たようです。
今の時点で、判決を
下すことはできません!
冥: ぐ‥‥‥ぐぐううぅぅぅぅッ!
御: (‥‥成歩堂‥‥
‥‥どうやら、私の役目は
果たせたようだな‥‥)
やはり、私の思ったとおりだった。
‥‥狩魔 冥。
キミは、最高のパートナーだ。
冥:え‥‥‥
御: 今日、私がここに立った
目的は、ただ1つ。
この事件の闇を引きずり出し、
成歩堂に引きわたすことだった。
矢: な‥‥‥なんだよ!
そういうコトだったのかよ!
それならそうと、
先に言っといてくれよなー!
そうしたら、オレも
冥ちゃんに、ぶたれずに‥‥
ぷぎゃああッ!
冥: ‥‥御剣 怜侍ィィィ‥‥
あなたのツゴウなど、
知ったことではないわ!
今日こそは‥‥あなたを
ひねりつぶすつもりだったのに!
御: そいつはザンネンだったな。
矢: ザンネンだったなァ、冥ちゃん。
ぷぎゃああッ!
冥: ‥‥キサマのせいよッ!
こんなヒドい証人‥‥
断じて、あり得ないッ!
矢: いてててていてていててててていて
ててていててていててていててい
冥: そして、トドメよッ!

裁: ‥‥証人の証言は、たしかに
現実のものとは思えません。
しかし‥‥そこには、なんらかの
<<コタエ>>があるはずです。
証人のコトバは<<真実>>なのか、
<<いつわり>>なのか‥‥?
‥‥すべては、次回。
ふたたび、この法廷で
うかがうことになるでしょう。
検察側・弁護側の調査に
キタイしています。
御: (‥‥これで‥‥
あとは、キミしだいだ。
成歩堂‥‥)
冥: ‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: それでは!
本日はこれにて閉廷!


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