第2話『再会、そして逆転』探偵パート2日目(その4)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
綾里 春美…黄緑
綾里 キミ子…灰
霧崎 哲郎…紺
葉中 のどか…紫
大沢木 ナツミ…橙
堀田(自称)…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 某時刻
綾里家・わたりろうか

葉: あらあ。‥‥おひさしぶりです。
成: どうも。
(そろそろ、このヒトのヒミツが
見えてきたかな‥‥)
葉: ‥‥なんですかあ。
コワいカオして‥‥

(「真宵の勾玉」をつきつける)

(交通事故)
成: 聞かせてもらいましょう。
‥‥交通事故について。
葉: え? だれの事故ですかあ?
成: き、決まってるでしょう。
お姉さんの事故ですよ!
葉: あ、ああ‥‥そうですよねえ。
お姉さんは眠らされたんですう。
あの霧崎先生に‥‥。
それ以上、お話しするコトなんて
ありませえん。
成: ううん‥‥
(‥‥今、のどかさん、
気になることを言ったな‥‥
”だれの事故ですかあ?”
‥‥って。
それって、つまり‥‥
未実さん以外の”交通事故”
の情報を知ってる、ってコトだ)
じゃあ、のどかさん。
聞かせてもらえますか。
‥‥別の人物の”交通事故”
について‥‥。
葉: 別のヒトの‥‥交通事故。
いったい、だれの事故ですかあ?

(「葉中 のどか」をつきつける)
成: のどかさん‥‥
あなた自身の交通事故ですよ。
葉: わ‥‥私‥‥ですか!
成: そうです。
葉: おかしいですねえ。
知りませんよお、事故なんて。
証拠でもあるんですかあ?
私が交通事故にあった、っていう。

(「新聞記事・2」をつきつける)
成: これを見てください。
1年前の新聞記事です。
<<生存者・葉中 のどかさんの話>>
‥‥って書いてあります。
葉: ‥‥あっ!
成: 大ケガして、
入院したんですよね?
葉: ちょ‥‥ちょっと、
待ってくださあい。
成: なんですか?
葉: ‥‥‥‥‥‥
それ、私じゃありませんよお。
成: なんですって!
葉: きっと、たまたま同じ名前の
別のヒトですよお。
ほら。”葉中 のどか”なんて、
ありふれた名前ですからあ。
成: ナニ言ってるんですか!
お姉さんの名前が”葉中 未実”
って、書いてあるでしょう!
葉: いやあ‥‥コワいですよねー。
グーゼン、って、ホント。
成: (そ‥‥そんなイイワケが
とおるのか!)
葉: それとも、なんですかあ?
証拠でもあるんですかあ?
この私が入院していた、っていう。

(「免許用の写真」をつきつける)
成: これが、その証拠です。
葉: ‥‥そ、その写真は‥‥?
成: あなたが入院していた病院で
もらってきたんです。
葉: ど‥‥どういうコト?
成: 患者さんにね。
あなたのファンがいたんですよ。
記念に、とっておいたそうです。
‥‥どう見ても、あなたです。
葉: ‥‥あのニセ院長!

(錠1つ 解除)
成: さあ。今度こそ聞かせてください。
事故のこと‥‥
葉: ちょっと待ってくださあい。
たしかに私、
事故にあいましたあ。
でも、それがなんですかあ?
今度の事件と関係ないでしょお?
成: 関係はあるはずです。
新聞記事を見てください。
<<女性1人が死亡した>>
って書いてありますね。
葉: ‥‥そ‥‥それが?
成: この、”死亡した女性”
というのは、だれだったんですか?
葉: ‥‥‥‥‥‥
成: 交通事故で死亡した女性とは、
この人物だったのでは‥‥?

(「葉中 未実」をつきつける)
成: 葉中 未実。
‥‥あなたのお姉さんだった。
葉: ‥‥お姉さん‥‥。
成: あなたは、お姉さんが
運転する車に乗っていた。
2人は、いっしょに
交通事故にあったんです!

(解除成功)

(「交通事故」を聞く)
葉: そう‥‥。
あの日、私は‥‥乗っていました。
あのクルマに‥‥
お姉さんといっしょに。
うちに帰る途中だったんです。
私、助手席に乗っていました。
でも、眠りこんじゃって‥‥。
‥‥あとは、記事のとおりです。
とっさにハンドバッグだけ持って、
助手席のドアから逃げた‥‥
成: ‥‥お姉さんは?
葉: どうしようもなかったの。
車の中はケムリでいっぱいで‥‥
何も見えなかった。
成: そうだったんですか‥‥

(「霧崎医師のこと」を聞く)
成: あの事故は、霧崎先生が睡眠薬を
盛ったせいで起こったわけですか。
葉: もしかして、疑ってるんですか?
‥‥私のこと。
お姉さんのカタキをうつために、
霧崎先生を‥‥、って。
成: (そりゃそうだろう‥‥
霧崎先生を殺害する動機は、
今のところ、これしかない!)
葉: ‥‥ふふふ。
タンジュンなんですねえ。
成: どういうことですか?
葉: ‥‥ムリだと思いますよお。
私を追いつめるのは。
成: なんですって‥‥
葉: ‥‥今にわかりますよお。
たたきのめしてあげちゃいます!
‥‥楽しみですねえ。
ふふふ‥‥。

(「修験者の間」に移動する)

(「倉院の里」に移動する)


同日 某時刻
倉院の里

成: ‥‥‥‥?
あそこで、なんかモメてるぞ‥‥。
春: お‥‥おかあさまを!
おかあさまをイジめないで!
糸: い‥‥いたたッ。まま、待つッス!
そんなつもりは‥‥
キ: 春美ちゃん。
だいじょうぶでござあますよ。
ほんの少し、この殿方と
お出かけするだけでござあます。
春: おかあさま! わたくしも
ごいっしょに‥‥!
キ: ‥‥ダメです。
あなたは、屋敷をお守りなさい。
春: うう‥‥
糸: そ、そんなカオしちゃダメッス。
あっ! そッス!
今、イイもの見せてあげるッス。
ホンモノのピストルを‥‥
キ: ‥‥刑事さん!
まいりますわよ。
糸: うう‥‥。
こりゃどうも、すまねッス。
成: (‥‥キミ子さん、イトノコ刑事を
つれて行っちまったぞ‥‥)
春: おかあさま‥‥。

(「キミ子のこと」を聞く)
春: おかあさま‥‥
今までこんなこと、
一度もなかったのに‥‥。
成: 春美ちゃん‥‥
春: なるほどくん!
‥‥わたくし、とてもイヤな
予感がします。
何か、とても悪いことが
起こるような‥‥
こわいです。
‥‥なるほどくん‥‥
成: (弱ったな‥‥
かけるコトバも見あたらないぞ)

(「真宵のこと」を聞く)
春: なるほどくん!
真宵さま‥‥真宵さまは?
成: だいじょうぶだよ。
‥‥材料はそろったと思う。
春: きっと‥‥きっと、真宵さまも
ココロ細いと思います。
なるほどくん!
行ってあげてください!
成: え。でも‥‥春美ちゃんを
置いては行けないよ。
春: わ、わたくしなら
だいじょうぶです!
おねがいです! 真宵さまの
そばにいてあげてください!
成: (春美ちゃんのまなざしが
つきささってくる‥‥)

(「留置所」に移動する)


同日 午後 6時38分
留置所 面会室

千: 待っていたわ、なるほどくん。
成: 千尋さん‥‥!
千: どう? 明日の準備は。
成: たぶん‥‥
材料はそろったと思います。
千: この事件は‥‥
明日、カタがつくわ。
‥‥無罪にしろ、
そうでないにしろ‥‥ね。
成: (ぼくはおぼえている‥‥
千尋さんのムネに、
ヒミツが‥‥
サイコ・ロックが
かかっていることを!)
千尋さん。‥‥最後の手がかりを
いただきたいと思います。
千: ‥‥いいわ。
うばってみなさい。私から。

(「犯人について」を聞く)
成: 千尋さん‥‥。
千: なあに?
成: 千尋さんには‥‥
心当たりがあるんですね?
この事件の真犯人に。
千: ‥‥‥!

(サイコ・ロック 錠3つ)
千: どうして‥‥そう思うの?
成: (人のヒミツが見えるのも、
ツラいときがあるな‥‥)
千: ‥‥どうやら‥‥あなたの
考えを聞くときが来たようね。
成: そのようですね‥‥。
(千尋さんと‥‥勝負だ!)

(「明日の裁判」を聞く)
千: 明日の開廷までに、どうしても
知っておくべきことがあるわ。
成: 真犯人が、どうやってあの部屋に
入って霧崎先生を殺害したか‥‥?
千: そうね。
そもそも、犯人はいつ<<対面の間>>
に入りこんだのか‥‥?
霊媒が始まってからは、あなたたち
が部屋の前にいたわ。
成: ということは、犯人は、霊媒が
始まる前から、あの部屋に‥‥?
千: そう考えるのが自然ね。
成: でも、真宵ちゃんは
”だれもいなかった”って‥‥
千: ‥‥そうね‥‥。
とにかく、犯人の行動を立証
できなければ、勝ち目はない。
成: (ううん‥‥)

(「倉院流霊媒道」を聞く)
千: ‥‥どうしたの?
霊媒に興味を持ったのかしら。
成: 今回の事件では、霊媒が
”当然あるもの”になっています。
なんだか、どうも
ナットクできなくて‥‥。
千: ‥‥それがフツウよ。
”霊媒”なんて術は、日常の
近くにあるべきじゃないわ。
成: そうなんでしょうね。
千: 生前の人のすがたに変身する力は、
とおい祖先が手に入れたの。
アヤサト キョウコさま
っていうんだけど。
成: ‥‥その名前、聞きました。
千: アヤサトはもともと、神に仕える
血筋の家だったの。
キョウコさまは、生まれた
ときから”さだめ”があった。
”神のもとに供えられる子”
という”さだめ”。
彼女の魂は、今もツボに
封じこめられているの。
ろうかにかざってあったでしょ?
彼女の名前が書かれているわ。
成: はあ‥‥。
千: そんなカオしないで。
‥‥おとぎ話よ。
成: (千尋さんだって、
おとぎ話みたいだよな‥‥)

(「真宵の勾玉」をつきつける)

(犯人について)
千: ‥‥なるほどくん。
私が、だれかの情報をかくしている
‥‥そう思っているんでしょう?
成: ‥‥そうです。
千: 聞かせて。私は、だれのことを
かくしているのかしら?

(「綾里 キミ子」をつきつける)
成: もちろん、キミ子さんですよ。
‥‥千尋さんがかばおうとする
人物は、他にいません。

(錠1つ 解除)
千: ‥‥ミゴトね。でも‥‥
おばさまは犯行の時間、
あなたといっしょにいたのよ。
これ以上たしかなアリバイはない。
成: そうですね‥‥。
千: それならば、見せて。
おばさまがアヤシイという証拠を。

(「黒いカギ」をつきつける)
成: そのコンキョは‥‥
この黒いカギです。
千: ‥‥‥‥‥‥
成: このカギは、霊媒が始まるまで、
真宵ちゃんが持っていました。
それがいつのまにか、庭の
焼却炉に移動していた。
千: ‥‥たしかにそうね。
成: 警察を呼びに行ってるあいだに、
それができたのは、1人だけ。
真宵ちゃんを介抱していた
キミ子さんです。
千: ‥‥‥‥‥‥
成: どうですか?
千: ‥‥それだけでは弱いわね。
成: え‥‥?
千: そのカギはいつ、
あの焼却炉に移動したのかしら?
もしかしたら、事件が起こった
ずっと後かもしれない。
成: ずっと‥‥後?
千: 落ちていたカギをだれかが拾って、
焼却炉に捨てたのかもしれないわ。
成: ‥‥そんな‥‥。
千: 少なくとも、あの検事なら
それぐらいは切り返してくるはず。
そのカギの他に、ないかしら?
キミ子さんを示す証拠は?

(「布きれ」をつきつける)
成: キミ子さんを指し示す
もう1つの証拠は、これです。
千: ‥‥‥‥‥‥
成: これも、わたりろうかの
焼却炉から見つかりました。
真宵ちゃんの装束と同じモノです。
‥‥そして、少し血がついている。
千: でも、真宵のものとは
かぎらないんじゃないかしら?
成: 真宵ちゃんはこう言ってました。
『霊媒中、カギは
たもとに入れておいた』
‥‥そのカギが、この布きれと
いっしょに焼却炉から見つかった。
ということは、この布きれは、
真宵ちゃんの装束なんです。
千: でも‥‥逮捕されたとき、
真宵はちゃんと装束を着ていたわ。
成: 着せ替えられたんです。
千: 着せ替え‥‥。
いったい、なぜ?
成: それはわかりません。
でも‥‥それができた人物は、
たった1人です。
千: 真宵を介抱していた人物‥‥。
おばさま、というわけ。

(錠1つ 解除)
千: ‥‥ミゴトね。なるほどくん‥‥。
成: ありがとうございます。
千: その2つの証拠があるかぎり、
おばさまは疑わしくなるわ。
‥‥でも。
成: で、でも‥‥?
千: 最初にも言ったとおり、
おばさまにはアリバイがあるわ。
成: ええ‥‥。キミ子さん、ぼくたちと
いっしょにいましたからね。
千: 最後に聞かせて。
‥‥確証はなくてもいいわ。
おばさまが犯人だというのなら、
その犯行の方法を教えて。
成: 犯行の方法‥‥
千: あなたの考えを聞きたいの。
おばさまが、霧崎先生を殺害する
ために必要だったのは‥‥?

(「葉中 のどか」をつきつける)
成: ‥‥葉中 のどか。
彼女こそ、最後の答えです。
千: つまり、おばさまと
のどかさんは‥‥?
成: 共犯だったんですね!

(解除成功)

(「犯人について」を聞く)
千: ‥‥ずっと気になっていたわ。
この犯行は、ふつうの人には
絶対にムリ。
綾里屋敷のことや、倉院の里の
しきたりを知っていなければ、ね。
成: ‥‥でも、キミ子さんには
アリバイがあった‥‥。
千: そう。だから、どうやったのか
わからなかったわ。
のどかさんのことを
知るまでは‥‥。
成: でも‥‥1つだけ、
大きな問題がありますよ。
千: ‥‥問題? 何かしら?
成: 動機です。
なぜキミ子さんが、霧崎先生を
殺害しなくちゃならないんですか?
それも、のどかさんと
協力してまで‥‥。
千: ‥‥‥‥‥‥
成: (‥‥千尋さんも、
わかっていないのか‥‥)
千: ‥‥1つだけあるわ。
可能性が。
成: え!
千: あなたも考えてみて。
おばさまがなぜ、
こんな事件を起こしたのか?
しかも、こんな
手のこんだ方法を使って。
成: ‥‥それは‥‥?
千: そのカギは‥‥、
母がにぎってるわ。
成: ‥‥おかあさん?
ぼくのですか?
千: 何をバカなこと言ってるの。
私の母よ。‥‥綾里 舞子。
成: (千尋さんと真宵ちゃんの
おかあさん‥‥?)
千: ‥‥さあ。
ついに、すべての手がかりが
そろったわ。
‥‥あとは、勝つだけ。
明日、すべてがあきらかになるわ。
成: は‥‥はい!
よろしくおねがいします!


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