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成歩堂　龍一…黒
綾里　千尋…赤
綾里　真宵…青
綾里　春美…黄緑
御剣　怜侍…茶
狩魔　冥…水
糸鋸　圭介…黄土
裁判長…緑
堀田（自称）…黄
荷星　三郎…紺
オバチャン…灰
大沢木　ナツミ…橙
王都楼　真悟…紫
華宮　霧緒…藤
虎狼死家　左々右エ門…桃

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成：	‥‥‥‥‥‥ （決めなければならない‥‥ 真宵ちゃんを助けて 無罪判決を取るか‥‥ そのチャンスを捨てて、 犯人の遺留品を待つか‥‥？ ‥‥どうする！）
	（「審理を要求する」を選択）
千：	なるほどくん‥‥
成：	‥‥ダメです、千尋さん。 無罪判決は受け取れません。
千：	あなたは‥‥弁護士なのよ。
成：	わかっています。 でも‥‥王都楼　真悟は 殺人者なんです。 その罪は‥‥つぐなわなければ ならない。 霧緒さんに、それを 負わせてしまったら‥‥ ぼく自身が、王都楼と 変わらないことになってしまう。 ‥‥それに‥‥ 認めたくないけど、 ぼくが真相を知ることが できたのは、あいつのおかげです。 あいつには、何度も有罪判決を 勝ちとるチャンスがあった。 ‥‥でも、そうしなかった。 今、ここでぼくが 判決を受けとってしまったら‥‥ あいつの信頼を ウラ切ることになります。 （‥‥”信頼”‥‥？ 今まで‥‥ 考えたこともなかった。 ぼくは‥‥あいつを ”信頼”しているのか‥‥？）
千：	‥‥‥‥‥‥ ‥‥そうね。
裁：	‥‥成歩堂くん。 おねがいします。
成：	弁護側は‥‥虎狼死家に対する 尋問を要求します。
裁：	な‥‥なんですって！
御：	‥‥成歩堂‥‥
裁：	し‥‥しかし！ あの証人は、被告人の無実を 証言しているのですぞ！
成：	証人のウソを見抜いて、 真実を見つける‥‥ それが、ぼくのシゴトです！
裁：	‥‥‥‥！
成：	（まだ‥‥犯人の遺留品が 残っている‥‥ この法廷に そいつがとどいたとき‥‥ ぼくはかならず奇跡を起こす！）
裁：	わかりました。 ‥‥審理をつづけましょう。 御剣検事。 ‥‥交信を再開してください。
御：	了解した！
左：	『‥‥判決は下されましたかな？』
御：	‥‥その前に。 もう少しお話をうかがいたい。
左：	『どういうことでしょう‥‥？ 依頼人の名前以外に、 何が必要なのですか？』
御：	ま、まあその。 ‥‥いちおう、証人が知っている ことは、ゼンブ聞いておきたい。 それがその‥‥決まりなのだ。
成：	（なんだよ、”決まり”って‥‥）
裁：	しかし‥‥いったい、 何を証言してもらうのですか？
御：	‥‥では、依頼人について、 くわしく証言をおねがいする。
左：	『‥‥やれやれ。法廷というのも、 なかなかメンドウでございますね。』
	（”依頼人”について・２）
左：	『何度も言いますが、依頼人は カミヤ　キリオさまでございます。』（証言１） 『私がユルせないのは、現場に 細工なさったことなのです。』（証言２） 『ご自分の罪を、他人に なすりつけようとなさるとは。』（証言３） 『なんでも、発見者のフリをして 現場に訪れたそうですが‥‥』（証言４） 『カミヤさまは最初から知っていた！ 藤見野さまが死んでいることを。』（証言５） 『その上で、ナイフやボタンなどの 証拠をでっち上げて‥‥』（証言６） 『それは、仁義にはずれた行為と 言わねばなりません。』（証言７）
裁：	ふむう‥‥。 ワレワレは、とんでもない ゴカイをしていたようですね。 これで、すべてが ハッキリしたようです。
	（御剣検事「異議あり！」）
御：	ま、待っていただきたい！
裁：	‥‥なんですか、御剣検事？
御：	まだ‥‥尋問が残っている。
裁：	‥‥しかし、この証言に 尋問は必要ないでしょう？ そうですね？　弁護人。
成：	‥‥‥‥‥‥ いえ。しますよ、尋問。 （するしかないんだよな、これが）
裁：	え！　なぜ！ この証人は、弁護側にとって 有利な証言をしているんですよ？ その証言に尋問する、 ということは‥‥
成：	（”有利な証言”のウソを暴く コトになるんだよな‥‥）
裁：	‥‥もう、ワケがわかりません。
成：	（ぼくもだ‥‥）
	（「証言５」に「グラス」をつきつける）
成：	‥‥証言は、セイカクに おねがいしたいですね。
左：	『どういうことですか？』
成：	霧緒さんは、現場の控え室に 入ったとき‥‥ イサオさんが殺害されて いることは、知らなかった！
裁：	ど‥‥どうして そんなコトがわかるのですか！
成：	このグラスです。
裁：	グラス‥‥
成：	霧緒さんは、イサオさんが キゼツしていると思った。 だからこそ、このグラスに トマトジュースをそそいだ！
裁：	ふむう‥‥しかし、それも 華宮　霧緒の計算だったのでは？
成：	それはあり得ません。 このグラスには、霧緒さんの 指紋が残っています。 計算された行動ならば、 自分の指紋を残すはずがない！
裁：	‥‥た、たしかに‥‥。 御剣検事！　いかがですか？
御：	フシギなことに‥‥ 今、私もマッタク同じことを 考えていた。 ‥‥証人！　いかがだろうか、 この点について！
左：	『そ、そんなことを聞かれても コマりますな。 そんな細かいコトなど、 どうでもよいのでは‥‥？』
御：	そうはいかない。 ‥‥もし、華宮　霧緒が 依頼人だったのならば‥‥ 当然、藤見野氏が殺害されて いるのを知っていたはずだ。 知らなかったとすれば‥‥ 華宮　霧緒は依頼人ではなかった、 ということになるではないか！
	（ざわめきが起こる）
左：	『‥‥‥‥‥‥‥‥ フシギですな‥‥。』
裁：	何が、ですかな？
左：	『なぜこの状況で、弁護士が 異議を申し立てないのか‥‥』
成：	‥‥！
千：	なるほどくん。 虎狼死家に、こっちの狙いが バレたらマズいわ！
成：	そ、そうですね‥‥。
	（成歩堂「異議あり！」）
成：	証拠もなく そんなコトを言っちゃあ‥‥ ダメだぞ、御剣検事。
御：	うム‥‥すまない。
裁：	‥‥‥‥‥‥ な、なんかウソっぽい ”異議あり”でしたね‥‥
御：	‥‥とにかく！　証言にムジュンが あったのは、たしかだ。 さらなる証言をおねがいしたい。 ‥‥依頼を受けたときのことを！
左：	『‥‥‥‥‥‥ 了解しました。』
成：	（虎狼死家は、自分のアジトに 遺留品を残して逃走した‥‥ ぼくが今、その遺留品を待って 時間かせぎをしていること‥‥ それをかくし通せるかどうかで ‥‥勝負は決まる！）
	（依頼を受けたこと）
左：	『依頼をお受けしたのは‥‥そう、 １週間ほど前でしたか。』（証言１） 『どうしても、授賞式の夜に シゴトをしてほしいということで。』（証言２） 『そこで、とあるバーでお会いして、 ご相談をしたワケでございます。』（証言３） 『ええもう、キオクちがいと いうことは、あり得ません。』（証言４）
裁：	ふむう‥‥直接、依頼人と 会っているワケですか‥‥
左：	『さよう。それが、信頼関係への 第１歩と考えますので‥‥』
裁：	‥‥やれやれ。 では、弁護人。尋問を。
	（「証言３」をゆさぶる）
成：	直接、会ったんですね？ 華宮　霧緒さんに。
左：	『‥‥‥‥‥‥ モチロンでございます。』
成：	（なんだ？　今、ちょっと 口ごもったような‥‥）
	（「さらにゆさぶる」を選択）
成：	証人！　‥‥もっと、 詳しくおねがいします。
左：	『‥‥キホン的に、私はかならず 依頼人に会うことにしています。 電話や手紙で依頼を受ける ことはありません。』
御：	それは、なぜか‥‥？
左：	『私には、依頼人との信頼関係が イチバン重要ですから‥‥ やはり、お客さまの目を見て お話ししたいワケでございます。』
裁：	ふむう‥‥ どうですか、弁護人。 今の証言は、重要ですか？
	（「重要ではない」を選択）
成：	”依頼人と会う理由”‥‥ そんなことは重要じゃない。 ‥‥証人。ぼくの質問を はぐらかさないでください。
左：	『ど、どういうイミですか、 それは‥‥』
成：	”本当に霧緒さんと会ったのか？” ‥‥聞きたいのは、この一点です。
左：	『だから‥‥申しあげたでしょう。 お会いした、と。 目を見てハナシを聞いて、 私は彼を信用したワケです。 ”この依頼人は、信頼できる” ‥‥と感じたワケでございますな。』
裁：	ふむう‥‥ そういうものですかね。 ‥‥いかがですか、弁護人。 この証言は、重要ですか？
	（「もちろん重要」を選択）
成：	（‥‥ぼくの耳に まちがいがなければ‥‥ ついに、つかまえたな） ‥‥裁判長。今の発言は ものすごく重要です。
裁：	え。そうでしたか？
御：	それならば‥‥証人。 今の発言を証言に くわえていただきたい。
左：	『はあ‥‥わかりました。』 『”この依頼人は信頼できる” ‥‥彼を見て、そう思いました。』（証言・補足）
	（「証言・補足」に「華宮　霧緒」をつきつける）
成：	‥‥もう一度、 カクニンさせてください。 あなたは、バーでカミヤ　キリオに 会って、依頼を受けたのですね？
左：	『そうでございますよ、ええ。』
成：	そして‥‥”彼”のことを 信頼できると考えた‥‥。
左：	『さよう。何度も そう申し上げております。』
成：	‥‥ザンネンながら‥‥ そんなことはあり得ないんですよ。
左：	『な‥‥なんでございますか？』
成：	虎狼死家　左々右エ門。 あなたは、カミヤ　キリオ本人に 会ったことはない！
左：	『‥‥‥‥！ ど‥‥どうして、 そんなことが‥‥？』
成：	あなたは‥‥決定的な カンちがいをしているんですよ。 ‥‥彼女について。
左：	『だ、だから それはいったい、なんだと‥‥ ‥‥‥‥‥‥！ 今‥‥なんと おっしゃいましたか？ ‥‥”彼女について”‥‥？』
成：	もし、あなたが霧緒さんに 会ったのなら‥‥ 一目でわかったはずです。 ‥‥彼女が、女性であると！
左：	『おほオォォォォッ！』
	（ざわめきが起こる）
裁：	せ、静粛に！　静粛に！ これは‥‥どういうことですかッ！
成：	この証人は、ハッキリと こう証言しています。 ”依頼を受けるときは、 本人と会って話を聞く”と！
裁：	‥‥しかし、彼は華宮　霧緒と 会っていなかった‥‥
御：	それならば！ 依頼人は、華宮　霧緒では なかったということになる！
左：	『‥‥んむうぅゥゥゥゥ‥‥』
	（ざわめきが起こる）
裁：	御剣検事‥‥ あなたの主張はリカイできます。 しかし‥‥ どうして殺し屋は、 そんなカンちがいを‥‥？
御：	おそらく‥‥ 名前のせいではないだろうか。
裁：	なまえ‥‥？
御：	カミヤ　キリオという名前からは ‥‥”男性”がイメージされる。
裁：	は、はあ‥‥まあ、たしかに。
御：	そして、幸か不幸か‥‥ 交信が始まってから、華宮　霧緒の 性別に関する発言は‥‥ ただの１つも、なかったのだ。
裁：	な‥‥ なんということでしょう‥‥
	（ざわめきが起こる）
裁：	‥‥虎狼死家　左々右エ門！ ナットクのいく 説明をおねがいしましょうか。
左：	『‥‥ううむ‥‥ ど、どうやら‥‥キオクが コンランしていたようです。』
御：	というと‥‥今は 思い出したということか？
左：	『もちろんでございます。 もう一度、 証言をさせていただければ‥‥』
成：	（くそ‥‥また、 ウソを重ねるつもりだな‥‥）
裁：	わかりました。‥‥では、 もう一度、証言をおねがいします！
	（依頼を受けたこと・２）
左：	『‥‥さよう。依頼は 手紙によって受けました。』（証言１） 『依頼人と会わないで契約することも ございますもので。』（証言２） 『藤見野　イサオの殺害と、２、３の 細かいシゴトを依頼されました。』（証言３） 『お名前を見て”男性なのだ”と 思いこんでしまったのでしょうな。』（証言４）
裁：	ふむう‥‥手紙で依頼を受けた‥‥
成：	（さっきは、手紙のことなんて ヒトコトも言ってなかった‥‥ ‥‥ウソに決まってる！）
千：	‥‥気をつけて。なるほどくん。 殺し屋を、カンペキに 追いつめてしまったらオシマイよ。
成：	わかっています。 ‥‥でも‥‥ なんとなく‥‥”だいじょうぶだ” って、感じるんです。 （あの男（御剣）が あそこにいるかぎり。 どんなキワドイ攻撃でも、 きっと反撃してくる‥‥）
裁：	では、尋問をおねがいします。
	（「証言３」をゆさぶる）
成：	２、３の細かいシゴト‥‥。
左：	『さよう。』
成：	‥‥それは、 なんのことですか？
左：	『事件にはカンケイない、 ささいなコトでございます。』
裁：	ふむう‥‥
成：	（どうする‥‥。 聞き出すべきだろうか？ ヘタにシゲキして、 怒らせてもマズいけど‥‥）
	（「もっとゆさぶる」を選択）
成：	事件に関係あるかどうかは、 こちらで判断します。
左：	『‥‥弁護士さん‥‥』
成：	な‥‥なんですか？
左：	『私はさっきから、あなたの依頼人に 有利なコトを証言しています。 それなのになぜ‥‥こんな尋問を つづけるのですか？』
成：	‥‥！
左：	『もしかしてあなたは‥‥ ご自分の依頼人を、 ウラ切ろうとしているのでは‥‥？』
成：	そ、それは‥‥
左：	『私は、ウラ切りというものを 最もニクんでいます。 そちらが その気なのであれば‥‥』
成：	ままま、待ってくださいッ！ （マズいな‥‥コーフン状態だ！ 本当に重要なコトでないかぎり、 深追いはキケンだぞ‥‥）
	（「もっとゆさぶる」を選択）
成：	‥‥証人。これは 重要なことなのです。 証言をおねがいします。依頼人に たのまれた”シゴト”とは‥‥？
左：	『‥‥‥‥‥‥‥‥ そうなのですか。 ‥‥それなら、やむを得ませんね。 クマのアクセサリーです。』
成：	クマの‥‥？
左：	『ターゲットを殺害後、私は アクセサリーを探しました。 殺害と同じぐらい重要なコトだ ‥‥そう言われていましたので。』
成：	それで‥‥ そのアクセサリーは‥‥？
左：	『彼のトランクの中に 入っておりました。』
成：	それで‥‥それを どうしましたか？
左：	『まちがいなく、わたしましたよ。 私の依頼人に‥‥。』
成：	”依頼人”に‥‥わたした‥‥
裁：	ふむう‥‥たしかに、 それは重要なコトですな。 ‥‥証人。今の発言を、 証言につけくわえてください。
左：	『‥‥かしこまりました。』 『クマのアクセサリーを探して、 カミヤさまにわたしました。』（証言・補足）
	（「証言・補足」に「由利恵の遺書」をつきつける）
成：	‥‥虎狼死家　左々右エ門。 もしあなたが、コイツを 霧緒さんにわたしたのなら‥‥ その中に、こんなものが 入っているワケがないんですよ。
左：	『”こんなもの”‥‥？』
御：	‥‥そういうコト、か‥‥
成：	‥‥そういうコトです。
裁：	どういうコトですかッ！
成：	‥‥霧緒さんの証言を 思い出してください。
霧：	『彼女のためにも‥‥ 燃やしてしまいたかった。』
成：	もし、たとえそれが １分間だったとしても！ 霧緒さんが、このアクセサリーを 手にしたのならば‥‥ 彼女が、遺書を 取り出さなかったハズがない！
	（ざわめきが起こる）
裁：	静粛に！　静粛に！　静粛に！ ‥‥そういうコトですかッ！
御：	それなのに‥‥こうして、 遺書が残っていたということは‥‥ ”依頼人”は、このパズルの 解き方を知らなかったのだッ！
裁：	つ、つまり‥‥？
御：	依頼人は華宮　霧緒ではなかった、 という可能性が残される！
左：	『おほオォォォォッ！』
	（ざわめきが起こる）
裁：	せ‥‥静粛に！　静粛に！ 静まりなさいッ！
左：	『‥‥グッ‥‥な‥‥ 成歩堂　龍一‥‥』
成：	‥‥！
左：	『も‥‥申しあげたハズです。 私はウラ切り者を 最もニクむ、と‥‥』
御：	‥‥‥‥‥‥
左：	『どうやら‥‥今の尋問で ハッキリしたようです。 あなたは‥‥私との 約束をやぶるおつもりらしい！』
成：	いや！　そ、それは‥‥
左：	『よろしい！　それならば、 私のするべきコトは、１つです！』
成：	ま‥‥待ってくれッ！
左：	『‥‥私はこれで シツレイします。 かたづけなければならない シゴトがありますので‥‥』
	（成歩堂「待った！」）
成：	た‥‥たのむ。 それだけは‥‥待ってくれ‥‥
左：	『それならば！ この審理を、さっさと 終わらせることです！』
成：	ぐ‥‥‥‥ うおおおおおおおおおおおおおッ！
	（ざわめきが起こる）
裁：	‥‥いったい‥‥ どうしたのですか？　弁護人。
成：	‥‥‥‥‥‥‥
裁：	‥‥御剣検事？
御：	う‥‥うム。
裁：	‥‥どうも、この証人の発言には ナットクのいかない点があります。 さらに証言を聞く必要があると 思いますが‥‥いかがですか？
御：	そ、そうだな。 ‥‥モチロン‥‥
成：	（ダメだ‥‥御剣！ これ以上つづけたら ‥‥真宵ちゃんが‥‥！）
御：	う‥‥ぐぐグッ‥‥！ け‥‥検察側は‥‥私は‥‥
裁：	ど、どうしたのですか？ あなたまで‥‥
御：	し‥‥質問はない。
裁：	どういうことですか‥‥？
御：	これで、検察側からの 質問を‥‥‥‥終了したい。
裁：	な‥‥‥‥ なんですってえええェェェッ！
	（ざわめきが起こる）
裁：	‥‥きわめて 疑わしい状況ですが‥‥ このまま検察側の質問が 終わるのであれば、 検察側の立証は‥‥失敗、 ということになります。
御：	‥‥‥‥
裁：	そうなると‥‥ まことに不本意ながら、 殺し屋の証言は正しかった、と 考えざるを得ません。 虎狼死家　左々右エ門の ”依頼人”は、やはり‥‥ 華宮　霧緒だった、 ということになります！
成：	‥‥‥‥！
御：	‥‥うむむむ‥‥
裁：	‥‥弁護人！
成：	は‥‥はい。
裁：	今、ここで 審理を終了するならば‥‥ あなたの依頼人、 王都楼　真悟は無罪になります。 そして‥‥華宮　霧緒が 罪に問われることになるでしょう。
成：	（き、霧緒さんが‥‥殺人罪に！）
御：	‥‥‥‥‥
裁：	検察側の質問は終了しました。 最後に、弁護側の意見を聞きます。 係官！　被告人・王都楼　真悟を 証言台へ‥‥！
千：	‥‥犯人の遺留品は 間に合わなかった‥‥。 もう‥‥ 時間切れ、ね‥‥
成：	（‥‥そんな‥‥）
千：	あなたのヒトコトで‥‥ 判決は決まるわ！

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