第3話『逆転のレシピ』第2回法廷(その3) −横道−

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
須々木 マコ…橙
芝九蔵 虎之介…紫
鹿羽 うらみ…灰
本土坊 薫…桃
五十嵐 将兵…紺
小池 けいこ…黄
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成「それなら‥‥この証拠品の
指紋、詳しく調べてもらえますか?」

(間違った証拠品を選択)
真: ちょ、ちょっと待ってよ
なるほどくん!
せっかく指紋を調べるんなら、
こっちにしようよ!
糸: それは‥‥今朝、自分が
持ってきた小ビン、ッスな。
成: キッチンで拾った、
岡 高夫の耳のクスリ‥‥か。
真: <<正体不明の指紋が付着>>って
法廷記録に書いてあったし。
糸: そッスね! ジツは
自分も気になっていたッス!
真: いっちょ、たのみますよ!
イトノコさん。
成: あの。ぼくが見せた証拠品は‥‥?
糸: ああ。そっちも、ヒマがあったら
調べてみるッス!
成: (ひ、ヒマがあったら‥‥)

(証拠品<<小ビン>>を
イトノコ刑事にあずけた。」に合流)



(事件当日のアリバイ)
虎: 『殺人事件なんて言われても、
ワイはなんにも知らんでェ。』(証言1)
『去年の12月は忙しくてなあ。
ずっと事務所におったからのぉ。』(証言2)
『カリヨーゼには毎日、カネを求めて
シャチョーさんが行列を作るんや!』(証言3)
『‥‥ワイのアリバイなら、
うらみちゃんが証明してくれるで!』(証言4)
『事件当日もトーゼン、事務所や。
そんなワカゾウ、見たコトないワ!』(証言5)

(「証言1」をゆさぶる)
成: 吐麗美庵の事件を知らない‥‥
そんなハズはありません!
虎: ほっほお‥‥オモロイこと、
言うてくれるなァ‥‥。
ワイが、そのケチな事件に
関係しとる、言うつもりなら‥‥
ショーコ見せんかいコラァ!
成: しょ‥‥証拠‥‥ですか。
虎: <<法廷で発言力を持つのは
証拠だけ‥‥>>
『入門シリーズ・弁護士になろう』
に、そう書いてあったでェ!
裁: お! 証人。なかなか
ベンキョウ家ですなあ。
ゴ: クッ‥‥! 弁護をたのんだら
どうだ? まるほどう‥‥
成: (くやしいな‥‥どうする?)

(「さらにゆさぶる」を選択
(証言3、4も同じ))
成: ‥‥証人ッ!
虎: なんじゃいィィィィッ!
成: あの‥‥。よろしかったら、
もう少し詳しく証言を‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥無用なゆさぶりは不要‥‥
ヤクソクだぜ、まるほどう!
裁: 証拠を持たないゆさぶりは
禁じているはずです。
‥‥ヤクソクどおり、
ペナルティを与えましょう。

(ペナルティ)
成: (やりにくいな‥‥)
裁: それでは、証人。
もう一度、最初から証言を
おねがいできますかな?
虎: ワイの時間は高いんや。
わかっとるやろうなァ‥‥
バスに間に合わなかったら、
セキニン取ってもらうでェ‥‥
成: うううう‥‥

(「証言1」をゆさぶる)

(「やめておく」を選択
(証言2、3、4も同じ))
成: (‥‥先の見えないゆさぶりは
キケンだ‥‥
今は、他の情報を見つけた
ほうがいいな‥‥)
裁: それでは、証人。
もう一度、最初から証言を
おねがいできますかな?
虎: ワイの時間は高いんや。
わかっとるやろうなァ‥‥
バスに間に合わなかったら、
セキニン取ってもらうでェ‥‥
成: うううう‥‥

(「証言3」をゆさぶる)
成: そんなに客が来る
ものなんですか? 闇金融って。
虎: 今日び、小さな会社は
経営が苦しいからのお。
ワイは、そんなシャチョーたちの
あたたかい味方なんや。
裁: ほうほう。
それはカンシンですなあ。
虎: <<三日坊主>>‥‥それが、
カリヨーゼのモットーやからな!
裁: みみ、三日坊主‥‥?
それは、どういうイミですかな?
虎: ”つかまえた客は、3日で
丸坊主にムシる”というコトや。
成: (‥‥どこが
”シャチョーの味方”だよ!)
虎: ‥‥つまりッ!
そのニイちゃんのギザギザ
アタマも、あと3日したら‥‥
ああ(裁判長)なる、言うコトやッ!
成: ‥‥ぼく、お客じゃ
ないんですけど‥‥。
(カリヨーゼのこと、
もっと聞いてみるか‥‥?)

(「証言4」をゆさぶる)
成: ”うらみちゃん”というのは、
あの<<鹿羽組>>の‥‥
虎: せやで。コワいでェ、
あそこの組長さんは‥‥
アンタがうらみちゃんを
疑ってると知ったら‥‥
組長の‥‥‥に‥‥‥されるでェ。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥
あの‥‥語尾がよく
聞こえなかったんですけど。
真: ちょっと”うらみさん風”
だったね、今の。
成: (今は、彼女のことを聞く
ときではない気がするけど‥‥)

(「証言5」をゆさぶる)
成: 岡 高夫を知らない‥‥
本当ですか?
虎: ワイの取り引き相手は
シャチョーさんだけや。
‥‥アンタもどうや、
シャチョー!
裁: え! わ、私ですか!
虎: ぽぉんと2000万ぐらい、
つまんでおかへん?
裁: ふむう‥‥。たしかに。
裁判長ともなれば、外車のひとつも
成: (考えこんでるよ‥‥)
真: ショーバイ上手だねえ、
ゼニトラさん。
成: こっちも、ショーバイ上手で
行かないとね。
真: ぽぉんと証拠品の1つも、
たたきつけておかへん?
成: (そんなカンタンに
行けばいいけど‥‥)

(証言後の一言)
真: 関係ないところをゆさぶると、
もれなく500万円もらえるんだ!
成: ば、バカ言え! おこづかいで
返さなくちゃいけないんだぞ。
真: ナニよそれ!
バカにしてるよ!
成: (500万円もらうつもりでいる
ほうが、バカにしてるぞ‥‥)
‥‥できれば、ゆさぶらずに
スパッと決めたいな。
真: でも‥‥ムジュンなんて
あるかなあ、この証言‥‥。
成: (たしかに、アキラカな
ムジュンは見あたらない。
とにかく、攻撃の突破口を
作るしかないな‥‥!)



(被害者・岡 高夫について)
虎: 『ワイはウソはつかへん。
岡 高夫に会ったことはないで!』(証言1)
『たしかに‥‥そんな名前のオトコに
融資の相談は受けたけどなぁ。』(証言2)
『会うヤクソクはあった。ただし‥‥
その場所は<<カリヨーゼ>>やで。』(証言3)
『事務所で待っとったんやけど、
ケッキョク、現れなかったんや。』(証言4)
『ワイは、行ったことないでェ。
<<吐麗美庵>>とかいうレストラン。』(証言5)

(「証言1」をゆさぶる)
成: しかし! 岡 高夫さんの
カレンダーに、あなたの名前が‥‥
虎: ウマのカレンダーがなんじゃい!
こっちは<<トラ>>やでェ!
そんなウマなんぞ‥‥
このトラが食ったらァァッ!
裁: いやいや! 証拠品を食べる
証人がありますか!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いや。そういえばムカシ、
1人だけ、いたような‥‥
成: とと、とにかく!
被害者に会ったことがないのなら、
このメモの説明をおねがいします!

(「証言2」をゆさぶる)
成: ‥‥おかしいですね。
彼の会社の社長の話では‥‥
12月3日は、<<返済の期限日>>
‥‥つまり。
<<借りる>>相談ではなくて
<<返す>>話をするはずだった‥‥
虎: あ‥‥ああ。
そうやったかもしれんなぁ。
まあ、なんにせよ、たしかに
12月のはじめのコトやったワ。
成: それじゃあ‥‥
岡 高夫に会ったワケですね!
虎: ‥‥あわてちゃアカンで、
ニイちゃんや‥‥。

(「証言3」をゆさぶる)
成: ‥‥<<吐麗美庵>>じゃ
なかったんですか?
虎: なんで、そんなレストラン
行かなアカンねん。
話があれば、ウチの事務所で
すればエエ。
‥‥ゴツいサンドバッグもあるし。
成: (ゼッタイ行きたくないな‥‥)
じゃあ‥‥事件当日は、
事務所にいたわけですか?

(「証言4」をゆさぶる)
成: 現れなかった‥‥?
ゴ: クッ‥‥! トーゼン、だぜ。
現れたくても‥‥死んでた
ワケだからな。レストランで。
成: あなた自身は、吐麗美庵に
行かなかったんですか?
虎: ほほお。このゼニトラに
アヤをつける気ィか‥‥?
成:え‥‥。
虎: 今度、ウチの事務所で
ハラぁ割って語り合おかァ。
‥‥ゴツいサンドバッグもあるし。
成: い、いえいえ!
エンリョしておきます!
虎: ええかァ! これだけは
言うとくでェ‥‥。

(「証言5」をゆさぶる)
成: 行ったことがない‥‥
一度も、ですか?
虎: せや。トーゼン、事件当日も
事務所にいたで。
ワカゾウのコーヒーに、毒なんぞ
入れられるワケ、ないのォ。
裁: ふむう‥‥。

(証言後の一言)
真: 岡 高夫さんと会ったコト
ないのかなあ。ゼニトラ‥‥。
成: そんなハズはないよ。
この事件は‥‥アイツが
仕組んだことなんだからね。
真: じゃあ、今の証言って、
やっぱり‥‥ウソ?
成: モチロンさ。アイツに
考えるヒマを与えないように‥‥
どんどん攻めていこう!